全てがコモディティ化していく世界

インドでGoogleが現地企業と組んで低価格スマホを出すそうです。インドメディアでの情報では日本円にして5000円未満になるとのことで、もはやどこで儲けるのか分からないレベルです。

iPhoneやGalaxyなどは高価格帯での販売を維持していますが、市場が巨大かつ競争も激しい中国では、HUAWEI、Xiaomi、OPPOやその他有象無象の大量のメーカーが価格競争を行っています。

スマホとしての基本的な機能だけであれば、販売価格でも1万円(100米ドル)を切る価格で出せるほどです。

私は先日、iPhone12miniに機種変更しましたが、ケースと保護シートはどちらも100円ショップで買いました。コモディティ化を見るなら日本の100円ショップは典型的なケースになるはずです。数多くの商品が100円で売られています。中には200円、300円や500円といったものもありますが、どちらにせよ同等の機能をそこそこの質で作れば、数百円〜1000円以上するものが100円からの値段で売られているのです。

今の世界では大半の商品がコモディティ化しました。もちろん上質のものであれば安くは手に入りませんが、質を問わなければ安く手に入るものがほとんどです。

家電製品というか、電気で動くレベル製品で一般人が使う商品であればコモディティ化していない分野はありません。

インドや中国の状況を見ると、やはり人口が大きいのは強いですね。国内競争によって国際競争力が自然と付いてきます。

思えば、かつての日本もそうでした。カシオ・シャープ・キヤノンらによる激しい電卓戦争が代表的なものですが、それ以外の大半の家電製品も日本の家電メーカーが国内競争によって国際競争力を身に付け、世界的なシェアを獲得していました。90年代以降しか知らない若い世代には信じられないかも知れませんが。

さて、家電製品の全てがコモディティ化していく中で、それ以上高額のものとなると、自動車と家くらいです。自動車もしばらく前にインドのタタ・モーターズが30万円弱の値段で販売していましたが、今ではもう売っていないようです。

自動車に関してはテスラの高級路線だけではなく、廉価な電気自動車もまた出てくるでしょうね。

そして家も、巨大な3Dプリンターで製作する実例が世界では見られるようになりました。国土が狭く、建築基準法が厳しい日本ではなかなか難しいでしょうけれど、プリンターとその運搬費と材料費、デザイン費だけで家の建築が出来る時代が近付いています。

商品だけではなくサービスも同じでしょう。労働集約的な産業でのサービス提供は、人件費が原価になります。原価を下げれば利益が上がります。コロナ禍によりオンライン化が加速した世界では、労働者がサービスを提供するよりも、AI・ウェブサービス上のボットで賄えるのなら人件費削減=増益になるのですから、オンライン経由のサービスはAIによるコモディティ化は必然的なものになるでしょうね。

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