
すべてのバブルは弾けます。
これは誰もが知っているはずなのですが、バブルの渦中で夢中になっていると、誰もが忘れてしまうという不思議な公理であり、摂理であり、論理であります。
現在の日本社会における外国人観光客によるインバウンド需要はバブル経済とまでは見なされていません。しかし、高市発言以前の中国人観光客を含めた、ヤバすぎるオーバーツーリズムにはバブルではないまでも「常態」とは言えないと思わざるを得ません。
ちなみに、バブルが成り立つ条件と特徴はこのようになっています。
(条件)
・過剰な流動性(カネ余り)
・「新しい物語(ナラティブ)」の誕生
・信用膨張(レバレッジ)の容易さ
・参入障壁の低下
・規制の遅れまたは緩和
(特徴)
・ファンダメンタルズ(実体)との乖離
・「持たざるリスク」への恐怖
・投機目的の蔓延
・警告者の排除と楽観主義
・不正と腐敗の横行
・「今回は違う」という言葉
現代日本のオーバーツーリズムと観光業に通じるものもあれば、無関係なものもありますので、完全にバブルとは言えませんが、「バブルもどき」くらいにはなるかも知れません。
日本国内の観光地だけではなく、純粋なビジネス街のビジネスホテルや、地方の駅前の小さなホテルまで埋まっている状況が永劫続くわけがありません。
どこかで息切れしてしまっていたはずですが、今回のオーバーツーリズムバブルもどきは、高市発言がきっかけで一息ついた格好になりました。
中国人観光客に依存していた事業者は大損かも知れませんが、それ以前には儲かっていたわけで、短期的にこの1ヶ月で大赤字だと騒がず、トータルで見た上で損か得かを判断すべきでしょう。
だいたい、中国人が経営する違法白タクや違法民泊を利用している観光客が減るのなら大歓迎なわけで、むしろ喜ばしいものです。もちろん、まっとうに稼いでいた業者には打撃でしょうけれど、バブルもどきのオーバーツーリズムに依存している方が問題でしょう。
そもそも、オーバーツーリズムで稼ぐ人もいれば苦しむ人もいたわけです。「最大多数の最大幸福」という観点から見れば、本当に今回の高市発言で、日本は損したのでしょうか?
儲かっていた人はバブルの再開を求めるのは、インバウンドバブルも不動産バブルも同じです。儲かる人がいる一方で、損をする人もいます。不動産バブルでは、単に住む家に困った人だけではなく、ターゲットになったために地上げ屋に殺される人までいました。オーバーツーリズムで多くの人が迷惑を被っているのも、儲けている人たちからは想像もつかないのかも知れません。
ちなみに、12月下旬と、あと元日にも大阪城公園に行ってきました。


構図が若干異なりますけれど、どちらも時間帯としては午後1時か2時あたりです。
いずれの画像でも人が少ないように見えますけれど、天守閣には行列が出来ていましたし、OBP側から登ってくる道には人が多かったです。
エグいほど外国人観光客がいた以前に比べると、大混雑から混雑くらいにグレードダウンした感じでしたね。もしかしたら商売している人からしたら違う印象になるかも知れませんが。
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