縦長のコミック・雑誌が出てくるか? それとも・・・?

最近は電車の中などで、スマホで漫画を読む人をちらほら見かけるようになりました。もちろん今に始まったことではありませんが、昨今のスマホの大画面化も影響しているかと思います。

そのスマホの大画面化自体は、横幅よりも縦幅の方が長くなることによるものです。そのため、紙媒体の原稿を元にして作られている漫画では上下に余白が大きく表示されてしまいます。

文字中心の本であれば、いわゆるリフロー型という画面サイズによって組み直されますが、漫画のような絵や、雑誌のように段組が完全に決まっている本の場合は、縦長のスマホでは読みづらいとは言えません。

今でこそまだまだ日本では紙媒体の雑誌・書籍・コミックが多いですが、スマホでの読者が増えてきたら、今の縦横比でのサイズではなく、16:9や21:9といった縦横比での原稿や電子出版される本も出てくるのではないでしょうか。

その場合、逆にその本を紙媒体で読む場合にややこしいことになってしまいますが、今の本よりも縦長の比率のサイズで出版されるものも出てくるでしょうか?

電子書籍の縦横比の影響力の方が圧倒的に強くならないと、そういう事態にはならないと思いますが、そもそもそういう状況になったら紙媒体の出版物そのものが絶滅しそうになっているかも知れません。

新しいサイズ・縦横比の出版物を作るための紙や設備を用意することを考えると、電子書籍の影響力が強くなったときには紙媒体の絶滅も同じことを意味するようになるのではないかと思います。

紙のサイズ感を意識せずに電子書籍を作るようになったら、表現技法に大きな変化が出てきたり、あるいは紙では出来なかったような、インタラクティブな電子出版物もあり得るでしょう。もちろんそれらは今でも出来なくはないはずですが、紙媒体での出版物でも同じように表現できなければ、同じ作品とは言えないでしょう。そうなると紙媒体と電子書籍では別々の作品ということになってしまい、手間もかかるし売上や経費などビジネス上の問題も出てきてしまいます。

紙媒体ならではの良さももちろんあるはずですが、逆に電子媒体ならではの良さもあるはずです。一つの作品を紙とデジタルで同じように表現しないといけない、というのは必然的な先入観のようでいて、いずれは駆逐される固定観念なのかと思ってしまいます。

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