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  • 応援するのは自由だけれど抗議する方法は自由ではない

    昨日、7月9日に行われた、川崎フロンターレ対ガンバ大阪の試合はガンバにとって辛い完敗となりました。

    私は仕事のためDAZN観戦も出来ませんでしたが、試合結果及び速報のテキストを見るにキッツい内容だったのだろうなと感じました。前半いきなり先制されて、奥野が退場して、さらに3点取られて4−0の状態でも後半も応援し続けた現地観戦のサポーターには頭が上がりません。

    広島戦、浦和戦と良い内容で戦えて勝ち点も取れ、さあ反撃開始と思いきや、湘南戦、川崎戦と悪い内容で連敗したのが厳しいですね。鈴木武蔵・食野亮太郎の2枚看板の補強でどうなるかといったところですが、残留争いにはもう少し補強が必要でしょう。

    このタイミングでガンバが行っていたクラウドファンディングに出した寄付に対するお返しが届きました。

    https://readyfor.jp/projects/gamba-osaka2022

    今回は特に欲しいリターン品もなかったので、感謝状だけの3000円の寄付にしたのですが、感謝状と共にハンガーが届きました。

    感謝状

    ハンガー

    何も無いと思っていたところにもらえるのは嬉しいものですね。早速レプリカユニフォームを掛けましょう。

    ここ数年のガンバ大阪はチーム成績はともかく、クラブとしての仕掛けは昔に比べるとかなり増えました。あの手この手でサポーターを増やしていこうとやっているのは良いことだと思います。

    問題は肝心のチーム成績が振るわない、というかこの5年(2018年〜2022年)のうち4年で残留争いをしているのは相当な問題だと思います。

    2012年の悲劇は繰り返したくありませんが、苛烈な残留争い、そして同じく神戸も残留争いという点ではまさにあの年と同じです。

    例え落ちてもガンバサポーターであることを止めるつもりは毛頭ありませんが、負ける試合を見続けるのはなかなか精神的に堪えるものです。

    赤いチームさんもサポーターの不満がかなり溜まっているのだとは思いますが、ガンバにしろ赤いチームさんにしろ、サポーターがクラブに迷惑掛けたらサポーターとは言えませんよね。

    現地観戦する、DAZNで観る、グッズを買う、SNSで書き込む等々、クラブ・チームを応援する方法は色々ありますし、どれもサポーターである証になります。

    もしもクラブが自分の理想と離れてしまい、成績も振るわず、経営も苦しくなったりしたら、サポーターが抗議するのも当然です。それもサポーターの権利と言えますが、とはいえ応援とは違って抗議の仕方には制限があります。

    文句を言うにしても限度がありますし、選手や監督に対して誹謗中傷、人格否定のようなことは絶対不可です。それは抗議とは言えませんよね。

    チーム成績が悪い場合に鬱憤が溜まるのは分かります。今で言えばガンバサポーターは相当です。しかしながら、そもそもサッカーに限らず勝敗があるスポーツであれば勝者と敗者が必ず出てきます。

    「勝敗は兵家の常」とよく言います。サッカーでは引き分けがありますが、リーグ戦を終えれば必ず喜ぶチームと哀しむチームが決まります。全てのチームのサポーターが喜ぶシーズンは存在しません。

    だからと言ってガンバがいくらでも負けても良いとか、降格しても良いとか言うつもりは全くありませんが、負けたクラブが必ずサポーターから無制限の非難、イリーガルな抗議を受けねばならないというのは理屈が合わないでしょう。

    まあ、真剣に応援しているからこその行動だと主張する人もいるでしょうけれど、自分の鬱憤を晴らす事と抗議することは違いますよね。その境目が怪しい人は結構いると思います。

  • 悼むべき時に悼むことをしない人とは仲良く出来ない

    普段のnoteでも時折とはいえ政治の話題を書いていますので、このような悲しい大事件が起きた以上は何かを書かざるを得ないとは思うのですが、まだ選挙期間中ということもあって、具体的な人や組織に対しての記述は避けたいです。

    ただ、一つだけ断言したいのは、悼むべき時に悼むことをしない人とは仲良くは出来ないということです。

    そんな人と親しくなったとて、自分が非業の死を遂げたとしても、その直後に自業自得だと言わんばかりの発言をされたらやってられん。

    こういう時にある意味、本性が出るというか、むしろ政治家ならこんな時くらいは表面的だけでも取り繕って綺麗事を言って、悪い印象を与えない方が良いでしょうに。

    そんな計算も出来なくなった、元大物政治家が復権するわけないですね。

  • 「FIRE」の将来

    今はFIREやFIREを目指して頑張るネタが大流行りですね。

    FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字で、Financial(経済にIndependence(自立)した状態になり、仕事の引退・退職(Retire)を早く(Early)行う、という生き方だそうです。

