平繁無忙の何でも書くブログ

  • テレワークによる運動不足解消を兼ねて毎朝ラジオ体操をやってみる

    長年に渡って低落傾向にあったパソコン販売台数は、昨年のコロナ禍でのテレワークが原因の急激な販売数増加が傾向としては今も続いています。

    今もパソコン販売は好調で、多くの原因による半導体不足と相まって、新品パソコンの納期遅れとそれに伴う中古市場の値上がりはまだまだ続きそうです。

    さて、テレワークをしているとそのパソコン中心の生活になります。パソコンがある場所の周辺でしか人間的活動を行わなくなりがちです。

    実際に会社に出勤した場合は、なんのかんのと動くものです。会社での行動はもちろん、自宅と会社の間の通勤でもそれなりに身体を動かします。電車に乗っている時間が大半でも、駅の階段を上り下りしたり、駅まで歩いたり、あるいは食事のために飲食店やコンビニまで行ったりなどなど、そこそこ動きます。

    対して自宅でのテレワークでは運動量が減ります。運動量が減るのであれば、食べる量を減らせば太りませんが、なかなかそうはいかないですよね。もし食べる量を減らすことに成功したとしても、やっぱり身体を全く動かさないのは身体そのものに悪いはずです。

    そういうことで、テレワークをしている人が自宅で出来るフィットネス、という触れ込みの動画や記事はこの1年であらゆる媒体に載ったことでしょう。

    それらに影響されて、一時期はプランクとかスクワットとか、やってはみたもののそもそも習慣化されていないため、そのうちやらなくなってしまいました。

    そうはいってもオッサンが動かないと本当に身体に悪いので、今度は子供心を思い出してラジオ体操を続けてみることにしました。

    https://www.nhk.or.jp/d-garage-mov/movie/222-1.html

    とりあえずはラジオ体操第一から。

    ラジオ体操は反動をつけて身体を動かすので、ストレッチに比べると筋肉や関節への負担があると聞いたことがありますが、実際に久し振りにやってみると、中年のオッサンにとっては関節の可動域の確認になると思いました。いわゆる四十肩とか五十肩とか言いますが、ちゃんと腕が上がるか、脚が曲がるかというチェックには良いですよね。これについては、毎日通勤していても見逃してしまう部分だと思います。

    他の理論立てられた運動をキチンと出来る人は不要かも知れませんが、とりあえずはラジオ体操を続けられたら続けます。

    慣れてしまうと動かす意味が減ってしまうでしょうから、次のフェイズではラジオ体操第二への挑戦が待っています。負担に思うとまたサボってしまいそうですけれど。

  • スポーツに感動と倫理性は必要か

    多分、東京オリンピックの際には、
    「感動をありがとう!」
    という言葉が目にも耳にも溢れると思いますが、スポーツを見て、行って感動するのは良いことだと思います。

    ただ、感動はあくまで自主的に感じるものであって、
    「感動しましたよね! ねえ? 感動して当然ですよね!?」
    と押し付けられると、当然反発が生まれます。

    また、スポーツ選手はそのスポーツに専念して打ち込み、他のことを犠牲にしてでもひたすら競技での成功を目指します。だからこそ、見る人に感動を呼ぶわけですが、スポーツ選手は競技に集中しているから、他の一般人のように悪いことに興味がない、純粋無垢で清廉潔白な美しい心根の持ち主だという誤解が出てきます。

    誤解と言ってしまうと、まるで全員悪人のようになってしまいますが、実際にはスポーツ選手にも善人もいれば悪人もいます。ごくごくまともな人もいればヤバい人もいます。

    スポーツ選手に対して勝手に見る側が清廉潔白、感動、倫理的正しさを要求していませんかね?

    勝手に理想を押し付けると、理想と異なった時に裏切られたと勝手にショックを受けてしまいます。

    何も期待しない方が良いとは言いませんが、少なくともスポーツ選手にスポーツ以外を強く要求するのはなんか違う気がします。もちろん、明らかに違法行為や競技に悪影響があるようなことをしたのなら、批判されてもしょうがないでしょうけれど、そこまでじゃないのに赤の他人が選手個人をネットで糾弾するのは残念なことです。

    スポーツはするのも見るのも素晴らしいものです。それは確かですが、スポーツ選手が、世間一般の人間と比べて競技に必要な能力以外の面でも、特別な人間でないといけないと考えるのは無理があります。

    今ではスポーツは趣味の一つ、職業の一つ、時間つぶしの一つです。感動にしろ倫理性にしろ、現代(あるいは昔から)のスポーツを巡るメディア・SNSの反応には、受け取る側の勝手に過ぎる部分が多すぎると思います。

