平繁無忙の何でも書くブログ

  • 2021年9月12日J1リーグ第28節ガンバ大阪対ベガルタ仙台DAZN観戦の感想

    ルヴァンカップでの大阪ダービーにおける衝撃的な大敗から一週間経ちました。大敗自体はもうそれはそれとして、残りのリーグ戦と天皇杯に立ち向かうしかありません。週末とミッドウィークに試合がある、長く続いた異例の15連戦もようやく終わりまして、久し振りに試合間隔が6日間もあってのこの仙台戦です。

    東京五輪期間中に未消化の試合を済ませて中位まで上がったところで、ひとまず残留争いは大丈夫かな、と思いきや、また勝てない試合が続いたために勝ち点30の13位となり、17位の徳島とは7ポイント差で、その下のチームも勝ち点が増えてきました。

    徳島・横浜FC相手に負けて勝ち点を供給したガンバがそもそも悪いのですが、また残留ラインを意識しながらのリーグ戦となります。

    もうそろそろいい加減にここらあたりで爆発してほしい宇佐美が松波監督曰くキーマンだそうですので、同じく期待してみます。

    前半キックオフ直後からいきなり攻められてシュートまで許しますが大きく枠の外。と思いきやすぐさま井手口がボールを奪ってパトリックのクロスを宇佐美がシュートも枠の外。お互いに良い感じなのか悪いのか分かりづらい立ち上がりとなりました。

    9分にはPA内でパトリックが倒された後に小野がシュートを狙いますが惜しくも右に外れました。パトリックへのファウルによるPKでもおかしくないですが、そもそも小野が決めるべきでした。直後にも小野が抜け出してシュートを打ちますが外れ、良いようで詰め切れない展開です。意外と前線への縦パスが何度も通り、そこからチャンスを作れています。

    そんな中、14分にこれまで良い動きをしていた小野が座り込んで矢島に交代。今年の怪我人は復帰してもすぐに離脱するケースが本当に多いですね。なんというか選手の問題なのかチームの問題なのか、あるいは本当に偶然が続いているだけなのか。

    ガンバペースのまま飲水タイムへ。はっきり言うと前半の前半はガンバが先制のチャンスを逃したと言えます。

    飲水タイム後はガンバも仙台もチャンスがある展開となり、31分には昌子のさすがのシュートブロックもありました。代表で出場しても遜色ないと思うんですけどね。

    34分には中央でボールを受けた矢島がしっかり狙って放つもスウォビクのファインセーブに阻まれます。

    これまでいくつもあったチャンスをガンバが逃し続けると、やっぱりというかなんというか、37分に右からのクロスを富樫に頭で合わされて失点。まあサッカーってそういうものです。

    しかしやはり展開が分からないのがサッカーです。

    39分に藤春のクロスが相手に当たって上がったところを矢島が頭で合わせてゴール。あっという間に同点に追いつきました。

    さらにしかし、42分に右からのFKにまたもや富樫にヘディングシュートを決められて失点。もう4バックも3バックも関係無しに失点する試合が続いています。

    前半は1−2の1点ビハインドで終了。多分、他サポが見たらどちらも残留争いして当然の両チームの試合に見えることでしょう。お互いに良いところではなく悪いところが出た45分でした。少なくともガンバはダービー惨敗を受けて大きく変わるかと思っていたのですが……。

    さてハーフタイムの交代無しで始まった後半は、48分に小野瀬、49分に井手口のシュートもあり、仙台が受け身に回って始まりました。

    攻めてはいるものの決められないシーンが続き、そうなるとやはり前半のような展開が怖くなります。

    58分井手口のクロスを矢島がエリア内でトラップしたときに相手の手に当たってPKゲット。矢島がパトリックと少し取り合ったようですが、キッカーはパトリック。

    イチャモンを言い続けたスウォビクが警告をもらう中、しっかりパトリックが左隅に決めて再び同点。

    63分には少し傷んだ高尾に代えて柳澤をそのまま右サイドに配置。

    64分には宇佐美がドリブルからのシュートもスウォビクの正面。そこでなぜかちょっと早いですが後半の飲水タイム。ここで仙台が3枚替えです。

    ガンバは怪我人での交代なので戦術的な交代が難しい状況です。

    69分、仙台が右サイドからのクロスを入れたところ、エリア内の藤春の左手にガッツリ当たってしまい、即PKかと思いきや、なぜかVARに非常に時間がかかりました。主審のオンフィールドレビューを経て、そのクロスの前にオフサイドがあったという判定になって、ガンバとしては命拾いをしました。ハンド自体は間違いないけれど、それ以前もちゃんとチェックがあったので本当に助かりました。藤春の腕の出し方が酷かったのですが、本当に助かりました。

    77分には柳澤からパトリック、矢島とつないで最後に藤春がシュートも変な足の使い方になってしまい倒れたところで、山本とシウバが倉田と藤春に代わりました。

    そして79分、押し気味の展開からのカウンターを食らって止めきれずに仙台に3点目を決められてしまいました。

    87分には仙台のCKからあわや4点目というシュートがポストに助けられたシーンがある一方で、ガンバは何も出来なくなっていきます。

    95分、パワープレーのこぼれ球を拾った井手口のシュートは枠を外れ、そのまま試合終了。先手を取れないまま結局敗れ去った、残留争い6ポイントマッチになりました。

    チャンスを生かせず、幸運を生かせず、前の試合の反省を生かせず、負け続ける試合をするチームに未来はあるでしょうか?

