平繁無忙の何でも書くブログ

  • W杯大陸間プレーオフを見てのアジア連盟への移籍の是非について

    カタールワールドカップ本大会を見据えた強化試合も次々行われ、いよいよ本番が近付いてきた感じがありますが、まだ本大会への切符を掴んでいない国同士のプレーオフが行われました。

    アジアではUAEとオーストラリアがアジアプレーオフを戦い、実力・経験的にみて順当にオーストラリアが勝利。そして南米5位のペルーとオーストラリアの大陸間プレーオフとなりました。

    南米予選では突破を決めたエクアドル代表選手の国籍詐称問題が起き、訴えたチリ代表が代替出場決定!というニュースが一瞬流れましたが結果的にはそんなことはなく、調査打ち切りをFIFAが発表して順位表そのままの出場国が決まりました。

    そのいつも通り過酷な南米予選の5位のペルーと、アジア5位のオーストラリアの戦いなので、どうしても下馬評はペルー優位となっていましたが、14日未明に行われたワールドカップ予選大陸間プレーオフにて、オーストラリアがペルーとの戦いをPK戦で制して、5大会連続6回目の出場を決めました。

    ちなみに、オーストラリアは本大会出場が5大会連続と言うことは2006年ドイツ大会からで、その時はOFC所属でしたので、AFC所属になってからはずっと出場を果たしていることになります。

    ★オーストラリア代表のW杯アジア予選成績★
    2010年 アジアA組1位
    2014年 アジアB組2位
    2018年 アジア5位→ホンジュラスとのプレーオフに勝って出場決定
    2022年 アジア5位→ペルーとのプレーオフに勝って出場決定

    見た感じ順当に力が落ちていっているというか、アジア予選で苦しんでいる感が満載ですが、オセアニア所属の頃は大陸間プレーオフで勝てたり勝てなかったりでしたので、それを考えるとオーストラリアのアジア連盟移籍は成功と言えるでしょう。やはり域内での切磋琢磨できる環境は重要なのですよね。

    残る大陸間プレーオフは、オセアニア1位のニュージーランドと北中米カリブ海4位のコスタリカとの試合です。この勝者が、本大会で日本・スペイン・ドイツと同じ組になりますので、日本としても注目の一戦ですが、15日未明に行われた結果、1−0でコスタリカが勝利しました。ニュージーランドは2010年以来の出場はならず。かつてのオーストラリア代表同様に、やはりOFC所属だと大陸間プレーオフで勝ち抜けるほどの力を蓄えるのが難しい気がします。

    さて、話は変わりますが、ウクライナ戦争を起こしたことでロシアが西側諸国から制裁を受けていますが、その一連の流れでサッカー界でもロシア外しは起きています。UEFAによる制裁により、ロシアの国家代表もクラブも欧州での国際試合に参加出来ないようになり、ロシアサッカーも致命的なダメージを負いつつあります。そのため、ロシアサッカー連盟自体を、欧州所属からアジア所属に変えようとする目論見があるそうです。

    本当に目論んでいるのか、本当に実現するのかは全く私には分かりませんが、多分そんなに簡単に移籍できないでしょうし、移籍したところでロシアにとってそんなに良いものでもないと思うのですが、本気なんですかね。

    オーストラリアの場合とは異なり、ロシアがアジア移籍するとなると、アジアよりも強豪国の多いヨーロッパから、日本・韓国・豪州・サウジ・イランの5ヶ国に本大会出場経験が集中するアジアに来ることになります。

    さらにロシア代表選手の大半はロシア国内とヨーロッパ各国でプレーしているわけで、極東や東南アジア・オーストラリアでのアウェイゲームとか相当キツいでしょう。

    アウェイがキツくなるのはもちろん日本などアジア各国も同じではありますが、ロシアと同じく欧州組が多い国にして見れば移動距離は大差がありません。ウラジオストックなど東の端で試合するならヨーロッパからの距離は長くなりますが、その場合は日本なら国内組を多く起用すれば、むしろ日本の方が有利になってしまいます・

    ワールドカップ本大会への出場が欧州だと難しいから、という理由も分からなくもないですが、次の2026年大会から本大会出場国は48ヶ国になり、欧州枠も増えますのでアジアに来なくても本大会出場の可能性が高いのです。

    考えれば考えるほど、ロシアのアジア移籍は制裁逃れ以外のメリットが見当たりません。第一、認められるか分かりませんし、アジア連盟での試合に出ることが出来ても、FIFAから制裁を食らったら意味がありません。

    FIFA全体だと、西側諸国の制裁に同調しない国も多いので、完全にロシアが排除されることはないのでしょうけれど、結局どうなるでしょうね。

    ガンバ大阪がアジアチャンピオンズリーグでロシアの国と戦うのもロマンは感じますが、サンクトペテルブルクとかに連れて行かれると、疲労がとんでもないことになりそうです。2008年のACLでは準々決勝でシリアのアル・カラマと戦い、極東の日本のクラブが地中海に面する国に行って試合することになりました。

    バルト海や北極海に面するクラブとの試合とか想像を絶しますね。逆にロシアからしたら、日本の夏の気候とか耐えられないでしょう。

    まあ、誰もロシアが本当にアジア所属になるとは真剣に思ってはないかも知れませんが、ウクライナ侵攻と同じく、何が起こるか分かりませんからね。

  • 2022年6月14日日本代表対チュニジア代表テレビ観戦の感想

    ナショナルマッチデーウィークにおいて、日本代表はパラグアイ・ブラジル・ガーナと戦ってきましたが、最後はチュニジアとパナソニックスタジアム吹田にて強化試合4連戦の締めくくりとなりました。

