キーボード型PCに思い起こすキワモノITガジェット

HPがキーボード型パソコンを先日のCES2026で発表し、3月に販売する予定です。

https://www.hp.com/us-en/desktops/business/eliteboard.html

ほー、へー、と思って日本語の記事を読んでいたのですが、日本円にして40万円超え・・・。

いや、誰が買うねん、と思いましたが、スペック的には確かに高性能で、この筐体に収めたのもすごいのですが、一体どういう層を狙っているのか。持ち運べてモニターに繋げられる!と言っても、じゃあノートPCの形状でええやん、と思ってしまいます。ロマンというのはあまりに価格が高すぎるし。

一方で、対極のようなキーボード型マシン(PCとは言わない)もあります。

https://www.switch-science.com/products/10054

シングルボードコンピュータとして有名なRaspberry Piの4や5をキーボードの筐体に組み込んだものです。低価格ですし、IoTで色んなことも出来ますから、あちこちに持ち歩いて・・・という用途も分かります。

いずれにしてもキーボード一体型PCというのは、時々出てきてメインストリームにはならずに消えて、またしばらくしたらどこかが出してくる印象があります。

私個人の記憶では、98ユーザーだったこともあり、友人が持っていたEPSON PC-286C(通称 PC CLUB)が思い出されます。

ただ、多くの古のPCオジサン(と一部のオバサン)にとってキーボード一体型PCといえば、MSXを思い出すに違いありません。

80年代の日本は、世界的に見てもパーソナルなコンピュータの普及ではかなり進んでいました。このMSXとか(当時のマイクロソフト社の副社長が日本人だったとか、知らない人には嘘に思われるかも)、シャープのX68や富士通のFMシリーズとか、競争は激しかったのですが、結局は最終的にDOS/V互換機プラスWindowsの連合に全て敗れ去りました。

PC戦争に敗れた日本メーカーは90年代末から2000年代に入ると、NTT dokomoのiモードを始めとする、高性能ケータイでシェア争いと開発競争を繰り広げました。しかし、この市場も結局はAppleとGoogleのスマホに取って代わられました。

一方で、専用ゲーム機も同様に日本国内での争いは、セガ、任天堂、NEC、ソニーなどによって80年代から90年代にかけて行われました。パソコンやケータイとは異なり、今でも任天堂とソニーが、マイクロソフトのX-BOXと共に三つ巴で世界シェアを奪い合っています。

早い段階から世界市場で展開していたことや、IP・コンテンツを上手く囲い込めたかどうかが、勝敗を分けたのでしょう。

話を戻すと、キーボード型PCはキワモノとは言えませんが、ユーザーは限られた市場ですが面白みのある製品です。日本メーカーでもかつては、パソコンでもケータイでもメチャクチャなコンセプトのマシンが多く出ていました。

東芝のLibrettoとか、ソニーのVAIO Pのような小型マシンがある一方で、黎明期のメビウスジャンボみたいにデカさで勝負するものがあったりしましたし、ケータイではWindows7が使えるガラケーとか、分離して片方をプロジェクターに出来るものとか、液晶だけ横画面にしてテレビを見られるとか。思いついて実現できそうなものは大半やってたんじゃないかと思えるくらい、日本メーカーは活発でしたね。

そういえば、先日こんなスマホが発表されました。

https://nexphone.com/

AndroidでLinuxが動き、再起動すればWindows11も動くという超キワモノ携帯です。もう日本製では無理なチャレンジですけれど、これは欲しい。日本からはまだウェイティングリストに登録するしかないようですが、日本人ITガジェオタが殺到すると思うんですけどね。殺到するからこそ除外されている可能性も微レ存ですけれど。

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