Windowsの不具合や様々な余計な機能の押しつけなどの心配があったので昨年夏頃にWindows11を捨ててLinux(MX Linux)に移行したのですが、半年経っても安定動作していて快適で満足しています。少しずつですが、世界的にはWindowsからLinuxに乗り換える人も増えているようです。
そうは言っても大半の人はWindowsを使い続けます。トラブルに遭遇しても、BitLockerやCopilotを勝手に有効化されても、MS OfficeやゲームなどWindowsでしか使えないソフトウェアのため、Windowsから離れられません。企業ですとActiveDirectoryやPC管理のため、そうせざるを得ないでしょうし、アンチチート機能搭載のゲームに没頭するゲーマーも同様です。
MS Officeやゲームについては、一部は正常に使用できるMacに移行した人もいるでしょうけれど、やはり結局はWindows頼みです。
それだけWindowsを巡って世間や各種組織から批判を浴び続けていても、Microsoftにとっては馬耳東風で、利益にならない意見に耳を傾けるつもりも必要もないのでしょうね。その証拠に、Windows10のサポート終了時期の発表、及びWindows11の発表を行った2021年からの株価の推移を見ると、2倍以上になっています。米国株全体が上がっているとはいえ、あれほどの巨大企業が4年で2倍になるのは、それだけ売上利益が株主にとって満足いくものだからと言えるでしょう。顧客の文句でお腹が膨れるわけではないですからね。
Microsoft以上に、文句を言ったユーザーの割合が多かったかも知れない企業が、ここ数年のBroadcomです。
仮想化基盤として超有名だったVMwareを買収してから従業員の半分をリストラし、さらに無料利用条件を大幅に引き上げたり、代理店を極端に絞ったりしてユーザー数を大幅に減らしました。その代わり、利益率の高い顧客に専念できることになったわけで、Broadcom社の今現在の株価VMware買収時の3倍以上になっています。
MicrosoftはWindowsを売って稼ぐビジネスモデルはキッパリ捨てて、クラウドで稼ぐ会社になりました。Windowsはクラウドで稼ぐためのプラットフォームであり、呼び水であり、踏み台でしかなくなりました。だからこそユーザー満足度を下げてでも広告てんこ盛りのOSに作り変えているのです。昔Windowsを購入して、Microsoftに追加のお金を1ドルも払わずに使い続けているユーザーに価値はないから切り捨てるのです。嫌がられてMacやChromeOSやLinuxに逃げられたとしても、その分サポートの手間が減り、Microsoftの有料サービスを使う人の割合が増えるのであれば、Microsoftにとっても株主にとっても万々歳なのです。
BroadcomのVMwareにとっても同じこと。極論すれば、貧乏人がProxmoxやVirtualBox、その他多くの仮想化ソフトに逃げ出してほしいはずです。
利用者を減らしても売上・利益が上がるのですから、資本主義社会における営利企業ならそりゃそうするよな、というお話です。将来的にはユーザーが減り続けてジリ貧になるんじゃないかという気がしなくもないですが、VMwareについては利用している大企業に入社したら意地でも使わざるを得ないのですから別に問題ないでしょう。
MicrosoftのWindowsについてもMS Officeを使う企業ならWindowsを使うことになります。個人仕様に関してだけは、子供時代をパソコンといえばChromeOS、という環境で育ってきた人が、大人になったときにWindowsを選ぶかどうかによりますが、徐々にLinuxでのSteam環境の整備が進んでいますし、コンソール機を使う人も多いでしょうから、ゲームのためのWindowsという選択肢は選ばない人が増えてくるでしょうね。それもMicrosoftは承知の上なんでしょうけれど。
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