    引退後は社会と多少は関わりながらも、日々あくせく給料のために働かずに済むくらいの預金や投資による運用益で暮らしていく、という夢のような後半生を求めて、多くの人がFIREに血眼になっているのも結構皮肉なものだと、意地が悪い人間は思ってしまいます。

    分かりやすいのは仮想通貨・暗号資産の売買で「億り人」となって、後は死ぬまで遊んで暮らせる!というケースでしょうけれど、稀の中の稀な例であって、多分大半の人は資金を融かして絶望しながら社畜生活に戻っているのでしょう。

    無事、FIREを成し遂げたとしても、人生の残りを苦しまずに生きていかねば意味がありません。誰でも分かることですが、資産が預貯金だけだとインフレで詰みます。インフレになっても資産も同じくらいのペースで増えていかないと、自分の残り寿命と銀行預金の残高の減り具合を天秤にかけながら生きることになるので、とてもじゃないですが悠々自適の隠退生活とは言えないでしょう。

    インフレ対策として、株式・債券・不動産あるいはそれこそ暗号資産に投資しておかねばなりません。当然ですがそれらの資産は値下がりすることもあり得ます。分散投資すれば安心!ということもなくて、リーマンショック時のように全部値下がりすることだってあります。

    全くの想像ですが、FIREを目指す人って日本の将来の年金制度を信用していなかったり、生きているうちにベーシックインカムが導入されて生活の不安が無くなる未来を信じてはいないでしょう。

    だからこその投資なのですが、将来的に年金もベーシックインカムもダメになる社会において、株式や不動産がまともに価値を持ち続けているとは思えないのですけれど、大丈夫なのでしょうか?

    FIREの本場アメリカはそもそも国民皆保険制度も国民皆年金もありません。死ぬまで自己責任で生活費を準備するのが当然の社会で生まれたFIREを、日本人がそのまま理想とするのは少し無理があるというか、カスタマイズが必要なのだと思います。

    第一、日本とアメリカでは経済規模よりも経済を構成する要素が異なります。アメリカは石油も農産物も自国内で産出できます。国際情勢の急変によって、不足はあれどいきなり輸入がゼロになってもある程度は生きていける国です。それはロシアも同じで、だからこそ世界的な経済制裁を食らっても軍事行動を止めることはありません。北朝鮮も同じですが、それはそれで国民の生活レベル・政府の活動レベルが先進国を大きく下回っているからこそ継続出来ているだけで、そのレベルを維持させる強権的な政治体制があってこその話です。民主主義が成熟している国は経済制裁を食らう前に政権が崩壊しているはずです。

    話がズレましたが、将来の日本が国際情勢の急激な悪化により、エネルギーや食料を十分に得られなくなれば、そもそも国家経済が破綻しかねません。銀行預金も株式も不動産も価値を保ち続けられるでしょうか。その時になってから外貨に替えて国外脱出を目論んでも、そんな国の通貨が強いはずもなく急激な円安になっているはずで、国内で貧しい暮らしをするか国外で貧しい暮らしをするかの二択になってしまいます。

    かつての仕事に復帰するにしても、新しい仕事にチャレンジするにしても、年齢を重ねてからだと相当過酷です。仕事があるだけマシな社会になっているかも知れませんけれど。

    ゴールドラッシュで儲けたのはツルハシを売った人間だ、とは良く言われます。儲けようと思っている人間にモノを売るのが一番手っ取り早いのです。FIREを目指す人にそのツールや方法を提供するのが手っ取り早く儲けられる手段になっているのが今なんじゃないでしょうかね。

  • ますます分断されるサッカー配信にみるコンテンツの奪い合い問題

    Apple社がApple TV+のために、アメリカのMLS、メジャーリーグサッカーの今後10年間の放映権を取得しました。

    https://www.apple.com/jp/newsroom/2022/06/apple-and-mls-to-present-all-mls-matches-for-10-years-beginning-in-2023/

    世界中のApple TV+ユーザーは国別の制限など無しに誰もがどこでも観られるそうですが、Apple TV+の課金に加えて、さらに追加料金が必要ですので、一つのリーグのためだけにそこまで払って見る人ってどれくらいいるのかな、と疑問に思いますが、よくよく考えるとDAZNがJリーグと契約した時に、サポーターとして喜んで安いと思って支払っていました。それ以前のスカパー!国内サッカープランよりは安かったですし。

