平繁無忙の何でも書くブログ

  • コンビニというインフラ

    コロナウイルスの感染拡大防止のために、多くの産業・企業・組織や団体が活動を停止しています。その一方で、生活や生命に関わる業種は多少の差はあれどストップせずに動き続けています。

    電気・ガス・水道・通信などの重要なインフラだけではなく、生活必需品を売るお店も営業しています。飲食店などは座席を利用してお客さんが店内で長時間居続けるタイプは多くが営業を止め、出前・持ち帰りのみに変更しているお店も多いですね。スーパーやホームセンターといった多くの品種を扱い、値段も安いので多くの消費者が利用しますが、その客の多さと滞在時間の長さが徒となって感染を拡大させる可能性がある、ということで一部の都道府県ではスーパーなどの営業にもある程度の制限をかけられています。

    そんな中、個人的にはコンビニの重要度が増している気がします。コロナ禍でお店が閉まっている中でも、大半のコンビニは通常通りに営業していて、買い物は自由に出来ます。さすがにイートインスペースは閉じられていることが多いですが。

    去年までコンビニという存在は、人手不足や利益不足のためにコンビニオーナーの負担が大きすぎる、ということで本部が批判されたり、24時間営業を停止するオーナーがいたり、フードロスを減らしたり自腹営業が非難されたりとかいろいろありました。

    どちらかというと、コンビニの営業形態やビジネスモデルにまで突っ込んで批判や見直しを求める声もあったと思います。

    しかし、こんな社会情勢の中ではかえってコンビニのビジネスモデルがありがたいと思えることが多々あります。

    まず売り物。食品、飲み物、下着、タオル、洗剤、電池など何でもあります。コンビニで売られていないもので生活必需品と言えるものは少ないかも知れません。少なくとも不要不急ではない品物はほとんど買えるのではないでしょうか。

    タバコやお酒も売っています。タバコ屋・酒屋もそれだけだと不要不急と言われそうですが、無いと生きていけないというか辛い人もいるでしょう。

    さらにはコーヒーマシンもあります。有名なコーヒーチェーンも閉まっていますので、できたての美味しいコーヒーを欲しいという需要を満たせるはずです。

    ホットスナックもあります。イートインは利用出来ませんが、暖かい食べ物をさっと買うことが出来ます。

    ATMもあります。銀行や郵便局は開いていますが、それこそ行列など出来ていたら並びたくないですし、コンビニなら使用している人がいれば別のコンビニのATMを使おう、ということも出来ます。

    複合機もありますので、コピーやFAXも使えます。個人レベルではあまり使わないでしょうけれど、キンコーズみたいなところも閉まっていたり営業時間を縮小したりしていますので、自宅でコピーやプリンター・FAXがない人はコンビニを頼らざるを得ません。

    お金周りでは収納代行のサービスもあります。いわゆるコンビニ払いの請求書の支払手続きが出来ます。このコロナ禍でネットショッピングも盛んになっていますが、クレジットカード払いが嫌な人・出来ない人にしてみればコンビニ払いも重要なサービスでしょう。

    こういったコンビニが日本中にあります。都心部ではコンビニから別のコンビニが見える範囲にあったりするくらいです。そしてコンビニはまず間違いなく立地的に集客しやすいところにありますので、消費者から見て利用しやすい場所にあります。その分、値段がスーパーやホームセンター、ドラッグストアなどに比べると高くなる(いわゆる定価)わけですが、こんな状況では値段の高い安いはあまり気にしていられません。安さ求めてスーパーに押し寄せる方が怖いです。

    コンビニは店舗数も多いので、店内が狭くてもあまり密集して人が集まることもありません。買い物したらすぐに出ていきます。イートインと立ち読みを禁止すれば滞在時間は長くても数分でしょう。品物1つだけ買うなら1分もいないはずです。

    コンビニの店舗網と倉庫・工場をつなぐトラック輸送を考えると、もはやこれはインフラと言っても良いのではないかと思います。

  • Zoomerの誕生

    先日、オードリーのオールナイトニッポンで、芸能界でもZoomでの出演が増えてきたり、芸能人同士でもZoomで飲み会したりしていて、という話の流れから、春日がZoomを利用しまくっていてもはや芸能界屈指のZoomerだな! とか若林が言っていました。

    YouTuberの流れでZoomerと呼んだのでしょうけれど、今後はZoomerという言葉も流行するのかなと思って検索してみると既に出てきました。

    ウェブ就活 Zoomer世代の武器生かす
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58177430X10C20A4EAC000/