  • 学問の発展は論破ではなく止揚にある

    ちらっとニュースで見ただけですので、本当にそんなケースがたくさんあるのかどうか知りませんが、最近の大学生での「はい論破」問題が起きているそうです。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/0e7bbebe991ce8ed67bd1592ad2ca0cd7a285a59

    アホらしくて特段言うことも出てこないのですが、あえて言うならそもそも論破して勝った方が正しい・偉いという考えが間違っているのです。強い方が正しい、勝った方が正しいという考えは、多分たいていの社会では受け入れられないでしょう。

    学問の発展の歴史においても、論争があり、論破もありましたが最終的には異なる立場の考え方をも含めて、より高度に発展させた理論に止揚することで、新たな理論・学問が生まれてきました。「はい論破」では学問の発展になりません。

    アインシュタインはニュートンを否定するために相対性理論を組み立てたわけではなく、ニュートン力学では説明できない現象を理解するために相対性理論を生み出しました。そしてそのアインシュタインも量子力学には理解に手こずりましたが、量子力学が間違っていたわけではなく、同様にアインシュタインも間違っていたわけではなく、両方の理論が結果的に必要だったわけです。

    ユークリッド幾何学は数学の素人にも直感的に分かりやすいですが、非ユークリッド幾何学と比べてその二つのどちらかが間違っているのでしょうか? もちろんそんなわけはなく、どちらも成立しています。

    学問の世界には絶対的な裁定者などいません。学会なり学術誌はあくまで相対的に学問的事実を認定しているだけです。誰かが勝手に理論を組み立てて「はい論破」で終わる学問などこの世に一つも存在しないのです。

    朝から晩まで、ついでに夢の中でもずっと専門のことを考え続けているような人が世界中にいて、その人たちがまとまって
    「どうやらこれは学問的に確からしいぞ」
    と認められた学問的事実が積み重ねられて、あらゆる分野の学問が成立し、進歩していっています。

    そしてその進歩が行き詰まった時に、これまで多くの人が省みてこなかった新たな理論が出てきてさらに進化していきます。

    学問の進展なんて、非常に地味で目立たず静かに行われています。自分の理論が正しいという研究者だらけで、当然誰もがその他全員に対しての論破なんて出来ません。

    冒頭のニュースを見た時にこの学生は何しに大学に行っているか疑問でしたが、このような記事が報道されて注意喚起されたという点では価値があると言えるでしょうか。それ以外の価値は無さそうですが。

  • 2021年7月11日AFCアジアチャンピオンズリーグGL第6節ガンバ大阪対全北現代DAZN観戦の感想

    ここまでの5試合でガンバは2勝3分の勝ち点9、各組2位の上位3チームまでが突破となりますが、やはりチェンライユナイテッド相手の2引き分けがもったいなさ過ぎました。2分けのうちどちらかでも勝てていれば勝ち点11となり、グループGの浦項とグループJの傑志を上回って現時点で通過がほぼ確定していました。

    過ぎたことはどうしようもないですが、名古屋が浦項に、セレッソが傑志に負けなかったことで、ガンバが勝てばOKという状況にしてくれたのはありがたい話です。もっと言えば、名古屋とセレッソが最後も勝っていれば、ガンバはこの全北戦で引き分けでも良かったのですが、そこまでは望みすぎでしょう。

    ちなみに勝ち上がれば他グループの結果次第ながら、おそらくセレッソとのラウンド16になるらしいですけれど、今はそこまで考えられません。とにかく目の前の試合に勝つだけです。

    Twitterで見ましたが、ACLのGL最終戦は宇佐美が何度も得点しているらしいです。これまで沈黙に次ぐ沈黙と言っていいくらい、本来の宇佐美からは遠いパフォーマンスでしたが、最後にやってくれるはずです。

    ガンバのスタメンは、その思いを込めているような宇佐美パトリックの2トップです。おそらくは三浦・昌子・ヨングォンの3バックに、井手口・奥野のダブルボランチ。右に小野瀬、左に福田、トップ下に矢島という陣容で、グループ1位通過が決定している全北現代に挑みます。

    まず怖いのはやはり試合の入り方。前回の対戦では中継スタッフが想定していないほど早いタイミングでの失点となりました。また、その失点やチェンライ戦でのロングボールで苦しめられましたが、やはり今回も開始直後にロングボールのブロックにいったヨングォンが相手を倒してPKを与えてしまいました。

    開始6分でいきなりビハインドです。やっぱり3バックだとどうも後ろの連携がおかしいですよねえ。

    ともかく、崖っぷちの状態から崖に片手で捕まっている状況まで追い込まれました。しかし攻撃もパッとせず、ボール保持でも全北ペースで序盤は進みます。

    11分にようやく高い位置でボールを奪ってパトリックのシュートまで行きましたが枠を外しました。

    20分にもパトリックが落として井手口のシュート。攻撃する以上に守備に回る場面の方が多いですが、リスクを背負ってでも2点取る攻撃をし続けるしかありません。問題は攻撃がなかなか上手く行かないというか、選手間の呼吸が合わないシーンが多いのが気になります。