    本日の大阪は朝から雨模様で、湿度の点では良いコンディションとは言えませんがその代わり気温はそれほど高くなく、試合中に本降りにならなければ選手への影響はそれほど無かったでしょうけれど、試合開始時には本降りとなってしまいました。

    雨ではありますが観客席で濡れるのはピッチ際の5列分くらいですので、現地で観る人はあまり辛くはないでしょう。多分、最寄り駅との往復や、満員の観客を捌けない交通機関の方がよっぽど面倒なスタジアムです。

    パナスタでの代表戦はアジア最終予選初戦ではオマーンにまさかの敗戦を喫して以来です。それを思うとあまり良い気はしませんが、二次予選ではキルギスやタジキスタン相手に勝ってますのでたまたまと思っておきましょう。

    個人的には堂安がこのスタジアムで躍動するのを見てみたいのですが、テストマッチはテストをするためのものですので、テスト的にお試し的起用もある先発メンバーとなりました。一応、この試合はキリンカップサッカーというタイトルマッチではありますが。

    前半、試合はちょっと低調な入りをして、時折どちらもヒヤッとするかどうかという程度の決定機未満の場面がある程度です。どちらかというとチュニジアペースでボールを支配し、日本は浅野や伊東のスピードを生かすロングボール・カウンターが多目でした。

    日本が劣勢というよりも志向するサッカーの違い、今のメンバーでの戦い方の違いによるものでしょう。お互いに最後のところでミスがあってなかなか本格的な決定機までは至りません。

    前半半ば過ぎから日本もキープする時間が増え、サイドアタックも増えましたがゴールには至らず前半終了。

    後半からは原口が田中碧に交代しました。さあ後半こそ得点を、と思っていたらロングボールからサイドを攻められて吉田がPA内で相手を倒してPKを与えてしまい、失点。相変わらずベテランさを感じさせない吉田の守備でしたが、それはともかく攻めるしか無くなりました。

    ブラジル戦でも同じですが、こういう状況からの攻撃に課題があります。それはアジア最終予選でも同じで、失点しないことが強みのチームが失点した後にどうやって得点を取るか、という問題を今の森保ジャパンは抱えています。

    60分、鎌田・浅野に代えて三笘・古橋が入りました。

    これで伊東のいる右サイドに偏りがちだったサイド攻撃が、三笘の入った左からも出来るようになりました。

    さらに70分に伊東・南野に代えて久保・堂安を投入。さあいよいよ行くぞ!、という体制になりましたが、76分に吉田と板倉・シュミットの呼吸が合わずボールを奪われて失点。

    この失点はちゃんとしていれば防げるものでしたが、本大会ではなく強化試合でやらかしたことは不幸中の幸いです。1点ビハインドの状況で攻撃に気が行って、守備の乱れから2失点目、というのは非常に良くあるパターンです。

    81分に長友から山根に交代。

    0−2になってからは日本が攻めてチュニジアが時間を潰す展開になりましたが、なかなか得点は奪えず、むしろアディショナルタイムにチュニジアに3点目を奪われてしまい、そのまま試合終了。

    パラグアイ・ガーナには大勝したものの、ブラジル・チュニジアには完敗を喫しました。良いところと悪いところがハッキリでた4試合となりました。

    今回の4試合では、本大会でドイツ・スペインと同組の日本にとっては直接的なサッカースタイルのテストとはなりませんでしたが、マッチメイキングがそうなったのはJFAの問題ではありません。UEFAネーションズリーグがある以上はそもそも欧州勢と対戦できる国は欧州勢のみです。

    UEFAネーションズリーグによって、欧州各国同士の対戦が増えた代わりに、欧州とそれ以外の地域との対戦はかなり減ったはずです。かつてはキリンカップで南米勢と欧州勢、あるいはアフリカ勢から1ヶ国ずつ呼ぶということはよくあったのですが、今後は今回のように欧州勢抜きのテストマッチばかりになってしまいそうです。

    UEFAにしてみたらUEFA内での試合を増やして、放映権料とチケット代でこれまで以上に稼げるでしょうが、ワールドカップ本大会で他地域の代表勢との試合で欧州勢が苦しむことが増えるような気がします。どこの地域でも代表のトップクラスの選手は皆、ヨーロッパでプレーしていますから個別のプレースタイルには対応出来ても、チーム全体としての戦いとなるとまた丸っきり違います。

    まあ、UEFAネーションズリーグへの愚痴はともかく、2勝2敗となった日本代表の強化試合としてはそれほど悪くないマッチメイクだったと思います。本大会入りのメンバーもほぼ決まったはずです。この4試合に出ていない選手でメンバー入りするとしたら、7月の東アジア選手権でとんでもないパフォーマンスをした選手くらいでしょう。

    長い間、サッカーファンやメディアから集中砲火を浴び続けている森保監督ですが、前回のような直前の監督交代は無いでしょう。9月に強化試合が2つありますが、そこで負けても解任は無いはずです。協会や主力選手との仲が悪くなった分けでもないですし。

    思えば、2010年の岡田ジャパンは本大会直前の強化試合で連敗続きで非難されまくっていましたが、腹を括って守備的に戦うと決めて結果的にはGL突破。2018年も直前で就任した西野監督が、オッサンジャパンと揶揄されながらもそのベテラン選手の活躍もあってGL突破。

    もうここまで来たら、関係者やメディアはともかくサッカーファンは腹を括って楽しむつもりで代表戦を観た方が良いんじゃないですかね。悪口言うためにサッカー観るのもあまり楽しいものではないですしね。

