公式戦4連敗、しかもダービーマッチで痛恨の逆転負けにより降格に片足を突っ込んだ状態になったガンバ大阪ですが、先日のパリサンジェルマンとの興行試合では、6失点ながらも2得点、しかも久し振りにFWの得点も生まれた試合となりました。
手を抜いていたPSG相手とは言え、流れの中から完全に崩しての2得点は、今後のガンバの攻撃にも生かせるはずです。その一方で守備の問題は改善されたとは言えませんが、残り12試合となったガンバとしては、もう根本的にやり方を変える時間もないでしょう。対症療法的にでも何とか勝ち点を掠め取っていくしかありません。
さて対する京都サンガは新型コロナ感染者が多く、メンバー構成に苦しんでいるそうですが、以前のガンバもユース選手を出してでも試合をしていたので、こういうことはお互い様というか、どこでも起こり得ることです。だからこそ先日の名古屋の虚偽報告は相当な問題だと思いますが、浦和の罰金の方がクローズアップされているのはなんかチグハグな気がします。
ともかく、勝つしかないガンバですが、今日のスタメンはPSG戦の時から少し代わり、福岡と鈴木武蔵が外れて藤春と奥野が入りました。藤春の3CBの左起用は、2007年秋から始まった加地の3CBの右起用を思い出させます。鈴木武蔵は控えにも入っていないのですが、それよりパトリックもいませんし、逆に長くリーグ戦では出番が無かったレアンドロペレイラが控えに入りました。ダービー後にFWの序列に大きな変化があったっぽいです。
しかし藤春黒川の二段ロケットは今年何度か試してダメだったのですが、3バックで藤春をCBに置くのは最終手段的な起用ですかね。
今日は新型コロナの感染者も急増してきたので、惜しい気持ちがありながらも現地ではなくDAZN観戦としました。今日の大阪が非常な暑さであることもあるのですが。
キックオフからお互いに結構攻め合うというか、むしろ京都の小気味よいパスワークからのシュートにたびたび苦しめられ、9分には自陣で奪われてすぐにシュートを打たれてポスト、次いで同じくスルーパスから決められたかと思いきやオフサイドの判定に助けられました。
ガンバの方はこれまでの数試合とは異なり、前半から飛ばして前でのプレスをしないようになっています。だからこそ攻められているのですが、後半勝負の考えがあるのかも知れません。スタメンに純粋なFWが食野一人ですし。
13分、ダワンのシュートは上福元が弾き、直後の京都の攻撃ではクロスもシュートも東口が防ぎました。
京都はショートパス、ガンバはカウンターとセットプレーという対照的な攻め口ですが、お互いに持ち味は出せています。京都のプレスを交わせばガンバのチャンス、プレスで奪えたら京都のチャンスのような格好です。
飲水タイムではガンバが支配率でもシュート数でも上回っているのが意外でしたが、それほど大きくガンバペースとは言えないないようです。
結局ガンバは押し込まれると容易に5バックになるため、前の人数が足りずにボールを奪っても攻撃に迫力が生まれません。京都も決め手を欠き、前半は0−0で終わりました。
ハーフタイムでは両チームとも交代は無し。お互いにもう少し、という感じはあるでしょう。
57分、右サイドで良い形での攻撃が続き、食野から石毛に合わせて、ゴール前での大混戦で最後は食野が押し込んで遂にガンバが先制! そして食野は復帰2戦目で、3年振りのJリーグでのゴールとなりました。
59分に大前が出てきましたが年々顔が丸くなってないですかね?
一方ガンバも62分、石毛と食野に下がり、高尾と山見が加わりました。
この辺から京都がキープしてガンバがカウンターという構図になりますが、ガンバはここで2点目を取れる攻撃が出来るかどうかが、今日の試合だけではなくて今後の残留争いに必要な条件でしょう。
東口が京都の木村との接触で痛めヒヤリとしましたが、何とか立ち上がってくれました。
京都は飲水タイムのちょっと後に5人の交代枠を使い切り、攻めに賭けてきました。
81分の京都のシュートは東口が正面でキャッチ。その直後に山見がドリブルで抜いたところを倒されて、倒した京都の金子が2枚目の警告で退場。
そのタイミングで片野坂監督は倉田に代えてシウバ、ダワンに代えて齊藤未月を投入。中盤をフレッシュにして運動量が増やす意図もあるのでしょう。
88分には山見が短時間で3本目のシュートを放つも大きく外れました。あれはもったいない。あの場面で打つなら決めて欲しいし、シウバに出すかあるいはサイドで時間を稼ぐという選択肢もありました。
91分、ガンバも5人目の交代として黒川に代えてクォンギョンウォンを入れました。後は守り切るだけです。
6分のアディショナルタイムは今のガンバにはあまりにも長く感じます。2014年や2020年のチームなら長くても安心して見ていられたのですが。
そして悪い流れのまま95分、PA内で東口が木村を倒してしまいPKの判定。浦和戦の悪夢が蘇ってしまいました。
ただ、このファウルの直前、シウバが前線で時間を稼がずに無理に攻めたところから始まっていたので、チーム全体での意識共有が出来ていないことが根本原因にあります。
このPKを大前が決めて同点。そして試合終了となってしまいました。
今日のメンバーの京都に勝てなかったのは本当に大きな問題です。得点も少なく、守り切ることも出来ない今のガンバに、明るい未来は見えてきません。
大阪ダービーでも思いましたが、選手同士でのピッチ内で話し合う様子は頻繁に見られるので意思疎通はしようとしているのは分かります。ただ、意識が共有出来ているとは思えません。
同じ失敗を何試合も繰り返し続けているのは、相当に危険な状態だと思うのですが、残り11試合のうちに変われるのでしょうか?
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