    23分にも矢島がエリア内で折り返した惜しいシーンがありましたが誰とも合わず。

    ラストパスの2つ前くらいのところで苦しみます。とりあえず低い位置でボールを持つ宇佐美に怖さはない。中盤でボールを回して前線に配球する人がいないからでしょうけれど、下がってきたら攻め手が減ります。

    それでも前半の中盤はまだ良くなってきたかな、と思っていたら好事でもないのに魔が多く、福田が痛めて黒川と31分で交代せざるを得なくなりました。崖でぶら下がっている片手の指が一本外れたような状況です。

    その後はまた停滞した攻撃が続き、39分にはヨングォンが警告を受けました。その前にも冷静さを失った場面もあり、ハーフタイムでヨングォンを外して小野瀬が右SBに入る4バックに変えるのもアリなんじゃないですかね。

    ともかく、その後も何も無く前半終了。焦りとの戦いにもなる後半の45分に勝負がかかります。

    グループステージの最終戦で勝利が求められているのに前半で0−1というのは、確か6年前の2015年も同じだったはずです。あの時は後半に宇佐美とリンスのゴールで逆転勝利で劇的な突破を決めました。

    しかし絶対勝利が求められる試合で、藤春も小野もベンチ入り出来なかったというのは、どう考えても軽傷じゃないですよね。

    後半は井手口に代えて倉田が入りました。3バックは継続ですね。矢島が下がって配球役になり、パトリック・宇佐美と倉田でシュートを打つことになります。

    47分には厚い攻撃から矢島が左足でシュートもGK正面。結構良い形の攻撃から試合に入ることが出来ました。

    49分、長いボールに抜け出した宇佐美が折り返すもパトリックが合わせられず。本当にこれはもったいなかった。攻撃は良い形を継続し続けるしかありません。

    51分にも宇佐美が入れたクロスにパトリックが頭で当てるも惜しくも外れました。

    しかし53分、外し続けたパトリックが右サイドでのルーズボールをダイレクトで振り抜いてゴールゲット! ようやく1−1のイーブン、良い攻撃が続いている時間帯に得点出来て良かったです。

    矢島はヘディングシュートも上手いしゴール前に飛び込めるので前目で使いたくもなりますが、今のメンバーならあのポジションで使わない方が良いですよね。

    60分には飛び出した東口が処理を誤り大ピンチを迎えましたが相手のミスに助けられました。

    前半の攻撃がダメで後半が良くなっているのは、芝生の状態のせいのようにも思えます。向かって右側の方は明らかにグラウンダーのパスの通りが良いピッチ状態です。

    2点目がなかなか奪えずに時間は過ぎていきます。どこかで目をつぶって総攻撃にならざるを得ないですが、まずは71分にパトリックからレアンドロ・ペレイラにスイッチ。

    ウェリントン・シウバや川﨑をどこで入れるか、ということですが、総攻撃なら85分くらいからでしょう。それまでに勝ち越せていればもちろん良いのですが。

    と思っていたら77分にその二人が矢島と宇佐美を下げてピッチに投入されました。かなり早めのベンチワークですが、このメンバーだと前線に入れて後はお任せになりそうです。

    79分にはシウバから受けたペレイラが切り込んでシュートもポスト直撃で決まらず。

    85分あたりから三浦を上げてパワープレイに出ましたが、88分にその裏を突かれて全北現代に勝ち越し点を与えてしまいました。これで1−2。

    これでまた2点が残りわずかな時間で必要な状況になりました。さらにパワープレイを仕掛けるものの何も出来ずに試合終了。久し振りのACLは後悔と無念とみっともなさが残った結果となりました。

    はっきり言うと、この試合での先発にも交代にも疑問です。このACLで不調の宇佐美と井手口を先発させたこと、唯一の得点源でもあるパトリックを早めに下げてパワープレイに使えなかったこと、中盤でボールを出せる矢島をボランチで使う時間が短かったこと、大事な試合での3バックにこだわり過ぎたこと。

    そうは言っても79分のペレイラのシュートが決まって逃げ切れていれば称賛されていたでしょうから、結果論に過ぎないのですが。

    6試合での総括でいえば、グループ3位のチェンライユナイテッドに2引き分けだったことが、今のガンバ大阪にはグループステージを通過する資格が無かったことを証明しています。そこで勝っていれば全北現代相手に2引き分けで良かったのです。