  • 日本人とアニサキスの我慢比べ

    アニサキス食中毒が増えているそうですが、魚の生食大好きな日本人にとっては宿命というか宿業というか、おそらく生食文化のない外国から見たら生魚を食べるのは、頭がおかしいと思われる行為なのでしょう。

    終宿主であるクジラの数が増えたことで、クジラの餌になるサバやイカのアニサキスも増えているという理屈だそうです。じゃあ、クジラが減った20世紀よりも前の時代ではやっぱりアニサキスが多かったのでしょうか? そもそもその頃は本当に海沿いでしか生魚を食べられなかったので、それほど問題とはならなかったのかも知れません。

    アニサキス退治のために加熱してしまうと、それは生の刺身やお寿司には使えないというか、全く別の料理になってしまいます。そうなると冷凍して解凍したものを生食っぽく食べるしかありません。

    生でなくとも、一度冷凍してしまうと味が落ちてしまいます。焼き魚でも生のまま焼いたものと、冷凍してから解凍して焼いたものでは、やっぱり違いが分かります。

    江戸時代あるいは19世紀くらいまでは、魚の生食なんて日本人の一部しか不可能でした。輸送や冷蔵技術がそもそも現代とはまるきり異なりますので当たり前なのですが、それら技術が発展して完全に日本文化に定着した今の生魚文化は、アニサキスが増えても無くなりはしないでしょう。

    未だに自分で釣ったフグを免許も無しに捌いて毒にあたる人がいるくらいですから、アニサキスが怖くても生のお刺身を食べ続ける日本人であるはずです。

    日本人とアニサキスの我慢比べ、チキンレースが続くにしても、被害が拡大したらやっぱり責任を取らされるのは販売する店、提供する店になってしまいます。そうなると、生魚をスーパーや飲食店で扱うリスクを恐れるようになって、最終的には日本における生魚文化が無くなってしまうかも知れません。

    そうなっては欲しくないので、それを防ぐには結局はアニサキスを食べる前にやっつけておくしかなく、そのためには結局は冷凍→解凍するしかありません。

    今の冷凍技術・解凍技術では、味も鮮度も落ちてしまいます。生と遜色ないレベルで楽しめるテクノロジーが発明され、それをどこでも誰でも利用出来るようになれば、おそらくアニサキス食中毒は昔ばなしになるでしょう。

    テクノロジーは困難を克服するためにあります。

    まだだいぶ先のことでしょうけれど、そのテクノロジーの恩恵に浸れる日が来ることを祈ります。

  • 揉め事にトップが出てきて解決する組織はそれ自体が問題

    セレッソと乾の例の件について、ガンバサポーターがあれこれ書くとなんというかアレですが、契約解除になってから少し経ったので今書いても誰もそんなに注目しないだろうと思って出してみます。

    今回の問題の発端となった、柏レイソル戦での途中交代時の言動について擁護する人はまずいないでしょう。交代に不満を抱いて態度や言葉で示す選手はそれほど珍しくありません。今回の件はとてもじゃないが珍しくないとは言えないレベルの言動を行ったのだなと誰もが想像できます。

    西野時代のガンバで同じこと起きてたら契約解除になるよな、とペドロジュニオールの時のことを覚えているガンバサポなら誰もが思うことを感じましたが、結局セレッソは乾との契約を解除することになりました。

    そこに至るまで、クラブと乾選手の間でもやり取りは、直接的にも、あるいは代理人を入れての間接的にもあったとは思いますが、まあよっぽどのことがあったのであり、そのよっぽどのことがあったのなら監督は二度と使わないよな、という気持ちは大半のセレッソサポーターにもあると思います。もしかしたら乾ファンの人はセレッソが悪い、小菊監督が悪いと思っているかも知れませんが、復帰できないほどの状態になってしまったらどうしようもないですね。

    今回の一件でセレッソ側を批判しているメディアもあまり見かけません。日刊スポーツでは森島社長が乗り出してくるのが遅いみたいなことを書いていましたが、トップが出てきて問題解決する組織はそれはそれでヤバいです。暴れん坊将軍じゃないんだから。

    社長が出てきて方向がひっくり返って一件落着となると、それまで対応していた担当や関係者にしたらやってられないでしょうし、ひっくり返らずそのまま終わったのなら社長が出てくる意味がありません。

    今回、森島社長が出てきて話し合った時点では、もう契約解除に関してはほぼ決まっていたような気がします。穏便に解決するためではなく、サッカー界の先達として、義理と人情で乾の今後のために話をしたのじゃないかと推測します。根拠はありませんが、ビジネスライクに縁切りするのではない感じはモリシっぽいと思うのですが、こんなことは本人が明かさない限りは分からないでしょうね。

    性格や感情のコントロールはともかく、ボールのコントロールは抜群なサッカー選手である乾貴士の次の戦場がどこになるかは現時点では決まっていません。最下位に低迷する神戸が獲得に乗り出しているとかいう報道もありました。隣の県なら引っ越し先もすぐに探さなくても良いでしょうけれど、ロティーナ監督と上手くいきますかね? 

  • 状況を固定化した場合のロシアの行く末

    ウクライナ情勢は状況がどちらかに一気に傾くことは無さそうな雰囲気が続いていますが、そもそも日本での報道も少なくなってきました。国内の事故や事件での報道が増えてきたことによりますが、それは結局対岸の火事的な受け止め方をマスコミも日本人もしてきているのかも知れません。

    どのような形で情勢が落ち着くか、いくつものシナリオを部外者に当たるメディアや研究者や専門家が語っていますが、ロシアとウクライナの双方が満足する形というのはあり得ません。どちらかが完璧に敗れるか、どちらも不満を持った状態で妥協するかのどちらかですし、まず間違いなく後者の状態になります。

    ロシアがモスクワを占領されるほどの敗北などすることもあり得ませんが、ウクライナ全土をロシアが占領するほどのことも同様にあり得ません。

    今のロシア、プーチン大統領がその絶望的な状況まで粘らずにどこかで諦めて、ウクライナあるいはロシア側が完全に敗北することがなく、何らかの形で合意をして状況が固定化することがあり得るでしょうか?

