兼業化が進むサッカーと分業化が進む野球

サッカーはポジションに限らず、守備も攻撃も出来ないといけなくなっていますが、野球は逆に昔に比べると分業化・専門化が進んでいます。

サッカーというスポーツは、ゴールキーパー以外のフィールドプレーヤー10人は全て同じルールの下にプレーします。その中で、各ポジションが決められて、役割に沿ってプレーするのですが、ヨハンクライフの頃からポジションチェンジは当たり前になりました。選手の特性や能力、得意不得意に合わせて、求められるプレーは異なりますが、時代が進むにつれてどのポジションの選手でも守備も攻撃も当たり前にこなせることが要求されるようになっています。今ではGKでさえ攻撃参加、ボール回しに加わるのが当然となり、ゴールエリアにべた貼りのプロ選手の方が珍しいかも知れません。

逆に言うと、昔、例えば20世紀中頃まではポジションチェンジは当たり前ではありませんでした。FWは攻撃、DFは守備というのが当たり前でした。

いわば、ポジション関係無しにどの選手も役割が混合され、攻撃と守備の兼業が必要となってきています。

一方、野球では本来は各ポジションが元々決まっていて、ピッチャーとキャッチャーは当然ですが、他の野手も守っている場所はほぼ決まっています。細かい移動はあれどどのチームも同じです。打順にしても役割が大まかには決まっています。さらに、二十世紀後半には、ピッチャーも役割が分担されていきます。

先発→抑えという分業が始まり、それから中継ぎ、セットアッパーという存在も当然のものとなりました。今では、オープナー、ショートスターターといった、終盤ではなく序盤に投手を注ぎ込む戦術も出てきました。投手については先発完投が当たり前の時代から、イニングを細かく分けて役割分担することが一般化しています。

時代が変われば戦術も変わるのはサッカーも野球も、あるいは別のどんなスポーツだって同じでしょうけれど、サッカーは兼業化、野球は分業化していっているように思います。

多分ちゃんと研究・分析している人はいると推測しますが、野球とサッカーのスポーツとしての特性としての違いによるものなのでしょうか?

私自身が、するスポーツとしても見るスポーツとしても、他のスポーツの詳細をほぼ知らないので他の事例を挙げられませんが、ラグビー、バスケ、ホッケー、バレー、あるいはソフトボールやクリケットなどではどのように変容していっているのでしょうか?

最新の事例まで盛り込んで論考している人っているのでしょうか。

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