楽天モバイルがAndroid12にアップ出来る端末を発表しましたが、楽天モバイルモデルの4台(Rakuten mini、Rakuten BIG、Rakuten Hand、Rakuten BIG s)はいずれもアップデート対象から外れました。
Rakutenminiは低スペックなので無理でしょうけれど、昨夏に出たフラッグシップのはずのBIGや昨秋に出たHandが外れているのはなかなかの問題です。というか、そもそも発売時点でもAndroid11ですらありません。
最新(のはずの)スマホが最新のOSを積んでいないというのは個人的には違和感があります。キャリア販売のAndroid端末では珍しくないことですけれど。
最新のOSは最新の機能の他に、それまでのOSに存在したセキュリティホールを塞いでいることもあります。セキュリティ的にも最新のOSの方が良いのは確かです。もちろん、Windows11が出た後のWindows10や、macOS Montereyが出た後のBig Sur、iOS15が出た後のiOS14なんかはセキュリティ上のサポートはされます。ただ、アップデートが出来ない端末、あるいは発売時点で最新ではないOSを堂々と売るのは、あまり詳しくない人にとっては罠じゃないかとも思います。
iPhoneと比べてAndroidスマホは、バージョンアップ可能な端末は圧倒的に少ないです。iPhoneは、最新のiOS15でも2015年発売のiPhone6s世代までカバーしますが、Androidのアップデートはせいぜい1年か2年です。Google謹製でも3回あれば良い方です。一度もメジャーバージョンアップされないスマホも珍しくありません。
パソコンではMacもWindowsも無料で数年は必ずバージョンアップ出来ますが、スマホ、特にAndroid端末が極端に寿命が短くなっています。セキュリティアップデートは、実際には数年は提供されますのでまだマシですが。
サイドロード(本家のアプリストア以外でのインストール)が容易なAndroid端末がiPhoneよりもOSアップグレードがしづらいというのは、詳しくない人がなおさらセキュリティ上の問題を無意識に抱えていることになります。詳しくない人がサイドロードなんかするな、と言いたいところですが、詳しくないからこそ安易にサイドロードすると思うんですよね。
OSアップが出来ない代わりに、Android端末はだいたいiPhoneよりも格安です。ハイエンドモデルはiPhoneと同等の値段ですが、安い物ならiPhoneの半値、三分の一などの価格です。1年2年毎に新しいAndroidOSを積んだAndroidスマホを買い替えていっても、iPhoneと比べて費用がかさむわけでもありません。
しかしそうなると廃棄される端末が大量に出てきます。EUが充電ポート・ケーブルの規格統一を巡ってAppleと戦っていますが、ケーブルの無駄よりも端末の無駄にも注意を払ってほしいものです。
環境保護のためというなら、ケーブルよりも製造にレアメタルやエネルギーを大量に使用するスマホ本体自体に、メーカーやキャリアへアップデートを義務付けというアイデアもあり得るでしょう。
そもそも古いOSバージョンのスマホを使い続けることによる個人情報漏洩などのセキュリティの危機こそが問題です。この点で言えば、AndroidはiOSに比べると劣ります。
かといって、自画自賛するようにAppleがセキュリティ上の問題が無いかというとそうでもなさそうです。最近ちょくちょく、セキュリティホールを見つけて報告したハッカーに対して、無視を決め込んで報奨金を支払わないケースがあるようですし。Appleの売上利益から考えると数万ドルの報奨金くらい端金でしょうに。
コメントを残す