    2022年1月時点での国境線に戻したとしても、ウクライナの破壊された施設やインフラすぐに回復出来ませんし、人的被害は回復のしようがありません。とはいえ、ロシアによる再侵攻の可能性が無くなれば、ウクライナを支持した国々からの支援もありますし、国外に避難した人もある程度は戻ってくるでしょう。それでも大変なことには変わりありませんが。

    状況が厳しいのはロシアも同様で、場合によってはウクライナよりも苦難の道のりかも知れません。少なくともプーチン独裁体制が打倒されていないと、西側諸国からの資本は戻ることはあり得ません。プーチンへの反対、あるいは今回の戦争に反対して出国したロシア人、特に技術者・知識人階級のような他国でも仕事があるような人たちは、プーチンが君臨していたら戻るわけがありません。独裁者に反対する気概と能力のある人間が停戦後にいなくなっています。

    さらに、ロシアがウクライナへの補償をしない限りは、西側諸国の経済制裁は続く可能性があります。西側にとっても諸刃の剣ではあるので、多少は緩むかも知れませんが、以前同様の貿易は不可能でしょう。

    人的損失にしろ、経済的損失にしろ、100%失われるわけではありませんし、中国など反米勢力や、インドや南米・アフリカなど西側とも一定の距離を保っている地域とは、知識・技術交流もあれば貿易も変わらず続けられるでしょうけれど、最先端の技術をタイムラグ無しで受け取れることは難しくなります。

    日本は第二次世界大戦・太平洋戦争で決定的な敗北を喫し、ロシア(ソ連)は40年余の冷戦の末に政治体制が崩壊しました。

    両国のその後は最初は似ていました。

    戦後日本は植民地を失い、ドッジライン、シャウプ勧告で激しく経済が落ち込んだものの、その後の朝鮮戦争による好景気で回復し、その後は西側世界で貿易を中心に高度経済成長を遂げ、世界第二位の経済大国にまでのし上がりました。

    冷戦終結後のロシアも周辺の衛星国を失い、90年代後半にデフォルト、IMFによる緊縮財政で苦しみましたが、その後の資源価格高騰によりグローバル化した世界で大きな利益を上げることが出来、BRICsと称されるようになりました。

    なのに日本とロシアはその後の運命が違いました。日本は自民党一党支配が続いたものの、「独裁者」は現れず、政権批判も自民批判もいくらでも出来ました。政権交代もありつつも政治は基本的には安定しています。

    一方、ロシアではエリツィン時代の屈辱の混乱から、プーチンへの独裁体制を積極的もしくは消極的に支持する社会になってしまいました。それでも経済優先で国家が動いているのなら問題は無かったのでしょうけれど、偉大なロシアを復活させるという使命を掲げた政権は、ジョージア・クリミアそして今回のウクライナ奪取を目論見、そして遂に蹉跌を味わうことになりました。

    ロシアは例え今回の戦争でウクライナを得られず、相応の罰を受けることになったとしても、依然として資源大国でありますし、例えプーチン大統領が失脚やあるいは何らかの形で亡くなったとしても、すぐに強権的な政治体制が崩れるとも思えません。

    次の独裁者が多少は国民に考慮した体制にして、国外に逃げた技術者・知識人が戻ってきても、残っていた人たちとの軋轢は避けられないでしょう。前者は後者から見れば裏切り者、逃亡者であり、後者は前者から見ればプーチンの犬、独裁者の下僕です。

    ロシアはプーチン大統領就任前の、資源輸出で大金を稼げない時代に逆戻りするか、あるいはそれ以前のもっと経済が厳しい状況に戻ってしまうかも知れません。プーチン就任後に景気が良くなり、そのロシア経済をプーチンがトドメを刺してしまったことになります。

    とはいえ、完全に国家が破綻するほどにはならないでしょう。痛めつけられたロシア経済に対して、さらに痛めつけるよりは程々のところで手を差し伸べて利益を得ようとする国や大企業が手ぐすね引いて待っています。苦しみながらもある程度の資源収入は得られます。そのお金が政治家と財閥に集中することは目に見えていますけれど。

  • 文化的遺産としての国産電子書籍サービス大合併なんてどう?

    Amazonの電子書籍サービス、Kindleが中国市場から撤退するそうです。ストア停止から1年はダウンロード可能で、そのさらに翌年にはアプリの配信も停止するそうです。その後もずっと読み続けられるかどうかの保証はないでしょう。Kindle端末に保存しておいてネットにつながなければ、ずっと読めることは読めるでしょうけれど。

    中国市場の閉鎖性、政府の圧力、市場での劣勢などもあるのでしょうけれど、外資は撤退するときは容赦なく撤退するものです。

    こういうことが起きると、電子書籍サービスの将来への不確実性や、外資サービスへの不信感というものがクローズアップされますが、この点については、便利さ、豊富さ、事業の開始時期などなど、色々な理由によってKindleが優勢を保っています。

    だからこそ、Amazonが日本市場からKindleサービスを閉鎖する可能性はかなり低いですが、5年10年はともかく30年50年先は誰にも分かりません。それを考えると、Kindleが日本における電子書籍業界において大きな影響力を保っているのは、日本社会・文化的にどうなのか、という考えが出てくるのは当然です。

