平繁無忙の何でも書くブログ

  • デジタルからアナログの世界に進出したポケモン

    ポケモンカードのブームや高騰化はまだ続いているみたいですが、ここまで多くのメディアで成功しているキャラクター・コンテンツというのも珍しいでしょう。

    元々はゲームボーイ用ゲームソフトとして発売された、ポケットモンスター赤・緑から始まったのですが、ゲーム自体の長く続く流行だけではなくて、アニメ化されて成功し、漫画や絵本などの紙媒体にも進出、ついにはトレーディングカードゲームとしても多くの高額取引がなされるようにまでなりました。

    ポケモングッズは全国にあるポケモンセンターで販売され、ゲームから始まったのが実店舗、紙のカードという流れを考えると、歴史文化的に逆向きの進化を遂げています。

    アナログの時代、世界で有名だった物をデジタルの分野に持ち込むというのは良くある話ですが、ポケモンに関しては完全に逆で、なおかつ本来の出所であるゲームの分野でも未だに普通に売れまくっているというのもすごい話です。

    ここまでのコンテンツを持っていること・創り出せることも、ゲーム機販売に制限されない任天堂の実力なのでしょう。かつてMicrosoftが買収したかったり、あるいはイギリスメディアが何故か日本に任天堂の売却を持ちかけたりするのは、それだけ任天堂のポテンシャルが認められているという証拠ですよね。

  • 2023年11月16日ワールドカップアジア2次予選日本対ミャンマーABEMA観戦の感想

    先月から日本代表の主力に怪我が相次ぎ、ついには三笘まで怪我で出られなくなりましたが、それでも代わりは相馬ということで、前回大会予選でも出ていた選手がすぐに穴を埋められるのは、日本代表の底力といえるでしょう。

    ミャンマー戦の位置づけ、目的としては
    ・まず勝つこと
    ・出来るだけ大差で勝つこと
    ・無失点で勝つこと
    ・怪我人を出さないこと
    といったあたりでしょうか。

    日本は前半開始から相手陣内でボールを保持しますが、決定的な崩しまでには至りません。ミャンマーがボックス内に8人は入って固めているので、単純なクロスも中央突破も通りません。

    もう少し工夫した方が良いと思いますが、焦ったプレーでボールを簡単に失ってカウンターを食らうよりは、落ち着いて攻めようという共通理解があるのか。

    と思っていたら11分、南野のロビングパスを上田綺世がさすがのヘディングシュートで日本が先制に成功。

    パナソニックスタジアム吹田での代表戦も恒例になってきましたね。交通の便はさておき、全面屋根付きVIPルーム完備の専スタとしては国内最高峰であることは間違いありません。

    その後も日本がポゼッションし続け、28分には中央から鎌田がビューティフルシュートを左足でぶち込んで2-0。

    しかしミャンマーの守備はかなり組織的で、諦めずに細かく対応してきているように思えます。予選の初戦というのは十分に時間をかけて研究も調整もしやすいので、かなり日本対策に手間暇掛けてきたのでしょうか。

    このまま2-0で前半終了かと思っていたアディショナルタイム、堂安のスルーパスに上田が抜け出し、まさに上田というような流し込むシュートで3点目をゲット。

    結果と内容が伴った前半45分だったと思います。

    そして後半からは鎌田・谷口を下げて佐野と渡辺が入りました。

    後半も前半同様にワンサイドゲームが行われる中、50分には南野のパスを受けた上田がやはり上手にゴールにボールを送り込んで4-0。見事なハットトリックです。

    直後にもエリア内で堂安がチャンスを得るもバーに当たるなどして決められず。

    上田・南野は67分でお役御免。どちらも持ち味を発揮できた試合でした。細谷と守田が代わりに入りました。

    そして日本代表はGK前川が途中出場。父子で代表のGKという歴史的偉業ですね。

    そして最後の最後、86分についに堂安が倒れながらも足を振り切ってシュートしたボールがゴールに吸い込まれ、ようやく吹田スタジアムでの代表戦で初ゴールを決めました。

    これで5-0となりました。ミャンマー戦を単なる格下相手のゲームと思っている人には物足りないでしょうけれど、ここまでボールを保持した上で相手のカウンターもさせず、攻撃させないまま試合を終えるというのは非常に難しいことです。

    内容的には満点でしょう。これで満点じゃなかったらどうしたら良いんだと思います。10-0で勝つべきとか考えるのはあまりに対戦相手へのリスペクトを欠き、そもそものワールドカップ予選を舐めています。

    考えるべきは次の試合、サウジアラビアでのシリア戦です。この試合は一点差での勝利で及第点でしょう。それくらい厳しい試合になると思います。

  • ウィーワークでの失敗に懲りるか?

