
「奇策は死を招く」
私が好きな作家の好きな小説の一節です。今日の試合を見て序盤のうちにはこの言葉が浮かんできました。
前節、タイでのアウェイ戦から中2日で鹿島とのアウェイゲームを、5バックの奇策で相手を翻弄し、後半終了間際のPKも防いで勝点をもぎ取って帰ってきたガンバ大阪でしたが、同じ奇策を次節にも使用してみたところ、対策十分のレイソルに開始1分から完全に守備組織をぶち壊されてしまいました。
明らかに最初から守備も攻撃も全く駄目な状況が続いていたのですが、ポヤトス監督が手を打つことなく、時間が経過していき、それにつれて失点も増えていきました。
守備時に5-4-1になるこの奇策は、後ろが非常に重たく、前線でのチェイスがヒュメット一人になってしまい、プレスがかからない状態で柏が全体的に押し上げるのを許してしまいました。
鹿島戦では前線に山下という稀代の飛び道具がいたため、スルーパス一本で相手をビビらせることが出来たものの、今日のメンバーではカウンターも出来ずじまいでした。チャンスもほとんどなかったですが、宇佐美が決めたあのシーンがオフサイドでなければ、もうちょっとマシな試合になったかも知れません。
前半、相手の攻勢になすすべなく対処できなかったポヤトス監督が、後半開始も同じフォーメーションで同じメンバーでチームを送り出したのには驚きました。
本当に驚きました。
マジで驚きました。
前半45分を0−3でボロボロにされた中身そのままで後半開始して、案の定、しっかり崩されて失点しました。そりゃそうやろ。
0−4になったところで、突然慌ててジェバリと山下を入れたのが謎でしたが、もうどうでもいいです。0−4になったところで今日の試合は終了です。実際には最後にPKで1点取られたので0−5にまでなりましたが、4失点目以降の采配や起用については何も言う気はありません。
ポヤトス監督の悪いところは、試合前に準備してきたことが前半のうちに効かなかった時に、すぐに修正できないところです。ここ数試合、前半に失点しても後半に逆転できていたのは、修正よりも相手チームが下位だったからというのが大きかった、と言わざるを得ません。今日の試合見たら誰だって、「上位には通じないサッカー」なんだなと思います。
鹿島戦では活きたマジックも連続して見せればタネがバレて当然です。従来の4バックで挑んでいたとしても、チームとして差がある柏相手にどこまで通用したか分かりませんが、少なくとも早々と3点取られて事実上ゲームが終わるようなところまではいかなかったかも知れません。
今日の試合結果は、ガンバの今シーズンにおける上位進出の可能性が終わったことを示すものとなりました。ラスト4試合を4連勝しても3位止まりで、そもそも上が詰まっているので4連勝しても5位6位が関の山です。
むしろこれからはACL2に全力を注がねばなりません。ACL2もグループリーグは残り4試合です。明確に優先順位を決めてほしいです。スポンサーとかサポーターとかのために公言は出来ないでしょうけれど。
次は22日水曜のACL2 ナムディン戦です。
まさかまた5バックで挑まないよな……?
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