    6試合全てで得点は出来たとはいえ、無失点が初戦のみだったのですから、このACLでの松波ガンバは守備に問題が明らかにありました。そこの対策を取らないと、日本に戻ってからの過酷な残留争いで生き残れません。

    もっと根本的なことを言うと、昨年J1で2位になった守備的な宮本ガンバでこのACLを戦ったらどうなるかも見てみたかったです。無理に攻撃的にシフトして崩壊したのがもったいなかったです。そこまで言うと、結局はシーズンオフの強化方針にケチを付けることになります。

    何を言おうと今日のガンバはACLでの敗者であり、これからはJ1の残留争いを最優先にすることになります。やれる選手、戦える選手が少なすぎる気もします。とりあえずはサイドバックの補強は必須なのではないですかね。藤春が抜けた後のフォーメーションと戦術の選択肢が狭すぎます。

    結局、Jリーグでの調子がそのまま現れた6試合の結果なのだと思います。川﨑はおそらく全勝、名古屋がそれに次いで堅い試合をして、セレッソもちゃんと突破出来ています。事情はあったにせよ、J1降格圏のチーム「らしい」結果となってしまったのが残念でなりません。

    また、チームの組み立て直しですね。7月17日(土)のアウェイ福岡戦までに出来れば良いのですけれど。

  • 脳も神経も鍛えられない

    先日、大相撲で脳震盪による不戦敗の判定がありました。

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210705/k10013121361000.html

    今回の判断はその前に規則変更があったことからで、これまでの日本相撲協会が脳震盪に対していい加減だったわけではないでしょうけれど、実際に事例として発生しましたので、審判規則の変更を含めて、協会の判断としては正しいものだと思います。

    時代が変わって単に根性で戦う時代ではなくなった、ということではなく、そもそも昔に比べると力士は巨大化しています。日々の稽古も科学的な手法が入っていますし、ウェイトトレーニングをしている力士も多いと聞きます。

    筋肉は増大して、スピードとパワーが昔の力士よりも強化されていますが、人間の骨格は基本的には鍛えても変わりません。衝撃に対しての頭蓋骨や脳の弱さの方は昔と変わらないのですから、昔よりもより慎重に対応せねばならないのは当然です。

    そしてそれは相撲に限ったことではありません。

    野球でもサッカーでもあるいは他のスポーツでも、脳震盪を起こした選手に対する保護、プレー禁止のルールは増えてきたように思います。毎日激しいトレーニングをしていても、脳は鍛えられません。同じく頭蓋骨や神経も同様です。人によって個人差があるかも知れませんが、トレーニングを強くしていても脳や神経そのものを鍛えることは出来ません。

    スポーツ科学は発展し続けています。効果的なトレーニングと効率のいい栄養補給によって、ほとんどのスポーツでスピードとパワーは進化しています。それに応じて人間の身体が強化されていればいいのですが、脳や神経の脆さは大差ありません。

    このギャップは今後も大きくなるはずです。脳や重大な神経部位への強い衝撃に対しては、試合中止・プレー中止だけではなくて、そもそもそのような衝撃が起きないようにルールを改正していく動きは出てくるでしょう。

    少し前に、サッカーでヘディングは重大な脳障害につながるという意見もありました。現時点ではまだ具体的にルール変更などの対応がなされたわけではありませんが、時間の問題でしょう。

    プロ野球では打者の頭部へのデッドボールは危険球退場というルールが整備されています。当たってからでは遅いですが、これも一つの予防措置ではあります。

    スポーツの醍醐味が損なわれると言う人もいるかも知れませんが、選手の本当の生命と引き換えにしてまで見るもの・するものでもないでしょう。人同士やボールがぶつかったりする以上は危険をゼロにすることは出来ないですが、出来るだけ重大な危険を減らすことは、選手はおろかファンやスポーツそのものを守るためにも必要なはずです。

  • 中央集権的なインターネット、分権的なその他の手段

    今のインターネットは中央集権的です。と聞くと、想像するのは「1984」のような世界になりそうですが、通常誰もが利用しているサービスの大半が、特定の企業や団体が提供しているものです。

    使っている分には何も気になりませんが、その特定の企業などでシステム障害・サーバ故障などトラブルが発生すると、そのサービスに依存している人たちの阿鼻叫喚がTwitterに溢れます。そもそもそのTwitter自体も当然ながらTwitter社が提供しているものです。

    障害発生時だけの問題でもありません。利用している人のアカウントやその書き込みに関してその企業が停止や削除も基本的には思うままに出来ます。もちろん規約は存在しますが、たいていは何がどのように規約違反で使えなくなったかなんていちいち伝えてくれません。普通にしていればそうそうアカウント停止なんてならないと思いますが、あくまで権限は利用者側ではなく提供側に存在します。