    「ZoomなどのWeb会議システムをスムーズに使いこなす人」
    という意味で使われているのだと思いますが、テレビでもZoom利用が増えてきているので、ZoomをWeb会議システムとしてではなく、別のメディアとして使用する人も出てくるのかも知れません。

    Zoomが使いやすい、講演やセミナーにも向いている、という話は個人的には去年くらいから耳にし始めた気がします。その時はあくまでビジネスツールであり、一般人がこんなに利用するものとは思っていませんでした。

    外出自粛、テレワーク推奨という昨今、使いやすいということと無料でもある程度使えるということで、Zoomがとてつもない勢いで利用者が増えているようです。セキュリティの問題で非難は浴びていますが、多分利用者は今後も増えるでしょうし、既に広がった認知はそうそう消えません。YouTubeにしろFacebookにしろTwitterにしろ、急速に広まったときにプライバシーやセキュリティの問題があっても大半の利用者はあまり気にせず使っていましたし、提供側も批判されたから潰しておくか、という程度の対応で、それよりも利用者の満足度を高めてさらなる利用者の増加と売上の増加の方を目指していたはずです。だからこそ、圧倒的なシェアを獲得できたわけで、セキュリティがガチガチではない形でサービスを提供していることは確信犯でしょう。

    そしてユーザーが増えれば使い方も増えます。冒頭に書いた芸能人Zoomerもあながちネタではなく本当に実現させてしまう人も出てくるかも知れません。YouTubeやTikTokは動画を後で多くの人が見るというシステムですが、Zoomをメディアのように利用する場合は双方向の配信となります。YouTubeLiveやSHOWROOMでも視聴側からのアクションはありますが、Zoomほど対等でも多様でもありません。Zoomなら双方がほぼ同等の立場にも慣れますし、一対多で動画配信的に使うにしてもチャットもあるし画面共有も簡単だし、頭が良くて目端が利く人が何かしら、Zoomを使ったマネタイズを考えるでしょう。

    ブログにしろYouTubeにしろ、サービスインしたときにはそれでとてつもない金額を稼ぐインフルエンサーが生まれるとは、開発会社側は考えていなかったでしょう。

    今の私たちは、YouTubeに続いてZoomをメディアとして利用してマネタイズする新しいビジネスが生まれる瞬間に立ち会っているのかも知れませんし、立ち会っていないのかも知れません。

  • ガンバ大阪の社長交代

    少し前の話ですが、ガンバ大阪の代表取締役社長が変更となりました。

    株式会社ガンバ大阪 代表取締役社長 山内隆司の退任、 代表取締役社長に小野忠史就任、取締役に和田昌裕就任のお知らせ
    https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/10971

    もう前任となってしまいましたが、山内前社長のときは新しいガンバの苦難の時代でもありました。

    新スタジアムが出来た時からの社長で、その4年の間はサポーターとしては喜びよりも悔しさの方が多かったようなチーム状態でした。新スタになってからなかなかホームで勝てなかったり、16年はルヴァン決勝で浦和にPK戦で負けたりしたのはまだマシな方で、17年は長谷川監督の退任が決まった後に数ヶ月間勝てなかったり、18年はクルピ監督の時に苦しみ宮本監督になっても低迷して結果的には残留したものの、翌19年にも残留争いに巻き込まれ、また毎年のようにレギュラーになった期待の若手がどんどんヨーロッパに移籍していきました。

    その間、サポーターとしてはストレスもありクラブの姿勢やそれこそ社長にまで怒りの矛先を向けてしまいましたが、今になって思うと門外漢のサッカークラブ経営というのも大変だったと思いますし、残留争いの中でいろいろと罵倒もされてきたかも知れません。そのことは申し訳なく思います。

    結果的に2年連続残留争いをしたといっても、終わってみれば両年共に中位でフィニッシュしましたから、その点は悪くはない結果だったと思いますし、昔のガンバと今のガンバの違いもあるし、他クラブ含めて日本の若手選手を根こそぎヨーロッパに持っていかれているような状況ではチーム強化も難しくなったと思います。

    次の小野社長には、観客数増加・サポーターの顧客満足度アップ・経営の安定化と一層の売上増加といった当然の目標に加えて、タイトル奪還・再度の強豪入りがどうしても求められます。

    今年は開幕戦でディフェンディングチャンピオンの横浜F・マリノスにアウェイで勝利という、素晴らしいスタートを切ったにもかかわらず、コロナウイルスのために長くJリーグが休止しています。この状態が続けばリーグ戦の一部中止・強制終了や今シーズンそのものの消滅ということも起こりかねません。無観客試合での再開がされるのならよっぽどマシな方でしょう。