    ファンも選手も、そして多分、監督コーチ陣も焦っていると思いますが、クラブの中の人が一番焦っていないようにも思えます。

    もしこのままの体制でJ1残留できたとしても、一番大きな理由は幸運だったからということになりそうです。もちろん、選手やチームスタッフの努力を認めないわけではありませんが、今のガンバは残留するに値するチームだとは私には思えません。

  • 間違える権利、間違えてはいけない義務

    アメリカ・カナダで19世紀から20世紀にかけて、北米大陸の先住民を収容していた寄宿学校で大量の人骨が見つかった事件から、当時の寄宿学校を含めた先住民虐待の実態解明の動きが社会問題化しています。

    ヨーロッパからの移民が増えて西へ西へと居住地域を広げていくために、先住民との激しい戦いがあったことは知られていますが、完全に白人優位の体制が確立した後に寄宿学校を通じて、西洋文明・文化への同化政策が行われ、それが今の基準から見ればかなり人権を無視した形で行われていました。

    まあ西洋文明は唯一無二の正解だという白人の傲慢さと残虐性が結集したような話なのですが、過去の歴史に向き合い謝罪と贖罪をどのように行うかは難しい問題です。

    そのことだけを見ればアメリカ・カナダだけの話になるのですが、かつてそこで行われていた非人道的な暴虐行為に関しては、多分、今は中国の一部自治区で行われていることと同じなのでしょう。

    そういう論理を繰り出せば、ウイグル・チベットで行っている同化政策もダメだという理屈になりますし、逆に中国政府からしたら欧米各国に対して、
    「お前らも昔やってたことだろ」
    と言い返す材料になります。

    今回の寄宿学校の件で中国側が騒ぐかなと思っていたら、あげつらっているような報道は見かけられません。私が見つけていないだけかも知れませんが、そもそもそれらが同じだと言ってしまったら自分たちの新疆での行いを虐待と告白するようなものですから言えないですよね。

    先住民・異民族に対する弾圧は、先進国化した国々では多かれ少なかれどこにでもあります。既に先進国化した国は過去のこととして流され、今から先進国になろうとする国の虐待は厳しく非難される、というのは人道的には正しいでしょうけれど国家間だけに限れば不公平な話です。もちろん虐待を認めるつもりは一切ありませんが。

    環境破壊も同じことです。化石燃料だの有害金属だのを大量に使用して先進国化した国々が、後から経済発展しようとする国々の環境破壊を防ごうとしています。環境保護の観点では間違いなくそれは正しいのですが、邪魔される国に取ってみればやっぱり、
    「お前らも昔やってたことだろ」
    と言いたくなるでしょう。

    過去の間違いを直視して反省して現代に生かすというのは、過去に間違える権利を持っていた国にのみ許されることです。間違えてはいけないという義務は現代の国々に強制されますが、間違える権利を行使した国の道義的責任が果たされているかというと、評価は分かれるでしょう。

    そして重要なことは、西洋の理屈ではいつも自分たちが同時代的には正しいと信じ切っていることです。19世紀には西洋の言語・宗教・経済が正しいのでこれを受け入れなさいと西洋以外に押し付け、21世紀には他者に強制する同化政策は間違っているという理屈を受け入れなさいと西洋以外に押し付けています。

    自国での反対勢力の弾圧に関して、習近平やプーチンが西洋の理屈を押し付けるなとよく反発していますが、基準をどこに置くかだけの違いです。民衆に強権政治を押し付ける権利を認めるか、強権政治を排除する権利を認めるか。

    今の日本に住む日本人としては、弾圧も強権政治も認めたくはありません。

    西洋が、いつの時代でも自分が正しいという論理を自己否定以外の形で克服しない限りは、西洋の衰退という思潮はまだまだ続くでしょうね。

  • 忘れ物防止トラッカー「Tile」から異音がするようになったので、Appleの「AirTag」を買ってみた

    忘れ物防止トラッカーというジャンルの製品はここ数年で結構普及してきました。私は最初mamorioを使っていたのですが、予定通り1年くらいでバッテリー切れになった後、毎年メーカーに送って交換するの面倒くさい、と思って電池交換式のTileに乗り換えました。

    それで2年半ほど使っていたのですが、カタカタカタという異音が聞こえるようになりました。

    録音はこちら。

    聞こえるようになった最初はTileからの異音とは気が付かず、机が揺れているのか、パソコンのファンにゴミでも引っ掛かっているのか、あるいはOAタップや充電器のコイル鳴きか、ゴミの中に虫でもいるのか、かなり焦って原因探しに必死になりましたが、どうやらTileから聞こえてくるように感じて、ボタン電池を外すと異音が消えたのでようやく分かりました。

    ググっても似たような症状や対策は見つからず、電池も数ヶ月前に交換したばかりだったのでTile本体の寿命かと思い、新たに忘れ物防止トラッカーを買い直すことになりました。

    先日iPhoneとApple Watchを購入して、再びAppleのエコシステムに復帰していましたので、数ヶ月前にAppleが流行に乗って出してきた「AirTag」を使ってみようと思い、Appleのウェブストアで購入して翌日到着。心斎橋にあるAppleストアにも長いこと行っていないですね。

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    AirTagの現物を見てみると、勝手に想像していたよりも大きい感じがします。

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    また、Tileは鍵のリングにそのまま付けられる形状だったのに対し、AirTagだとホルダーが必要です。その代わり、500円玉より一回り大きい程度の幅なので、財布の小銭入れ部分に入れることも可能です。

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    傷つかないように、ラップでAirTagをくるんで小銭と一緒に入れて使用することにします。磁気でクレジットカードやキャッシュカードがやられなければ良いのですが。

  • 生放送って必要?

    テレビでの暴言・失言がすぐに炎上する時代になりました。録画番組での発言で炎上、特にネット民の誤解や曲解ではなく発言そのものが問題なのであれば、そもそも番組を編集・放送する側の問題だと思いますが、生放送であれば編集も出来ません。

    あるいは出演者の発言だけではなく、番組自体の不始末や失敗なども生放送だと取り返しが付きません。そう考えると生放送のメリットってなんだろうと思ってしまいます。

    良い意味でのハプニングや緊張感が楽しめるとか、編集の手間がないとかはあるのでしょうけれど、このご時世では生放送でのトラブルによる損失や悪影響というデメリットの方が多いのではないでしょうか?

