アメリカ大統領選挙が行われました。
まだ100%の開票となったわけではありませんが、共和党候補のトランプ元大統領の再選が決まりました。
まず最初に自分の政治的ポジションを書きますと、自分がアメリカにいて有権者だったとしたら、少なくともトランプ氏には投票しなかったでしょう。4年前の選挙で敗れた後、自身の支持者を煽って連邦議会を襲撃させ、被害者も逮捕者も出した挙げ句に知らんぷりを決め込むのは、大国のリーダーとしてはふさわしくないと思っています。
それはそれとして、結局、民主党や民主党よりのマスメディアやリベラル層知識人は、なぜトランプ氏が2016年・2020年・2024年の選挙でアメリカ人の約半数の支持を集めているのか、理解しないまま戦ってきたのだろうなと感じました。
民主党系・リベラル層の人たちは、トランプ支持者や彼に投票する人たちのことを、8年間ずっと、愚かで・排外的で・女性蔑視で・多様性がない差別主義者だと蔑むだけで、本当に実情を見ていたのかなあと思ってしまいます。
ここから4年間、トランプ政権の時代になるわけで、民主党としては2年後の中間選挙で勝つことが手短な具体的な目標になるんでしょうけれど、もしかして、
「トランプが2期目を終えたら次は楽に勝てる」
と思ってたりしてないですかね。トランプの後継者がトランプよりも与し易いとは限らないのですが、さすがにそこまで脳天気な楽天家集団だとは思いたくないですね。
実際のところは、戦略的に考えたからこそ現職のバイデン大統領を引きずり下ろしたのでしょうけれど、だったらもっと早くしておけば良かったのに、と思わざるを得ません。
準備も人気もない状態でハリス氏が民主党候補の地位を受け継いだ時点で、もうダメだと思いましたけれど、大敗北というほどには負けていないことだけは、民主党にとっては4年後の希望につながるでしょうか。僅差での敗北でもなく、惜しさの欠片もありませんでしたから、次の選挙でハリス氏が立候補するか知りませんけど。
共和党にしろ民主党にしろ、トランプ支持者にしろハリス支持者にしろ、あるいは第三勢力の支持者にしても、なんというか理性よりも感情最優先の戦いだったかなあと、はるか遠くの極東に住む一人のオッサンとしては思います。
そもそもアメリカ合衆国という国を理性と規律によって運営されている思ってはいけないですね。結構感情によって動く国であり、感情に直結して操作するSNSは、アメリカで生まれるべくして生まれたというべきなんでしょう。
かつて、フランスからアメリカに渡りアメリカの民主主義について称賛と警告を与えたトクヴィルは、今のアメリカを見たらどう思うんでしょうね。今のフランスよりマシだと思うかどうか・・・。
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