イスラエルによるパレスチナにおける事実上の戦争により、イスラエルはもちろんのこと、その支援をするアメリカに対しても、やはりイスラム圏では否定的な見方がより一層広がっているようで、こういったボイコットも起きているそうです。
https://jp.reuters.com/markets/global-markets/DQU5RGI3MVOLLJRNZMA5LHYGQI-2024-09-06/
イスラム教徒がコーラを飲まなくなったところで、イスラエル軍がハマスとパレスチナへの攻撃を止めるわけがないのは誰だってわかっているでしょうけれど、アメリカを連想させるものが嫌なのでしょうかね。だったらマクドナルドとかスターバックスコーヒーなんかも当然、イスラム圏ではやっていけないはずなのですが。
それよりも、こういうボイコット運動の拡散自体は、おそらくはアメリカ原産の「パーソナルコンピューター」と「スマートフォン」及び「インターネット」と「ソーシャルネットワークサービス」によって行われています。いずれも20世紀後半から21世紀前半にかけて、資本主義と自由主義の超大国であるアメリカ合衆国が生み出し、普及させた偉大な発明品です。
「アメリカ発のコカ・コーラとペプシコーラを飲まないようにしよう!」
と、スマホにインストールしたSNSアプリを通じて呼びかけても、矛盾には感じないのでしょう。
これは、イスラム圏においても、情報インフラとしてインターネットとコンピュータが欠かせない存在になっていることを表すものですし、このようなSNS上で呼びかける自由主義的精神すらも、アメリカのネット上の言論の自由に感化されていると言えなくもないでしょう。
特定の商品やサービスのボイコットは簡単です。しかし、そのボイコットを呼びかけるために利用するインフラや、ボイコット運動やその呼びかけそのものの精神といった、より根源的なものは、ボイコットすることが出来ないのです。
見方を変えれば、その点まで他国やその文化に大きな影響をもたらしている、アメリカ的自由資本主義の強大さを感じずにはいられません。トランプや保守系のアメリカ人がよく言う、「偉大なアメリカ」という言葉がありますが、前述のようなインフラや精神的なものこそ偉大であって、アメリカ国内での白人の雇用を確保して他人種を排除することが偉大とは思えません。
多くの面で問題を抱えつつも、まだアメリカは偉大であると思うのですけれど、そう思わない人もいるんでしょうね。
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