なんやかんやヘイトを買っているMicrosoftが、今度は2026年10月にチラシ等の作成に使われているPublisherを廃止する方針だそうです。
Publisherを今でも現役で使っている人というのはそんなに多くないでしょうし、いまではこういう用途はプロならAdobe製品、セミプロ(業務で軽く使うだけ)や一般人ならCanvaを使っているでしょうから、だいぶシェアを食われて継続しても金にならんという判断なんでしょうね。
ただ、廃止するのはやむを得ないとしても、Microsoft365の製品群からも消滅して、過去のPublisherのファイルを開くことも出来なくなるのは結構問題な気がします。小規模な配布物・掲示物のために、使っている人はガッツリ使っているはず。
Windowsもそうですが、Microsoft製品の優位性はシェアが大きいために使っている人がたくさんいてソフトウェア資産が多いことですけれど、じゃあなんでそうなったかと言うと、競合他社と比べてOSもソフトウェアも後方互換性がかなり確保されていることだと私は思っています。
新しいバージョンのOSに変更しても過去のソフトウェアがそのまま利用できる。新しいバージョンのソフトウェアに変更しても、過去のファイルがそのまま利用できる。
それこそMicrosoftのOfficeについて言えば、昔のOffice97をWindows95でも、98でも2000でも、XPでもVistaでもインストールできましたし、以前のオフィスで作成した.docや.xlsをOffice2007でもOffice2024でもMicrosoft365でも開くことが出来ます。
だからこそ多くの人がMicrosoftのOSがソフトウェアを使い続けてきたのです。Officeが新ファイル形式を導入したときにもかなり嫌がられました(過去のOfficeでは開けないから)けれど、旧式(.docや.xlsなど)もサポートし続けたから、まだマシでした。
最近話題になったWindows10のサポート終了は、セキュリティのためTPM2.0を搭載していないPCを見捨てる形になりましたが、ハードウェアの性能(CPU、メモリ、ストレージ)以外の理由で新しいOSを使えないとしたのは、これまでになかったことでした。
だからこそ、世界規模で多くのユーザーからの批判を浴びたのですが、今回のPublisher廃止については人数は少ないながらも、使っている人のヘイトはまた買うでしょうね。
もうサポートしないのなら、現行バージョンか、過去の単体販売バージョンをフリーウェア化して公開したらいいのに。これまでPublisher使っていた人に、WordやPowerpointやDesignerへの移行を勧めているらしいですが、移行したくないからPublisherを使い続けている人が納得するわけないですよね。
今のMicrosoftはユーザー目線ではなく株主目線でビジネスをしていることは間違いなく、だからこそ収益も株価も上がり続けています。今回のPublisher廃止も金にならないソフトウェアは捨てるという方針のもとに決まったことでしょう。
今後も同様にソフトウェアやサービスの切り捨ては続くでしょう。ただ、後方互換性を捨てたMicrosoftに、ユーザーが留まり続けるかどうか・・・。
コメントを残す