    新任なのにいきなりとんでもない逆境スタートとなってしまいましたが、小野社長にはまたガンバを、そしてJリーグやサッカーを応援して観戦することの楽しみや喜びをもたらしてくれることを期待しています。

    それとさらっと書かれていますが、元ガンバ大阪の選手である和田さんが取締役にもなりました。

    【G大阪】和田昌裕氏が強化スタッフに就任。25年ぶりの古巣復帰
    https://soccermagazine.jp/j1/17337917

    去年まではツエーゲン金沢のアカデミーにいたんですね。タイに行っていたこととかサンガの監督をしていたとか、その前に神戸にいたのは覚えていましたが。OB選手がクラブの経営陣に加わるのも他クラブでは増えてきました。有名どころは札幌の野々村社長ですが、ライバルのセレッソでは既にモリシが社長をやっていますね。ガンバもいずれはOBが社長をするようになるのでしょうか?

  • 高性能&高価格化の罠に全てのITメーカーがはまっていくのか?

    日本の家電メーカーが一部の製品を除いて世界的な影響力を失ったと言われてから久しいです。

    かつては日本の複数のメーカーが世界を席巻していたということは、今の若い世代の人達にとってはなかなか実感出来ないことだと思います。松下、東芝、日立、SONY、富士通、SHARP、NECなどなど、多くの分野で日本メーカー同士でトップを競い合っていましたが、今は一部の製品で一部のメーカーが存在感を発揮できているくらいです。

    もちろん、それら企業に勤めていた人が怠けていたわけではなく、こうなった原因としては、社会や時代の変化もあるでしょうし、日本経済の問題もありますし、イノベーションのジレンマの問題もあります。ただ、よく言われるのが日本の家電メーカーは性能アップにこだわりすぎていて、売れるもの・顧客が求めるものを作ってこなかったから、という理由です。

    それが果たして本当に大きな原因だったのか分かりませんが、90年代・00年代における製品や「モノ作り」への過剰なこだわりは、確かにかえって悪い方向に進んでいたのかも知れない、とも思えます。

    「良いものを作れば売れる」

    という信念のは真理のようでありますが、結局真実ではありませんでした。正確に言うと、「良いもの」の定義が曖昧で、メーカーにとって「良いもの」と消費者にとって「良いもの」がズレていたら売れない、というのが但し書きとして必要でした。

    そのメーカーを盲目的に信じて何でも購入する、いわゆる「信者」であれば、メーカーの言う「良いもの」を素直に受け入れたのでしょうけれど、それは結局、先の信念はまさにお題目でしかなかったということになります。

    さて、松下や東芝などに代わってITメーカーとして君臨しているのは、AppleやSamsung、HUAWEIといったアメリカ・韓国・中国のメーカーです。アメリカのメーカーは80年代までは日本メーカーにやられっぱなしでしたがインターネットとIT革命によって復活し、韓国は日本を追いつき追い越せを実践して追い抜き、中国は韓国を追いつき追い越せで抜き去ろうとしています。

    では、それらの大企業が今後も安泰かといえばそうではないでしょうし、どのメーカーも危機感を持って日々経営・努力していっているでしょうけれど、それは20年前の日本も同じだったでしょう。

    ここ数年間、Appleの製品をスマホやタブレットやパソコンやイヤホンや時計として使用してきましたが、性能アップ&値段もアップの一途をたどっています。先日発表された新しいiPhoneSEが久し振りに安さをアピールできるiPhoneとなりましたが、どちらかというとAppleとしては安い製品はあまり売りたくないでしょう。なんせ自社の高価格製品の市場を奪いかねません。それはまさにかつての日本の家電メーカーと同じです。

    韓国や中国のメーカーも、最初は安く売って低価格帯でユーザーと利益を捉え、どんどん高性能化と高価格化に進みます。ゴールという名の奈落の底はどのメーカーが走る道にもつながっているのでしょうか。例えば、1億画素のカメラってスマホに必要でしょうか? 

    それよりも持ち運ぶ上での軽さや充電のしやすさ、バッテリーの持ちやボタンの押しやすさなどの方が重要なのではないでしょうか?