    そういう点から見れば、おそらくあらゆるSNSは中央集権的です。その逆として古くからある電子メールは、どこか特定の一つの企業が電子メールというサービスを牛耳っているわけではありません。

    つまりは電子メールは中央集権的ではなく、分散的にサービスを利用出来ます。世界中の全ての人間が電子メールを一斉に使えなくなる自体ということはまず起こり得ません。

    しかし、特定の個人をピックアップして考えると、電子メールを使えなくすることはそれほど難しくはありません。その人のメールアドレスを提供している企業(プロバイダやウェブメール業者)、ネット回線事業者が特定のメールアドレスを遮断・利用停止することは理論的には可能です。実際に行うかはともかくとして。

    もっと大規模にするなら、ICANNのようなドメイン・IPアドレス・DNSを管理している団体が一つのドメインを潰すことも出来ます。もちろんそんなことしないでしょうけど。

    想像しやすいのは、どこかの政府が反体制派の活動を妨害するために、ネット遮断やメール傍受したりすることでしょう。

    電子メール以外のあらゆるサービス・アプリケーションでも、利用しているデバイスやOSで使えなくすることもあり得なくはないです。

    例えば、スマホ・タブレットでは使用するアプリケーションは、iOSならApple、AndroidならGoogleの審査に通らないと配布できません。Androidなら野良アプリとして、apkファイルを直接ダウンロードしてインストールすることも出来ますが、iOSだと端末をいわゆる脱獄化しないと出来ません。第一、野良アプリや脱獄によってむしろセキュリティ的には弱まります。

    結局のところ、インターネットを利用する限りはユーザーのみでの完全に自由な利用は保証されていません。

    中国のグレートファイアーウォールはその最たる障害ですが、当局が本気で取り締まれば自由に利用できず、情報を得ることが出来なくなります。

    今はあらゆる情報がネットから得ることが出来るようになりつつあります。しかし、二昔前くらいまでは、紙や口コミのリアル媒体でなければテレビ・ラジオがメインの遠隔での情報入手手段でした。

    テレビやラジオを伝えてくれる電波はネット回線と異なり一方通行です。ただ、出力するアンテナと受信するアンテナの間には遮るものがありません。正常に送信されていれば、後は受信装置だけで情報を得ることが出来ます。

    東西冷戦時代では、東側で情報統制されていた国の人々でも、アンテナさえあれば西側の放送を見聞きすることは出来ました。もちろん距離が近い必要はありますが。今でも北朝鮮向けに日本・韓国・アメリカが短波ラジオ放送を行っています。

    電波妨害されることもありますが、インターネットを遮断する方が政府当局としても楽です。逆から言えば、短波放送は反体制的な活動には有利な情報伝達手段となります。ただし、普通に相手側にも受信されてしまいますので、極秘情報のやり取りには使えません。

    デバイス間の近距離通信を目的とするBluetoothを用いて、スマホなどでのみのネットワークを形成するアプリ・サービスも存在します。実際に香港でのデモ活動でも使用されていたそうです。

    そういうものを使えば、圧政下の反体制活動でも役立つでしょうけれど、テロリストによるテロ活動にも容易に利用出来てしまうところが悩みどころでもあります。

    Bluetoothを使った、端末オンリーでのメッシュネットワークは間違いなく非中央集権的、分権的、分散したネットワークです。中央が暴走したときの防波堤になり得る強力な技術です。しかし末端が暴走するツールにもなり得ます。

    結局、情報伝達手段においても、権力と秩序の関係は変わらないのですが、何か一つに手段を限るのではなく、ネットも電波もBluetoothも自由に利用出来るの方が、何かをどこかに停止や監視される状況よりも良いですよね。

  • 2021年7月8日AFCアジアチャンピオンズリーグGL第5節ガンバ大阪対タンピネス・ローバーズDAZN観戦の感想

    チェンライ・ユナイテッド相手に2試合続けての引き分けに終わった結果が、ガンバは残り2つ勝ったとしても勝ち点は12。グループ2位の5チーム内で上位3つに入るにしても他力本願の状況となりました。

    日本時間の昨日夜の試合で、グループGの名古屋グランパスが浦項スティーラーズと引き分けたため、浦項の6試合終えての勝ち点は11となり、ガンバが12になれば上回れます。後はグループJの2位はおそらく傑志ですが、最終戦でセレッソが負けなければ傑志の勝ち点も11止まり。

    こんな皮算用も残り2戦をガンバが勝てなければ何の意味もありません。まずは現状勝ち点ゼロのタンピネスローバーズにしっかり勝って最終戦に挑む状況を作る必要があります。

