ガンバのいない天皇杯決勝をがっつり見るのは寂しい限りなのですが、新国立競技場の事実上のこけら落としですから見てみました。
最初、ということで太鼓の演奏があったり、書道家が「神戸」「鹿島」を書いたりと、開始前セレモニーとしては良かったんじゃないでしょうか。
2019年のJリーグは、横浜Fマリノスが久し振りの優勝をポステコグルーの攻撃サッカーによって勝ち取りました。優勝を争ったのがどちらかというと守備を重視する長谷川健太率いるFC東京だったということも対照的で面白かったですね。
サッカーの世界は日進月歩、戦術が日々アップデートされていきますが日本、Jリーグはそれについていけているのか。現代サッカーは攻撃と守備は不可分のものになり、良い攻撃は良い守備から生まれ、良い守備は良い攻撃から生まれる関係性は増しています。
サッカーの戦術に関しては素人な私ですが、今年のサッカー観戦はもうちょっとテクニカルな部分を少しでも理解が深まれば良いなと思います。
さて、今日の天皇杯決勝は神戸対鹿島でした。
神戸は初の決勝進出。鹿島は常連ですね。今大会の決勝はVARもあり、新国立も含めて初めてなところも多い決勝です。
神戸はビジャが控えに回りました。切り札的に使うのでしょうね。藤本がワントップに入ります。藤本は佐川印刷、鹿児島から大分を経て神戸での天皇杯決勝ですからね。
(小声)ガンバのアカデミー出身でもあります。
スタメン発表時の神戸の西への鹿島サポからのブーイングもまあ当然ですね。NHKアナは「鹿島サポーターの歓声」と控えめな表現をしていましたが。
新国立競技場のテレビ中継の感じはまあ、大きな陸上競技場って感じですかね。日産スタジアムやヤンマースタジアム、味の素スタジアムと似たようなカメラワークだと思います。
神戸は前線からプレスを積極的にかけ、鹿島はある程度深い位置に入って来てから守備を始めてますが、鹿島は中盤でのプレスがあまり効いていないようで、酒井高徳とポドルスキーで左サイドを突破してクロスを鹿島のクォンスンテが弾くものの犬飼か藤本に当たってコロコロとゴールインとなってしまいました。守備のプランが鹿島は後手に回った感じがします。
その鹿島は失点後、すぐに前線からプレスを始めるようになりました。なんかちぐはぐな気もします。攻撃も縦に速く持っていこうとしますが、神戸の守備の網にすぐに引っかかることも多いですね。
神戸は逆に守備に少しだけ重点をずらしつつも攻撃も効果的に仕掛けているように見えます。
鹿島は攻撃も守備も今ひとつピリッとしません。こぼれ球や競り合ったボールも神戸が拾うケースが多く、鹿島らしさと全く異なるサッカーに見えます。そうこうしているうちに、クロスのクリアをミスして藤本が押し込み 2−0 となりました。
ビジャの代わりに起用された藤本ですが、代わりなどとは言えないような素晴らしい活躍ですね。一方の鹿島が非常に悪い。試合展開も最悪に近いものでしょうが、それ以上にやっているサッカーの内容が悪いです。
鹿島はガンバと同じく昨シーズン中に主力選手の移籍が相次いだのでチーム作りが難しいところがあるのでしょうけれど、ここまで決勝で思い通りに出来ない「弱い」鹿島はなかなか見られるもんじゃないですね。
神戸は上出来というか前半を2−0で折り返すプランなんて持ってなかったのではないでしょうか。ここまで出来ていれば後半は鹿島が特攻を仕掛けて成功しない限り、神戸は45分を消費し続ければカップを獲れそうです。
後半は鹿島が圧力を増してきましたが決定的なレベルで神戸を上回ることはありません。神戸がうまくさばいている印象を受けました。
解説の山本氏が神戸は逆転負けが多いと言っていましたが、今日の神戸は試合運びが全く危なげなく、逆転負けの可能性が全く感じられない試合でした。良い意味で神戸らしくないサッカーでした。
一方の鹿島は悪い意味で鹿島らしくない試合でした。試合展開としては前半の前半部分の戦い方が悔やまれますが、そもそものメンバーのやりくりが大変だったことが一番の敗因かもしれません。
マンオブザマッチは藤本ですかね。守備面では山口蛍も完璧でした。
そしてこの歴史的な天皇杯決勝の最中にガンバ公式Twitterから流れてくる、毎年恒例ウルトラマンDASHへの遠藤の出演情報。
いや悲しすぎませんかね、ガンバサポーターとして。
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