    その辺の需要を捕まえた企業がまた静かに勃興して、またいずれ高価格製品を売り始めて・・・というサイクルは今後も続いていくはずです。

    その頃にはIT業界全体が完全にコモディティ化して、また中身のクラウド化が一層進んで、通信端末内部では処理はほぼ行わず、多くの情報処理はクラウドベースとなり、通信端末は文字通り「通信」のみ行う端末になっていそうです。

    そうなれば、多くのメーカーは力を失い、通信事業者の方が力関係的に強くなるのかも知れませんね。

  • 地球温暖化が少子化を招いたというトンデモ理論を唱えてみよう

    地球温暖化によって気温上昇が起き、それによって人間の体温も高く維持され、それによって男性の精巣の温度も上がってしまって精子の活動が鈍くなってしまい、それによって結果的に少子化がもたらされているのではないか。

    そんなことをお風呂に入っているときに思いつきました。

    単なる思いつきなので、科学的根拠は全くありません。そもそも本当にそうであれば先進国だけではなく発展途上国も含めて少子化になっているでしょうし(エアコンが使えない国の方が厳しいはず)、動物にだって影響が出ているでしょう。

    ただまあ無理矢理に理屈は付けられるでしょうか? 例えば、先進国の男性は、未開民族のような服ではなく、身体にぴっちり合うスーツを着るから体温の逃げ場が無いからだとか、むしろエアコンの多用によって身体の本来の体温調節機能が上手く働いていないとか。

    どれかの理屈が何とか科学的根拠として通るのであればシメたもんです。少子化を憂う人達を環境保護に引っ張り込めます。特に保守派を自認する人の中には、少子化対策として従来の家族構成にこだわりがちですが、同時に環境保護活動にも無関心あるいは反発する人も多いです。

    そういった環境保護否定派の中を分裂させることも出来るかも知れません。そもそも環境保護を否定している人は、地球温暖化は科学的根拠が無いと言って批判しているのですから、精巣温度上昇少子化理論が科学的根拠が無いとしても、現状と大差がありません。ダメ元で訴えてみてはどうでしょうかね?

  • 楽天のエコシステムに組み込まれる携帯電話というライフライン

    先日、楽天モバイルにMNPしましたが、楽天という会社は手広く事業を行っています。

    楽天のどこかのページの末尾には、「楽天グループサービス」として数十個のサービス名がリンクとして列挙されています。

    大元は楽天市場ですが、ショッピング関係はサービス名が違えど本質としては同じとみてもいいでしょう。自社経営かそうではないかの違いはありますが、楽天市場、楽天ブックスやトラベル、チケットなどは似たようなモノです。

    よく比較されるAmazonはオンライン書店としてスタートして、扱う物品の種類を増やしつつ、サーバを拡大してクラウドサーバ、クラウドコンピューティングを世界に広げました。リアルとクラウド、またBtoCとBtoBの両方で大きな利益を上げています。

    Amazonに比べると楽天グループは買収に次ぐ買収で広げていったこともあり、事業が整理されていないようにも見えます。それぞれのサービスごとの利益率(あるいは赤字の割合)としてはどうなんでしょうね。

    売上収益に占める各セグメントの比率(2019年度第4四半期)
    https://corp.rakuten.co.jp/investors/financial/segment.html

    大まかな分け方を見れば、
    インターネットサービス・・・57.8%
    フィンテックセグメント・・・33.1%
    モバイルセグメント・・・9.1%
    だそうです。

    モバイルセグメントはこれから大きくなっていくのでしょう。Amazonとの大きな違いは、銀行・証券などの金融部門を持っていること、そして通信事業に乗り出したことです。逆にAmazonにあって楽天に無いのは、自社端末が電子書籍のKoboだけということですかね。Amazonはスマホでは失敗しましたがKindleに加えてタブレット、TV接続端末、スマートスピーカーでは結構な市場シェアを持っています。どれも赤字覚悟で安く販売しているからでもありますが、Amazon内のエコシステムに対する消費者の信頼(あるいは依存)を勝ち得ているから利用されるとも言えます。

    楽天は端末を固定して利用してもらうのではなく、他社の端末で楽天のサービスを使ってもらうという仕組みになっているようです。それもコンテンツ消費というよりはもっと生活に密着したレベルでの消費者との関わり方を深めています。

    銀行、証券、電子マネーは象徴的です。それに携帯電話事業が加わりました。いわば消費者のライフラインを楽天エコシステムに組み込み始めた格好です。これを取れれば企業としての巨大化、安定化は間違いないでしょう。逆に企業向けのクラウドサーバなんかには手を出さないんですかね。まあ今さら、AWS・GCP・Azureなどに一から立ち向かうのも大変でしょう。

    そうは言っても携帯電話事業だって、docomo・au・SoftBankに立ち向かうのも大変です。

    SoftBankは国内ではボーダフォン、イーモバイル、ウィルコムを買収して一気にビッグプレイヤーになりましたし、アメリカでもスプリント・Tモバイルを買収しました。楽天はMVNOから始めてMNOになったので経緯がかなり異なります。SoftBankが乗り出した頃にはMVNOが一般的ではなかったこともあるでしょうけれど、一からアンテナを立てていく費用や時間を考えると無理してでもボーダフォンを買った方が勝算があると判断したのでしょう。そしてそれは正しかったわけですが、では逆に楽天が一から始める決断をしたのはなぜか?