    このApple TV+でのMLS視聴の追加料金がいくらになるかは分かりませんが、Apple TV+が月600円ですから合計して1000円程度には収まるでしょう。それでも余程のサッカーファンじゃないと観ない気がします。勝算があるんでしょうかね。むしろ、ここからさらに別のリーグのサッカーなどスポーツコンテンツの放映権を取得していくでしょう。キャッシュならクパチーノを埋め尽くすくらいはAppleなら持っていますし。

    サッカー配信の世界の覇権を握ったかに思えたDAZNが、値上げする一方で放映権を失ったサッカーリーグやスポーツが増えてきたことで、DAZNの将来も見えなくなってきました。

    UEFAチャンピオンズリーグや欧州各国のリーグ、ワールドカップ、EUROなど巨額の放映権が動くコンテンツがサッカー界にはたくさんあります。契約更新、新規契約ごとにその金額の巨大さがニュースになるくらいですが、それはそれだけビジネスとしては魅力的なコンテンツである証拠です。しかし、消費者としてはその巨大さがむしろあだとなり、配信先が分断されてきつつあります。

    1社に全てのコンテンツが集まる独占状態は、価格決定権がその1社に集中してしまい、とんでもない暴力的な価格にされてしまう恐れがありますが、それぞれ分断してしまっても消費者の利益にはなりません。

    サッカーを観るのにお金が必要になって久しいですが、さらに高額化していくとサッカー観戦がブルジョアの趣味になっていきかねません。イングランドプレミアリーグはチケットの高額化により、現地のファンがパブでしか観られなくなっているとも聞きます。

    それだけコアな趣味になっていきつつあるということでもあるかも知れません。巨額の売上になるコンテンツは、巨額の権利で買われます。それが毒饅頭にならないように、コンテンツ提供側が消費者の目線も持ってくれるとありがたいのですが。

    まあ、こんなことは別にネット時代、ストリーミング時代だから起きたわけではなくて、かつては将棋の名人戦を朝日新聞と毎日新聞が札束で殴り合って取り合っていたこともありました。今の将棋界は新聞社よりもIT企業が鵜の目鷹の目で狙っているように見えるくらいです。

    一時期のプレミアリーグのクラブユニフォームみたいに、オンラインカジノ業者が跋扈するようなことは、将棋だろうとJリーグだろうとなってほしくはありませんが、取り合いにならないレベルの業界だとそれはそれでお金が回らないので、それはそれでその業界が沈没していってしまいます。

    ライセンスの奪い合いが過熱というほどでもなく、閑古鳥が鳴くほどでもない、程良い状態が消費者・ユーザー・末端のファンとしては一番良いのですけれど、難しいものですね。

  • コロナ対策違反を理由に大きな処分が下されるか?

    浦和サポーターが変わらずルール違反の声出し応援をどの試合でも続けていることにより、Jリーグから罰金をクラブに科すことが検討されています。

    上限2000万円という罰金が報道されています。この金額は、かつて2008年、さいたまスタジアムでのレッズ対ガンバ戦での両チームサポーターの暴動が起きたことを理由に、開催した側の浦和レッズに科された罰金額と同じJリーグ史上最大の金額となります。ちなみにこの時は、煽り散らかしたガンバ側の責任も問われて、異例のアウェイチームのガンバも1000万の罰金処分が下されました。

    そういう意味ではガンバとレッズは違った意味で「Jリーグのお荷物」的存在になってしまっているのが悲しい限りですが、ともかく、先日のパナスタでのガンバレッズ戦でも浦和の声出しやブーイングは行われていて、度重なる違反に対して遂にJリーグが動くことになりそうです。

    それでも収まらなければ、無観客試合、そして最終的には勝ち点剥奪まで視野に入れているとのことですが、現実問題としてサポーターのコロナ対策違反を理由に勝ち点剥奪まではリーグ側の権利行使として難しいのではないかと予想します。実際に大きな被害が出ているわけではないことや、クラブ側の対処に限界もありますから。

    もしも勝ち点剥奪した後に、クラブがスポーツ仲裁裁判所に訴えると面倒なことになりますし、万が一浦和が、その減った勝ち点のためにJ2落ちしてしまっていたら、裁判結果によって非常にややこしいことになります。

    次のシーズンが始まる直前や、始まった後に勝ち点剥奪は不当とされてしまうと、レッズを残留として代わりに別のチームが落ちることになります。そこまでややこしいリスクを背負うかどうか怪しいでしょう。

    もちろん、今回のことと関係なしに、どのクラブでも勝ち点剥奪に相当するような大問題を起こしたのなら、リーグが毅然と処分せねばなりませんが、サポーターがルールに違反して声を出していたという事実が、勝ち点剥奪という処分に相当するかどうかというのは怪しい気がします。

    ともあれ、レッズサポーターさんにはクラブに迷惑をかけない方向で動いてほしいのですが、
    「俺達がクラブに迷惑をかけることでクラブが正常化するだろう」
    という間違った方向の意識を持っていそうな気がするのですが、大丈夫ですかね?