    ワイドナショーという番組は、生放送っぽい作りではあるものの録画して翌日などにすぐに放送する形態です。それなら本当にヤバい発言や失態はカットできます。なぜかそれでもワイドナショーでの不祥事や失言が出ていますが。

    それはともかく、厳密にリアルタイムの生放送でないと絶対にダメ、という番組なんて、純粋なニュース報道番組だけではないでしょうか。

    ワイドショー的な、バラエティ色強めの情報番組が生放送でなくて3時間前に収録したとかでも、見る側は特に気にしないと思うのですが。

    アメリカンフットボールのスーパーボウルでは、かつてハーフタイムショーでの放送事故があったためにハーフタイムショーだけ数秒間遅延して放送する仕組みになっています。本当にヤバい放送事故が起きたときに放送を緊急停止するわけです。

    あるいは、中国で流れる日本のテレビニュースでも、中国政府にとって都合が悪い内容になった途端に停止します。

    こういった、数秒間でなくても数分レベルで遅らせて放送したって、大半の番組は問題ないはずです。

    生放送では絶対に失敗できないために必要な体制や人員なども必要でしょうから、それを防げるのなら数分なり数時間なり遅らせての放送でもメリットはあると思います。

    一時期、むしろ一番リアルタイムでないと意味が無いはずのスポーツ中継でディレイ放送していました。バレーボールやプロ野球の中継でしたが、知らない人は知らないまま楽しんでいたのではないでしょうか?

    そのディレイ放送でも「ライブ」と銘打って流していたこともあったように記憶しています。

    スポーツのように結果が別ルート(ネットや別チャンネルのニュースなど)で手に入れられる内容を、ディレイ放送するのは無茶だと思いますが、独自の番組であれば誰も文句言わないと思いますが、どうなんでしょうか?

  • 2021年9月8日サッカーW杯アジア最終予選第2節中国対日本DAZN観戦の感想

    初戦のオマーン戦でまさかの敗戦を喫し、いきなり崖っぷちに立っている森保ジャパンですが、今日の中国戦で引き分け以下だと進退問題に発展するのは間違いありません。その場合はなんとなく自ら退くような気がしますが。

    怪我人によるスタメンクラスの選手離脱が相次ぎ、昌子やオナイウの緊急招集がかかっているのでまさにスクランブルです。

    対戦する中国代表は初戦でオーストラリアに0−3で完敗しています。かつての中国サッカー界を代表する選手だった李鉄が監督だそうですが、いきなりの連敗は中国にとってもあってはならないことでしょうから、今日の試合は侮れません。

    勝たねばならない日本のスタメンでは古橋・久保が前線に、室屋が右SBに入り、冨安が復帰しました。

    キックオフ数分でいきなり中国の右SBが負傷して交代する波乱の始まりとなりましたが、日本のサッカーの内容としては落ち着いてはじめられました。

    10分過ぎからは日本が中国のゴール近くでプレーする時間が長くなりました。押し込み続けるも得点は生まれない中、23分には久保の右足シュートが左ポストを叩き、最も惜しい場面となりました。

    その後も5バックの中国を自陣に釘付けには出来ますがフィニッシュまではなかなか持っていけません。

    38分にはさらにビッグチャンスがありましたが伊東のシュート、大迫のシュートが連続するも決まらず。さすがにアレが決まらないのは厳しい。

    と思っていたら40分に伊東が右サイドを突破してクロス、大迫が合わせてついに日本が最終予選の初ゴールを挙げました。

    これで前半終了。内容的には二度もポストに阻まれた日本が中国を圧倒する45分間でしたが、当然ながら後半は中国が失点覚悟で前掛かりに来ますから、それをいなしつつ追加点を取ることが日本代表のミッションとなります。

    後半、日本は交代無しで始まりましたが、開始数分で足を痛めた古橋から原口に代えることになりました。54分の中国のCKでは少しヒヤッとしましたが、中国が前半とは全く違うサッカーをしてきていますので、受け身になるのは良くありません。

    後半の日本は中国にボールを持たれて上手くやりたいサッカーを出来ない状況が最初から続きますが、決定機を何度も与えるほどは悪くなく、膠着状態とも言えます。

    62分に中国が一気に三枚替えと動いてきました。少しずつ中国に押されつつありますが、ここでカウンターかセットプレーから2点目を取れると試合を決められるのですが、どちらも今の代表では上手くありません。

    日本は交代が一人だけのまま時間が経過していきますが、微妙なバランスのため前線以外は代えづらい中、76分に伊東に代えて鎌田を投入。

    大きく状況を変えないようにしながら、無理して追加点を狙わずに残り時間を見ながらの展開になりました。

    80分過ぎくらいから中国が攻めることが出来なくなり、柴崎のロングシュートが弾かれたところで長友から佐々木への交代になりました。

    時間を使いながらクローズさせることのみに集中して、そのまま試合終了。後半は難しい流れでしたが、厳しい時間帯でも吉田冨安の二枚看板が安定して相手の攻撃を跳ね返し続けたことが勝因になりました。

    これで一勝一敗。もしかしたらグループ最弱かも知れない中国相手に最少得点での勝利は満足とは言えませんが、最低限の結果は出せました。今日引き分けていたら監督交代だったでしょう。

    この試合前に行われたベトナム対オーストラリア戦は、0−1でオーストラリアが2連勝。別グループでも韓国がレバノンに1−0での勝利でした。やはりワールドカップ予選は厳しいのが当たり前です。点差をつけての勝利というのは難しいものです。

    ともかく次は10月8日の難敵サウジアラビアとのアウェイ戦に続いて、12日にホームでオーストラリア戦です。2位以内を確保するには勝つしかないですが、ここで二試合とも勝てれば初戦の敗戦を帳消しに出来るビッグマッチであることは間違いありません。