    逆に言うと、今日勝っても次節に全北現代に勝てなければ同じく意味がありません。そういうことも考えてのメンバー構成になったでしょう。スタメンにはGKに石川、DFに佐藤、MFに福田、FWに一美、川﨑と出場機会の少ない選手を入れてきました。東口、三浦、奥野、矢島、小野瀬、パトリックが事実上の温存です。ただ、今日もスタメンの宇佐美には全北戦のためにも復活してもらわねばなりません。

    日本時間23時にキックオフ。

    いつも苦しむ試合の入りですが、最初の攻撃で左サイドでパスを回して最後は倉田のシュート。右に外れましたが悪くはありません。

    このスタメンなら4バックだろう、と思いきやどうやら福田が左に入っての4バック。前節のロングボールに対応出来なかった対策でしょうか。

    8分には川﨑が自陣から長いドリブルを見せて最後は一美のシュート。これも枠を外れました。川﨑はそれでこそ川﨑です。

    第1節の試合とは違い、タンピネスが細かくパスを回す時間は少なめです。13分、CKのこぼれ球を井手口が打つもこれも枠の右。

    相手が自陣で持っている時のプレスも第1節よりは上手く出来ています。怖いのはカウンターくらいであり、全般的にはガンバペースなのは間違いありません。

    21分、ついに均衡が破れます。ミドルレンジの浮き球をエリア内で一美が落として、倉田がワントラップで絵に描いたようなドライブシュートを決めて先制。

    次いで25分、ボールを受けた川﨑が相手のブロックをかいくぐってドリブルからシュートを決めて追加点。これこそ川﨑ですよ。ようやく、去年のU23での試合以来の「らしい」プレーを見ることが出来ました。

    しかし直後の相手CKからシュートを浴び続けて、結局失点。これで2−1。タンピネスローバーズはこのACLで初得点です。この時間帯、相手が一気に出てきたところを防ぎきれなかったのは、この後の時間の苦戦を予感させます。

    と思いきや、28分に今度も川﨑が右サイドでドリブル突破からのクロスで一美がどフリーで決めて3−1。8分で4ゴールが生まれる混戦になりましたが、四の五の言っても別のチームに生まれ変わるわけがありません。こうなったら失点しても得点する戦いで勝つのみです。

    右サイドで川﨑が躍動しているのは見ていて楽しいですし、左SBに入った福田も及第点の働きはしています。黒川には悪いですが、藤春がいない時の左サイドは今の戦い方なら福田の方が向いているかも知れません。

    38分にはドリブルで切り込んだ宇佐美が倒されてPKゲット。しかし宇佐美が止められ、フォローした井手口のシュートも阻まれます。このACLでの不調を示すような宇佐美の失敗となってしまいました。

    そして3−1で前半終了。PK失敗がもったいないと思える前半でした。逆に言うと、それ以外は失点シーンを除いて悪い時間帯も無く、イメージ通り、プラン通りのサッカーだったと思います。

    ハーフタイムに松波監督が動き、井手口に代えてウェリントン・シウバが入りました。今日のタンピネスなら山本のワンボランチ、もしくは山本倉田のコンビでも大丈夫と判断したのでしょうか。シウバは左MFに入りました。

    50分、タンピネスのFKからガッツリ頭でシュートされましたが石川の正面で助かりました。

    53分に中央で受けた一美のシュートのこぼれ球を川﨑がきっちり決めて2ゴール目。試合は4−1となりました。

    後半最初のゴールを奪ったことで有利な試合展開になりました。直後にも宇佐美のクロスに川﨑がボレーを打ちますが盛大に外しました。

    タンピネスの攻撃も結構際どいものが多く、決して安心できませんが、それ以上のチャンスがガンバにもありますので、往年の西野ガンバサッカーのような得点経過になりそうです。

    61分にはロングボールの折り返しに飛び込んだ川﨑が倒されてPKを得ます。今度はシウバがキッカーとなり、再び相手GKのセーブに防がれました。

    PK2本失敗してもリードしているのはそれはそれですごいですが、次にチャンスがあれば川﨑に蹴らせてあげてください。このタイミングで福田と宇佐美を下げて黒川とパトリックが入りました。

    しかしウェリントン・シウバが未だにチームに馴染めていないというか、他の選手と呼吸が合わないのは気になります。今のシウバがこのチームで生きるプレーが単騎突破なのはもったいないですね。

