
新型コロナウイルスによる感染拡大防止のために、多くの企業でテレワーク・在宅勤務が導入されました。緊急事態宣言の解除後はテレワークを止めてしまった企業も多いそうですが、IT系を中心にテレワークを恒常化させたり、自由に選べるようにした企業も出てきました。100%テレワークでなくても、2日に1日だけとか、週1回だけ出勤といったやり方であれば、業務に大きな影響が出ないところもあるでしょう。
また、少し前に西村大臣が経済界への要請としてテレワーク7割という要請も公表しました。従業員のうち7割の人間に100%テレワークさせて、残り3割を100%通勤させるのか、あるいは全員に勤務日数の7割をテレワークとさせるのかは、いろいろやり方があるでしょうけれど、後者であれば週5日のうち2日出勤すると3割を超えてしまいます。2週間で3日出勤でちょうど3割です。
そうなると、当然ながら通勤客が減ります。首都圏では特に通勤ラッシュの満員電車は昭和の中頃からずっと慢性的な社会問題として存在してきましたし、痴漢などの性犯罪の誘発する要因にもなりますが、テレワークが普及することによって混み具合はその分減ります。
100%テレワークになったのなら出勤不要になりますが、たまに出勤する必要がある程度の制度になった企業で働いている人は、たまに電車に乗る必要があります。しかし、毎日乗るわけではないので、割引率を考えると通勤定期券を買うのはもったいないです。交通費は会社が従業員に支払わないといけない法的なものではありませんが、ほとんどの企業では交通費を支給していますので、通勤定期の方が損をするのであれば経費として認めないでしょう。
その代わりに出てくるのが回数券です。たいていの鉄道事業者では、11回分の切符を10回分の運賃で買える回数券を発行しています。しかし、この回数券はたいてい1枚ずつ紙の切符いわゆる硬券で発行されますので、改札を通る度に切符を一枚通さないといけません。定期券や電子マネーでの移動に慣れている人にしてみれば、もはや面倒くさい代物です。
改札機も電子マネー専用のものが増えてきていますので、硬券を通すためにまごまごしてしまうこともあります。普段はピッと通っている人ならなおさら、自分がいつも通っている改札機が硬券を使えないことに直前まで気付かず立ち止まってしまって、後続に迷惑をかけることもあり得ます。
また、いくつもの交通機関を乗り継いでいる人にしてみたら、何枚もの回数券を毎日準備するのも面倒極まりないはずです。往復で必要な事を考えると、紙の定期券よりも不便です。
いっそのこと、電子マネー(Suica、ICOCA、PASMO、PiTaPaなど)で回数券機能を持たせることは出来ないんでしょうかね? 電鉄会社も将来的には紙の切符を無くす方に動いていると思いますが、回数券(あるいは一日乗車券など)のような電子マネーでは実現出来ないお得な切符を電子マネー化出来ないと、いつまでも紙の切符用の改札口が必要となってしまいます。
手持ちのSuicaなどの電子マネーで回数券として使えるのであれば非常に便利になると思いますが、機能的に無理なのか需要的に開発する必然性がないのか、どうなんでしょう。
PiTaPaは大阪市営地下鉄に限り、自動的に1回目から10%オフになりますし、バス1日乗車券サービスも搭載できるようです。
PiTaPaバス1日乗車券サービス
https://www.pitapa.com/service/1day.html
機能的には不可能ではないと思うのですが、まだまだ利用者がいないと思われているのでしょうかね。紙の回数券みたいに、チケット取扱い業者に転売されることもないので電鉄会社側の利益率も高まると思うのですが。
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