  • ルヴァンカップ配信障害に思うサッカー中継の将来

    私の応援するガンバ大阪はセレッソに敗れて大会を去ることになりましたが、今年のルヴァンカップ準々決勝は色々ありました。昨季2冠の川崎フロンターレが浦和レッズとの対戦で、終了間際に槇野のゴールを許し、アウェイゴールの差で敗退したのは驚きでした。

    それより何より、水曜の第1戦でネットでのライブ配信に失敗したスカパー!がさらに失敗を重ねたのは、日本のサッカー中継やスポーツ中継における分岐点にもなりそうな気がします。

    9月1日、スカパー!サッカーオンデマンドではアクセス集中による障害が発生して急遽、YouTubeでのネット配信を行いました。

    そして9月5日の第2戦前日に、スカパー!としてのネット配信を断念して、同じくルヴァンカップの放映権を持っているフジテレビのFODプレミアムにて配信することを発表していました。

    https://www.skyperfectv.co.jp/info/basic/22097.html

    おそらくは、契約を結んでいる視聴者のうち、放送波で観る人とネットで観る人の割合が昔よりも大きく変わったのでしょう。スカパー!の抱えるネットワークのバックボーンやサーバ能力ではさばけないアクセス数のため、FODプレミアムに流して他のスカパー!のサービスに影響を与えないためなんでしょうけれど、FODでも問題が起きてしまいました。

    https://www.jleague.jp/news/article/20616/

    視聴者を流したはずのFODプレミアムでも視聴できなくなり、結局、当初はしないといっていたYouTube配信でカバーすることになりました。

    スカパー!サッカーオンデマンドでのルヴァンカップ中継では、5月にも同様のトラブルが発生していました。

    https://vod.skyperfectv.co.jp/informations/notice_soccer_20210506.html

    今の時代はテレビ持っていない人も結構います。私自身、自室にはテレビはありません。nasneは持っていますのでテレビ視聴は可能ですが、手っ取り早いのは結局ネット中継になります。

    スカパー!にしろフジテレビにしろ、契約者のうちの視聴傾向がここ数年で変わってきたことに対応出来ていないのでしょう。

    DAZN契約済みのサッカーファンにしてみたら、
    「もう全部DAZNで中継してくれ」
    と言いたくもなります。

    ACLは今年の開催数日前にDAZNでの中継が決まりました。W杯アジア予選も同様に数日前にDAZNでの中継が発表され、しかもアウェイ戦に至ってはテレビ放送無しでDAZN独占となりました。

    少なくとも日本のサッカー中継においては、テレビ放送と放映権料の釣り合いが取れなくなってきました。

    ちなみに、スカパー!オンデマンドのサービス自体がこの10月に大幅リニューアルとなり、

    https://promo.skyperfectv.co.jp/vod_renewal2021/index.html

    放送契約者無料のサービスと、有料コンテンツ配信サービス「SPOOX」に分離するそうです。ルヴァンカップ中継や天皇杯もSPOOXに移行するようですが、サッカー関係のネット配信は有料にしてその分をインフラに回すのでしょうね。

    Netflix始め有料での動画配信サービスは普及してきて、スカパー!の戦う相手が地上波のテレビ局だけではなくなりました。ニッチな要求をする視聴者のお金と時間を争うという点では、DAZN・Netflix・Hulu・Amazon Prime Videoらとスカパー!は直接競合します。

    ライブ中継によるアクセス集中を防ぐにはインフラを増強するしかなく、逆にドラマなどの番組では視聴者が観る時間はばらけます。強いインフラを抱える余裕がもしスカパー!に無くなれば、サッカー中継は将来的には手放しそうな気がします。

    手放した後を拾うとしたらDAZNしかありません。Jリーグ・ACL・代表戦に加えて、ルヴァンカップと天皇杯をDAZNが手に入れる未来も十分あり得ます。

    サッカーファンとして怖いのは、DAZNに全てを囲われた後に大幅値上げされたり、中継・配信の質が低下したりすることですが、放映権料に見合った利用者数があれば大丈夫なはずです。

    そうするには、ファン層を増やすことが必要で、それは個々のチームが勝つためだけのクラブ経営、チーム育成ということではなく、それにプラスしてファンが増え満足できる、エンターテイメントとしてのサッカーを提供できるかどうか、ということにかかっています。

  • 大阪ダービー3連戦が突きつけた「暫定的なサッカー」の限界

    初戦、ホームでのリーグ戦は0−1での敗戦。
    2戦目、アウェイでのルヴァンカップ準々決勝第1戦は1−0での勝利。
    3戦目、ホームでのルヴァンカップ準々決勝第2戦は0−4での敗戦。

    2戦目の勝利もセレッソがメンバーを入れ替えてきたことを考えると、この3試合を通じてガンバが良かったと言える試合はありませんでした。はっきり言うと、弱いチームがそこそこのチームに惨敗しただけの話です。

    今のガンバの状況は、志向は異なりますが森保ジャパンを劣化させたような戦い方のようにも見えます。代表で昌子とヨングォンが抜けたDFは守れなくなり、藤春やパトリックが復帰しても攻撃陣は得点出来ません。

    選手の個の力でしか戦えない上に、その個を出せるキーマンを抑えられると何も出来なくなります。自分たちはこうすればいい、こうやって戦うんだという、自分たちのサッカーのやり方がわからなくなっている感じが見えて、観戦するのも辛いと言えば辛いものがあります。

    ただ、この惨敗はガンバサポーターは見ておかないといけません。今のガンバがどんな状況か、何をしようとしているのか、何ができないのか、選手もコーチも監督もフロントもどのような混乱の中にあるのかが、昨日の90分に凝縮されていると思います。

    この三試合目の失点のうち、最初の3失点はいずれも相手シュートやクロスのこぼれ球を決められています。たまたま、運が悪かったと言うよりは、ガンバの選手の反応が遅い証拠と言った方が良いでしょう。

    この惨状を受けて、ガンバのフロントは動くのか。今年のガンバは何のために試合をしているのか。色々思うところはあります。宮本監督から松波監督に交代してから、しばらくはチームの雰囲気が良いという選手たちからの意見がありました。見ていてもそれは分かりましたが、果たして、今もそうでしょうか?