    68分にもパトリックのシュートのこぼれ球を一美が豪快に上に外しました。

    第1節では枠に3つも当たりましたが、この試合ではPK2本以外にも決定機を大量に外しています。勝利の次に得失点差が必要な試合なんですけどねえ。

    71分になぜかヨングォンに代えて三浦が入りました。コンディション調整のためか何か分かりませんが、試合の行方はほぼ決まりましたので、後は得失点差の問題です。

    75分には大きなサイドチェンジを受けた黒川がエリア内に侵入して、戻したパスをシウバが決めて5−1。

    最後の交代枠は一美からレアンドロ・ペレイラでした。代わった直後にカメラが追っていないところで、パトリック→ペレイラ→パトリックで決まって6−1。

    直後の倉田のシュートはポストに当たりましたが、その後の攻撃で川﨑が見事に決めてハットトリック達成です。7−1となりました。

    87分には倉田のスルーパスに抜け出したパトリックが角度のないところから流し込んで8−1。

    個人的マン・オブ・ザ・マッチはもちろん川﨑修平です。3ゴール1アシスト、PKゲットもありました。今日フル出場の川﨑が中2日の全北現代戦で先発するのは難しいですが、こうなると使いたくなってきます。敵陣でドリブルしてこその川﨑ですよ。

    山本も本来のプレーを取り戻したように見えましたし、福田も計算できるメンバーとして戻ってきました。

    相手との力量差ではもちろん違いがあるにせよ、今日のガンバは結果も内容も良かったと思います。1失点は余計ですし、2つのPKも決めてほしかったですが、しょうがないですね。

    8−1という、ガンバとしては公式戦で久し振りの大差での勝利となりました。

    ガンバ大阪はこれで5試合終わって勝ち点9、得失点差7です。全北現代に勝って勝ち点12になれば2位通過の可能性が高まりますが、次節引き分けで勝ち点10でも一応は現段階では他グループ2位が勝ち点10以下になる可能性もありますので、この得失点差は貴重でもあります。

    そんな皮算用はともかく、次も勝つだけです。

    この5試合でグループ最弱のタンピネスにしか勝っていないということとか、全北現代が1位通過を決めていたとしてもガンバ相手に手を抜くとは思えないこととか、宇佐美も井手口も本調子にならないままビッグゲームに臨まざるを得ないこととか、藤春が戻ってきてくれるのか分からないこととか、いくらでも不安要素はありますが、ともかく、次も勝つだけです。

  • 第1回目のワクチン接種

    先週月曜朝に開放された、大阪市の集団接種会場「インテックス大阪」での予約で本日朝一番に入れていました。

    入れてから気が付いたのですが、朝9時にインテックス大阪まで行こうとすると、確実に朝の通勤ラッシュの最中に地下鉄に乗らねばなりません。

    緊急事態宣言の頃がどうだったか分かりませんが、その時よりは確実に増えているであろう乗客に混ざって中央線でコスモスクエア駅に到着。着いて駅の上に出たところに、会場までのシャトルバスが止まっていて乗って座る前にドアが閉まって出発。

    9時の予約で10分前くらいに着いたら、すでに待機場所には60人くらいはいたでしょうか。

    9時10分頃には呼ばれて、
    受付
    予診票確認
    問診
    接種
    とサクサク進みました。接種の部屋の中にいた時間が一番短かったかも知れません。

    15分間の状態観察を済ませて、次回予約の確認を終えて終了。帰りのシャトルバスに乗るまででちょうど1時間くらいで済みました。

    インテックス大阪には、仕事で何度も来たことがありますが、余裕があればコスモスクエア駅からダラダラと10分ほどかけて歩いていました。途中までは駅からマンションにつながっているペデストリアンデッキのようなところを歩けますし、中ふ頭駅まで行くのと時間的には大差ありません。

    しかし今日は大雨だったのでシャトルバスがあって助かりました。地域によっては大変な豪雨になっていますが、台風などの生命・財産の危険に及ぶような気象状況になると大規模接種会場も閉鎖になるのでしょうか。急に接種中止となると準備していたワクチンも大量に廃棄になってしまうでしょうし、これからの豪雨・台風シーズンでは接種を受ける人のみならず、接種や準備に関わっている人たちも大変ですよね。

    接種券などに気を取られて飲み物を持参し忘れ、会場に着く頃には喉が渇いていましたが、
    「まあ会場の館の間にはいくつも自販機があったからそこで買おう」
    と思っていたら、バス降り場から会場の1号館、そして会場内に誘導されて結局買えませんでした。コスモスクエア駅や中ふ頭駅から歩いてきたらいくらでも買えたのでしょうけれど。

    後は副反応が重くないことを祈りますが、今のところは接種部位あたりに軽い筋肉痛のような感覚があるくらいです。翌日以降の方が重いらしいのでまだまだ分かりませんが。

  • 発展途上のままの方が先進国にとっては有利という問題

    発展途上国から先進国になれる国家となれない国家が存在します。「中所得国の罠」と言われますが、正確に言うと、国民一人あたりGDPが、低所得国から発展を遂げて中所得国になった後、成長が鈍化して高所得国になれないという理屈です。