    あちらさんもガンバサポにこんなこと言われたくないでしょうけれど、先日のパナスタにいた者としてはこれくらいのことは言っても良いですよね。

  • 「くたばれ効率性!」?

    タイトルは、アラン・グリーンの名作「くたばれ健康法!」というミステリのもじりですが、効率性を優先する時代ならこんなタイトルもありでしょう。

    効率性そのものはもちろん重要ですし、日本企業・日本社会の生産性を向上させるのは、今後の日本が生き残っていくには欠かせないものですが、個人の趣味のレベルでも効率性のために他を犠牲にするとなると問題です。

    ファスト映画を巡る著作権侵害の裁判では、映画会社がYouTubeに公開した人たちに多額の賠償金を求める訴訟を起こしました。

    金額が妥当かどうかはともかく、著作権侵害であるのは間違いないと思うのですが、SNSなどでは支持する声もあるとの記事も見ました。支持する人はおそらくファスト映画ユーザーなのでしょうけれど、まあビジネスの世界では通る声ではありません。もちろん筋書きだけを知りたいという要望はあるのでしょうけれど、オチまで無料でばらされたら映画だろうとどんな創作物だろうとたまったものではありません。

    ファスト映画の問題は著作権にあるのは当然ですが、前述のように、そのような需要があることが原因でもあります。

    私個人としては、作品そのものを鑑賞するのではなく、無関係な人間が勝手に切り貼りした動画だけを見て、その映画の中身を知るという欲求が理解出来ないのですが、結構そういう需要はあるのでしょうね。

    作品の筋書きと結末だけを知ると言うことは、当然ながらその作品を楽しんだことにも鑑賞したことにもなりません。ただ、筋書きと結末を知っているだけのことです。

    例えば野球やサッカーの試合をハイライトだけ見て、その試合を見たことにはなり得ないように、映画だってファスト映画では見たことにはならんでしょう。

    ただストーリーだけを知ってどうするのかという気がします。だったらウィキペディアや映画好きの人のネタバレ感想ブログでも読んでおけば良いんじゃないでしょうか。

    映画に限ったことではなくて、小説で言えば、それこそウィキペディアや要約サービスを使ってその大まかな内容だけを知識として頭に入れておくようなものです。本当に読んだことにはなりません。

    人と話をするときのネタとして仕入れているのかも知れませんが、本当に現物を楽しんだ人とは同じレベルでは話せないでしょう。

    映画にしろ小説にしろ、実際に鑑賞・通読した時の感動や印象は、話の展開自体にあるとは限りません。ささいな、他人からしたらどうでもいいことが記憶に結びつくことがあります。それこそ、実際に見た・読んだ人のリアルさが出てくるのですが、誰かが勝手にまとめた説明だけ見たとしてもそこまでの深みは出ないでしょう。もしも、お互いにファスト映画だけ見た人同士で、その映画についての話が盛り上がっているのだとしたら創作物の地獄のような世界です。

    概要を掴む、エッセンスを取り入れるというのは、生産性が必要な分野では効率を考えるとそれはそれで良いことです。ただ、それがエンタメ分野、趣味の世界にまで短時間で中身を把握することを最優先にしてしまうと、それは趣味の時間そのものが時間の無駄と言っているようなものです。

    趣味にしろレジャーにしろ、時間をかけること自体に意味があるはずです。

  • 他社動画コンテンツそのものを宣伝するYouTubeの時代

    YouTubeにはありとあらゆる動画がアップされていますが、最近よく目にする種類の動画の中に、DAZNやNetflixなど他の動画配信サービスにおける新番組の宣伝動画があります。

    YouTube以外の配信サービスはたいてい有料で、その中で視聴できるコンテンツも当然ながら無料ではまず見られません。その独占コンテンツを見てもらう人、契約してくれる人を増やすための広告宣伝をするのは当然ですが、その宣伝のための短い動画やダイジェスト版をYouTubeで公開しています。

    本来、YouTubeとそれら動画配信プラットフォームは紛れもなく競合他社であり、お互いがお互いのプラットフォームを利用し合うというのは不思議な話です。

    TwitterやFacebookのようなSNSで宣伝するならまだ分かります。どちらもネットで時間を費やす点では同じですが、TwitterとYouTubeでは性質が違います。動画を見るためにSNSを何時間も使う人はいませんから、直接的な競合関係ではありません。しかしYouTubeの宣伝動画を見てもらった後に、そのコンテンツに似ている全く別の動画にユーザーが目移りして夢中になってしまったら、元の有料の配信サービスの方は売上利益につながりません。

