リーグ戦国外開催を認められるか?

欧州の強豪リーグにおいて、リーグ戦の国外開催が行われることになり、波紋を広げています

スペインのラ・リーガのビジャレアル対バルセロナをアメリカで、イタリアのセリエAのミラン対コモの試合をオーストラリアで開催することをUEFAが承認したそうです。

UEFAが本来禁止している国外開催を認めたのは、裁判になって敗訴したら、ビッグクラブが一斉にその流れに乗ってしまうから、苦渋の決断でやむを得ず限定的に認めたとのことです。

かつてのボスマン判決やそれ以外にも判決・判例によってサッカー界が大きく変わることはありました。揉め続けて裁判になると、負けたら終わりだという危機感から、妥協案として行われる国外開催ということですが、これで成功したら成功したで、当該クラブ以外も実施しようと躍起になるでしょうし、失敗したら失敗したでUEFAの閉鎖性が原因だとか言って非難してくるんじゃないですかね。

どっちにしろ本気でやる流れが生まれたらどうしようもないんじゃないでしょうか。

アメリカのスポーツではMLBが開幕戦を日本でやることには日本人はもはや慣れた感がありますし、NFLが国外での試合を年間数試合行っています。野球なら試合数が多いので2,3試合をホームスタジアムでしなくても騒ぎにはならないかも知れませんが、試合数の少ないNFLでも国外開催やっているのは驚きですが、地元のファンは文句言わないんですかね。

放映権料を含めた収入源の多様化と増加を求めて、プロスポーツが市場を切り開いていく動きは、特定のスポーツや特定の国・リーグに限ったことではなく、トップクラスのところでは今後も盛んになっていくのでしょう。

とはいえ、リーグやクラブがその方向で動いたとして、それをファンが認めるかどうかは別問題です。プレシーズンマッチの集客ツアーは今では当たり前になってきましたけれど、ファンの心情的にはクラブ財政のためと言われても難しいのではないでしょうか。

そもそも、過密日程が選手を苦しめている!とクラブチームと代表チームがお互いに罵り合っている状況なのに、数千キロ(もしくは数万キロ)を移動して試合をしてまた戻ってくる試合日程を作り出しておいて、過密日程批判もないでしょうに。

「そのためのスーパーリーグ構想だ!」と言いたいのかも知れませんけれど、ビッグクラブがこの方向性で動いていくのなら、スーパーリーグの試合は全世界を回っていくツアーのようなリーグ戦になる可能性だってあります。そんなクラブを地元ファンは応援しないでしょうけれど、世界中にファンがいるビッグクラブの経営陣にとっては地元ファンなんて誤差の範囲なのかも知れませんね。

しかし、今のJリーグは欧州トップクラスのリーグのビッグクラブとは経営規模でも大きな差がありますが、もし、どこかの国のプロモーターからリーグ戦の国外開催を持ちかけられたら、断るでしょうか?

もしそうなったら、その試合の当該クラブのファン、サポーターは賛成するでしょうか?

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