    既に楽天モバイルにはMVNOで200万人のユーザーがいるのと、auのローミングが使えるのでアンテナ数が最初は少なくても、赤字に耐えうる状況ならいつかは黒字に転換できるとの目算を立てたのでしょうし、その一つの方策がネットワーク機器のクラウド化だそうです。

    楽天モバイルネットワーク、世界初のエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブネットワークにおいて実証実験に成功
    https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/0212_06.html

    素人には何を言っているのか分からないレベルの話ですが、ネットワークを構築する上で必要な機器の汎用化とクラウド化によって、コストダウンと共にシステム構築を素早く出来るのだろうなということはなんとなく分かりました。

    いわば今だからこそ出来る技術で、これもSoftBankが十数年前にボーダフォンを買収したときには出来なかった話でしょう。

    この楽天モバイルの採用した技術が果たして信頼できるのかどうかが利用者にとっては問題で、既に何度かトラブルは起きていますが、他のキャリアも時々障害が起きるのですから、どっちの方がマシか、値段とリスクの兼ね合いをコストパフォーマンスとして判断して、ダメなら既存キャリア、構わないなら楽天を選んでも良いでしょうね。

    ちなみにこのクラウド化技術についてはこちらの記事が個人的には分かりやすかったです。

    楽天が導入する携帯電話のクラウドネットワークは世界でどう評価されている?
    https://dime.jp/genre/701963/

    石野氏:ドコモの(社長の)吉澤さんの言い方だと「やろうと思ってもすでに(専用機器が)置いてあるしな」という感じ。そこを一気に仮想化するメリットは現段階でないと。

    そうですよね。既存キャリアはあえてクラウド化する必要が無いんですよね。専用機器が既にあるのだから。逆に言うと、一から立ち上げる楽天モバイルだからこそ採用できたモノでもあったのでしょう。専用機器は年々劣化していって交換が必要でしょうけれど、汎用サーバを用いていれば交換費用も安く済みますし、何せチップやストレージなどは毎年性能アップとコストダウンがされていきますから、ネットワークの維持費用も年々安くなっていくはずです。その辺の皮算用もあるんでしょうね。

    ただ、それが上手く行ったとしても、最終的には日本全国に自社アンテナを立てないと黒字になるわけないですから、そこが一番重要かつ大変です。

    ちなみに、楽天モバイルで使用出来るRakuten Linkというアプリがあります。これを使えば通話やSMSが無料になるということになっていますが、無線LANさえつながっていれば携帯回線がつながっていなくても通話できるそうです。そうなると、携帯用のアンテナが少なくても利用にはさして不都合がないと踏んでいるのでしょうかね。フリーのWi-Fiがもっと普及しないとダメでしょうけれど。

    どちらにせよ、イーモバイル以来の新規参入キャリアとして、楽天モバイルは成功してほしいです。失敗したら失敗したでSoftBankが買収しそうな気もしますが。

  • 整形ってどこまでが許容範囲でしょうか?

    整形、いわゆる美容外科による「綺麗になるための」ルックスの変更はどこまで許容範囲でしょうか? 例えば好きな人や家族が整形すると言った時に、どこまで許せるでしょうか?

    整形し過ぎはほとんど全ての人がノーと言いそうですが、少しだけなら人によって許容範囲が異なると思います。例えば、歯並びを整える、いわゆる歯列矯正はまずOKなんじゃないでしょうか? 親知らずの抜歯はどうでしょうか?

    そういった歯科の部分はあまり整形とは意識しないかも知れません。では、目頭を切開したり鼻を高くしたりはどうでしょうか? シミを取るのはどうでしょうか? 豊胸や脂肪吸引はどうでしょうか?

    美容外科の世界もどんどん進化していっているでしょうし、見た目に違和感を覚えさせない整形もどんどん進んでいくのでしょうけれど、やはり整いすぎていると自然らしさがなくなり、かえって変な印象を受けてしまうのだと思います。

    整形が行き過ぎている人を見て違和感を覚えるのって、作り物であるロボットなどが人間に近付きすぎたときに起こる「不気味の谷」の人間バージョンなんですかね?