    YouTubeでも無数の、というかどの動画配信プラットフォームよりも多くの動画が存在して、無限に時間を消費できる存在なのですが、あえてそこで動画を上げて見てもらって、自社サービスに誘導しようとするのは今の時代ならではなのでしょう。

    Netflixの新番組の宣伝動画をYouTubeにアップして、アップしましたよという内容をTwitterに書き込んで見てもらう、というのは今の時代ではよくあることですが、旧来のマスメディアに無理矢理例えれば、日本テレビの新番組のCMをフジテレビで流して、そのCM放送について朝日新聞に掲載して読んでもらうようなものです。

    NHKの紅白歌合戦に関しては、出場歌手が決まったときにワイドショー各局が取り上げたりしますが、むしろその方が例外の事例です。野球やサッカーなど、試合が終わってから結果を他局のスポーツニュースが取り上げるのはもちろんありますが、それは事後の話であって事前に取り合えるのはよほどの場合です。他局のドラマやスポーツ番組をそのまま取り上げたりする事は基本的にはありえないのです。

    逆に、YouTube側も他社配信サービスに誘導する動画をバンバン上げてもOKとしている方針があるわけですが、これも自社の配信サービス内から他社の配信サービスにユーザーを流出させる手助けを率先して行っているようなものです。

    本来、YouTubeも動画配信プラットフォームとしては商売敵になりますが、その点はお互い気にしていないのでしょう。むしろお互いがお互いを利用してユーザーそのもののマスを増やして、双方が利益を得るという新しい商売の仕組みが生まれていると言えます。

    ネット産業・ストリーミング産業が今よりももっと成熟していけば、また違う展開が生まれるかも知れませんが、今のところは当面こんな感じが続くでしょう。逆に、旧メディアが完全に置いてけぼりになっているのですよね。ラジオは比較的、他局の話のタブー視はあまり無いように感じますが。

    少なくとも、同一時間帯での同一人物が他局の番組に出演するのがダメ、という暗黙の了解(自主規制)から無くしていかないと、多分今の時代感に合わない感満載だと思うのですが。

  • 大人になってほうれん草を好きになったけれど

    子どもの頃、ほうれん草が嫌いでした。全く食べられないというほどでは無かったですが、家の食事でも学校給食でも嫌々ながらなんとか食べていました。

    時が経ち、大人になってみると、ほうれん草が苦手なことも無くなり、むしろ場面によっては積極的に食べてみるくらいになりました。

    CoCo壱番屋で頼むときには、店舗でも宅配でもほうれん草のトッピングは欠かせません。カレーとほうれん草の組み合わせは素晴らしいですね。

    もう今のメニューからは無くなりましたが、サイゼリヤのほうれん草のソテーも好きでした。なんで無くなったんですかね。

    和風醤油パスタにほうれん草が入っていても美味しく感じます。子どもの頃の自分を考えると想像も出来ませんが、むしろなんで子どもの頃にほうれん草があれほど苦手だったのか、とも思ってしまいます。

    年が経てば味覚や好みの変化があるのも珍しいことでもありません。ほうれん草以外にも苦手な食べ物はありましたが、ここまで劇的に嫌いから好きに変わった食べ物は個人的には他にありません。

    ものすごく偏見ですが、自宅で母が作ってくれたほうれん草料理がいつもお浸しばかりだったからかも知れません。当時の学校給食でも、おそらくは今ほどバラエティに富んだメニューでも無かったように思います。自分のほうれん草嫌いを他人のせいにするのは良くないでしょうけれど。

    さて、中年になり心地よく食べているほうれん草料理ですが、中年ならではのジレンマとの戦いでもあります。

    そう、結石の恐怖です。

    自分の親兄弟親類関係の病気を考えると、多分自分の遺伝的性質としてはそれほど結石に怯えなくても良いようですが、それでも大量のほうれん草を食べ過ぎて結石が出来てしまうのは怖いものです。

    まあ、ほうれん草を食べたら必ず結石が出来るわけでもありませんし、大量に水分を取っていたら気にするほどでは無いのでしょうけれど、少なくともポパイみたいにほうれん草を食べたら強くなるわけでもありません。

    人生のうちで、結石にならないようにトータルで食べられるほうれん草の量が決まっているのなら、嫌々食べていた子供の頃のほうれん草を今に回したいくらいです。

    味や栄養はそのままで、結石の原因となるシュウ酸カルシウムを減らしたほうれん草って無いものですかね。発明されたらほうれん草好きのオッサンの絶大な支持を得られると思うのですが。