    日本国内だけでも、いくつもの出版社、IT企業などが電子書籍サービスを運営しています。それらの企業が大同団結して一つのサービスになり、各社で既に購入した電子書籍は読めるようになり、今後もその巨大な電子書籍サービスが続いていきそうな感じを出してくれるのなら、それなりにユーザーは付くと思います。

    楽天のkoboは元々カナダの会社で、楽天が買収しただけですので無理でしょうけれど、日本国内市場がメインで、日本語の書籍・漫画中心のサービスなら加わる価値はあるはずです。それだけ巨大な電子書籍サービスならAmazonにも対抗できます。

    出版社・書店が運営に参画しているなら、例えば紙の本を購入したら同じ本の電子書籍版も無料で手に入るなら、逆に紙の本も生き残っていけます。日本ではまだまだ紙の本のニーズが大量に存在していますが、紙の本のエコシステムそのものを破壊せずに、電子書籍のニーズも満たしていくにはこのやり方くらいしかない気がします。紙の本と電子書籍の値段設定は難しいでしょうけれど。

    電子書籍が普及すれば、現行の紙の本が読めない、読みづらいという人にも恩恵があります。見た目が良いから、読みやすいからということで、小さな文字と巨大な空白が特に単行本などではデザインされていますが、年を取って老眼になると、小さな文字が読めません。老眼向きの大きな文字の本もごく一部はありますが、ごく一部でしか有りません。ほぼ全ての本を自由に文字を大きくして読むには電子書籍しかないのです。

    さらに昨今では、ディスレクシアの人への配慮もあってしかるべきで、フォントも変えられる(もちろんそういう仕様にしないといけないですが)機能も電子書籍ならではです。見た目が良いから、読みやすいからということで、明朝体やゴシック体で印刷されている紙の本がほとんどですが、弱視やディスレクシアの場合は読みづらいフォントです。UDフォントに変更して読めるなら、そういうハンディを持っている人も膨大な知識にアクセス出来るようになります。

    これこそ社会貢献にもなりますし、日本人が日本文化を継承していく国家戦略にもなります。

    国家戦略と言えば、先日、国会図書館による絶版本の閲覧サービスが発表されました。絶版本の売買をしている古書店は困るでしょうけれど、稀覯本が手に入らなくて参考に出来なかった研究者(特に地方の)にとってはありがたいサービスなんじゃないでしょうか。

    いっそのこと、国産大同団結電子書籍サービスと、国会図書館による絶版本閲覧サービスがコラボしてくれるとなおさら良いですね。そうなると色々な企業に影響が出て、独占禁止法にも引っ掛かってきそうな感じもしますけれど、文化遺産を文化の担い手自身が後世に遺していく、ということとのトレードオフとして、ある程度は認めてほしいものです。

  • 給付と貸付のアンバランスさと今後の奨学金の在り方

    持続化給付金を巡る詐欺というか純粋な犯罪には、国税局職員まで摘発される自体になりました。高校生やら大企業従業員まで、色とりどりの容疑者が並んでいますが、そもそも急いで給付するためにチェックを甘くしたのですから、時間が経って綿密に調査すれば詐取が発覚してくるのは当然です。

    これは生体認証の本人拒否率・他人受入率のジレンマと同じです。間違って他人が認証を通ってしまう他人受入率を下げれば下げるほど(厳密に認証処理を行えば)、本来通すべき認証が拒否される本人拒否率も上がってしまいます。

    給付金にしても条件を厳しくしてチェックも厳しくすれば詐取される可能性は減りますが、本当に急いで給付が必要な人が拒絶されたり時間がかかったりする可能性が高まります。これをどの程度のラインにして実行するかが難しいのはもちろんですが、今回のコロナにおける持続化給付金は政策としてチェックを緩めてでもバラまくと決めたわけで、事件が起きたからチェックが緩い政府が悪い、という批判はあまり意味が無いでしょう。

    しかし、持続化給付金はザルでジャンジャンお金を出していましたが、その一方でコロナ禍によって生活が困難になった人に対して無利子で貸付る緊急小口資金・総合支援資金による融資を受けた人たちが、自己破産をしているという問題も存在します。

    融資・貸付は本来返すことが出来る人に行われるものであるのに、実際には返すあてが無いけれど生活するためのお金が無い人が貸付を受けていた、ということだったのでしょう。それこそ、本来は貸付ではなく給付金で対応すべき困窮対策だったのです。

    ザルな持続化給付金を収入がある人が食い物にしている一方で、返済義務がある貸付を借りた困窮者が自己破産している社会が健全であるとは言えません。

    大学生の奨学金も似たような話で、返すあてがある人が借りるのなら良いのですが、奨学金を受ける時点ではまだ将来の収入は確定していません。それでも昔であれば大卒者が就職できない可能性やワーキングプアに陥る可能性は低かったですが、現代では大学卒業後、奨学金を返すどころか生活するのも厳しい現実が待っています。

    学費自体が昔よりもかなり高くなっていることも奨学金を返せなくなっている一つの理由でしょうけれど、そもそも返済必要な奨学金は「奨学金」ではなく、就学ローンとでも呼ぶべきではないですかね。少なくとも学問を奨励するための資金ではないでしょう。

    かつては大学進学によって、より収入の高い仕事につくことが出来、それによって奨学金を返済する、というサイクルが成り立っていましたが、徐々にほころび始めています。

    返せない奨学金を借りた学生を非難するよりも、大卒者がそれなりの収入のある仕事に就けなくなった以上は奨学金どころか大卒→就職という社会システムの問題です。もはやそこに無理があります。

