回転寿司と立ち食い蕎麦というファストフードと通が混じる食べ物

蕎麦にしろ寿司(にぎり寿司)にしろ、江戸時代には庶民が手軽に食べるものでした。その後、時を経て現代でも気軽に食べる料理である一方で、高級店も存在し、通な食べ方をする人もいる格差の激しい料理でもあります。

生まれも育ちも大阪の人間にとっては、蕎麦よりうどんなので高級な蕎麦というのがあまり身近な存在ではありません。もしかすると年越し蕎麦以外は食べない大阪人も結構いるのではないでしょうか。

京都やあるいは東京に行ってみると蕎麦のそれなりに高いお店というのは普通に街中にあります。駅ナカの立ち食い蕎麦の5倍くらいの値段になるわけですが、食べる時間も値段もまるっきり違うので同じ料理というのも変な感じです。

値段差で言うとお寿司の方がもっと差があるでしょうか。1皿100円の回転寿司や、スーパー・コンビニで売られている500円程度のセットと比べて、いわゆる回らないお寿司屋さんでのにぎりとなるととんでもない値段差(もちろん値段以外にも差がありますが)が生まれます。

ただ、どちらも元々はファストフードとして、江戸の庶民に親しまれたところから普及していった料理です。注文からすぐに調理して出すことが出来て、安くてそれなりに腹も膨れるのがファストフードたるゆえんですが、江戸時代のにぎり寿司は今の数倍のサイズがあったそうです。そばも時代劇ではよく出てきますね。

その一方で、時が経ち社会が豊かになってくると、蕎麦も寿司も伝統ある高級店が出てきます。

高級店だってピンキリですし、値段相応なものなはずですが、だからといって通ぶっている人が本格的な蕎麦や寿司こそが当然のものであって、立ち食い蕎麦や回転寿司などを低く見るような考えはどうかなあと思ってしまいます。別に僻みで言うつもりはなくて、元々は安くて早くて食べられるのが蕎麦やにぎり寿司の本質だったはずなので、むしろ何千円もする方が変とは言わないまでもそれが正当でもないわけです。

世界的に見て、ファストフードが高級化するという事例って他にもあるのでしょうか? ピザやハンバーガーも値段が高いものはありますが、お寿司みたいな例は無いように思います。日本の食文化のためなのか、日本人が凝り性なのか。日本特有の問題であれば、牛丼やたこ焼きだって高級化してもおかしくないはずです。未来にはそうなっているかも知れませんが。

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