    チーム状況や結果については、当然ながら松波監督にその責はあります。監督交代や強化方針については、そもそも強化部にいた松波監督が単なる雇われ監督以上の責任はあるのですが、監督を代えれば良いという結論でもありません。

    第一、5月14日に宮本監督との契約を解除したときは、松波監督が「当面の監督を兼務」とプレスリリースされたようにあくまで暫定監督でした。

    https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/12363/

    浦和とFC東京に負け、徳島と横浜FCに勝った後に6月1日になって、暫定監督から正式な監督として続けることになりました。

    https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/12413

    マスメディアでは元鹿島監督の大岩氏との交渉がまとまらなくて結局、そのまま松波体制継続のように見えましたが、クラブの方針としては良いものではありません。私自身、あの時点での松波監督は、今年の目標をJ1残留に絞るならそれで良いと思っていました。

    監督交代から4ヶ月弱、ずっと暫定的なサッカーをしてきたと思えば、結果としては悪くないでしょう。それが許されるクラブならそれでいいです。許されないクラブならダメです。

    ガンバ大阪はどのようなクラブなのか。何が求められるクラブなのか。クラブ、監督、チームスタッフ、選手、サポーター全体の共通理解はあるでしょうか?

    一つは、「攻撃的サッカー」かも知れません。でもそれはあくまで「強い」攻撃的サッカーであるはずです。何も出来ずに敗戦するサッカーを攻撃的サッカーとは言えません。

    今年2回、攻撃的サッカーへのこだわりに疑問を呈するnoteを書きました。

    https://hrsgmb.com/n/ncd654e52e822

    https://hrsgmb.com/n/n3dd334c5f87a

    チーム状況、リーグの流行、他チームとの戦力差、選手の能力、監督やコーチの志向といった条件が揃ってこそ、自分たちから仕掛ける攻撃的サッカーが出来ると思います。逆に言うと、条件が揃わずに無理に方針を変えると悲惨なことになります。まさにそれが2018年と今年でした。

    今年、そして現在のガンバが抱えている問題は今だけの問題ではなく、近いところでは長谷川監督からクルピ監督にスイッチした際の過ちから生まれました。さらには、西野監督からセホーン・ロペス体制にスイッチした時の決定的な失敗から続いているものであり、そう考えると10年間続いてきた問題です。

    「ガンバ大阪は攻撃的サッカーで勝つ」

    という命題は非常に魅力的かつ困難なもので、容易に解決策は編み出せません。解答を出せる条件が揃うまで、こんな混乱が続くのでしょうか?

  • 現代のグレートゲームの失敗とグランドツアーの現在

    近代のイギリスでは、グランドツアーと呼ばれる欧州各地への旅行が流行していました。旅行というと軽く聞こえますが、上流階級のものに限られて数カ月以上に渡り、古代の遺跡などを訪れていたので短期留学的なものとも言えます。

    ちょうどイギリスが世界中に植民地を作り、産業革命によってさらなる経済発展を成し遂げていく時期と重なります。経済力を身に付けた国民が、世界旅行に出かけるのです。

    「衣食足りて礼節を知る」という言葉が示す通り、生活に余裕が出てからでないと国外への旅行なんて出来ません。急速に経済発展した中国の国民が世界中を旅行するというのは、高度経済成長期以降の日本人と全く同じですね。

    今の日本人からすると一緒にされたくないでしょうけれど、かつての日本人観光客も旅先では嫌がられたり馬鹿にされたりしていました。みんな揃って首からカメラをぶら下げ、団体で行動して、大声で自国語をしゃべり、どこでも撮影する、ついでにみんな眼鏡をかけている、といったステレオタイプな印象を持たれたものでした。カメラをスマホに変更すれば、現在の中国人観光客とほぼ変わらぬ姿でしょう。グランドツアー中のイギリス人が、イタリアやフランスでどう見られていたか知りませんが、急に国際的常識が身に付くはずもないのではないかと思います。

    旅行によってその人や周辺に国際感覚が身に付けられるのであれば、いずれは中国も変わっていく、という話になりますが、昨今の強化されつつある習近平体制が変わらぬ限りはなかなか難しそうではあります。中国政府は欧米のルールを押し付けるなと反発していますが、中国のルールも他国に押し付けると当然反発を招くのは、南シナ海における九段線の押し付けが証明しています。

    経済力を身につけた日本が経済における覇権をかけてアメリカに挑んで敗れたのが1980年代、そして今の中国は経済と軍事力での覇権をかけてアメリカに挑んでいます。アメリカvs反米勢力(中国、ロシア、イランなど)の構図が新たに生まれたアフガニスタンでは、アメリカが撤退した後に反米勢力間での綱引きになるでしょう。その結末は、どこも痛み分けになるのではないかと、アフガニスタン支配の難しさから容易に想像できます。

    イギリス人のグランドツアーが盛んだった頃、中央アジアから今のアフガニスタン近辺を巡り、イギリスとロシアが激しく争っていました。「グレートゲーム」と言われたその争いは、ロシアは南下してインド洋に出るため、イギリスは既に権益を確保しているインド・中東へのロシアの侵略を排除するためのものでしたが、アフガニスタンに関してはどちらも支配することは出来ませんでした。

    それ以前には、インドのムガル帝国、トルコのオスマン帝国、イランのサファビー朝によって一時的に占領されても、いずれは支配を逃れてきた歴史もあります。アフガニスタン地域の植民地化は労多くして利少なしの典型でしょう。

