
コロナウイルスによる出勤自粛と在宅勤務(テレワーク)の一つの問題点として、業務のシステム内にFAX送受信が組み込まれている企業や組織は完全テレワークに移行できないことがあります。
すでに職場からFAXの利用を送るだけでなく受ける側としても無くすことに成功している人たちにとっては、この時代になってもアナログのFAXが存在しているのか、と驚くかも知れませんが、世の中の何割かの企業や組織には、未だに毎日、毎週あるいは毎月、業務フローの中に決まった業務としてFAXの利用が行われているのです。
自宅から多くの事務作業が行えるようになった現代において、FAXなんて亡霊のように思えるかも知れませんが、古い業界あるいは官公庁絡みや公的組織に関わる業務においては結構あります。私も全ての業界の業務フローを知っているわけではありませんが、存在している業界があることは確かです。
ちなみに、実はFAXは電話機や複合機を利用したアナログなやり方だけではなくて、パソコン+ウェブブラウザを使って行う方法もあります。いわゆるインターネットFAXとか言われているものですが、いくつかのサービスが存在しているので、それらを使っているところもあると思います。
ただ、そんなインターネットFAXを利用出来るのであれば、そもそも電子メールに添付ファイルでいいはずで、あくまで過渡期の業界や企業での利用でしょうし、何のためにインターネットFAXを使っているかも分からなくなってきます。
そして、インターネットFAXが使えないような業務フローの場合は、今回のコロナウイルス騒ぎの中でも送受信のために職場に誰かがいないといけません。毎日出勤する必要は無いかも知れませんが、完全テレワークというのも無理でしょう。
そういえば去年か一昨年に、イスラエルでもFAXに頼る企業が多い、というニュース記事を読んだな、と思って探してみたらありました。
ハイテク立国イスラエル、人気デバイスはFAX?
https://jp.wsj.com/articles/SB12270526700512964492004585139301783375876
日本以上にハイテクなIT大国のように思われているイスラエルですが、FAXも結構使われているそうです。日本同様、20世紀後半の早い時期にFAXが普及してしまったが故の弊害なのかも知れません。すでに存在する業務システムを改変するのは大きな苦労が必要ですから、仕組みを変えたがらない圧力が存在するのはFAXに限ったことではありません。
日本とイスラエルと、どっちが先にFAXの呪縛から抜け出せるのでしょうかね?
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