    少子化、そして人口減少社会になった日本では、大学の数自体も減らさざるを得ません。もっと言うと、大学に通う学生の数を減らさないといけなくなります。それは結果的に、大卒者を減らすことになりますが、大卒でないと無理な仕事というのが永遠に増え続けるわけではないのですから当然です。

    もちろんその一方で、大学に行かなくても収入を得られる仕事が存在することが前提ですが、就業可能人口が減少していく社会においては、学生のモラトリアム期間は少なくする社会的要求が出てくるのも当然でしょう。高校から大学進学が一般的な進路ではなくなるかも知れません。

    いずれは高校→就職→大学→就職という、欧米的なキャリア形成も珍しくはなくなるのではないでしょうか。ただ、これは高卒後の仕事で大学費用を蓄えられるほどの収入があることが前提なので、これからの日本でそれが成り立つかどうかは微妙でしょうね。

  • Appleの値上げがもたらす影響

    昨日、WWDC2022にてAppleがM2チップ搭載のMacBook2機種を発表しました。性能はともかく、値段はやはり円安及び半導体不足も反映してか、日本円にして前機種よりも3割近い、かなりの値上がりとなりました。

    前機種搭載のM1チップ自体が優れていることもあり、M2搭載MacBookは買い控える人も結構出てくるのではないかと推測します。新しもの好きで値段を気にしない人は買うでしょうけれど、そうでない人はためらうレベルの値上げ幅です。

    M1チップで満足できない人はそもそも既にM1Pro搭載MacBookProを買っているはずで、結構売れ行きは苦戦するのではないでしょうか。

    Macで起きたことはiPhoneその他でも起こり得るはずで、この秋に発表されるはずの、iPhone14やApple Watch 8でも値上がりは必至です。

    iPhone13 86,800円
    iPhone13Pro 122,800円
    Apple Watch 7 48,800円

    が最低スペックの価格ですが、これらがMacBook並みに値上がりするとなると、

    iPhone14 100,000円
    iPhone14Pro 150,000円
    Apple Watch 8 60,000円

    辺りの金額になってもおかしくありません。これではiPhoneでも買い控えが起きる可能性が高くなります。

    Appleの戦略的に、iPhoneの販売台数を減らすわけには行かないと考えて値上げ幅を小さくする可能性もありますが、そもそもそんなことを考えない可能性の方が高いでしょう。円安はAppleの問題ではないですし。

    iPhone SEで我慢という人も出てくるでしょうけれど、iPhone SEも円安の煽りで価格改定されないとも限りません。

    MacもiPhoneも中古販売がますます活況を呈してくるでしょうが、中古価格ももちろん、同じくらいアップするでしょう。

    買い控えにあたり、最新のiOS16のサポートの問題もあります。

    今回発表のiOS16では一気に、iPhone6s/6s Plus、iPhone7/7 Plus、iPhone SE(第1世代)がサポートから外されました。そもそも6sやSE初代はもっと前に外されていてもおかしくなかったのですが、ついに来たという感じですね。

    iPhone8が最新のiOS16の下限となったわけですが、8搭載のA11 Bionicチップは結構優秀なので、iOS17や18あたりまでは延命できるかも知れません。

    値上がりとサポート外れにより、新しいiPhoneを買えず古いiPhoneもサポートで不安が出てくる、という影響は、ヨーロッパ辺りで集団訴訟になってくる気もします。

    古いiPhoneもセキュリティサポートしろと言う人が増えてきてもAppleが対応するとは思えませんが、機能を制限した古い機種向け最新OSを出す義務があるとか、EU辺りが命令しかねないんじゃないですかね。

  • 2022年6月6日日本代表対ブラジル代表戦テレビ観戦の感想

    なぜかこのブラジル代表戦を20時開始だと勘違いしていたため、危うく前半を見逃すところでした。

    それはともかく、森保ジャパンがワールドカップ本大会に向けて選んだ対戦相手が、グループリーグでの対戦相手と異なる大陸である南米2チームであることは色々批判もありましたが、そもそもヨーロッパがUEFAネーションズリーグをやっているのでしようがありません。仮想ドイツも仮想スペインも対戦相手的には不可能です。

    残る一つの対戦相手は、ニュージーランドとコスタリカのどちらかですが、それを考えるとパラグアイではなくパナマかジャマイカの方が良かった気もします。

    ブラジルの対戦相手はセネガル・スイス・カメルーンですので、こちらも韓国・日本と対戦して仮想〜〜ということにはなりません。三つのサッカー協会のビジネス的な匂いがするマッチメイクではあります。

    ともかく、色々な思惑によって実現したとしても、このブラジル代表との対戦は無駄とは思えません。圧倒的な個の仕掛けを持つチームをどうやって止めるか、のテストとなります。

    雨の中で始まった前半は当然ながら守備の時間が多いながらも、幸運に助けられての無失点というよりは、集中を切らさずに守り切った45分というように思えます。

    テストマッチといえばテストマッチですが、過去の対戦成績ではワールドカップやコンフェデレーションズカップでの対戦もありましたが、テストマッチ含めても勝てていません。

    直前の韓国戦では結果的には1−5と大勝しているブラジルです。唯一のゴールがファン・ウィジョだったのはガンバサポとしては嬉しかったですが。

    ともかく、後半開始から原口→鎌田にスイッチした日本は、いきなり9分にその鎌田が警告を受けました。こういうのはもったいないですね。

    実際の勝敗も重要ですが、それよりも局面局面での切り抜け方のテストと考えた方が良いでしょうか。例えば前後半開始時に集中を切らさないとか、同点あるいはリードしている状態でのクローズの仕方とか、セットプレーでの守り方とか、カウンターの仕掛けやその逆の守りとか。