    ウィーワークがついに破産法適用の申請を行いました。大風呂敷から大失敗に至ったウィーワークの歴史は非常に興味深いものがありますが、ウォール街では良くある話でもあるのでしょう。もう誰もホットな話題とは思っていないようで、また次の投資先を探すことの方が重要です。

    私自身も何度かウィーワーク、そして出資者のビジョンファンドについて、どちらかというと否定的に取り上げましたが、

    https://hrsgmb.com/n/nbff9b8dab9f9

    https://hrsgmb.com/n/n9ec602e63350

    https://hrsgmb.com/n/nb3fa37d8d35e

    まあ、目に見えた地雷だったと言ったら元も子もないのですが、犬の散歩アプリに3億ドルも出す孫正義氏なら、ウィーワークのそれ以上の大金を注ぎ込んでもおかしくありません。

    ソフトバンクにとってのアリババ株みたいな超絶大成功なんてもう二度と無理だと思うのですが、まだそんな夢のような出資話は見つかるのでしょうか?

    ARM社のように買ったはいいが政治上の問題で好きに出来ない企業にハマったりと、なんかついてないですね。

    まあソフトバンクもビジョンファンドも大きくなりすぎて、買収する前に調査している段階でもう世間にバレて割高で掴まされるか他人にかっさらわれるかどちらかしか無くなっているようにも思えます。

    営利企業じゃなくて、どこかの研究所か大学に手を出した方が、「急がば回れ」「損して得取れ」といった感じで長期的に見たら良さそうな気もしますが、短期利益を求められるファンドだと無理でしょうね。

  • 風間八宏氏と南葛SCの挑戦について

    先週、セレッソ大阪にいたと思っていた風間八宏氏が東京の南葛SCでの監督とテクニカルダイレクターに就任することが発表されました。

    https://www.nankatsu-sc.com/42689.html

    どうやらセレッソでのアカデミー技術委員長の仕事は継続するそうですが、東京と大阪を行き来するのか、セレッソの方はオンラインなどでの仕事だけになるのか分かりませんが、やっぱり現場仕事がしたいのでしょうか。

    さすがに監督として東京のクラブの練習に常駐しないってことはないと思うのですが、来年になってみないと部外者には分かりませんね。ただ、セレッソの方も良く認めたなあと思います。もしかしたら強引にやられて認めざるを得なかっただけかも知れませんが。

    川崎フロンターレの監督時代はタイトルに恵まれなかったものの、鬼木監督が引き継いでからの黄金時代を考えると、誰でも風間監督時代の遺産が大きかったことが分かります。まあ、その後の名古屋グランパス監督時代についてはなんというかアレなのでしたが。

    Jリーグ入りを目指す南葛SCにとって最適なチョイスなのかについても、来年以降しだいですね。今のアマチュア→Jリーグ入りは結構大変で、J3を拡大してた時代はJFL4位以内でJ3入り出来たこともありましたが、これからはJ1・J2・J3が各20クラブで当分固定され、J3とJFLは昇降格ということになります。

    先日、地域チャンピオンズリーグの1次ラウンドがありましたが、まずこの地域CLに出るだけでも大変なのですよね。

    これまで南葛SCも相当な資金を使い、選手にも指導者にも元Jリーガーを連れてきていますが、まだまだ地域チャンピオンズリーグには遠い成績です。完答一部リーグはJリーグ百年構想クラブがひしめき合っているので厳しいはずですが、今年の地域CLで栃木シティやVONDS市原がJFL入りしたら、来年の関東一部は結構楽になるんじゃないですかね。

