不正確な情報が他の情報の信頼性を失わせる

世の中の全ての分野の情報に精通している人は存在しません。どんな人でも詳しい分野とそうでない分野があります。詳しい分野の深度や、分野の広さは人それぞれでしょうけれど、たいていの人は自分はこの分野はまあまあ詳しい、と思えるものがあるのではないでしょうか。

自分が詳しいその分野に関して、専門的に報じているメディアもあるでしょうけれど、一般的なメディア、例えばテレビニュースや一般紙などでその分野について取り上げているのを見たときに、その内容よりも自分の知識や経験の方が上回っていてメディアの方が間違っていたり不正確だったりすることがあります。

単に狭い分野、あまりメジャーではない分野は一般的なマスメディアで取り上げられませんので、間違いや説明不足に気付く人も少ないです。そのためにあまり大きな問題にはなりません。

しかし、そこに詳しい人にとってはそのメディア自体の信頼性も個人の中で揺らぐことになります。

単にその分野の取材だけいい加減だったとか、ピンポイントで間違えてしまったということで流してくれる人ならいいですが、むしろ逆に、その分野以外の記事・ニュースでももしかしたら間違いがあるんじゃないかと疑う人だっているでしょう。

つまり、何か詳しい分野や業界などがあれば、そのカテゴリの報道に接したときに、当該マスメディアがどれくらいの正確さや詳細さで報じているのか、その報道機関のスタンスが分かるということです。

社会にとって影響が少ないニュースで間違いがあっても大した問題にはならないかも知れませんが、マスコミとして重要な政治や経済や社会問題などにおいても、同様のレベルの不正確な報道であると推測してしまうかも知れません。

そもそも報道をそのまま鵜呑みにしなければ良いだけの話ではありますが、そうは言っても一般人がたやすく情報を得られない政治や社会についての重大なニュースについて、信頼性に揺らぎが出るとしたら、それはそれで問題です。

ただ、これは報道機関だけに言えることではなくて、個人間でも同様でしょう。自分がさして詳しくないネタについて知ったかぶりするとろくなことはありません。それこそこのnoteがまさにそうなのかも知れませんが……。

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