    三笘、あるいは今季Jリーグで好調の上田を出して勝ってほしいという気持ちもある一方で、秘密兵器は秘密兵器として出し惜しみしたい気もします。そもそもそんな余裕なんてないのですけれど。

    そうこうしているうちに75分、堂安が低い位置でボールを失った後に猛攻を受け、その中でPKを取られてしまいます。韓国戦でも2つのPKを獲ていたブラジルですから、やはりエリア内での体の使い方はアジアレベルとは一線を画しています。

    これをネイマールが確実に決めて0−1。この経験を活かすとしたら、ドイツやスペイン相手に後半残り15分でビハインドを背負った状態のテストということになります。ここから総攻撃をかけて何とか同点に戻すミッションが始まります。

    当たり前ですがチッチのブラジル代表の守備も固いですね。日本の攻撃を基準に考えても意味が無いでしょうけれど。2018年のワールドカップでは日本と激戦を演じたベルギー相手に準々決勝で負けた時よりも整っている気がします。

    さて、結局は0−1で日本は敗れました。失点しないこと、また得点することの両方のミッションに失敗したわけで、また色んな角度での森保監督批判が出てくるでしょう。失点はともかく、得点する飛び道具的な手段が無いのは致命的でもあります。何が何でも残り数分でゴールに迫らなければならない、という場面は、本大会で必ず出てきます。

    その時にポジショニングとかコンビネーションとか、あるいはパスワークとかではなくてとにかくゴール前にボールを入れて得点すること、という一点に絞った時、今の選手層ですと厳しいでしょう。

    そう言えば、パトリックの日本への帰化に関するニュースが先日出ていましたが、

    https://football-tribe.com/japan/2022/06/05/244724/

    今回のような一点取るための数分のパワープレーということを考えると、ひょっとしたらひょっとするかも知れません。今日の試合でこれに関しての要望が一部から出てくるのではないでしょうか。

  • 今日の献血

    年に数回は献血に行きますが、本日は事前予約の上で、早い時間帯での成分献血と言うことで、事前にもらっていたカードを提出することでいつもの特典に加えて色々もらいました。

    まずはいつものウェットティッシュ

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    ついで、追加特典の一つ、乾電池駆動の携帯型ランタン

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    お次は分厚目のウェットティッシュ2セット

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    ラブラッドのポイント交換での救急セット

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    今回はこんなところ。リピーターだけに優しいわけではありません。

    https://www.bs.jrc.or.jp/kk/osaka/2022/05/post-440.html

    大阪ブロックではこんなキャンペーンもやっています。多分、他の地域でも似たようなキャンペーンはあると思います。

    https://www.jrc.or.jp/donation/

    このページから各都道府県の献血ルームを見ると、お知らせのところにキャンペーンについての案内が出ています。

    献血未経験の人も、昔献血したけど長い間してないという人も、条件を満たして時間があるのであれば一度検討してみてください。

    https://www.jrc.or.jp/donation/about/

    献血の手順や注意点、出来ない場合などは上記のページに詳しく書いてあります。

    献血ルームでは飲み物やお菓子も無料です。漫画も読み放題です。ただ混み合う場合があるので、一番良いのは朝一番か、事前に予約するかですね。

    コロナ禍で献血も減っているそうですし、そもそも長期的に少子高齢化のために献血可能人口も減少し続けていますので、これを読んで少しでも興味が出る人が増えれば幸いです。

  • 2022年6月5日J2・J3リーグDAZN観戦の感想

    ナショナルマッチウィークに入り、J1リーグはお休み期間ですが、昨日はルヴァンカップのプレーオフ第1戦とJ2・J3が、そして本日もJ2・J3のリーグ戦は行われます。
    6月1日に行われた天皇杯2回戦では、ガンバ大阪は早々に2失点したものの、シウバ・奥野のゴールで追いつき、延長に入ってからパトリック・藤春のゴールで何とか突き放して勝ちました。とても褒められた内容・結果では無かったものの勝てたことは収穫ですかね。現地観戦していた人の2失点目の絶望感は容易に想像できます。

    さて、今日6月5日はJ2・J3があります。13時からJ3が5試合、14時からJ2が7試合、J3が1試合、18時からJ2が2試合、19時からJ3が1試合と、ばらけているようでばらけていません。自宅観戦者からすれば、13時から毎時ごとにキックオフ時間を分かれていれば、13時から21時までずっとサッカーを楽しめるのですが、試合開催する方や観戦の都合を考えるとそうもいかないのでしょう。今の時期はむしろデイゲームは暑さ的に厳しいと思いますが。

    JFLも今節の残り5試合は全て本日13時にキックオフですので結局Jリーグと重なってしまいます。敢えて探すなら、関西サッカーリーグのアルテリーヴォ和歌山対飛鳥フットボールクラブの試合が15時キックオフで、YouTubeライブ中継があります。

    ともかく、今日も元ガンバの選手がいる試合を見ることにしますが、13時開始の試合では、鳥取対松本では鳥取の田尻、松本の安田ともに控えです。今治対愛媛の「伊予決戦」では愛媛に横谷がいますね。

    まずはこの伊予ダービー決戦をパソコンで見ることにします。試合前のリスペクトし合うダービーというお言葉には、何と言うかつい先日のJリーグダービーの先輩「大阪ダービー」がピッチでもスタンドでもアレがアレでアレなことになってしまったので、なんというかアレな気持ちになりました。