  • 全国地域CL1次ラウンドのYouTube観戦の感想

    11月12日はJ2リーグの自動昇格争い、プレーオフ進出枠争いが盛り上がりましたが、アマチュアリーグ・クラブでも一年の総決算に当たる試合が行われていました。

    https://www.jfa.jp/match/regional_league_2023/

    全国地域チャンピオンズリーグ2023です。

    各地域リーグの優勝チームや、トーナメント戦の全国社会人サッカー選手権大会の上位チームが参加して、社会人リーグ最高峰のJFLに昇格するための大会ですが、基本的に毎年11月に3日連続の1次ラウンド(グループリーグ)があって、そこで1位になった3チームと3グループの2位の最上位チームを合わせた4チームが、決勝ラウンドに進出出来ます。

    そして決勝ラウンドの1位チームがJFLに自動昇格、2位がJFLの15位と入れ替え戦を戦います。

    詳細にはもっとややこしいルールがありますが、基本的にはこんなところです。

    さて、この地域CLは11月10日(金)~11月12日(日)に1次ラウンドが実施され、全試合YouTubeでライブ配信されていました。

    DAZNと違って何試合でも同時再生可能ですので、PC・スマホ・タブレットで3グループ同時に見て、さらにJ2も見ていたので同時に5試合流していると訳が分からなくなります。

    グループごとの今日の試合推移としては、まず午前開始の3試合について。

    【グループA】
    既に敗退が決まっているヴェロスクロノス都農vsFC徳島の試合は後半、都農が先制するも徳島が逆転勝利。

    【グループB】
    逆転突破のためには大差で勝って福山の敗戦を願うしかないwyvernが前半にPKで先制し、後半のFC刈谷の猛攻をしのぎ切って勝利。

    【グループC】
    敗退が決まっているBTOP北海道を相手に大差で勝って他チームの引き分けを願うしかないアルテリーヴォ和歌山が、前半の内に失点。後半追いつくもまた失点してしまい、さらに3点目、4点目も取られて敗戦。

    【グループA】
    ぶっちゃけて言うと勝ち点6で並ぶVONDS市原と栃木シティが引き分けで勝ち点1を分け合えば、両チームとも決勝ラウンド進出になるので前半の内から死に物狂いの激戦にはならないですよね。
    と思っていたら後半アディショナルタイムに栃木がPKで先制。ただ、VONDS市原も大敗しなければ2位同士内でトップの成績なので無理な攻め方もせず、1-0で栃木勝利で試合終了。栃木が1位、VONDSが2位で決勝ラウンド行きが決まりました。

    【グループB】
    午前の試合でwyvernが刈谷に勝ったものの、福山シティは5点差以内の負けなら1位抜けなのでこの試合が一番緊張感が無いかも。
    試合は福山が後半早々に先制するも、41分に弘前が同点ゴールをゲット。そしてそのまま試合終了でグループBは福山シティが勝ち抜け。

    【グループC】
    勝ち点4で並ぶジョイフル本田つくばと福井ユナイテッドの直接対決です。3グループで最も激しい試合になるはず。前半31分に福井のファウルで得たPKをつくばが決めて先制。このまま終わるかと思われた後半45分に入ったところで福井が執念の同点ゴールをゲットするも1-1で試合終了。グループCはジョイフル本田つくばが決勝ラウンド行きです。

    さて次なる決勝ラウンドは11月22日~26日です。こちらは3日連続ではなく中1日で3試合ですが、どうなりますでしょうか?

  • 2023年11月12日J2リーグDAZN観戦の感想

    J2リーグは町田が独走で優勝を既に決めていますが、自動昇格の2位を巡る争いと、昇格プレーオフ入りを巡る争いが最終節まで持ち越されました。

    2位争いは清水、磐田、東京ヴェルディというかつての強豪同士が勝ち点1差でしのぎを削っています。得失点差で2位の清水が有利なため、磐田とヴェルディは勝って清水の取りこぼしを狙うしかありません。

    プレーオフ枠争いは6位の甲府が有利とは言え、同勝ち点で7位の山形との直接対決で負ければ終わりです。ACL疲れがどのように影響するか。そして8位の長崎は5位の千葉との試合であり、甲府対山形が引き分けの場合は長崎が勝てば一発逆転プレーオフ進出です。

