Jリーグのクラブのアカデミーから上に上がれず、高校や大学を経てプロになる選手が結構います。多分、例を出す必要も無いくらいたくさんいますが、ガンバのアカデミーからトップチームに上がれなかったけれど日本代表にまでなった人だけでも、本田圭佑・東口順昭というベテランに加え、最近では鎌田大地のような新星も出てきました。その他のレジェンドでも中村俊輔がマリノスのジュニアユースから桐光学園を経てマリノスに入ったことは有名でしょう。
昇格させなかったクラブの判断は批判されがちですが、その分、高校や大学の環境が、その選手によりマッチした結果での成長という面もあるでしょうから、一概には言えないと思います。それよりむしろ、早熟ではなく遅咲きの選手にとってはクラブアカデミーでの活躍が出来なくても、高校・大学で成長することで再度プロ契約のチャンスが出てくるとしたら、いわば選手の才能を出来るだけ取りこぼさないシステムが、今の日本サッカーには築かれているとも言えるはずです。
ここで思うに、高校や大学での実績を元にプロ契約する選手が少ない、日本以外の国では遅咲きの選手の取りこぼしが結構あるのではないか、という疑問です。
もちろん、ヨーロッパでも南米でも遅咲きの選手はいます。20代の半ばや後半を過ぎてからビッグクラブで活躍したり、代表に選ばれたりするケースはそんなに珍しくありませんが、たいていの場合は、各国の下の方のリーグでくすぶっていたのが、ある時に花開くといった感じです。
プロ契約が出来ずに仕事をしながら下部リーグでプレーしていて、そこで活躍してトップリーグに引き抜かれるという選手は、日本にだって何人もいます。
そうではなくて、いわば第三の道とでもいうべき、高校大学を経て成長した選手がプロ契約をするパターンが日本では一般的でもあります。
プロクラブにとってもその選手に対する判断を再度出来るチャンスが再度出てくるわけです。もちろん、高校大学で活躍すればするほど、獲得の競合となるわけですが、クラブにとっても選手にとってもメリットは大きいはずです。
この点から考えると、今の日本サッカーは問題点はいくらでも挙げられるでしょうけれど、独自の路線で育成するプロセスが備わっているのは、他国と比べて良い点でしょう。
もちろん、単にプロになれれば良いというわけでもありません。プロ選手にならずに学業・就職に専念する人生を歩んだ方が良かった、と思う人もいるでしょう。
プロになれる選手の数は決まっています。クラブ数が増えない限りは、辞めた選手や外国に行った選手の数の分だけしか、新しい選手は増えません。プロになってからももちろん厳しい競争が待っています。
適当なところで諦めて、仕事に専念した方が良いかもしれないが、夢を諦めるということは、その夢に真剣であればあるほど辛いものです。
夢の可能性があるのは幸せでもあり残酷ですよね。
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