    そういえば、亡くなった志村けんがバカ殿様で、身体や顔を半分にして反転させたのをつなげた映像で笑いを取っていたのを思い出しました。あれは、人の顔がパーツとしては対称なのに実際には非対称なため変な顔になるからこその笑いでした。完璧に対称にしてしまうと人間らしくなくなってしまう、というのは優れた美容外科では分かっているのでしょう。

    https://hrsgmb.com/n/n37f7daf517e6

    以前こんなことも書きました。

    綺麗にしたら変になった、というパラドックスは非対称的にすることである程度は緩和できるはずですから、AIBOやペッパーなんかも非対称に作っていてもおかしくないと思うのですが、そうはなっていません。今はまだどこをどう見てもロボットだから、というのが理由でしょうけれど、いずれはどんどん人型に近付いていくでしょうから、どこかで非対称なルックスで不気味の谷を乗り越えるはずです。

    整形も非対称性を意識すれば、やり過ぎた整形でもそれほど違和感はなくなりかも知れません。だからと言って自分がやるつもりはさらさらありませんが。

  • RakutenMiniが良い感じ

    先日、楽天モバイルにMNPしたときに購入した、RakutenMiniというスマホを気に入っています。始めは新しいiPhoneSEを購入してそっちにeSIMを入れて使うつもりだったので、それまでのタイムラグを埋めるためだけに買ったRakutenMiniでしたが、いざ使ってみたら自分の心を捉えて放しません。

    小ささ・軽さが素晴らしいのです。

    3.6インチという画面サイズはそれこそ今ではキワモノ扱いされるようなスマホですが、かつて名機といわれたiPhone4Sの画面サイズは3.5インチでした。9年前のスマホを引き合いに出すのは無理筋ですが、音楽を聴いたりSNSでチャットする分には画面サイズはあまり関係ありません。

    大きさが必要なのは写真・動画・ゲームです。リッチコンテンツとも言えますが、連絡を取る、という目的の携帯電話からはちょっとズレた使い方でもあります。もちろん、だからこそのスマートフォンですが、みんな大きなスマホを使ってください、と言わんばかりの製品ラインナップを並べられると、天邪鬼は反発します。

    数日前までデカくて重いiPhone8Plusを使っていた人間が、あっさり宗旨替えして偉そうなことを書き始めるのもどんだけ面の皮が厚いんだって言われかねませんが、それくらいRakutenMiniの軽さ・小ささには感動しました。

    iPhone4Sを引き合いに出しましたが、実はあの端末も140gあるのでそんなに軽くないんですよね。今回でたiPhoneSEと大差ありません。そう考えるとやはりRakutenMiniの79gは驚異的です。

    何でこんなに気に入るのかな、と考えていたのですが、そういえばと思いだしたのが、かつてガラケーとして使っていたノキアのNM705iです。

    FOMA NM705i
    https://www.nttdocomo.co.jp/support/product/nm705i/spec.html

    NM705i
    https://ja.wikipedia.org/wiki/NM705i

    この機種を知らない人は上記スペックシートやウィキペディアの記事を見ると、なかなかぶっ飛んだ機能設計となっていることが分かると思います。大半のiモードアプリが使えず、おサイフケータイ・ワンセグなどもありません。

    それでも、電話としての機能が使いやすく、持った時のホールド感が抜群で、軽くて小さかったこともあって確か4年くらい使っていました。多分、今までで一番長く使っていた機種だと思います。

    ではその2つの機種のサイズを比較してみましょう。

    NM705i
    サイズ 105 × 46 × 15 mm
    質量 約89 g

    Rakuten Mini
    サイズ(高さ/幅/厚さ)
    約106.2 x 約53.4 x 約8.6 (mm)
    重量 約79g

    ということですので、NM705iと比べるとRakutenMiniは幅が広がって薄くなって軽くなった感じです。

    画像1

    今のスマホはセキュリティの問題があるので、OSアップデートがされないといずれは手放さないといけませんが、とりあえず当面はこのRakutenMiniを使い続けるだろうな、と思っています。

  • 八重桜の力強さ

    自宅の近くに八重桜が道沿いに並んで植えられています。毎年、ソメイヨシノなどが散った後、
    「桜も散っちゃったな」
    と思ったくらいに綺麗に咲いてくれています。

    一般的な桜として知られるソメイヨシノなどでは、満開の時までほぼ葉っぱは見かけません。ただひたすら薄いピンク色を輪郭も曖昧なまま一面に広げて目を楽しませてくれます。