    DAZNは1アカウントで同時に2試合しか見られませんので選抜が必要となりますが、まず直接対決の甲府・山形戦は外せません。それと勝てば他力関係なしで決まる清水の試合を取りあえず見ることにします。磐田・ヴェルディ・長崎の試合はJリーグHPの試合速報頼みになる。

    ちなみに清水の対戦相手である水戸ホーリーホックのサブGKにまだ本間幸司がいてちょっと驚き。お前いくつやねん、と思ってプロフィールみたら46歳だった。すごいな。

    どうでも良いことだけど、山形対甲府、水戸対清水の2試合ともホームチームが青色、アウェイチームが白色のユニフォームなので一瞬どっちの試合か分からなくなります。

    昇格が関わる試合の内で動いたのは、2試合のみ。

    アウェイの長崎が千葉相手に失点するも同点に追いつく。

    アウェイの磐田が栃木相手に失点するも同点に追いつく。

    これだけでした。

    そして運命の残り45分、後半開始です。磐田やヴェルディ、甲府は勝つしかなく、時間が過ぎてくれば特攻を仕掛けてくるでしょう。

    まず動いたのは山形対甲府。三平が倒されてPKという判定でしたが、正直微妙なところかなあ。J2はVARが無いので主審のジャッジに負うところが大きいですね。これをクリスティアーノが決めて甲府先制。大きな1点が入りました。

    と思ったら、水戸対清水で水戸が先制。清水は自陣での安易なミスからまさかの失点です。

    次いで栃木対磐田、大宮対東京Vも試合が動き、磐田とヴェルディが勝ち越し。清水がこのままだと4位で終わることになります。

    数分間で4試合に動きがあるのは最終節の醍醐味ですね。DAZNでJZONEがあればもっと楽しめたのですが。

    さらに千葉対長崎で長崎が勝ち越し。もし山形が一点取って同点に追いつくと長崎が漁夫の利を得ることになります。

    81分、山形がエリア内で倒されてPKゲット。こちらは微妙ですらないファウルでしたね。コレを決めて山形が同点に追いつきます。

    そしてそのPKの最中に清水がチアゴサンタナのゴールで同点に追いついていました。しかし清水は勝たねばならない。一方で6位争いは長崎が有利な状況。

    ヴェルディは2点目をゲットして勝利を確実に。そして長崎も3点目を奪ってプレーオフ進出に前進します。

    しかし山形が後半アディショナルタイムの92分に勝ち越しゴールをもぎ取り逆転、再び6位に浮上。

    そして水戸対清水は1-1で試合終了。栃木対磐田が磐田勝利で終わり逆転で2位になって自動昇格決定。

    山形対甲府は2-1で試合終了。結果的に6位の山形がそのまま順位をキープしてプレーオフ進出となりました。

    悲喜こもごものJ2最終節となりましたが、3位~6位の4チームはまだプレーオフが残っているので喜びも悲しみも束の間ですね。プレーオフは来週の代表ウィークを外して行われるので2週間後です。

    残りの1クラブはどこになるのか?

    それと昨年みたいな煽りVがまたJリーグ公式で出すのか、例の煽りV作りのプロさんも出すでしょうから、その辺も他サポにとっては楽しみの一つです。

  • 2023年11月11日J1リーグ第32節ガンバ大阪対アビスパ福岡DAZN観戦の感想

    病み上がりのため今日の現地観戦は諦めてDAZN観戦としましたが、今節のガンバ大阪は、アラーノ・ジェバリ・ダワン・ネタラヴィの4人が怪我・代表・出場停止で出られず、先発も控えも苦しさ満載のメンバー構成となりました。半田陸が大怪我からようやく復帰です。フォーメーションは5-4-1になるのか、勝ち点1を奪い取って残留確定という意図があるなら理解出来ます。

