島田紳助氏のYouTube出演が話題になりましたが、その中で語っていた、
芸能人の不倫への非難が大きすぎるとなり手が無くなる、ということについて。
ある意味これは正しいというか、昔の芸能人というのはそんなに倫理観が求められていない立場でした。
かつては河原乞食という言葉もあったくらいですが、さすがにそこまで蔑まれるのは酷いと思います。しかし、元々は神と関わる芸能が起源であり、他の一般の身分・仕事での感覚では計れないものでした。
しかし時代が下り、特にテレビの一般家庭への普及が大きかったと思いますが、芸能人を毎日身近に何時間も見る時代になりました。
そうなると芸能人・芸能界は特殊な世界ではなく日常の延長線上にある、遠いけれど隔絶されてはいない世界になりました。そうなると、芸能人の奔放さは一般人に許容されなくなっていきます。子ども達の憧れの存在にもなりましたので、芸能人にも一般人並みの倫理観や道徳を求める人が増えていきます。
それに加えて、芸能人をバッシングすることが出来たマスメディアに加えて、SNSなどで直接的に一般人でも叩くことが出来るようになったのが今の時代であり、紳助氏が嘆いているのはそういう状況でしょう。
芸人にまともな倫理観なんか求めるな、そんなことしてたらオモロイことなんてできひんやろ、ということです。
昔の芸人は飲む打つ買うといって、酒を大量に飲み博打を打ち女を買うのが当たり前と言われていたくらいです。誰もがそんなことをしていたわけではないですが、それが大目に見られていた時代でした。いわば一般人の中でも今に比べると倫理観が緩かった時代であり、その感覚が芸能人にも投影されていたわけです。
現代では一般人の倫理観もかつてよりは厳しくなっています。飲む打つ買うを公言する人もまずいないでしょう。大酒飲みと公営ギャンブルがなんとか許されている程度でしょうか。酒による失敗も、飲酒運転は御法度ですしそもそも酒を飲まない人も増えています。
芸能人も一般人の延長線上にあり、時代の流れでかつてよりは道徳的な行動が求められているようになっていくのは、今後も間違いないでしょう。
しかし、最近は芸能人のYouTubeへの進出が増えてきましたね。新しいメディアに対して始めは否定的、消極的だったのですが、ここまで影響力が増えてきたら無視できなくなってきたのかも知れません。
完全にYouTubeに軸足を移す芸能人はまだそれほど多くありませんが、ハイブリッド的に使う人は今後も増えていくでしょう。テレビからYouTubeなどのデジタル配信に、という流れはかつての映画からテレビに、という流れと同じですね。
無料で見られるけど小さい画面でコンテンツもブランド力も少なかったテレビに対して、映画業界は自分たちの優位性を誇っていましたが、その後の歴史は言うまでもありません。メディアの主役はテレビとなりました。そうは言っても映画が無くなってしまったわけではなく、今でも存在しています。テレビとデジタル配信も同じ関係性になるのではないでしょうか。
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