2025年12月6日J1リーグ最終節ガンバ大阪対東京ヴェルディ1969試合観戦の感想

12月初旬ながら秋晴れのような天気の中、今シーズンのリーグ戦最終節が行われました。9位ガンバと15位東京ヴェルディ1969という対戦で、はっきり言うと消化試合です。勝っても負けても何かを得たり失ったりするわけではありません。純粋にこの試合の勝敗だけがかかっています。

ガンバのメンバーは、前節の福岡戦で怪我をしたGK一森に代わってベテラン東口が入り、1トップにはジェバリが入りました。両チームの控えに入っている食野兄弟の共演はあるでしょうか?

珍しくサイドを入れ替えて始まった前半の序盤はヴェルディペースで進みます。ガンバはCKで中谷が相手との接触のため10分に負傷交代。プレー時間だけで言うと6分強ですので、かなり心配です。いきなりアクシデントに見舞われたガンバはなかなかボールを前に運べません。それでも、16分には右サイドに切り込んだ山下のクロスにジェバリがアクロバティックなボレーを放ったりして、相手を脅かします。

そしてこの試合の行方を大きく左右した出来事が20分に起こります。ジェバリのスルーパスに抜け出した山下を、ヴェルディの新井が倒してしまって一発レッド。長いVARチェックでしたが、まあDOGSO(決定的な得点機会の阻止)ですよね。

これによりガンバは相手陣内でボールを回し続ける攻撃を行えるようになりました。ヴェルディは守り続けるしかありません。三浦の惜しいヘディングシュートがあったものの数的優位を得点に繋げられないまま時間が経過していきますが、またしても同じキーマンが大仕事をやってのけます。

41分に山下がボールを持って相手エリア内で倒されてPK獲得。1退場、1PKを誘発する活躍っぷりです。これをジェバリが確実に決めてガンバがついに先制します。

たたみかけたいガンバは直後のカウンターは失敗したものの、50分にジェバリが左サイドでドリブルからシュートを放ち、相手に当たってループ気味になってGKマテウスが届かずゴールイン。これで2-0となり、試合を大きく有利に進められるようになりました。ジェバリはこの秋から好調ですね。

中谷の怪我、レッドカード、PKとてんこ盛りの前半は7分のアディショナルを費やして終了。ガンバにとっては中谷の怪我が予想外のアクシデントでしたけれど、ヴェルディにとってはもっと大きな予想外の退場・PKだったでしょう。

帰宅後にDAZNを見返すと何故か後半開始20秒くらいから途中から始まっていました。前半が長すぎたからですかね。DAZNで観ている人はなんでやねんと思ったかも知れませんね。

さて、後半開始直後の49分にガンバは左サイドに入れたボールを倉田がダイレクトで黒川に流し、満田が拾って角度のないところから強烈なシュートを逆サイドに蹴り込んで3-0となりました。

事実上、試合結果を決めるようなゴールになりましたが、問題はこの後。両チーム共に選手交代を行ったからか、攻め込んでもパスもシュートも精度が落ちたガンバに対し、ヴェルディは意地でも追いつこうとしていて、徐々にヴェルディペースになっていきます。

特に、孤立している1トップの染野の対応に福岡が右往左往してしまい、三浦のカバーも遅いことが多く、それが結果的に78分、福岡のタイミングの悪いバックパスを東口が蹴るも染野に当たってゴールに吸い込まれてしまうという、年一でもないレベルのお笑い失点になってしまいます。

東口のミスなのは間違いないですが、福岡のバックパスも悪かったし、10分くらいずっと三浦と福岡のバランスが悪いままだったことも遠因でしょう。

これ以上失点すると勝点を落としかねない状況になり、お尻に火がついたガンバは必死の守備で一人少ないヴェルディの攻撃をしのぎ続けます。食野弟が入ってきて兄弟共演になりましたが、そんな感傷に浸っていられる状況ではありません。

3-1のまま後半アディショナルタイムに突入し、このまま終わるかと思われた中、94分に満田のフィードを最前線で食野亮太郎が落とし、南野があたりそこねでしたがシュート決めてJ1リーグ戦で初ゴールをゲットしました。これで4−1になり決まったかなと思っていたらヴェルディのシュートがポストに当たり、守備の緩さはやっぱり問題だなあと思っていたら試合終了となりました。

今日のマンオブザマッチは山下でしょう。ジェバリの2ゴールも良かったですが、山下の退場・PKゲットがあってこその勝利でした。南野のJ1初ゴールも嬉しいものでした。

さて、この後に行われた毎年恒例の最終戦後のセレモニーでは、

パナソニックの敢闘賞に山下、

MVPに半田、

そして長く続いている日刊スポーツ黄金の脚賞は満田と、

いずれも誰もが納得できる選出だったと思います。満田は期限付き移籍なんですけど、さっさと完全移籍が決まってくれませんかね。

チームキャプテン宇佐美のスピーチ、退団の決まったファン・アラーノの涙のスピーチ、そして同じく契約満了が決まっているポヤトス監督のスピーチが行われました。

ファン・アラーノは2022年の最初から終盤までチーム作りできなかった片野坂体制の途中に加入し、ダイナミズムとアグレッシブさとファイトをチームにもたらして、松田監督でのJ1残留に最も貢献した選手だったと思います。

宇佐美やジェバリとの相性も良かったですし、もっと長く見たい選手でした。怪我の影響もあるのかも知れませんが。

次いでポヤトス監督について。

このnoteでは何度もポヤトス監督に対して否定的なことを述べてきましたが、2021年の宮本サッカー崩壊とその後の松波サッカーの何もなさ、2022年の片野坂サッカーの失敗と松田体制でのギリギリの残留、と続いたことを考えると、2023年の夏以降は残留を気にしなくて良くなったチームを作り上げてくれたことは感謝しています。

昨シーズンの4位と天皇杯準優勝と躍進もしました。この天皇杯で、もしも宇佐美が出ていれば、もしも優勝していれば、というタラレバは今後もしばらく忘れられないでしょう。ここでタイトルを取っていたら、私はポヤトス続投を主張していたと思います。

来シーズンからは新しい監督を迎えることになります。一部報道で出ている件には触れませんが、2月11日・12日から始まるACL2のことを考えると、すぐにガンバにフィットしてチームを作ることができる監督でないといけないはずです。

まだ12月11日のACL2、ラーチャブリー戦が残っています。これを勝って、今年の、そしてポヤトス体制の有終の美を飾ってほしいものです。

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