大阪ダービーの惨敗と騒動

土曜に行われたアウェイでの大阪ダービーは、ガンバが先制しながらも後半に逆転され3−1での敗戦を喫し、さらに試合中に昌子とペレイラが口論した上に、ゴール裏の観客(あえてサポーターとは呼びません)が試合結果や内容に憤激して危険・威嚇・侮辱・試合運営妨害行為を行うという、悪いところを煮詰めて結晶化したような悲惨な結末となりました。

私自身は試合を見に行けず、テレビ観戦も出来ませんでしたので実際に観戦していた人たちの落胆と失望はいかほどであったかと同情します。多分、実際に長居まで行っていたら帰り道は呆然としていたはずです。

誇りをかけた大阪ダービーでの完敗については、試合中に揉めた2人、逆転負けした選手達、そしてもちろん片野坂監督の責任は重大です。ここから立て直せるのか、いつセレッソに勝てるようになるのか、本当に今のやり方が正しいのか。いくらでも逡巡と焦慮が湧いて出てきます。

しかし、試合にどんなに幻滅しようとも、それとこれとは話が別で、試合中だろうと試合前だろうと試合後だろうと、暴力・暴言の形で憤懣を表に出して他人に危害を加え、応援するはずのチームに悪影響を及ぼす行為は許されるわけではありません。

かつてのサポーターミーティングで、当時の金森喜久男社長が、欧州視察した際に現地のクラブ首脳から、
「サッカーは苦痛をファンに売るスポーツだ」
と言われたと述べていました。まさにそれは同感で、サッカーを見ること、応援することというのは、1から10まで楽しいことなどないものです。

好きな選手が点を取って勝って欲しいと思いつつ、負けたらどうしようと妄想しながらスタジアムに着き、試合が始まれば自チームのパスがつながらず、こぼれ球を奪われることに「ちゃんとしろ!」と怒り、得点したらケロッと忘れて大喜びし、失点したら落胆し、審判のジャッジに不公平だと不満を感じ、結果として負けたら白目をむいて席でうなだれ、疲れた体を頑張って動かして帰宅します。そしてまた次の試合では勝ってくれると思ってスタジアムに向かいます。

サポーターなんてたいていこんなものです。あくまで憤激は自分の中に収めなければ、現実社会で生きていくことは出来ません。

応援の迫力が無くなってしまう、とか、あの試合の顛末では暴れる気持ちも分かる、という擁護意見も見受けられますが、何度も書きますが「それとこれとは話が別」なのです。絶対にしてはいけないことをしたら、敗戦どうこうというレベルではなく処分が下されるのは当然です。

長谷川監督最終年から、というよりもセレッソがユンジョンファンを監督にしてから、双方が監督を交代させつつもずっとガンバは大阪ダービーにおいて劣勢です。今回の敗戦だけで暴れたわけでもないのでしょうけれど、暴れた時点でサポーターではなくなりました。

ガンバ大阪からも処分が下されましたが、当然のないようだと思います。

https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/13600/

かつてガンバはナチスドイツを想起させるフラッグを掲げたゴール裏グループによって、掲出物を一時的に全面禁止という処分を下さざるを得ませんでした。当該グループも解散したはずですが、またゴール裏から問題が起きてしまいました。それ以前にも色々ありましたし(セパハン応援横断幕とか、川口水かけ事件とか、埼スタ騒動とか)、何のために応援しているのか、ということを考えなければ、いずれまた数年後に何らかの形で発生するでしょうね。

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