森保ジャパンの連勝記録は、10月に行われたホームのオーストラリア戦で残念ながら途切れました。記録はいつかは途切れるものですので仕方ありませんが、あまり試合内容もそれまでより良くなかったことは、連戦の2試合目であることが幸いしたと思います。良くない状態で次の試合が数日後にあるというのは、不確定要素が増えてしまいます。
1ヶ月経って、十分に対策も立てたであろう日本代表は、この11月の2試合が最終予選の折り返しとなります。しかも2試合とも近場とは言えアウェイ戦です。
まず1試合目のインドネシア戦は、DFラインの怪我人が危惧されましたが、橋岡・板倉・町田の3バックとなりました。中盤から前はワントップの小川航基以外はいつものメンバーです。
対するインドネシアは、プチオランダ代表とも言うべき、インドネシアにルーツがあるオランダ人の帰化選手を大量に入れたチームに様変わりしています。
画面越しに見ても明らかに豪雨の中で前半が始まりました。
戦前の予想通り、日本がボールをキープし続ける展開でしたが、9分、カウンターで板倉の処理ミスから1対1のピンチを招くも鈴木彩艶の完璧ブロックで事なきを得ます。最初の決定機がインドネシアだったのは中々の驚きです。
18分、堂安のクロスに小川のヘッドは枠の外。これまでで一番のチャンスだったかも。
豪雨や芝生の状態もあるのでしょうが、インドネシアの、というかシンテヨン監督の術中にハマっている観がある試合内容になっています。
22分には鎌田のシュート、24分には堂安のシュートもあり、ようやく落ち着いて相手のサッカーに対応出来つつあるでしょうか。
そして35分、ついに日本が先制。オウンゴールでしたが、DFが触らなければ上田が詰めていたのは間違いありません。事実上のアシストは鎌田でしたが、彼があの位置でボールを前を向いてフリーで持ったら何でも出来ますな。その前の守田の背面ヒールパスも見事。
40分には左サイドの三笘からのパスに、南野が走り込みながら上手く合わせて2点目ゲット。
前半は0-2と日本のリードで終わりました。前半序盤の立て続けのピンチでも失点しなかったことがこの結果を生んだといっても過言ではありません。45分を通じて最も良かったのは鈴木彩艶でしょう。
後半から、日本は前田大然を南野に代えて投入。得点は取ったもののプレーに満足いかなかったのか、もしくはコンディションの問題か分かりませんが、三笘を中に入れて前田が左の大外に張る形ですから、相手とのマッチアップの問題でしょうか。
49分、プレスに対して相手GKが守田にプレゼントパス、これを落ち着いてシュートすると相手DFの股を抜いて、というかクリアミスもあってゴールが決まり0-3となりました。
正直なところ、勝敗の行方はこのゴールで決まりました。もちろん油断大敵ですが、今の日本代表はここから3点取られるほどの油断はしないチームです。
61分、森保監督は三笘と堂安を下げて菅原と伊東をピッチに送り出しました。同じくインドネシアも選手交代で流れを変えて得点を狙いに来ます。
60分台はインドネシアのペースで何度もチャンスを作られますが、ラストパスの精度が低く日本にとっては最後は楽に守れています。
しかし69分、右サイドを伊東とのワンツーで抜け出した菅原が、溜めて溜めて最後はニアサイドをぶち抜く全力シュートでゴールを奪い、これで0-4になりました。
73分にはカウンターから最後はフリーでシュートを打たれるも彩艶の正面で難なくキャッチ。
79分には小川・鎌田から大橋・旗手に交代。いよいよクローズですね。
4分のアディショナルタイムを終えて試合終了。これで最終予選を半分終えて、4勝1分勝ち点13と独走です。というか2位以下が日本の半分未満の勝ち点しか取っていない異常な組になってしまいました。
今日の試合は、最初のピンチで失点していたら、もっと厳しい内容と結果になっていたはずで、今日のマンオブザマッチには鈴木彩艶を選びたいです。
インドネシアは対策は立ててきていて、それは半ば成功していました。DAZNの実況・解説も言っていましたが、スコアほどの内容の開きはないということは確かです。細かく言うと、インドネシアは戦術的な準備・対策は日本以上にやってきて、ほぼ出来ていたと思いますが、選手個々の質の違いが、この点差の理由の一番でしょう。自陣と敵陣のゴール前でのプレーの精度の差が、そのまま得点に表れたような試合でした。
ちなみに、日本のパスサッカー対策なのか、芝生がモコモコ状態になっているため、かえってインドネシアの選手たちもチャンスで何度もキックミスをして、逆に日本は最後のラストパス、シュートで落ち着いていたため、結果的にはこういう得点差になったように感じます。他のチームには通用したかも知れませんけれど。
さて、次はアウェイ中国戦です。日本・サウジ・オージーに負けて絶望のスタートながらも、インドネシア・バーレーンを倒して勝ち点6の4位にまで浮上してきた中国代表です。折り返し時点でオージー・サウジと同勝ち点なんて中国のサッカーファンも予想外だったかも知れません。少なくとも、日本以外の5チームで最も好感の持てる覚悟を決めたサッカーをしていると思います。
19日の中国戦も勝って、出場権獲得目前にまで持っていってくれるものと思いますが、サッカーは何が起こるか分からないのですよね。
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