    DAZNのもう一つの試合はiPhone12miniで鳥取対松本にします。普段は時計代わりにしているiPhoneSE初代にてYouTubeで「三重ダービー」ヴィアティン三重対鈴鹿ポイントゲッターズの試合を見ることにしますが、カズは怪我らしいですね。

    ちなみにiPadではAbemaTVで将棋の順位戦、藤井竜王対佐々木七段の対局を見ています。

    14時開始の試合での元ガンバの選手がいる試合は、
    富山対讃岐では富山の川西と讃岐の西野
    山形対琉球では山形の野田と琉球の沼田
    大宮対水戸では大宮の矢島・新里・泉澤と水戸の森
    千葉対仙台で仙台の内田
    横浜FC対東京ヴェルディでは横浜の渡邉、東京の井出
    山口対群馬では山口の高木大輔、群馬の内田・高木彰人
    大分対町田では大分の長沢、町田の高江、菅沼
    とこんなにもありました。

    JFLの三重ダービーはヴィアティンが4−1と大勝、J3の伊予決戦はこちらもホームの今治が2−0と完勝、鳥取対松本は0−0でした。

    ここから、
    iPhoneSE:関西サッカーリーグの和歌山対飛鳥
    iPhone12mini:J2の大宮対水戸
    パソコン:J2の山口対群馬
    にしました。

    山口は豪雨の影響で厳しいピッチコンディションですね。こちらは1−1で引き分け寸前のところで、ラストプレーでルーキー沼田のシュートが決まって劇的な勝利をゲットしました。この選手、高槻出身で関西大から山口にプロ入りしたんですね。

    もう一つ見ていた、大宮対水戸は0−2と水戸が完封勝ち。大宮は監督交代後、初の敗戦となりました。

    和歌山対飛鳥は飛鳥が1−2と逆転勝ち。

    ナイトゲームでは、岩手対甲府では甲府の河田が元ガンバですね。

    18時からは岩手対甲府と栃木対長崎を見つつ、最後は岐阜対八戸の試合で今日のサッカー観戦は締めくくりです。

    岩手対甲府は最下位の岩手が1−0でホーム初勝利。栃木対長崎はアディショナルタイムで相手のパスミスを拾ったクリスティアーノが突貫ドリブルから今節のベストゴールになるであろう劇的決勝点を決め、長崎が2−3で勝利しました。

    岐阜は水曜の天皇杯ガンバ戦で延長まで120分戦っての中二日の試合でしたが、0−0に終わりました。

    今日見た試合の中では山口も劇的ゴールでの勝利でしたが、長崎のクリスティアーノのクリスティアーノらしいゴールがすごかったですね。ああいう試合を現地で応援していたサポーターは本当に満足して帰るんだろうなと思います。

    さて、明日は20時から日本代表のブラジル戦があり、21時からU19代表のモーリスレベロトーナメントのコロンビア戦があり、22時からはU21代表のU23アジアカップのサウジアラビア戦があります。

    Jリーグ観戦にまみれた日曜と、代表戦にまみれる月曜になりますね。

  • クラウドファンディングというビジネスモデルは今後も残るか

    クラウドファンディングの大手、Makuakeの売上予想が大幅に下方修正されたというニュースが先日ありました。中国で既に売られている商品を、画期的な新商品であるかのように装って出資を募るプロジェクトが出てきて問題視されたことも影響しているのかも知れません。

    クラウドファンディングというビジネスモデルは面白いのは確かですし、本当に売れるかどうか分からない商品・サービスを本格的に売り出す前のお試しとしては、企業側も消費者側もメリットがあるものです。

    とはいえ、前述のような詐欺的プロジェクトが出てくると、クラウドファンディング自体の信頼性が揺らいできます。もちろん、商品販売だけではなく、寄付や社会貢献的なものも多いですし、そういったものは中国でのECサイトどうこうといったことは関係ありませんので、それこそがクラウドファンディングらしいものになるのでしょう。

    クラウドファンディングで新開発の、ヒットするかどうか分からない商品を企業がプロジェクトとして発表するのは、良い宣伝手法でもあると思います。とはいえ、大企業ならそれなりの金をかけて頑張れよ、と思わなくもないのですが。

    クラウドファンディング自体は、もともとは寄付や社会貢献的なもの形が歴史的には続いてきました。それこそはるか昔の寺院建立のための布施なんかもそうです。社会的な事業に関して大金を広く群衆から集めるのがその由来であり、元来は企業が商売のために行うものではなかったのですが、今では新商品をとりあえずクラウドファンディングで出してみるという風潮があるのは否めません。

    新しいビジネスモデルや商品が、当初の思惑とは異なる形で普及していくのはよくあることです。それはITビジネスでも同じで、Twitterの創業者はここまで誹謗中傷やデマがTweetされるとは思っていなかったでしょうし、リツイート機能を実装したことはずっと悔やんでいるそうです。Yahoo!ニュースのコメント欄も以前よりは制限がかかるようになりましたが、あの機能を付けた人もあんな阿鼻叫喚の無法地帯になるなんて思っていなかったでしょう。

    クラウドファンディングだって今のITビジネスにおいて表に出てきたときには、地方の零細企業の優れた商品や、支援を広く求められない困難なボランティア活動などへの支援が中心でしたが、あっという間に大企業が乗り出してきました。

    資本主義社会である以上、それは仕方のないことではありますが、冒頭のようなクラウドファンディング自体が信頼されなくなるような問題が放置されていたら、かつてのペニーオークションのように消費者から拒否されて無視されるビジネスモデルになりかねません。

    そうなったらなったで、
    「衰退したクラウドファンディングというビジネスモデルを支援してください!」
    というクラウドファンディングを立ち上げれば良いんですかね?