秋でも冬でも危険なリチウムイオン電池は危険

夏場は劣化したリチウムイオン電池は危険なので云々といったnoteを数ヶ月前に書きましたが、晩夏になり、秋になっても発火事故の報道がちょくちょく出てきます。

ちょっと前に消費者庁がリチウムイオン電池の取扱いに関する注意喚起を出していましたが、

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_083/

世間的にもリチウムバッテリーって結構ヤバくね?というイメージは徐々に浸透してきたのでしょう。

私が今年の3月に書いたnote

https://hrsgmb.com/n/ne05c4b8edb4a

が、7月くらいから急にビュー数が増えてきていました。バッテリー発火対策を気にしている人が増えてきた一つの証拠かも知れません。

ちなみに、上記のnoteが月間ビュー数トップになる前に、トップだったnoteは、

https://hrsgmb.com/n/n73bc8e22fd65

でした。これもリチウムイオンバッテリーということで、根本的には同じ関心なんでしょう。

さて、この夏から秋にかけて、元Google社員が立ち上げたAnkerのリコール事案が結構な大きな問題になってきましたね。

https://www.ankerjapan.com/pages/product-support

一つ、擁護じゃないですが、こういうリコールって件数が多いからこそ起きるわけで、最近のAnkerはネット販売だけではなく専門店もドンドン全国に出店し始めていますので、イケイケゴーゴーで売上爆上がりの状態でした。だからこそ、やらかした時の問題も大きくなってしまうわけです。

本当にヤバイのは、Amazonとかで売っている、誰も知らないような、そもそもメーカー名も商品名もどこに書かれているか分からないような商品の方で、こんな製品は不良が発覚してもリコールでの回収もしてくれません。ヤバイものはヤバイのです。

とはいえ、Anker以外にもモバイルバッテリーなどリチウムイオンバッテリーを扱っている有名所の会社も多数あり、ちゃんとしたところはそんな大規模リコールなんて起きていないわけで(小規模はあります)、Ankerは急拡大により製品管理体制が雑になってきていたのだろうなと推測されます。

もう一つ、発火事故として忘れてはいけないのが、ゴミ回収でうっかりそのままリチウムイオン電池を含む製品を捨ててしまい、ゴミ収集車やゴミ処理場で爆発大炎上してしまうことです。

これは単純に、使用していた消費者の無知によるものではあるのですが、どうやって捨てたら良いかということを、業界団体と政府・自治体がお金を掛けてでも周知徹底させるしかないのでしょうね。こんなことに税金使うな、と怒る人もいるでしょうけれど、周知徹底させないと結局は税金でゴミ収集車やゴミ処理場を新しく買ったり作ったりせざるを得なくなるわけで、どっちが安上がりかという話です。

実証実験として、ローソンで回収するという話もありました。
「バッテリーはゴミで出さないで! ローソンで回収します!」
というスローガンを掲げてくれるとありがたい。実証実験なので数店舗で数ヶ月やるだけでしょうけれど、いずれは全国、また別のチェーン店でもやっていってほしいものです。

そもそも、手軽に手に入るのに手軽に捨てられないものを、商品として流通させるのはなんだかなあとは思います。リチウムイオンバッテリーが入っている製品は、そのままゴミとして捨ててはいけないということを、国民の何%が知っているでしょうか?

そもそも、パソコンのリサイクルマークだって普及して久しいですが、多分、パソコン利用者の何%が自分のパソコンにリサイクルマークがあるかないか、知っているでしょうか。相当少ない気がします。パソコンパーツは普通ゴミで出したらすっごい邪魔かつもったいないという程度ですが、リチウムバッテリーの場合はゴミ収集車やゴミ処理場を破壊し、それに加えてゴミ回収に携わる人たちの生命も脅かします。

ロストテクノロジーとかオーパーツとか大げさに言うつもりはありませんが、リチウムイオンはまだまだ現代社会においては扱うのが非常に難しい存在なんですかね?

全固体電池とまではいかなくても、準固体電池やナトリウムイオン電池といった代替物も出てきているので、そっちの方を社会全体、政策、行政として推していくべきなんじゃないですかね。リチウムを扱うメーカーや商社は減収減益になるかも知れませんが、国家として社会として国民生活と生命の安全のためには、民業圧迫とか利益誘導とか言っている場合じゃないと思います。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA