教育現場、学校現場でのICT教育は盛んになりましたが、では当の学校自体のホームページはどうなっているのかというと、こんなニュースがありました。
https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/1415944.html
ITに多少なりとも詳しい人なら酷いにもほどがあると思ってしまう状態のようです。長年放置されている個人のサイトならともかく、記事中にもあるように説明会参加など入力フォームもあるのですから、SSL対応なんて当然なのですが、その辺は気にしていない学校がそれだけ多いということです。
ぶっちゃけ、公立高校だったら分からなくもないというか、学校レベルでSSL対応をしようとしても、人員や予算や横並びとか色々しがらみもあるでしょうし、逆に公立学校のページは閲覧のみでしょうからSSL対応が放置されてしまうのもしょうがないか、と納得してしまうでしょう。
しかし、積極的に生徒を集めないといけない、アピールしないといけない私立校でこの結果です。ホームページの作成や運用を全て内製しているわけでもないと思うのですが、制作会社に作ってもらった後は、詳しい教員・事務員だけで内部運用しているところもあるでしょう。
それにしても、今どきSSLなんて費用も掛けずに設定出来ます。Let’s Encryptを使用すれば無料でSSL対応出来るのです。レンタルサーバを使っているなら簡単にインストール出来ますし、有料のSSLにしても安い物なら1年で数千円、高くても数万円です。情報漏洩とイメージダウンの危険性と天秤にかけて、費用対効果を考えて却下するほどのものとは思えません。
さらに厄介なのは、この問題を文部科学省や総務省などではなくて、独自調査した一企業が発表したことです。政府ももしかしたら問題視しているのかも知れませんが、少なくとも現時点では省庁や各自治体、教育委員会レベルでも実行を伴った対策が実施されていないことになります。
もちろん、私立学校ですから公的機関がアレしろコレしろと命令するのも難しいのでしょうし、ハッキリと事件化して大問題になれば風向きも変わるのでしょうけれど、今の時点では学校法人レベルで個別にやるかやらないかだけになっています。
この私立6割がSSL未対応というのは、お金に困っているレベルの学校法人に限られているかも知れないですが、それならそれで少子化による学校過剰の問題であり、私学助成金にも関わってくるでしょうから、文科省主導で強制力を発揮できる理屈はあり得ます。
費用はともかく人員がいないというくらいなら、いっそのこと、その学校内の情報部・パソコン部とか詳しい生徒にSSL対応を任せちゃえば良いんじゃないですかね。多分、ITに詳しい子どもの方が教職員が対応するよりも適切に出来るでしょう。
まあ、そんな決断が出来る学校だったらそもそもSSL未対応なんて自体にはなっていないでしょうけれどね。
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