    その抵抗の中心を占め、今でもアフガニスタンにおける多数派の部族であるパシュトゥン人の特徴を、過去の名著から引き出してみます。

    河出文庫から出版されている「世界の歴史<19>インドと中近東」には、こうありました。

    「かれらは自由と独立を求め、政府の圧迫や外敵の侵略に激しく抵抗する。政府を軽んじ、部族の自治を重んずる。
    (中略)
    危険に迫られた人が庇護を求めて自分の家へ来れば、それがたとい自分の敵であろうと、追い出したり危害を加えたりせず、自分の命を賭けてでも保護しなければならないことになっている。」

    まさにソ連のアフガン侵攻失敗、アルカイダのテロリストをかばったタリバン、そしてアメリカ軍のアフガン撤退を予言しているかのような内容です。

    これが現在書かれたばかりの書物なら驚くことでもないかも知れませんが、大元の初版は1969年、まだアフガニスタンが平和だった頃の話です。ソ連のアフガン侵攻より10年も前の記述です。

    ちなみに、この河出書房による「世界の歴史」シリーズは1990年に文庫化されて出版されましたが、現在は紙の本としては品切れになっているようです。新たな研究による発見や理論が反映されていないので、なかなか再版には至らないでしょうけれど、AmazonのKindle版では普通に売られています。印刷物をOCRにしたものなのか時々誤字があるのですが、そのデメリットを遥かに上回る不朽の名作感がある通史シリーズです。

    ともかく、グランドツアーに類するもので国際感覚を身に付ける国民がいる一方で、無理矢理他国を占領・支配しようとする政府がいるのは、近代以降の大いなる矛盾の一つの代表格と言えるでしょう。

  • 安くて良いものは存在しない

    安くて良いものは基本的にはありません。基本的に商品の価格は、商品の生産・流通・販売にかかる費用を最低限まかなった上で、需要と供給の度合いにより決定されます。

    高くて良いものは作る人や買う人が限られますがちゃんと存在します。高くて悪いものはぼったくりですが、残念なことに世の中には結構存在します。しかし、安くて良いものというのは何の代償も無しには存在し得ません。

    もし、安くて良いものが存在するとしたら、それは誰かが我慢や不利益という形で代償を支払っているからです。

    消費者、販売者、流通業者、生産者、さらにそれら業者に雇用されている者、の誰か、もしくは複数が犠牲となっています。

    例えば、安くて良いものだけど、特定の機能が無いのであれば、消費者側がその特定の機能を使わないという形で我慢しています。例えば無印良品みたいな、簡素なデザインの商品ならカラーリングのラインナップが少ないという形ですね。

    あるいは、安くて良いものだけれどブラック企業が極端に人件費を減らして生産しているのであれば、生産者や従業員が犠牲を払っています。もちろん違法であれば話になりませんが、日本でも技能実習生制度で調達した従業員による生産であれば、彼らが安さの源となっています。

    社会問題化していますが流通、具体的には配送配達を担うトラック運転手の問題があります。高い賃金や無理なスケジュールが組まれなければ、ドライバー不足になるはずもありませんが、そうではないから問題になっています。その原因は配送費用が安く設定されているためですが、ネットショッピングで消費者と販売社が安い配送料を求めていることが直接的な理由です。

    もしくは、ここ最近では一般化したフェアトレードの概念がありますが、従来型の国際取引は商品の原材料生産国の生産者が、非常に安い代金や賃金しか受け取っていないという問題があります。例えば美味しいコーヒーが安く手に入るとしたら、先進国の消費者にとってはありがたいことですが、生産国の農業従事者はその国の物価の安さ以上に安い見返りを、国際商社や現地政府に強いられています。

    今、一番それが国際的に問題視されているのは、中国政府によるウイグル自治区での強制労働です。一応、中国当局はそんな実態は無いと全面的に否定しています。

    日本のUNIQLOや無印良品なんかは新疆綿の問題をスルーというか欧米のブランドほど問題視は出来ないようですが、海外売上における中国市場の大きさの差があるのかも知れません。

    安くて良いものが、消費者側が了解の上で我慢できる代償で提供されているのであれば良いのですが、労働力が搾取されている可能性がある商品を使用するというのは、心理的に難しいものです。

    もちろん、中国政府も認めていないし国際的な裁判結果なども存在していないし、もしかしたらウイグル問題も、イラク戦争における大量破壊兵器のような根拠のない可能性だってゼロではないのでしょうけれど、ブランドイメージを犠牲にするか売上を犠牲にするか、UNIQLOも無印良品も難しい綱渡りをせざるを得ないでしょう。だからといって、新疆の代わりの綿の生産地が人権的に問題無い保証もありません。

    結局は、安いものを求めすぎると誰かが犠牲になるということは、頭に留めておかないといけないのでしょう。「三方よし」は、売り手も買い手も社会も利益を享受出来る商売の在り方です。適切な値段で適切な品質の商品が適切に流通しないと出来ません。ただ安くて良いものを求めるだけだと、三方のバランスを壊すしかありません。

  • 情報のブロック経済化がやってくる世界

    EUが、個人データやプライバシーを厳格に保護するためにGDPRという規則を施行したのは2018年でした。EU域内のみならずEU域外に存在する事業者にも適用されますので、日本の企業でも対象になります。

    そしてEUにおけるGDPRに相当する法律が、中国でも可決されたそうです。ユーザーデータ保護法(PIPL)案というらしいですが、第三国へのデータ転送に関する規定もあるようです。

    世界に広がりつつある、中国国内の巨大IT企業が抱える個人情報を、欧米政府の支配下にさせないためという邪推も出来ますが、単純に中国の巨大IT企業そのものを中国政府がコントロールするためのものでしょう。

    どちらにせよ、中国と欧州ではIT企業が消費者の個人情報を利用して好き勝手に振る舞うことが許されなくなります。

    国際的IT企業の本家本元であるアメリカ合衆国では、資本主義・自由主義の考え方から企業への規制は一般的には否定的ですが、それでも昨今のGAFAらの振る舞いに対して拒否反応を示す人たちも少なくありません。EUや中国の規制に刺激されて北米でも同様になる可能性だってあります。