    対するは、先日のルヴァンカップ決勝で悲願の初優勝を遂げたアビスパ福岡。調子も強化も真逆のような相手ですが、少しはガンバも食い下がって欲しいものです。

    前半開始からガンバがボールを持って攻めるシーンが多く、意外と持たされている感じはしません。

    13分には山本、食野、鈴木、倉田のワンタッチで中央突破するシーンもあり、鈴木武蔵が久し振りの出場ながら結構馴染んでいます。

    そしてそこから得たコーナーキックで、ニアで倉田が逸らし、ファーで待っていたクォン・ギョンウォンが頭で押し込んで先制に成功。

    まさかと言ったらあまりに失礼ですが、早い時間帯にガンバが先制するというのは少なくとも福岡にとってはかなり低い可能性のゲームプランだったでしょう。

    武蔵はこの水準のプレーがコンスタントに出来るのなら、そもそもジェバリと入れ替えながら使ってきても良かったですよね。

    19分には山本のロビングボールに食野が左足ダイレクトボレーがジャストヒットするもGKに防がれました。決まっていれば今節ベストゴール間違い無しだったのですが。

    その後もガンバペースで前半を進めるも、43分にクォン・ギョンウォンが左足を痛めましたがなんとかプレーは続けられるようです。

    前半最後の福岡のFKにはヒヤッとしましたが、1-0のままガンバリードで前半終了。個人的には内容を考えるともう一点欲しいところでしたが、4連敗中のチーム状況を考えるとこれでも上出来でしょう。

    さあ後半もしのいで久し振りの勝利だ、と思っていたら後半開始直後に緩い守備から山岸のゴールをあっさり許して失点。

    その後も福岡がチャンスをいくつも作り、前半と真逆の展開となってきました。

    78分、黒川が紺野を倒したとしてPKの判定。この場面はボールの取られ方が悪く、その後の守備も後手に回っていたので黒川も思わず焦ったのだと思いますが。

    PKキッカーはルヴァンカップ決勝で西川に止められた山岸で、東口が素晴らしいファインセーブでピンチを防ぎました。山岸は西川・東口というベテランGK相手に二週連続で苦杯をなめることになりました。

    しかし89分、福岡がサイドから入れたクロスが選手に当たってルキアンにピッタリ合い、そのままヘディングシュートが決まってついに福岡に逆転されました。

    失点後に慌てたように山見、唐山を入れましたが、こういう急所に関する選手交代についてはポヤトス監督は本当に下手だと思います。試合展開とか考えていないのかな。

    いつも通り、後半アディショナルタイムで追いつくこともなく試合終了。今日も敗戦。これで5連敗。どうしようもないですね。

    メンバー構成が厳しい一戦だったことは理解出来ますが、だからと言って負けてOKというわけではない。

    ポヤトス監督である限りはずっと負け続けるんですかね。

  • ベーシックインカム実現で社労士の出番は無くなる?

    制限や期限のない、本当のベーシックインカムが実現する国があるかどうか分かりませんが、実際にやろうと思えば、その財源のために健康保険、国民年金、厚生年金に雇用保険などの公的年金・保険を全て解消した上に、さらには経済産業省の各種補助金、厚生労働省の各種助成金、自治体独自の同様の政策なんかも全て無くす必要が出てきます。

    そうでなければ、毎月かろうじて生活できるほどのお金を全国民に渡すことなど出来ません。

    それにより、保険給付や助成金等をベーシックインカムに回すことが出来ますし、さらには、それらの保険・助成金等に関わっている公務員や外郭団体職員の人件費も削減することが出来ますので、その人件費分もベーシックインカムの財源となります。

    ただ、そこまで徹底的にやる社会ですと、社会保険労務士の出番も無くなりそうです。社会保険・労働保険の計算・控除や各種助成金申請が規模が小さな一般企業では非常に面倒だからこそ、社労士の出番があるのですが、給与から控除されるのが所得税・住民税だけでそれ以外にすることも無ければ、社労士に依頼する企業などほぼ無くなるはずです。まあ、実際にその規模のベーシックインカムが実現したら、仕事の無い社労士も飢え死にすることはないんでしょうけれど。

    ちなみに、ベーシックインカム以外の社会保障が無くなるのであれば、それはそれで不便というかいざという時にお金がたくさん出ていくことになります。そのため、ベーシックインカムとして受け取ったお金はそのまま使わずに貯めて、従来の仕事をし続けるんじゃないでしょうか。

    そうなると、ベーシックインカムの実現で無くなりそうな仕事の人だけが損するというか、実現そのものにも反対しそうです。まあ実際にはまず間違いなく年金・医療保険に関して大損することになる高年齢層が絶対的反対をするので実現しないでしょうけれどね。

