ヨーロッパからの帰国でガンバに戻らず福岡に行った井手口がガンバにいるよりもはるかに充実してそうなのがガンバサポーターとしては複雑な思いなのですが、生まれ故郷にあるクラブで、クラブ史上初のカップ戦決勝の舞台に立つというのは感慨深いでしょうね。
長谷部監督は本当に良い仕事をしていると思います。4年目で少しずつ成績を上げ続けたのですから。
そして試合開始から積極的に前に出ていく福岡が5分に前のシュートでいきなり先制。前線に当てて落としてサイドに展開してクロスという、サッカーのお手本のような攻撃を完璧にかましてきました。
福岡は13分にも森山のシュートがあり、明らかに福岡ペースで試合は進みます。
中盤が苦しい浦和はロングボールを入れて打開を目指すものの、福岡の守備ブロックが適切に対応。
しかし前半の半分過ぎくらいから五分五分から少し浦和ペース寄りになってきて、ポゼッション率でもだいぶ差が付きましたが、元々の戦い方を考えるとお互いに予想の範囲内でしょう。
しかし福岡がセットプレーで危険な場面を何度も作り続け、ついには紺野のクロスを宮がしっかり決めて前半終了間際に2-0とします。
おそらく両チームにとって予想外の前半のスコアだったと思いますが、浦和はここから最低でも2点取らないといけないのがキツいですね。
福岡はこれ以上ない45分で、ここから浮き足立つことなく前半と同じクオリティでプレーし続ければ初タイトルが見えてきます。
浦和は後半開始で2名交代。前半の出来を考えると動いて当然でしょう。
前半同様、福岡は手数の少ないカウンター中心ですが、山岸がキープして紺野がサイドで突破して中に誰かが合わせるという攻撃パターンが強力過ぎます。
福岡は55分にグローリがエリア内で倒されてPKゲットするも、山岸のシュートは西川が完璧に読んで完璧なキャッチを見せます。これで九死に一生を得た浦和に流れが傾くか。
その直後に逆に福岡の守備時で怪しいシーンがありましたが浦和のPKにはならず。
68分、ついに浦和が酒井のロングパスを受けた明本の見事なトラップからの渾身のシュートで2-1。ここから福岡はメンタルの取り戻しを出来るか。
福岡は紺野が足を痛めて交代。攻撃の柱を失いますが、守りを意識しすぎて受身になるとやられるでしょう。
79分にはカンテのシュートを永石がファインセーブ。
金森が紺野がいなくなった後の福岡の攻撃を牽引して、ひたすら守りの時間という形にはなっていません。
後半のアディショナルタイムはVARチェックが何度もあったので8分の長さになり、96分にはホセカンテのシュートがポストに当たって外れました。
その直後に福岡の金森が相手陣内で時間を使い続けたのは、勝利のための素晴らしいプレーだったと思います。
そして浦和のFKが跳ね返された後、タイムアップの笛が鳴り、ついに福岡がルヴァンカップ初優勝です。
今日のMVPは紺野でしょう。前半の2得点のアシストは完璧でした。
しかし、冒頭にも書いたとおり、福岡の長谷部監督が本当に良い仕事をし続けていると思います。少しずつ着実に、出来ることを増やしていってついにはクラブ史上初タイトルを獲得した監督として、アビスパ福岡の歴史に永久に残ります。
リーグ戦はまだ続きますが、福岡はまだ上位を狙えますね。ちなみに全くルヴァンカップと関係ないですが、ガンバにとって厳しいのは、最終節に目の前でヴィッセル神戸の優勝を見せられる可能性があるのですよね・・・。
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