  • 2022年7月2日J1リーグ第19節ガンバ大阪対浦和レッズ試合観戦の感想

    札幌で今シーズン最低レベルのサッカーを見せられ、監督の去就にまでnoteで言及してしまいましたが、ミッドウィークに行われた延期分の広島戦ではガンバは見違えるようなサッカーで2−0と勝利し、一挙に降格圏から脱出しました。

    さて今日の浦和戦は、広島戦がたまたま良かったのか、今後も継続して良いサッカーが出来るのか、試金石となる試合です。

    昼間は酷暑ながらも夕方から強い風のためか、パナスタのスタンドではそれほど暑さは感じなくなったのですが、ピッチ上ではどうでしょうか。

    水曜の広島戦のスタメンからは山見とダワンが控えに回り、倉田と奥野が入りました。

    ガンバは中二日のため疲労の面で不利ですが、前半始まると広島戦で見せた内容を継続して出来ていて、期待しかない状態で時間が進みます。

    飲水タイムを経て、浦和のCKを東口がキャッチ。そして素晴らしいカウンターアタックが炸裂します。

    受けた坂本がドリブルで運び、左サイドの石毛にパス。石毛は狙い澄まして低弾道の鋭いクロスを入れ、上がっていた未月が完璧なトラップから右足で蹴り込んで先制!

    さらにその後も攻め続け、小野瀬から倉田につないでゴール!と思いきや残念ながらオフサイドの判定で取り消し。

    1点差なのが不満に思えるほどの内容で前半を終えました。

    後半もチャンスはあれど決められず、逆に単純にガンバDFの裏にボールを入れてくる浦和の攻撃に苦しみます。

    中二日であるからか、今日は早めに交代していきます。藤春、ダワン、次いで昌子、高尾、そしてパトリックと入れていきましたが、やはり後半途中から運動量で落ち始めたのか、ピンチが連続していくと、最後に三浦がエリア内で相手を引っ掛けてしまいPK。

    これを決められた後もバタバタして、結局ドローで終わりました。

    試合後の両チームの応援席からの反応は1−1で終わった試合、かつ勝ち点差1と近い順位のチーム同士とは思えないほど対照的でした。

    浦和は最後に劇的な形でようやく追いついての引き分けでしたが、試合内容ではガンバに分があったのが分かっていたのでしょう。禁止事項であるブーイングが浦和サポーターからは飛んでいました。

    一方でガンバサポーターからは、悔しがりつつも後半途中まで浦和に対して内容で大きく上回ったサッカーを展開していたガンバの選手や監督に惜しみない拍手が送られていました。

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    もちろん、追加点を取れず、最後に追いつかれたことは反省点でもあり改善点でもあります。前述のようにガンバ側は中二日であるので、コンディション面での不利は覚悟の上でしたし、それを受けての早めの選手交代だったでしょうから、チームとしてはやるべきことはやっていたと思います。

    チームの課題としては、交代で出てきた選手が下がった選手のパフォーマンスを上回っていないことでしょうか。ダワンもなんかおかしかったですし、昌子やパトリックも本来のプレーが出来ていたとは決して言えません。

    追加点が取れなかった点については、CFの坂本はよくやっていたと思います。得点は出来なかったものの、最前線で身体を張ってボールを収め、展開して、惜しいシュートもありました。今の片野坂ガンバで最もCFに向いている選手であることは間違いありません。

    ただ、それでも今後、ゴールをたくさん奪えるFWは必要です。だからこそ、最初の補強ポイントとして鈴木武蔵、食野亮太郎、山岸裕也と交渉して、鈴木と真っ先に契約したことは強化部と監督が同じ方向に向いている証です。山岸は断られましたが、食野が戻ってくれば、激しいFW争いからゴール量産する選手も出てきてくれると期待できます。

    ともあれ、内容が結果を上回る試合は久し振りでした。だからこそ勝ちたかったですが、良い意味での悔しさを持てる引き分けであり、今後のガンバには期待しかありません。

  • 人それぞれエンタメのハラハラドキドキという「裏切り」の許容量は決まっているのでは?

