大阪市住民として2回目の都構想住民投票となりました。個人的にはここ数年の選挙での投票は期日前投票で区役所にて行っていましたが、今回の都構想住民投票は投票日にちょうど休みだったので、久し振りに当日に投票所に行ってきました。
議員選挙などとは異なり、この投票では投票当日も賛成反対の運動は可能ということになっていますので、今日も呼びかけの選挙カーや、投票所周辺で呼びかけをしている人を見かけました。
5年前の住民投票自体が非常に僅差での反対多数となったこともありますし、それからまだ5年しか経っていないこと、5年間で大阪が大きく変わったといえばそう言えますし、それほど変わっていないとも言えるような状況です。多分受け取り方は個人個人で異なります。誰もが納得出来るレベルで、変化や問題点が出てきた、あるいはなくなった、という状況ではありません。
結局のところ5年前と賛成反対の根拠も市民感情も変わっていない気がします。投票の数日前の時点で市の部署から誤った情報が出て大々的に報道されたことがどのように影響したのかも詳細までは分かりません。そのニュースを受けて反対に回った人もいるでしょうし、誤情報の撤回という失態を受けて賛成を決めた人もいるでしょう。
イギリスのブレグジットに関する国民投票でも、ブレグジット賛成派は虚偽の情報を広く拡散して、投票が終わってからその情報が間違っていたと認めたという経緯がありました。それでも、結局イギリスはブレグジットを実行することになりました。例え誤った情報に踊らされた人がいたとしても、それがどこまで影響したかは誰にも分かりません。結局は結果を尊重するということになりました。
どちらにせよ投票結果で決まります。どちらの結果になったとしても、それは尊重されねばなりません。
これまでの賛成派・反対派の感情的な罵り合いを見るに、結果が出た後も罵り合いは続きそうな気がしますが、今回の投票は法的拘束力を持ちます。
20時の投票締め切り後のマスコミ各社の出口調査発表を見ていてもどこも拮抗でした。ただ、どこの調査も反対が上回っている状況で、結局は5年前と似たようなことになっています。
そもそも5年前から論点・争点が変わっていないのですから、都構想問題に飽きたり呆れたりした人が離脱した分だけ投票率が下がり、結果が同じになるというのは、、そもそもよく考えてみれば分かるはずでした。
これから、区別の投票結果や、出口調査における個人の年代別・性別あるいは年収別の投票行動のデータに基づいて様々な説明がなされるでしょうけれど、僅差なので個人はともかく大阪市民という集団としては大いに悩んだ結果であることは間違いありません。
大阪市長・大阪府知事が維新で、市議会・府議会でも維新優勢という状況なのに、5年前も今回も都構想が僅差とは言え否決されたという事実は、維新の会そのものが否定されたわけではなく、維新の会主導で府市連携を「都構想」という手段以外で実現しなさい、というのが有権者からの要求です。
都構想否決が決まったからといって、同数に近いレベルの賛成者がいたという事実を忘れてはいけません。賛成した人は現状の府市連携に問題があると思っているのは間違いありませんし、反対した人の中にも連携には今のところ100%問題ないとまで思っている人もそう多くは無いでしょう。
さて今後の大阪市・大阪府の問題としては、この賛成派・反対派がお互いに敬意を持って政治に取り組んでいけるかどうかですけれど、どうですかね……。
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