先月、旅行で東京から久し振りに新幹線に乗りました。新幹線に乗る度に感じることですが、どうしても「作業感」が拭えません。
別に非難するつもりもなく、それだけ新幹線が日常的な乗り物になっていることの証拠なのでしょうけれど、旅情を感じる乗り物ではなくて、あくまで移動するための乗り物です。
東北・上越新幹線にあるグランクラスの車両なら、高級な特別感を感じられるのかも知れませんが、少なくとも東海道新幹線の普通車は、旅行時に乗っても、現在地から目的地に移動するために乗っている、という感じが強いです。
味も素っ気もない車両やシートだからかも知れませんが、私自身が以前、仕事で新大阪・東京間を何度も行き来してた記憶がそう感じる要因の一つなんでしょう。
昔の新幹線には食堂車も個室もあり、2階建て車両もあったりして楽しむ要素を持っていましたが、今はグリーン車が多少快適なくらいでしょうか。
そもそも鉄道、特にJR各社はどこも経営のために人を乗せることに特化しています。夜行列車も寝台急行も無くなり、寝台特急もサンライズ瀬戸・出雲が唯一残るだけです。
地方鉄道には観光客向けの列車を運行しているところが少なくないですが、いずれも乗車時間はさほど長くありません。
今でもJRの長距離列車で楽しむ術はありますが、気軽にいつでもどこでもというものではなくなりました。時代の流れと言えばしょうがないのですが。
近い将来、リニア新幹線が運行開始となり、今以上に高速移動が当然の時代になると、
「新幹線は楽しかった」
という感想を持つようになるのでしょうかね。
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