パソコンにはセキュリティソフトは必須です。無いといくらでも侵入されてしまいます。「自分には盗まれて困るような情報がない」とうそぶく人であっても、セキュリティソフトを入れて適切に管理していないと、自分のパソコンを踏み台にして他人のコンピュータやサーバに攻撃をかける悪人がいます。この場合、侵入されて踏み台にされているパソコンを所有している無知な人間が攻撃者だと見なされる可能性があります。つまり、セキュリティの意識がない人は自分だけではなく他人に迷惑をかける存在にもなり得るのです。
そういった問題を防ぐためのセキュリティソフトはたいていのメーカー製パソコンを購入時にプリインストールされています。ただ、セキュリティソフトは基本的に月額や年額でワクチンアップデートのための権利を購入して使用する方式です。支払を行わず最新のワクチンを手に入れられなくなってしまうと、最新のコンピューターウイルスや攻撃方法に対して無防備になり、セキュリティソフトが無い状態よりはマシ程度の結構危険な状態になってしまいます。
毎月あるいは毎年お金を払い続けないとパソコンをまともに使えないのか、というと、実は他にも方法があり、ウイルスバスターやノートン、ESETなどの有料のセキュリティソフトでなくても無料で使えるものもあります。無料だとその代わりに機能が少ないということでもありますが、Windowsを使っている場合は自動でWindows Defenderが入っています。これを有効にしていればまず問題ないはずです。GoogleChromeの開発者なんかはWindows Defender以外のセキュリティソフトはブラウザの挙動に制限をかけてくるから糞だとはっきり言っているくらいです。変な行動をしない限りはこういった標準のものでも充分です。
ただし、他社製のセキュリティソフトがインストールされている場合は、Windows Defenderは無効化されます。ワクチンの期限が切れていても無効のままです。ですから、下手に有料のセキュリティソフトがプリインストールされているメーカー製のパソコンを知識のない人が使い続けてしまうとかえって危険な状態になってしまうのですが、この辺はどうにかした方が良いのではないかと思っています。
マイクロソフトとしてはセキュリティソフトに期限切れの場合はWindows Defenderが自動的に有効になるようにするというのも裁判沙汰になるでしょうからやらないでしょう。ユーザー側が注意というかウェブリテラシー、セキュリティリテラシーを身につけるのが最善であり最短の解決策のはずです。
色んな施設、建物や何らかの人が集まるスポットになるような場所であれば、たいてい無料のWi-Fiが利用出来る時代です。パソコンだけでなく、というかむしろ今ではスマホやタブレットで接続する方が多いかも知れません。LTEの時代になってパケット通信に月の上限が設定されていますから、スマホを利用している人にとっては無料Wi-Fiの存在はありがたいことでしょうけれど、簡単さ・便利さ・無料には当然ながら落とし穴があります。無料Wi-Fiを提供している側が悪意を持っているとはいいませんが、同じWi-Fiスポットに接続している機器同士ですと、ネットを介しているデータを見られる可能性があります。
「Wi-Fiスポット 危険性」とかで検索すれば情報はいくらでも見つかりますが、通信内容が丸見えになると、例えばどこかのサービスにログインするときのIDやパスワード、クレジットカードの番号やセキュリティコード、銀行のネットバンキングのパスワードなどが流出すると個人情報どころの騒ぎではありません。直接的な金銭被害に遭う可能性が出てきます。もちろん、そういったWi-Fiスポットに接続して仕事のメールや顧客の個人情報なんかのやり取りが漏れても大変です。
そういったことが無いように、Wi-Fiスポット・公衆無線LANに接続する場合はVPN接続するのが必須です。
VPN接続サービス・ソフトを使えば、同じWi-Fiスポットに接続している悪人に通信内容が漏れる心配は無くなります。もちろん、このVPNサービスそのものがヤバいケースが中国なんかではあるそうですが、パソコンのセキュリティソフトと同じように有料無料様々あるので、色々調べて信頼できそうなサービスを使うべきでしょう。自分のパソコンが踏み台にされてサーバ攻撃に利用される危険性と同じように、安易に無料Wi-Fiを使用すると知らぬ間に重要なデータが流出してしまうということは誰もが知っておくべきです。
小学生の内からプログラミング教育・ロボット教育などに官民そろって盛んになってきていますが、こういった被害・危険性も同時に教えていくべきでしょう。ただし、コンピュータの怖さを植え付けるのではなく、正しく対応すれば防げる問題です。交通事故があるから道を歩くなと言う人はいないでしょう。信号を守り歩道を歩きそれでも事故に遭う可能性はありますが、注意をしていれば防げる事故は多いです。コンピュータ教育・セキュリティ教育も同様に危険と対処を同時に教えていくようにすべきだと思います。
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