  • GDP至上主義の終わり、21世紀の在り方

    GDP(GNP)を経済指標として絶対視していた20世紀に比べると、21世紀に入り先進各国が低成長に苦しみ始めると、GDPだけを重視するのは良くないとも言われるようになりました。

    都合が良いと言えばその通りの転換なのですが、実際、GDPには欠陥があるのも事実です。人口が増加すればGDPも増えていきます。増えた人口は、付加価値を生み出す労働力の供給元であり、その付加価値を増した商品・サービスを購入する側にもなります。

    それ以外にも、近代化する前の家内労働が資本主義化すれば、人口規模が変わらなくてもGDPは増大します。例えば、家事としての料理を作っていたのが、家の外で購入したり食事したりするようになれば(つまりは飲食業界が成立すれば)、GDPは飲食業界の分だけ増加します。家族が介護していたのを介護事業者に任せればその分GDPも増えます。あるいは、直接雇用で従業員を雇っていたのを、派遣事業者から供給を受ければ、上乗せ分だけGDPは確実に増えます。

    実際の計算においてそこまで単純ではないにしても、GDPが増えたら増えた分だけ個人の生活が豊かになるかというと、そんなわけではありません。国家別のGDPではなく、一人当たりGDPならまだ個人の豊かさの指標にはなり得ますが、先述の通り、かつては無償だったものが有償になったことで増えたGDPは、直接的に個人の懐が増えることにはつながりません。

    全体が豊かになる、あるいは社会上層の一部が豊かになれば、いずれはみんなが豊かになれるという、安倍内閣のトリクルダウン論や、鄧小平の先富論に代表される考えは、例外的な一部の期間・業態・階層でしか通用せず、社会全体が豊かになるわけではないことは、現実社会が証明しました。

    とは言え、社会全体が貧しくなっていった共産主義はもはや誰も支持しないでしょう。

    次は、21世紀において広がりつつある、経済ブロック化した独裁主義の時代になりつつありますが、多分これも失敗するんでしょうね。プーチンと習近平が証明しつつあるのでしょう。

  • ワールドカップ予選のメンバー発表を受けて

    格下といえるミャンマー、シリアとの連戦のために、欧州組含むベストメンバーを召集した森保ジャパンに関して、いろいろ思うところがある人もいるでしょう。

    順調にいっているときは新しいメンバーは親善試合で試して、ガチンコの試合は固定メンバーというパターンは個人的には問題ないと思います。

    ガチ公式戦で新しいメンバーを試すのは調子が悪いとき、それこそ前回大会最終予選の第4戦オーストラリア戦を1勝2敗で迎えたときに田中碧や守田をスタメン抜擢して勝った試合のような時です。

    調子が良いなら新メンバーを試せばいいじゃないと思われがちですが、ワールドカップ予選はテストマッチよりも戦いづらい部分もあります。ミャンマーとシリアは、間違いなくドイツ、トルコ、カナダ、チュニジアよりも弱いでしょうが、公式戦、それもワールドカップ予選を甘く見てはいけない。

    「ワールドカップ本大会でベスト8以上目指すなら、余裕でアジア予選を勝ち抜かねばならない」と誰もが言いますが、そう簡単に勝てないのがワールドカップ予選です。状況は違えど、ユーロ2020優勝国のイタリアがカタールワールドカップ予選で敗退したのは、対戦する相手がそう変わらなくても、ワールドカップ予選では何が起こるか分からないことをハッキリ示しています。

    ついでに言うと、来年のアジアカップも同様です。「ワールドカップ本大会でベスト8以上目指すなら、余裕でアジアカップ優勝しなければならない」と言う人もいますが、アジアカップはアジアカップでこれまたワールドカップ本大会・予選とは異なる試合です。

    元日にタイ代表とのテストマッチが行われる予定で、対戦相手が発表された際、「タイ相手じゃ強化にならない」とか失礼な意見も目にしましたが、アジアカップ直前であることを考えると、むしろ良い強化試合になると思っています。

    ワールドカップやその後のテストマッチで強豪を倒している現状を見て、アジア予選やアジアカップをことさら軽視する人が増えるのは残念と言うより危機感も覚えてしまいます。

