具体例、丸暗記、根本的理解のいずれも必要な法律の勉強

私がかつて受験した行政書士試験や宅建試験では民法も試験範囲に含まれるのですが、その中でも「他人物売買」に関しては、最初勉強したときはちょっと面食らいました。

自分が所有していない物品を売る契約なんて何でアリやねん。

そう感じたのは私だけではないと思います。ただ、これはよくよく考えると当たり前のことで、誰もが経験しているはずでもあります。

具体的には、例えば家電量販店の店頭にない家電製品を、店員さんにお願いして取り寄せてもらう注文をしたとき、いわゆる他人物売買をする契約をしたことになります。

じゃあその時点でその製品は誰のものかというと、家電メーカーや卸売業者のものです。家電量販店のものでもなく、当然ながら発注した自分のものではありません。

そして実際に製品が届いて店頭に届くとそのお店の所有物となり、お金を支払えば購入した自分のものになります。

こう書くと他人物売買は何の問題もないな、と思います。一昔前に流行ったドロップシッピングなんかもまさにその通りです。アレはアレで買えない場合や価格が乱高下したときに問題になるのですが、何事も無く取り引きできれば何の問題もないビジネスです。

こういう具体例を知っていたり、想定したり、思い出したりすることが出来れば、法律、特に民法については理解度が進みます。

とはいえ、そういう具体例にいつも気が付くかというと、それはそれで難しいです。また、民法以外、例えば宅建で言えば宅建業法、行政書士試験で言えば行政法のように、自分の生活にあまり関わらない法律を学ぶときには、具体例作戦も通用しません。

そういう勉強を進める中で、テキストや解説を読んでも上手く理解出来ない場合、いわゆる消化不良のような状態になってしまいます。

何かを勉強する際に、
・とりあえず何も考えずに丸覚えしてしまえる人
・根本的なところから理解出来ないと覚えられない人
この2パターンに分かれることがあります。そして、先に書いた「消化不良」な事柄に出くわした際に、より困るのは2番目の人の方です。

前者の場合はとにかく強引に丸暗記してドンドン学習を進められるので良いじゃないか、と思ってしまいますが、体系立てた理論的な理解が欠けているので、新傾向の問題が出ると太刀打ちできなくなりかねません。

どちらも出来る(とりあえず丸覚えしつつ根本的な理解も進めていく)というやり方が出来れば、一番良いですし、さらに言うと冒頭に取り上げた具体例もすぐに思いつくような人は最強ですね。

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