以前にこんなnoteを書きました。
https://hrsgmb.com/n/ncb9a4145b657
これはあくまで個人レベルの話として書いたのですが、たいていの場合、欲望には限りがありません。
もちろん法的に問題ない形で儲けるのであればどうしようもありませんし、儲けたお金を使って社会に還元されるのであれば悪いことではありません。
ただ、儲ける以上に使って借金をするようになると周りに迷惑もかかります。
そして難しいことに、収入が多い人、売上が多い組織が貯えを十分に行って借金をしない、という方針を持っているとは限りません。一般平均よりもはるかに多額の収入を得ているのに、それ以上に浪費をして破産する人はちょくちょくいます。芸能人とかプロスポーツ選手とか、あるいは大企業の経営者とか多分、実例はいくらでも挙げられるでしょう。
そしてそれは個人だけではなく企業や団体でも同じで、売上が莫大な企業だからといって利益が莫大になるとは限りません。図体が大きければそれだけ動くお金も大きくなります。そして事業が上手く行かなければ赤字の額も莫大になってしまいます。
企業会計上の赤字がすぐに資金不足になるとは限りませんが、いざという時の備えが出来ていなければそのうち破綻します。
プロスポーツ企業は売上・利益の他にスポーツの結果も求められる難しい立場です。売上や利益が増えて黒字になったとしても、肝心のスポーツの結果がダメだったら批判されます。逆に、先に赤字を覚悟してでも投資して、スポーツの結果が良ければ後から賞金・入場料・グッズ販売などで賄えるケースもあります。
ですので、当然ですが投資を増やしたのに結果が伴わないととんでもない負債を抱える事態が生じます。
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202105190000502.html
スペインの巨額赤字クラブといえば、個人的にはレアルマドリーの方が印象が大きいのですが、バルサも現状は非常に厳しいようです。
FCバルセロナといえば、入場料(ソシオ)の収入や国内リーグ、UEFAチャンピオンズリーグの賞金と放映権料、グッズ販売などで世界トップクラスの収入があるはずです。スペイン国内のみならず世界中のファンからの収入もあるはずなのですが、それ以上に人件費もかけてしまっています。
もちろん、このコロナ禍は予想外のことであり、同情すべき面もあるでしょう。内部留保を抱えるくらいならその分もっといい選手を取ってこい、というファンからの圧力も世界中からあるでしょうけれど、バルサと同じような経営をしていたら他のクラブは全部潰れているはずです。
結局は、日頃のお金の使い方と非常時への備えが対立構造にあるか、包含関係にあるかの考え方の違いなのだと思います。
いざという時の備えを毎年残すよりも、最大限強化(トップ選手だけでなくアカデミーも含めて)に費やす方がいいと考える人は、備えは無駄なお金だと思っているでしょう。
逆に、収入・利益の一部を非常事態の備えとして残しておくのは毎年の事業運営として当然のことだと考える人は、非常事態が起きた時にいきなり破綻の目の前にさらされることはありません。ある程度の余裕を持って対応出来るはずです。
バルサも宵越しの銭を持たないような暮らしをしてきたかは知りませんが、脆弱なバランスの財務体制だったのでしょうね。ライバルのレアルマドリーは問題ないみたいですし。
ただひたすら貯えを増やせばいい、お金を使うのは間違いだ、とはいいませんが、使えるお金の限界は決めておかないといけないのは、数百万円の収入の個人でも、数百億円の収入があるバルサでも同じなのでしょう。
コメントを残す