明日の新聞各紙、及び今日のネットメディア等には、自民党の歴史上で初の女性総裁誕生という言葉が飾られるでしょう。
それとともに、高市総裁を生んだ麻生太郎の執念についても取り上げられることと思います。
自民党は、名前も性質も変わりましたが、元をたどれば明治の自由民権運動にまでさかのぼります。それを思うと150年の歴史、正式に自民党が成立してからでも70年の歴史の中で、ついに女性の総裁が生まれたことになります。
とはいえ、各種リベラル勢力にとっては、女性であることを歓迎するよりもタカ派であることを警戒する動きのほうが強まるはずです。高市新総裁自身がなぞらえている、イギリスのマーガレット・サッチャーに続いて、古い歴史のある国かつ立憲君主国での議院内閣制という共通点のある日本で、初の女性首相となりました。「鉄の女」が進めたサッチャリズムと、この新総裁の政策がどれくらい近似性があるかは実際に時間が進んでいかないと分かりません。安倍晋三第一次政権時にはタカ派的・保守的思想を打ち出しながらも一年で辞任し、第二次政権では安保法制は進めたもののそれ以外の保守的諸政策は大して動きませんでした。
高市政権が長く続けようと思ったら、選挙に勝たねばなりませんし、そのためには、いきなりゴリゴリの保守は出せないでしょう。むしろ運営に苦しむようになってきたら逆に国家主義的思想に訴えてくる、というのは、他の国でも例としてあることです。
望むと望まざるとに関わらず、新政権は石破政権に続いて対米・対トランプでの諸政策に取り組まざるを得ません。そうなってくると、トランプ大統領の盟友だった安倍晋三絡みで麻生太郎の存在感が増してきます。去年は反安倍の石破が勝った総裁選で、今年は親安倍の高市、その裏の麻生が勝った理由の一つには、自民党議員・党員が対米外交を意識している部分もあると思います。
まー、そもそも高市総裁→高市首相となるとはまだ決まっていないのですけれどね。かつての河野洋平総裁時代のように、過半数確保のための連立政権に入れた党に首相のポストを譲る可能性もあります。参政党との連立はウルトラC過ぎますけれど、そうなったら公明党が離脱する気がします。
日本国初の女性首相! というインパクトをもって世間にアピールしたほうがまだマシなような気がしますが、どうするのか、どうなるのか。この10月の政界は結構流動的になるんじゃないでしょうか。
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