    しかしそれも数日で散り始め、葉桜の割合が増えていきます。

    個人的には普通の桜の葉桜状態はあまり好きではありません。薄めの色の繊細な花びらと、命が今まさに噴き出そうとしている若々しい緑の葉っぱとの対比がバランスが悪く、葉の緑が勝ちすぎているように思えるからです。花:葉の割合が8:2くらいの状態でも前者の分が悪く見えてしまいます。

    しかし、八重桜は牡丹桜という異名のように、密集しているので厚くぼてっとした重たい印象さえ与える花です。色も濃く、若い葉と競り合っても負ける気がしません。というか花と一緒に葉も付けます。八重桜は葉とコラボしているのが常態なので、違和感を覚えないのも当然かも知れません。

    桜は散るから美しい、という人もいますが、八重桜にはすぐに散らない力強さもあります。これはこれで桜の良さ、というかこれも桜の良さでもあります。桜は儚さの象徴だけではありません。

    今年の春は桜を楽しめるような状況ではありませんでした。外出自粛を無視して花見をしている人達についてはどうかしているとしか思えませんが、宴会ではない花見であっても、ただ道で咲いている桜の側を通っても、綺麗さを素直に受け入れるのも難しい状態でした。

    そんな中でも近所で見かけた八重桜に、またいつもの「強い」桜を思い起こしました。

    願わくば来年の春は桜に「強さ」も「儚さ」も普通に感じられますように。

  • 権利侵害動画に対する緩い対応と理由に関する想像

    新型コロナウイルスで志村けんが亡くなった後、YouTubeには志村けん・ドリフターズ・バカ殿などの動画が大量にアップされ、また再生回数も急増しているようです。ただ、当然ながら演者や番組関係者、テレビ局などの許可を得たものではなく、いわば違法アップロード動画ということになります。

    法律や他人の権利侵害を肯定するつもりはありませんが、YouTubeにはたくさんの過去のテレビ番組がアップロードされています。テレビ局などの権利所有者が違反を指摘すれば動画は消されるのでしょうけれど、アップされた動画がコピーされてさらに他の人がアップしていくので、全てを消していくのは管理する運営側でも大変でしょう。

    アップロードした人がそういう過去のテレビ番組の動画をアップする理由としては、もちろん再生に連動する広告再生によって利益を得るためですが、その番組の動画を見たいと思う人がいなければ成り立たないスキームです。

    逆に言うと、それだけの需要が本来は存在しているわけです。最近の番組や有料のチャンネルや配信での番組をYouTubeで無料で見られるようにしている人は間違いなく悪質ですが、もう録画を残している人もほぼいなさそうなくらい古い番組の場合、それは本当に権利を侵害しているのだろうか、とも思えます。

    正確には違法コンテンツであっても、何十年も前の番組の権利主張は正しいのか? と言う疑問は、法解釈の問題なのかも知れません。確実に需要が存在している部分を、既存メディアが取りこぼしているとも言えます。

    だからと言って、現時点で過去のテレビ番組をテレビ局側が自由に見てもらうことができるように公的に何かをすることはないでしょう。それを見ている間、今のテレビ番組は見てもらえないので自局やテレビ局全体の競合相手を増やすようなものですし、しかも強敵であることは自分たちがよく分かっているでしょう。出演者の許可を得るのも大変です。生きているのであれば説得のしようもあるでしょうけれど、亡くなっている場合は遺族・相続人の許可も必要なはずです。

    結局のところ、YouTubeなどでの過去の番組のアップロードは、露骨に何か問題が起きるようなものでない限り(DVDなどになっているものをそのままアップとか)、テレビ局側もある程度は削除要請しつつも全てをチェックして厳しい対応を取るところまではいかないのではないかと思います。それは面倒ということもあるし、潜在的需要があるということも納得しているでしょうし、なによりテレビ関係者も見たいんじゃないですかね。特に今は、昔の志村けんを見たい人はそれこそテレビ関係者・芸能界にたくさんいると思います。

  • 一斉給付の振り込み先と方法の問題

    ようやく制限を付けない一斉給付が決まりました。金額は10万円なので、私個人の考えよりも少ないですが、決まったことは評価すべきだと思います。

    https://hrsgmb.com/n/n0a67fd613c88

    100万円で半年、というのが多すぎるのであれば、まずは50万円で3ヶ月外出禁止にして、2,3ヶ月後の状況を見てさらに追加で50万円&3ヶ月外出禁止を行う、ということでも良いでしょう。

