私自身は大人になってからサッカーファンになったので、自分が古参のサッカーファンだという自覚はないのですが、1994年のアメリカワールドカップの話をする以上、自分が結構なオジさんだという自覚をせざるを得ません。
日本サッカーの最も大きな悲劇である「ドーハの悲劇」は、1993年10月28日に起きました。このイラク戦によって日本代表は翌年に開催される1994年ワールドカップへの出場が叶わなくなりました。
日本が出なかったものの、Jリーグブームによってサッカーファンになった人々が多く視聴した1994年のワールドカップは、アメリカ合衆国で行われました。6月~7月に行われるサッカーの試合は、北半球であれば通常は夕方から夜にかけて行われるものですが、欧州視聴者層の時差を考慮したため、真夏のアメリカでの昼間の開催という無謀なスケジュールになりました。
酷暑の中での試合ということで、当時でもかなり批判を浴びていましたが、少なくとも試合中での暑さによる悲劇は起きなかったようです。屋根さえあれば、とは思いますが、アメリカ開催ということで試合会場がアメリカンフットボールのスタジアムが多く当てられました。しかし、NFLは秋~春に行われるため、雪対策もあってか、スタジアムにはむしろ屋根がありません。ということで、選手どころか観客もギラつく太陽の下で試合観戦していました。
そして30年余経って、再びアメリカの地がサッカーで注目を浴びることになりました。リニューアルされたクラブワールドカップです。
本日未明に決勝戦が行われ、チェルシーがリニューアル後の初代王者に輝きました。アジアの中の1チームとして我らがJリーグからは浦和レッズが参加しましたが、結果としては残念なものになりました。ただ、ガンバサポーターとしてはやはり羨ましい限りです。
それはともかく、今回のアメリカ開催のクラブワールドカップでも、やはり夏のアメリカの酷暑が問題になっています。
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202507120000207.html
どうしても欧州でのゴールデンタイムに合わせて試合を行うには、真夏のアメリカで昼間に試合をする必要があります。30年経っても結局同じ問題が噴出してきているのは、FIFAが無能と言わざるを得ません。そもそも何でアメリカ開催なのかというと、来年の北中米ワールドカップの前哨戦ということもあるのでしょうが、1994年の時点でも暑かったのに、さらに地球温暖化が進んだ現時点では相当に無理を選手に課すことになります。
カナダ開催の試合はもう少しマシなのかもしれませんが、試合会場によって消耗度が異なるとすると、それはそれで不公平でしょう。
前回のカタール開催では中東という暑さが厳しい地域であるため、12月開催になりましたが、もう冬開催は当然の時代になってくるのかもしれません。
日経新聞の武智氏も書いていましたが、
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD08DTP0Y5A700C2000000/
夏が暑い地域でのワールドカップは冬開催を義務とすべきなんじゃないですかね。来年の北中米ワールドカップでとんでもない悲劇が起きないことを祈ります。
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