2021年1月1日天皇杯決勝NHK観戦の感想

ほぼ全ての人にとって、仕事、趣味、文化、生活、娯楽、家庭、勉学など生きる上で相当な影響があったコロナ禍に見舞われた2020年が終わり、新年を迎えました。しかしそれでもウイルスの猛威は変わらず、大晦日に過去最高の感染者数を数えるほどでした。

そんな中でも何とか、例年通りの元日決戦、天皇杯決勝が新国立競技場で行われました。

対戦カードは川崎フロンターレ対ガンバ大阪。今年のJ1リーグ1位と2位の対決です。今回はレギュレーションの大幅な変更により参加チームが大幅に減ったこともあって、結果としては順当な2チームがファイナリストになりました。

川崎フロンターレは2冠、そして中村憲剛の現役最終戦を心に期して挑みます。そしてガンバ大阪は久し振りのタイトルと、リーグ戦での完敗の雪辱と、橋本マネージャーへの思いを胸にこの一戦にかけての戦いとなります。

ガンバの先発は準決勝から一人だけ変わり、FWに宇佐美が入ります。控えも宇佐美と渡邉千真が、中村仁郎と塚元が入れ替わっただけです。このサッカーで勝つんだというメッセージも感じられます。

トーナメント戦の決勝は良いチームが勝つのではなく強いチームが勝ちます。さらに言うと、勝ったチームが強かったのです。

14時40分という中途半端な時間のキックオフで始まりました。

開始2分でいきなり守田にシュートを打たれましたが左に外れました。直後にガンバが右サイドから攻めて倉田のクロスはGKキャッチ。

6分のガンバのFKは山本ではなく宇佐美が蹴り、パトリックに合わせて決まったと思いきやオフサイドでした。

川崎はパスワーク、ガンバは速攻とセットプレーでチャンスを作るという、最初からお互いに持ち味を出している展開です。

15分にはまさに細かいパスで崩されてレアンドロダミアンのシュートは東口キャッチ。

17分にもヨングォンのとんでもないパスミスから三苫に打たれますが枠を外れました。

広大な守備範囲をカバーしてゴール前でシュートもしてくれる井手口の不在の影響はどう考えても大きいです。代わりに矢島を入れるか奥野を入れるか悩みどころでしたが、準決勝から2試合は矢島山本のダブルボランチを宮本監督は選択しました。

個人的には奥野でまずは守備を固めて、山本が前でボールをさばける方が良いのではないかと思っていましたが、どうですかね。

22分にもダミアンにヘッドで合わされますが東口キャッチ。だんだん押されているというか、ガンバが攻め込めなくなってきました。

飲水タイムでリセットというか、守備を整理し直せているといいのですが、その後も川崎がずっとパスをつなぎ続けています。

26分にもつながれ続けて守田のクロスに家長が飛び込みましたがヘディングシュートは左枠外。

28分にもダミアンのシュートは東口キャッチ。そして解説の播戸が若い頃の家長が出場できないと不貞腐れていたという暴露話。

その後にパトリックがヘディングシュートを打つも外れましたが、ようやく良い形が出来ました。

30分にもダミアンのシュートを東口がキャッチ。もう長く宇佐美が消えています。39分の家長の左足シュートは珍しく大きく外れました。43分にも三苫がドリブルで交わして強いシュートを打ちましたがこれも東口がキャッチ。今日は東口が忙しくなるのはわかりきっていましたが、やはり忙しいですね。

そしてスコアレスで終わるかなというところでパトリックが相手を叩いて警告をもらって前半終了。

プランとしては前半0−0はガンバとしては予定通りでしょう。しかし内容を見ていたら上出来というか幸運というか。前半を3分割すると、最初の15分は両チームが持ち味を出して、真ん中の15分は川崎が攻め続けて危険な場面もあり、最後の15分は川崎が攻めながらもガンバの守備が少し整理されている感がありました。

とは言ってもこのままでは勝てませんので、最初にアクションを起こすとしたらガンバの方でしょう。

後半開始時には両チーム変更なし。

やはりいきなりガンバは攻められ、後半3分に大嶋のシュートがDFに当たってバーに当たりました。4分の三苫のシュートはオフサイド。

結局10分にヨングォンのクリアが小さく拾われてから中央突破で三苫に決められて1−0。13分にもFKから谷口の強烈なヘッドがありましたが東口が渾身のセーブを見せます。

その後もずっと攻められ続けて飲水タイムに入ります。置物みたいになっている宇佐美をなんとか動かすかいっそのこと交代させるかしないとなんともならない感がありありな雰囲気になってきました。

そんな中、藤春と山本を下げて千真と福田を入れます。宇佐美の周りに人を増やす選択肢をとったようです。

その後、多少は攻撃が回り始めましたが、カウンターの危険もある中、さらに小野瀬に代えて塚元を投入します。

37分には倉田から福田に出てクロスにパトリックが頭で合わせるという、ようやくまともな攻撃が出来るようになってきました。

直後にチョンソンリョンがこぼしてパトリックが拾って千真がシュートを打つ場面もあり、もう少しでゴールという場面が増えてきました。

40分には攻め続けて最後に宇佐美の鋭いシュートもチョンソンリョンがセーブ。

45分にも福田のシュートはバーの上。

その後もパワープレーを仕掛け続けましたがシュートも打てず試合終了。

ガンバとしてはラスト15分の攻撃をもっと早く出来ていればと思います。特に千真が入ってからの攻撃には可能性もありました。ただ、じゃあ最初から4バックであれば最初から攻めれていたかとなるとそれも確実とは言えません。ペースとしては多分フォーメーションに関係なく川崎がポゼッションしていたでしょう。

2020年シーズンもガンバは無冠に終わりました。ただ、2016年から続く無冠のシーズンの中でも最も良かった年でもあります。

2021年はACLにも久し振りに出場します。開催方式が今年もセントラル開催っぽいようですが、過密日程になるのは間違いありません。補強の噂も出ていますが、今年こそは充実させた戦力を生かして、2015年以来のタイトル奪取になることを祈ります。

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