大河ドラマで徳川家康がテーマになると当然ですが駿遠三の東海三国が舞台となります。ふと思いましたが、この参加国の名前には全て川が入っているのですよね。
駿河の「河」、遠江の「江」、三河の「河」と見事に入っています。ただ、中国語の「江」の原義である「長江」と違い、遠江の「江」は浜名湖由来のようですが。
ともかく、静岡・愛知にまたがる広大な平地は、富士山麓・南アルプス山系から流れ出る多くの河川が運んできた土砂によって作られたものであり、そこで暮らす人々にとってもその河川が欠かせないものです。
だからこそなのか、川勝静岡県知事がJR東海のリニア中央新幹線工事における地下水問題で一歩も引かずに戦い続けているのは、静岡県民にとってのアイデンティティに関わる問題だからなのかも知れないと勝手に想像してしまいます。
川勝知事の言動は多くの波紋を呼んでいますが、少なくとも選挙時においては県民の支持を得ていた訳で、全国メディアや中央政界からの、独断専行とか無茶を言っているとかという批判は、もしかしたら的を射ておらず、かえって静岡県において知事支持層を増やす結果になっているんじゃないでしょうか。
リニア中央新幹線が静岡県にとっては利益がほぼ無いことは明白であり、ハッキリ言えば在来の東海道新幹線とリニア中央新幹線の関係性の利害調整・利益誘導の話の持って行き方が失敗したのです。
よく言われる利益としては、リニアが出来れば静岡県は素通りになりますが、東海道新幹線は静岡県内に停車しないのぞみを減らして、ひかり・こだまの大増発になるので、静岡県民にとって利便性向上となる、というものがあります。けれど、大動脈としての東海道新幹線がサブに回るわけで、少なくとも県民のプライドは考慮されていません。もちろん、中央の政治家やJR東海が静岡県民のプライドなど何で気にかけないといけないのだ、と言われればそれまでですが、静岡県民が川勝知事を支持している限りは現状のままです。
現在の支持率・不支持率では後者が上回っているようですが、リコールが成立するほどではありません。少なくとも、2025年の次期知事選挙まではこのままですが、中央政界と財界・JR東海がハッキリと静岡県民が納得・満足できるコミットメントをしないと、川勝知事がまた勝つんじゃないですかね。
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