    ただ、決まるまでに時間がかかりすぎたり、二転三転したりと色々あったのはマイナス評価せざるを得ません。

    最初の頃のお肉券とか旅行券とかよりはよっぽどマシではありますが。

    しかし、そのお肉券を彷彿とさせるような案も出てきました。

    10万円給付歓迎「電子マネーでの給付が望ましい」経済同友会
    https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2004/16/news157.html

    政府や国会などではなく、経済同友会の幹事からですので特に拘束力も実現可能性もありませんが、さすがにアホかと思った人も多いのではないでしょうか。

    電子マネーでも銀行口座でも
    申請→振込→受取→消費
    という流れは変わりません。早くなるのは受け取ってからお店で使うまでのところだけです。当然ながら、現金しか使用出来ない店舗では利用出来ません。個人事業主のような零細店舗の経営も大変なのに、そういうお店がスルーされてしまいかねません。これから電子マネー決済設備を入れるにしても、営業から説明を聞くための人員派遣もこの状況では出来ないでしょう。

    そもそも電子マネーはどこのモノを使用するのか。

    Edyかnanacoか、suicaかPayPayか。

    振り込む以上はプリペイド型のみ対象となるはずで、それではポストペイタイプの電子マネーが無視されます。

    どう考えても現時点では銀行振込しかあり得ないのにこういう発言が出てくるのは想像力が欠如しているのかとも思いますが、多分、経済の落ち込みをカバーするために貯蓄されないようにしたいから生まれた発言なんでしょう。

    しかしそれにしても、目的と手段を取り違えています。あくまで今回は仕事出来ない人に対しての救済のための給付であり、消費を増やすためではありません。

    https://hrsgmb.com/n/n33c6811ce9a9

    今回の経済対策案とメディア・国民からの批判は、生活救済と経済回復という二つの目的を混同しているためのギャップから生まれていると思います。

    銀行振込も大変なのは分かります。銀行の振込手数料を政府が負担するのか銀行が協力してディスカウントするのか、いろいろあると思いますが結局は誰かが負担せねばなりません。

    いっそのこと、ビットコインのようなデジタル通貨技術を政府管理の通貨でも導入すれば素早く、かつ手数料もかけずに給付することが出来ます。既に中国では人民元のデジタル化の研究が始まっているようです。もちろん、コロナウイルスがあったからというわけではありませんが、今回のような問題が起きたときに機動的に給付できるメリットもあるでしょうから、世界的にも政府通貨のデジタル化は進んでいくことでしょう。

    電子政府化が進んでいるエストニアあたりがユーロではなければとっくに実現していたかも知れませんね。

  • ミニマリストとコロナウイルス

    モノを増やしすぎない、必要なモノだけに囲まれて暮らすミニマリストという生き方が2010年代になってから色々とメディアでも取り上げられるようになりました。

    今さらミニマリストの定義をどうこういうつもりはないですが、とりあえず余分な持ち物を極力減らす生き方をしている人、ということでいいんでしょうか。

    極限まで減らして生きている人はまたそれはそれで元々のミニマリストの定義からは外れるような気がしますが、そういう人もいるようです。

    そういった人は自分の家にモノが無くても、必要になればすぐに購入すればいい、すぐに利用する分だけ家にあればいい、というライフスタイルになっています。程度の差はそれぞれあるでしょうけれど、少なくとも目につくところに今すぐ必要ではないモノがあることは無いでしょう。

    さて、そういうミニマリストにとって今回の新型コロナウイルスの問題で起きている品不足は結構大変なんじゃないかと勝手に想像しています。

    別に人の生き方を批判しているわけではありません。ミニマリスト的な考え方は自分の日頃の生活にも参考にしていますし、行き過ぎたものでなければ良いことだとは思います。ただ、生活必需品に関しては数年分でなくても数ヶ月分や数週間分は持っておいた方がいいのかなとも思いました。

    マスクや消毒用アルコールなどは備蓄している人はしているでしょうけれど、ミニマリストを自負している人はどうなんでしょうね。トイレットペーパーやティッシュペーパーなんかは嵩張りますし、あまり余分にはもっていないのではないでしょうか。飲食品はとりあえず近所のコンビニさえ空いている都会か、自給自足の生活を送れる地方であればなんとかなりそうですが、食べるものが偏りますよね。衣服については急いで買う必要はないですし、擦り切れてしまっても我慢して使うことはできます。

    ミニマリスト的な生き方をしている人にとっては、例え外出自粛状態や商店の販売がストップしたとしても、耐久品は最小限あれば生きていけますが、消耗品はストックがないと即詰みのような気がします。そう言えば、ミニマリストの人って地震などの災害対策の備えってしているんでしょうか?