    エンターテインメントの基本は、見る側聞く側が思ってもいなかったものを受け取ることです。つまりは事前の意識的・無意識的な予想を「裏切られる」ことです。

    受け取る側があらかじめ予想していたそのままだったら、エンターテインメントは成り立ちません。思いがけない、びっくりする、どんでん返し、まさかの結末といった分かりやすい「裏切られ方」だけではなく、綺麗な歌声、美しい容姿などもあえて言うなら良い意味での「裏切られ方」です。

    ハラハラドキドキという感情はたいていのエンタメを鑑賞中に感じるものです。そのため、エンタメを消費するのもそれなりに心的負担がかかります。負担と言い切ってしまうと、エンタメなんか見なきゃいいという話になってしまいますが、「良い意味で裏切られる」ことによって楽しむのがエンタメですので、裏切りの大きさが大きいほど、驚きを得られます。その驚きのことをここでは負担と呼びます。

    ただ、残念なことにエンタメの「裏切り」は常に全てが「良い意味で」のものとは限りません。分かりやすいのはスポーツでしょう。好きなチーム・応援する選手が負けてしまったときは「悪い意味」での「裏切られ方」という負担が心に来ることになります。応援しているJリーグチームが天皇杯で2年連続大学チームに負けるとか、裏切りの衝撃の度合いは半端なものではありません。いや、本当に。

    芸能関係のエンタメだって、常に良い思いをするとも限らないでしょう。テレビ番組を時間をかけて見ても面白くないこともあれば、お金を払って出掛けてみた映画や演劇がつまらないことだってあり得ます。

    小説やゲームも同じです。お金や時間や労力を費やしてエンタメを体験してみて、必ず「良い意味」での「裏切り」をくれるとは限りません。ある程度その分野に詳しくなれば、外れを退く確率は減らせるでしょうけれど、安全策を採ればなおさらつまらなくなってしまいます。

    こういうハラハラドキドキの「裏切り」をどれだけ受け入れることが出来るかは、人によって異なると思います。毎日のようにドラマや映画を見たり、衝撃的な結末・サスペンスの小説を読んだりすることが平気な人もいれば、あまりハラハラドキドキへの耐性が無い人もいます。

    耐性が無い人にとっては、そういうハラハラドキドキ展開が強そうなエンタメを避けるでしょう。私は芸能関係のエンタメよりも、ガンバ大阪の試合と、日本代表のW杯予選でのハラハラドキドキを体験することの方が多いですが、サッカーで贔屓のチームが1点差で勝っている状態で試合終了間際に相手チームの猛攻をしのいでいる状況ほど、心臓がバクバクすることって普段は経験しません。

    人によっては仕事で、とてつもないプレッシャーと戦っているケースもあるでしょう。そういう人はハラハラドキドキして良くも悪くも「裏切り」が待っているエンタメを楽しめるのでしょうか?

    日々エキサイティングな生活を送っている人は、エンタメにも安定を求めそうな気がします。もう今はありませんが水戸黄門的なお約束の展開というのは、程々の面白さを感じるエンタメとしては非常に優れたものなのでしょう。サザエさんや笑点も裏切りレベルにおいては多分同じカテゴリに入るでしょう。

    現代はあらゆる業界が消費者の時間を奪い合っている時代ですが、ハラハラドキドキ許容量の奪い合いでもあるかも知れません。

  • ヒゲが濃い人のカミソリ経費問題

    ヒゲが濃い人にはヒゲを剃る手間がかかるという悩みがあります。女性の化粧に比べると手間も時間も費用もかかりませんが、それでもヒゲが薄い人に比べれば面倒なことに違いありません。

    私もヒゲが濃いため、電気シェーバー、何枚も刃があるカミソリなど色々使ってきました。

    ヒゲが濃くても皮膚が強ければ豪快にジョリジョリ剃れば良いだけですが、ヒゲが濃いのに皮膚が弱いと、うかつな剃り方をすれば髭剃り後はスプラッターになります。ビジネスホテルなどにあるアメニティの1枚刃、2枚刃のカミソリだと、間違いなく血だらけです。

    皮膚が弱い人用に向けた、カミソリやシェービングフォームやジェルも多数売られていますが、最近はジレット社のスキンガードというカミソリを使っていました。広告曰く、革新的なテクノロジーが詰まっているそうですが、確かにこれを使うと皮膚へのダメージが少ないです。ただ、その代わりに2枚刃なので剃り味は弱めです。それに加えて、刃1枚ごとに剃るヒゲの数が多くなるので替刃が悪くなる頻度が高目でです。

    おそらくは皮膚が弱い人でヒゲが濃いというケースは標準的なユーザーではないのでしょうけれど、メーカーの目安の替刃1個で1ヶ月持つというのは私では無理でした。3週間も経つと刃がボロボロになって剃ると血だらけになります。

