2年以上前ですが、こんなnoteを書いていました。
https://hrsgmb.com/n/n487bff23b01b
例えば多分ロシアであれば、プーチンが嘘をつくとしたら(多分ついているでしょうけれど)、国家元首としての不可侵性とロシア国家としての国土防衛のためです。ロシアには侵略されないために周辺を侵略したり緩衝地帯にする欲望が数百年間存在します。国家元首としての尊厳もそのために存在します。
まだロシアによるウクライナ戦争が始まる1年前のnoteに、こういうことを書いていたことに我ながら驚きました。まあ、クリミア半島やジョージアに対してやっていたことを思い浮かべて書いていたはずなので、予言というつもりはないのですが。
ともかく、政治には嘘があります。それはどうやってもゼロには出来ません。
最近の話で言えば、高速道路の無料化は事実上不可能であり、2115年まで有料という話になっていますが、2115年が近付くにつれ、また今度は2150年とか2200年に延長されるはずです。
それを嘘とか虚偽とか言ってしまえば確かにそうではあるのですが、それで話が終わってしまいます。
最近の政治家は嘘つきだとか不誠実だとか言う人もたくさんいますけれど、そもそも政治家が嘘つきではなく誠実な人間だったことなど、有史以来多分無かったはずです。
政治の嘘をそのまま受け入れて文句を言うな、とまで言うつもりはありません。むしろ文句を言える国に住んでいる幸運に感謝しつつ、思いっきり文句を言うべきです。政治の嘘に文句を言えば殺される国は依然としてまだ世界にはたくさんあるのですから。
嘘を受け入れるのではなく、政治に嘘があることを前提として、精神的にも物理的にも覚悟を決めて自衛手段を用意しておくべきです。
政治が一点の曇りも無い清廉潔白であるはずだという思いが強すぎると、そうではない現実に直面したときに、絶望してアナーキーで破滅的な行動を取りかねません。
あくまで政治に嘘があることは分かりつつ、それでもその嘘を減らそうとしない、むしろ増やそうとするような政治に直面したときに、反発して有権者としての利益を確保するくらいの図太さがあれば良いのです。
端的に言うと、分かりの良い有権者になるのではなく、厄介な有権者になるべきです。
そして最も恐ろしいのは、政治批判をしつつ自分は嘘を付かないと公言する政治家です。分かっていてそう言っているのなら、あまりにも厚顔無恥が過ぎますし、本気で自分が行う政治に嘘が無いと思っているのなら、あまりにもナイーブで世間知らずで思慮が無さ過ぎます。
そしてそういう政治家を本気で信じるのも恐ろしいのですが、多分、嘘を付かないと明言する人は政治家より宗教家の方が向いています。
政治に嘘があることを認めつつ、その嘘を精一杯小さくしようとするのが普通というかあるべき姿の政治家なのですが、独善的な人ほどそういう姿にはならないですよね。独裁国家のトップはもれなくそうですけれど。
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