    建前やお題目はどうあれ、どこにおいても国家や地域の政治的組織が、ユーザーデータを囲い込む時代が到来しています。あえて過去に例を取るなら、戦間期の世界恐慌後にブロック経済が形成されたことを思い起こさせます。20世紀前半は、経済とは資源とそれを生かした生産を意味していました。石油・石炭・鉄鉱石を抱えているか否かに、国家の浮沈がかかっていました。

    そして90年近く経った現代では、物理的な資源はもちろん重要ですが、それ以上にデジタルデータが国家戦略上の重要な資源になり得ます。

    翻って日本でどうなっていくのか、不安の方が大きいですが、完了レベルでは優秀な人が色々と考えてくれていることでしょう。問題はそれを立法の立場で政治家がサポート出来るかどうかということと、そのような政治家を有権者が当選させるかどうかですね。

    マイナンバー制度でも揉めに揉めて長年かけて実施したのに利用が進まない日本においては、国家戦略的に個人情報を扱う前の段階のようにも見えてしまいますが、いっそのことアナログ回帰します?

    それは冗談としても、全部をデジタル化する流れになるのは当然ですが、アナログ的な手法を全廃してしまうのは、電気や通信が途絶した時のことを考えると怖いものがあります。地震などの自然災害によって電子マネーが使えなくなるトラブルは、日本人にとっては想像しやすいはずです。

    アナログとデジタルのハイブリッドでやっていくしかないですが、その分の無駄が生じてしまうのは覚悟するしかありません。

  • 2021年9月2日W杯アジア最終予選グループB日本対オマーン戦DAZN観戦の感想

    高騰する放映権料にテレビ局が根を上げ、ついにサッカー日本代表戦のアジア予選でさえも、アウェイゲームはテレビ放送が無くなりました。代わりにサッカーファンを救うことになったのがDAZNで、直前に決まって安堵するのはACLの時と同じですね。

    ホームゲームは変わらずテレビ放送がありますが、これだっていつまで続くか分かりません。放映権料の高騰が止まるのが先か、テレビ局が諦めて全試合ネット中継のみになるのが先かは誰にも分からないでしょう。

    ともかく、今日行われるパナソニックスタジアム吹田での初の日本代表アジア予選もDAZNで観ることが可能です。これはこれで画期的ですが、それ以上にサッカーファンにありがたいのが、日本戦以外の試合、グループAB共に全部DAZNで放送されることです。これまでのW杯予選では、日本絡み以外のテレビ中継はたまにあるくらいでしたが、全部リアルタイムで見られるのはスゴいことです。

    ガンバから選出されたキム・ヨングォンやチュ・セジョンや、元ガンバのファン・ウィジョの様子も見ることが出来ます。ガンバから選出と言えば、昨晩セレッソ大阪との大阪ダービー3連戦の2試合目にも出場した昌子源が、怪我の板倉の代わりに代表に急遽呼ばれました。今日は出ないでしょうけれど、7日の中国戦の出場の可能性があります。そのため6日の大阪ダービー3試合目には出られません。ヨングォン・昌子のCB2名が欠けるのが厳しいですが、三浦・菅沼・佐藤でなんとかしてもらうしかないですね。

    ともかく、ワールドカップのアジア最終予選が始まります。毎回、そんな簡単にはいかないもので、確か最終予選はこれまで全て、日本は1つは負けていたはずです。それでも98年大会以降はずっと出続けているのですから、1試合負けたところでアレコレ言う必要はありません。

    ここ数大会は同じレギュレーションで、グループAB共に2位まで通過、3位同士がプレーオフをして勝ったチームが大陸間プレーオフに臨む、という形です。

    ぶっちゃけ、アジアでは日本・韓国・オーストラリアが頭一つ抜けています。アジア予選では途中苦しくても結局は出場を決めてきました。1位通過を考えずに2位以上確定をさっさと決めるのなら、日本・オーストラリアが他チームに勝ち続けて上2つを決める構図が一番楽ですよね。

    とりあえず今日の試合はDAZN観戦。岡田・戸田のコンビでの解説がメインチャンネルで、憲剛・岩政のコンビでのサブチャンネルでは、引いた映像と中継映像と、場面によってセレクトした映像を流すという面白い仕組みで流すようです。

    今日は5000人上限での観客ですが、パナスタは座席がガンバカラーの青色なので、日本代表戦をしても青色が画面に映えて良いですね。パナスタ名物のLEDを使った試合直前の消灯・点灯があってキックオフ。

    今日の大阪は断続的に強い雨が降っていますが、芝の状態は悪くなさそうです。

    序盤はお互いに様子見しながらチャンスがあれば前に出る程度で、大きく偏る展開ではありません。どちらかというとオマーンがプラン通りの戦い方でしょう。13分には初のシュートをオマーンが放ち権田がブロック。

    日本は悪いとは言えないですが良い内容とは決して言えない感じ。攻めあぐねているのと、ボールを奪い返す位置が低いと相手の攻撃を防ぎにくくなります。

    それでも28分に伊東がロングパスを受けてシュートを打ち、惜しくもGK正面でしたが今日最初の決定機を生み出せました。長いパスでチャンスを作ることが出来れば、今度はショートパスやドリブルでも相手の隙が出てきます。水分を含む芝だとドリブルがしづらいでしょうけれど、もうちょっと仕掛けないと相手も守りやすいはず。

    それでもようやく五分五分になった程度で、オマーンとしては慌てる内容でもありません。結局このまま前半終了。オマーンは満足のいく45分、日本は不満の残る45分でした。

    ハーフタイムで原口から古橋に交代。個人的には久保か堂安を入れて仕掛ける人を増やした方が良いと思いますが、ドリブルには向かないピッチですと使いどころが難しそうです。