    とはいえ、頻繁に替刃を交換しているとそれだけ費用がかさむので、どうしようかと思っていましたが、Amazonで「カミソリ刃クリーナー」という商品を見つけました。

    ヒゲを剃った後のカミソリを、ゴム素材のクリーナーで皮脂などの汚れを除去して、切れ味を蘇らせるという仕組みの商品です。1000円弱で買えるものでしたので、ダメ元で買ってみました。

    そしてこれを使うカミソリも変えて、100円ショップで見かけた6枚刃のものを使うことにしました。これでダメなら従来通り、ジレットのスキンガードに戻せば良いだけです。

    カミソリ刃クリーナーを使い始めてから2週間以上経ちましたが、100円のカミソリでもまだ刃が悪くなったようには感じません。今のところは満足しています。クリーナーが優秀なのか、この100円6枚刃が優秀なのかは分かりません。検証するならどちらか片方だけ止めれば良いのですが、その検証の代償は自らの血だらけの皮膚ですからさすがにそれは避けたいです。

    もしも100円のカミソリで1ヶ月持つなら年間で1200円で済みますので、これまでのジレットスキンガードの替刃だと年間1万円かかっていたことを思うと、ものすごい経費削減になります。まあ2週間持っている現時点でも、年間で2400円となると大幅に節約できているので目的は達成できています。

    100円のカミソリなら旅行時に持っていって使い終わったらその場で捨てても惜しくありません。少なくとも、ホテルのアメニティのカミソリで自らの血まみれになることはなくなりますね。

  • 選挙制度が変わらないことは良いことか

    参議院選挙が公示され、7月10日の投開票が日一日と迫ってきました。

    選挙結果自体はもちろんどうなるか今の時点では分かりませんが、選挙方法自体はこれまでと変わりません。紙に政党名もしくは候補者名を手書きします。

    このアナログ的な手法自体が批判されることはありますが、先般のアメリカ大統領選挙のように日本よりもはるかに古く保守的な方法がある国だってあるのですから、一概に日本がダメだということにはなりません。

    選挙制度自体はその国ごとの固有の歴史や選挙の変遷によるものですので、どの方法が良い、正しい、あるいはこのやり方は悪い、というのも難しいです。とはいえ、選挙後の得票数のカウントも人間がやっていますし、もうそろそろ効率よくやれるものはないかと思ってしまいます。

    手書きである以上はスキャンしてデジタル化しても、読み間違いの可能性は否めません。もちろん人間がやったとしても微妙なラインというモノは存在するのですが、同姓同名とか似た政党名とか、あるいは書き間違いといった投票を防ぐ、減らす方策もそろそろ出てきても良いでしょう。

    手っ取り早いのは、あらかじめ投票用紙に氏名や政党名を印刷しておいて、丸なりチェックなりを付けて投票とする方法です。実際にやっている国もあります。

    その場合、比例代表の場合の候補者名が膨大になるという問題がありますので、小選挙区だけに適用しても良いでしょう。

    衆議院選挙と同日に行われる最高裁判所裁判官国民審査では、投票用紙にあらかじめ、審査を受ける裁判官の氏名が印刷されていて、その上に×印を付ける方法を採用しています。それと同じことなのですが、しない・出来ない理由というのは具体的にあるのでしょうか?

    選挙区ごとに用紙が異なるため印刷費用がかかる、というデメリットはあるでしょうけれど、開票において数える作業での機械での正確性が、氏名手書き方式よりも圧倒的に高まり、結果的には開票作業での人件費節約にもなるはずです。

    あと、小選挙区では1人しか当選しませんので、死票が相当数存在します。死票を減らそうとすれば中選挙区制復活しかないのですが、復活させないのであれば、1議席を1議席とせずに、選挙区での得票率を選挙区内での支持率と見なして、得票率50%なら0.5議席、30%の得票率で当選したなら0.3議席と細かく議席の価値を刻んでみてはどうでしょうか?

    今の小選挙区制では候補者が乱立して票が割れると、2割3割の獲得票数でも当選して1議席となってしまいます。選挙区内で大きな支持を得ている1議席と、少ない支持率の1議席が同じ扱いになるべきなのでしょうか?

    例えば、国会での議決で0.6議席として扱われる議員と、0.3議席として扱われる議員とであれば、前者の価値が2倍となります。こうすれば小選挙区制の死票が、当選議員への不支持票として生きてきます。

    この制度では、候補者が乱立しがちな都会の選挙区とは異なり、地方の選挙区の方が当選議員の支持率が高くなりそうな気がします。もしかしたら一票の格差問題の是正にも寄与するかも知れませんよ?

    上述の投票方法変更も小選挙区改革も本当にすぐにあり得るとは思ってはいませんが、選挙のたびに選挙制度の有るべき姿を妄想するのも良いんじゃないですかね。