Jリーグ100年構想クラブでもある、日本フットボールリーグ(JFL)所属の鈴鹿ポイントゲッターズの問題について、ようやく日本サッカー協会(JFA)とJFLの正式な裁定が下りました。
妥当だと思う人、処分が重いと感じる人もいるでしょうけれど、個人的にはやはり処分が軽いのではないかと思ってしまいます。
今回の問題は、クラブの長が自チームに敗退しろと命令するという、なかなかに稀有な事例ではありますが、リーグのレギュレーションの関係上、負けた方が得をするというケースは無くはありません。ただ、その場合でもハッキリとは明言をせず、みんながみんな何となく理解してやるものでしょう。有名な例としては、2018年のワールドカップロシア大会のグループリーグ第3戦で、日本はポーランドに0−1でリードされていましたが、他会場の様子を見つつ、無理に攻撃しての失点の可能性を減らすため、西野監督が攻めないように選手達に指示したことがありました。あの時は賛否両論巻き起こりましたが、鈴鹿の事例と異なるのは、攻めないことに利があるということで、それはあえて言うとレギュレーションの問題です。その方が得をするならそうするのも無理はありません。
鈴鹿のケースでは、当該年に他クラブがJ入りしたとしても明確に自クラブに損が生まれるとは言えませんし、0−0の状態から負けろというのも違います。
実際に八百長というか敗退行為が行われた形跡が無かったから、という処分理由もありましたが、クラブ(あるいは選手ら関係者)がこの問題が発生した際に、すぐに適切な対応を取っていなかったことも問題になるはずです。
例えば、トトカルチョ絡みで八百長を持ちかけられる選手・関係者・クラブは当然ながら拒否することが義務付けられるだけではなく、速やかにそのことを所属リーグの組織に報告しなければいけないのです。
それをせず、さらには問題の人物から脅迫されて多額の金銭を支払い、さらに金銭を要求され、SNSにおいて事が公になってようやくクラブが状況を認めた、という後手に後手を重ねる失態があっての処分でした。
経緯を考えるともっと重い処分が下ってもおかしくないと思いますが、もしかしたら実はもう少し早い段階で内密にJFLやJFAにクラブから報告が上がっていたかも知れないと邪推してしまいます。
それならこの程度の処分になったのも納得は行かないが理屈は分かります。もちろん、これは私の妄想に過ぎません。
その代わりに、Jリーグから厳しい処分が下されれば釣り合いは取れるでしょう。Jリーグ100年構想クラブの資格停止処分が5年や10年レベルになると、さすがにクラブが潰れてしまいそうな気がしますが。
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