    本当に、アジアの闘いは別物なのですから。

  • メンタルヘルスマネジメント検定を受けられなかった話

    以前、いくつかのnoteでこの11月にメンタルヘルスマネジメント検定1種を受けるつもりと書いていたと思いますが、11月5日(日)がその受検日でした。

    しかし、その日私は体調不良により受けることが出来ず、泣く泣く自宅で過ごしていました。

    細かく言うと、土曜日の朝から発熱していたのですが、まだその時はじっとしていたら下がるだろうと思い、

    https://hrsgmb.com/n/nf7b96b2406b9

    こんな風に暢気にルヴァンカップ決勝を見ていたりしていましたが、日曜の朝になっても熱は下がらず、むしろ前日よりも高くなっていました。

    咳も痰も鼻水も鼻づまりも全く無く、ただ熱があるだけだったので、正直なところ試験を受けるだけなら出来たのですが、さすがにこのご時世に高熱を抱えて試験会場に行くのはあまりに問題が大きすぎます。もし新型コロナだったら大変です。

    土曜日の内にさっさと受診しておけば良かったのですが時すでに遅し。1種の高い検定料をみすみすドブに捨てることになってしまいました。

    メンタルヘルスマネジメント検定は年2回実施されますが、1種に関しては11月の1回のみ。ですので次に1種を受検できるのは来年11月となります。

    せっかくテキストと問題集を買っているので、一応来年には受けるつもりですが、それまでに3月の試験で2種も受けておこうとは思います。次こそは身体に気をつけて。

  • 手ぬぐいの相場

    今は100均で購入して、数年間使い倒して薄くなりすぎたら捨てる。江戸時代の手ぬぐいはどれくらいの相場だったのか

    先日、noteで手拭いをローテーションして使っていると書きました。

    https://hrsgmb.com/n/n4f74b98c64df

    100円ショップで買った1枚100円の手拭いを、毎日使い続けて生地が薄くなって破れ始めたら終わりですが、数年間使い倒していることを考えると安上がりだと思います。

    さて、手拭いが社会に一気に普及したのは江戸時代だったそうです。社会が安定化して貨幣経済が浸透し、綿花のような商品作物の栽培が盛んになって、木綿の着物が増え、その着物の切れ端を手拭いに再利用していた戸のことですが、当時の手拭いはいくらだったのでしょうか?

    https://www.kumanekodou.com/tayori/13666/

    こちらのサイトによると、3尺(約1メートル)の手拭いが117文(1文を16.5円として1,931円)となりまして、現代日本人の感覚としてはまあまあのお値段です。

    ただ、30年デフレと低成長が続いた日本の感覚でみるからおかしいのであって、ちゃんとしたというとおかしいですが、それなりのお店の手拭い、お土産・プレゼントになる手拭いとしたら、1枚2,000円程度するでしょう。

    そもそも江戸時代自体が250年以上続いていて、その期間中の物価変動も考えると、上下の振れ幅もあるはずです。

    ちなみに、もっと確実なソースを探しましたが、国立歴史民俗博物館のデータベースで、
    「古代・中世都市生活史(物価)データベース」
    という何やら面白そうなものがありました。

    古代・中世と書かれている通り、近世にあたる江戸時代より前の時代の物価となりますが、そこで「手拭」で検索するとこんなデータが出てきました。

    13文から113文まで幅広すぎますが、113文と書かれた手拭布は六尺五寸なので裁つ前ですね。13文~70文が相場となりますが、ではこの頃の山城国での1文は、今の日本でいくらにあたるでしょうか?

    とりあえず、米の価格で比較してみましょう。

    15世紀前半の山城国での米の価格を同じデータベースで探ってみると、一番上のデータでは、米125升で銭1,000文とあります。

    1升で1.5kgですので、187.5kgが1,000文となり、現代日本のスーパーで安めの米が10kgで3,000円くらいでしょうか。

    そこから計算すると1文で56.25円ということになります。

    手拭いの価格を計算すると、731円~3,937円となりまして、平均を取ると、江戸時代の2,000円という金額あたりに落ち着いてきます。

    綿花栽培も工業化も貨幣経済も丸っきり異なる時代を無理矢理比較してもしょうがないのですが。やっぱり、現代日本の100円ショップが安すぎるのですよね。