    日本はこのまま得点出来ないと、途中からは残り時間を見ながらのプレーになってしまいます。出来れば早めに得点しておきたい。

    48分にはファーにいた伊東のヘディングから攻撃が続きましたが決めきれず。左サイドの古橋が絡んでのチャンスが続きました。

    51分にはオマーンの折り返しに長友の左腕が当たったとしてハンドの判定。これでPKと判定されるも、VARで覆されて事なきを得ました。判定はともかく、攻撃にしろ守備にしろ何とももっさり対応しているように感じます。ピリッとしません。

    これで切り替えられたのか、55分にクロスから大外に入って来た長友が合わせるも惜しくも外れました。こういう攻撃が続けられればいつかは得点出来ます。

    と思っていたらむしろオマーンの決定機が続きます。メイン・サブの解説4氏とも言っていますが、オマーンが予想やイメージよりもかなり攻撃的な姿勢で臨んできているので、完全にがっぷり四つみたいな試合内容になっています。

    63分にカードをもらっている伊東から堂安にスイッチ。勝手知ったる吹田スタジアムで輝いてほしい。

    65分はカウンターを防いで逆カウンターから大迫のシュートはGKが触ってCK。

    70分に鎌田を下げて久保を入れました。五輪代表の攻撃を牽引していた2人がどこまでやれるか。

    前線の誰かの個人技だけで強引に突破した方が、コンビネーションで崩すよりは効きそう。綺麗にやり過ぎているようにも見えます。

    そしてついに88分、オマーンの右からのクロスを中央で植田を交わした選手が決めて失点。

    そしてそのまま試合終了。最悪の滑り出しとなってしまいました。最終予選の初戦は手こずるものと記憶がありますが、逆に手こずらずにあっさり勝てた最終予選の初戦なんてこれまでにあったかなあ、と思って調べてみると、

    2018年大会の最終予選では初戦、UAE相手に1−2で敗戦。
    2014年大会の最終予選では初戦、オマーン相手に3−0で勝利。あった、この試合は楽な勝利でした。
    2010年大会の最終予選では初戦、バーレーン相手に2−3で勝利。
    2006年大会の最終予選では初戦、北朝鮮相手に2−1で勝利。大黒が決めた試合ですね。
    1998年大会の最終予選では初戦、ウズベキスタン相手に6−3で勝利。カズがハットトリック決めました。あっさり勝ったというと大味な試合でした。
    1994年大会の最終予選では初戦、サウジアラビア相手に0−0で引き分け。

    最終予選の初戦での引き分けがあのドーハの、森保監督が現役バリバリ代表だった時までさかのぼることに驚きですが、そんなことよりこれで2大会連続で最終予選の初戦で敗戦と、日本代表は試合運びが下手くそと言われてもしようがありません。

    今日の試合は、内容は悪くないけれど結果だけ悪い方に転んだというレベルではなく、厳しく見れば何も出来ずに敗れました。次の中国戦で勝てないと森保監督解任論が間違いなく出てきますよね。というか今日の敗戦だけでも騒がしくなるでしょう。

  • iPhoneの接続端子を巡りEUと揉めそうなApple

    iPhoneの接続端子問題は、Lightning端子を継続したいAppleと、(USB-Cに)モバイルデバイスの端子を統一したいEUとの間の政治的闘争になってきそうです。

    https://hrsgmb.com/n/n83d670882aa0

    以前こんなことを書きましたが、新しいiPhoneでも変わらずLightning端子が採用されるっぽいです。EUで接続端子の統一が法律で決められますと、USB-Cではないスマートフォンはまず間違いなく販売できなくなります。Androidスマホは今ではUSB-Cでない新製品などおそらく存在しないでしょう。この点ではiPhoneが圧倒的に不利な立場にあります。

    AppleがなぜUSB-CをiPhoneに搭載しないのかは多分、社外の誰にも分かりません。iPadではProとAirではUSB-Cになっていますし、MacBookでも採用済みです。

    USB-C端子であることが理由による大きなトラブルの可能性も、これまでの無数に存在するAndroidスマホを考えるとまずあり得ません。どんどんAppleはLightning端子廃止の方向に追い詰められていくでしょう。

    それに対抗して、画期的というか噴飯物というか、有線端子廃止という斜め上の超ウルトラC的なiPhoneが出るという噂はこの1,2年ちょくちょく出てきていますが、本当に無線充電オンリーのiPhoneなど出すのでしょうか?

    最新のiPhoneでは、無線充電規格Qiを拡張したような独自のMagSafe充電が使えるようになっていますが、これにしたって新たにケーブルが増えるようなものです。AirPodsのワイヤレス充電には使えませんから。

    Apple Watchも独自規格の無線充電コネクタですので、Apple信者の自宅には、
    ・Lightningケーブル→廃止?
    ・USB-Cケーブル
    ・Apple Watch充電ケーブル
    ・Qi充電器
    ・MagSafe充電ケーブル
    が揃っていることになります。それにQiにしろMagSafeにしろ、無線充電は有線に比べると圧倒的に電力効率が悪いです。どこがエコやねん、とEUがツッコみたくなるのも理解出来ます。

    せめて、iPhoneをUSB-C接続出来るようにして、Apple WatchをQi充電出来るようにすれば、大幅にケーブルを減らせますし、EUの弁で言えば環境負荷を減らせます。

    あくまでAppleが独自路線を貫くとしたら、EUとの抗争は激化するでしょう。環境保護団体やその意識が強い人がAppleを提訴、という未来もありそうです。

    Appleみたいな巨大かつ意識の高い企業だと、社内でもこんなことは意見が分かれそうな気がしますが、社内でiPhoneにUSB-C端子を搭載すべきという意見は無いんですかね? スティーブ・ジョブズの頃ほど独裁的な社風ではないと思うのですが。

    あまりにEUと環境保護の問題で揉めてしまうと、ティム・クックCEO体制も盤石ではなくなるかも知れませんね。