韓国のアイドルやグループに比べて日本のアイドルがショウビズとしては未熟という意見を見かけます。
専門的に見ている人がそう言うのであればそうなんでしょうけれど、そもそもファン層が完成されたプロフェッショナル感を求めているのかというとそうでもないのではないでしょうか。
成長していくのを自分が支えるんだという気持ちの方が強いというか、そうでなければご当地アイドルや地下アイドルを応援するモチベーションにはならないですよね。
未熟なものが好きということからロリコンショタコン呼ばわりもされるでしょうけれど、むしろ成長していく対象を応援している共通性をナラティブとして団結しているところもあると思います。
多分、育っていくところを楽しむというのは、ごく一部の日本人だけにあるものではなくて、結構共通していて、例えばプレミアリーグとJリーグだってレベル的には大きな差はありますが、Jリーグのコアなファンはたくさん存在しています。その一方でDAZNがUEFA CLの放送をしれっと取り止めたりしている点を考えると、放映権料に見合った視聴数は日本のDAZN契約者層では稼げなかったのでしょう。WOWOWがその代わりに拾えたようですが。
また、プロ野球はおろか社会人野球や大学野球よりもレベル的には劣るはずの高校野球にも膨大なファン、視聴者がいます。
最高のもの、ハイレベルなものだけを認めるスタンスよりも、これから成長していくもの、今まさに成長しているものに対して気持ちを揺さぶられるというのは、日本人には感覚的に理解出来そうです。
この点を、「日本人は農耕民族だから農業のように自分が好きなものが育っていくところが大好きなんだ」というクソみたいな文化論で解説してしまうと台無しになってしまいますが、他国の文化的にはどうなんでしょうか。
ある一定のレベルを超えていることを鑑賞の最低条件とするのではなく、一定のレベルを超えていこうとする過程を鑑賞することを楽しむ気質も結構ポピュラーなものであって、どっちも好きな人が好きなものを楽しんでいる分にはいいんじゃないですかね。
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