    先進国=高所得国とはならないこともあるのですが、一応はイコールとして考えますと、先進国になるためには、「中所得国の罠」を突破する必要があります。

    産業構造を転換することによって先進国に向かう道が開けるのですが、そのためには、内需拡大と産業の高度化が必要になり、そのためには中産階級・熟練労働者の増加が必要であり、そのためには教育やインフラへの投資が必要となります。目先の利益ではなく数十年後を見据えた投資が必要となるのですが、この点が難しいところなのでしょうか。

    低所得国の時には、いわばほぼ全ての国民が貧困状態です。そこから発展する中で、どうしても国家の中枢、産業の中心にいる人たちが富裕層となります。少数の富裕層が多数の貧困層から搾取する社会から、多数の中間層・中産階級が存在する社会に転換しないと先進国にはなれないのですが、国家を牛耳っている人たちにとってそのモチベーションやインセンティブが存在するかどうかが、「中所得国の罠」に引っかかるかどうかの転換点となります。

    この辺は、道徳・倫理上の問題だけではなく、社会構造や文化、歴史、民族(種族)構成など様々な要因が関係してきます。単に汚職・不正・腐敗を無くすべきだとか再分配がどうとかいうのは目的よりも結果でしょう。ともかくこれは内政問題と言えます。

    では国際的に見たらどうなるかというと、先進国は途上国と貿易・取引を行い、食料や資源や部品・原料のほか低賃金での人的リソースを受け取ります。その見返りとして、途上国は先進国から資金を受け取って、高付加価値な商品や設備を購入して発展につなげます。

    先進国から見れば、途上国が豊かになって先進国の商品やサービスを購入してくれるお得様が増えるのは望ましいことです。そのためには先進国の高価なモノを買ってくれるくらいまで経済発展してもらわないといけないのですが、先進国の仲間入りするくらいまで発展すると、今度は製品・サービスを生産する商売敵になってしまいます。

    言い方を変えると、発展途上国が途上のままである方が、既存先進国にとってはライバルが増えず好都合という見方も出来るのではないでしょうか?

    だとすると、途上国において中産階級を作らせないよう、途上国内における収奪構造を維持してもらっていた方が、先進国にとっては都合がいいのでしょうか? 途上国が少数の支配層が多数の非支配層から富を奪って貧富の格差が固定している方が、先進国側には助かるのでしょうか?

    そうなると、途上国の非民主的な独裁制を先進国が応援するというインセンティブが発生します。こんな反道徳的なことがあるのか、と思ってしまいますが、かつて冷戦時代のアメリカが反共を掲げる独裁者を支援していたことや、今のロシアや中国が自国に有利な対応をしてくれる非民主的国家を支持することを考えれば、あり得ない話でもありません。

    独裁者が権力を維持し、その取り巻き達だけがひたすら富裕になっていく国家では、中産階級の成立など望むべくもなく、先進国にはなり得ません。それでもそれなりの規模の経済があれば、少数の支配層が莫大な富を蓄えることは可能です。

    もちろん、先進国や国際機関の全てが、途上国の先進国化を否定しているわけではありません。先進国のライバルを増やさないために独裁者を支援しますと公言する政府が存在するわけもありません。ただ、単に不当な独裁者が収奪構造を維持し続けるメリットが、先進国側にも存在する反倫理的な仕組みは、どうすれば克服できるでしょうか?

  • 2021年7月25AFCアジアチャンピオンズリーグGL第4節ガンバ大阪対チェンライ・ユナイテッド戦DAZN観戦の感想

    前節ではチェンライ・ユナイテッド相手に1−0とリードしながら後半ラストプレーで失点してのドロー、という悔やんでも悔やみきれない結果でした。ただ、その直前に行われた全北現代対タンピネス・ローバーズ戦が9−0という圧倒的な試合となったため、得失点差でガンバは全北に大きく後れを取っている状態です。例え前節あのまま逃げ切れたとしても、得失点差で2位に落ちることに変わりありませんでした。

    そのままガンバも全北も第5節まで勝っていたとしても、おそらくは得失点差で2位のままでの最終節での直接対決だったでしょう。グループ1位になるには結局、全北に直接勝つことが必要なのであり、あまり前節の引き分けを引きずるべきでもありません。2位になった時の他グループ2位間での競争には影響するのですけれど。

    ガンバの試合の前に行われた、全北現代対タンピネスローバーズの試合は途中までは接戦でタンピネスにもチャンスはいくつもありましたが、結局4−0で全北が勝ちました。

    ともかく、この第4節でのチェンライとの再戦でしっかり勝って、第5節のタンピネス戦ももちろん勝って、最後の全北現代との試合にも勝てば1位通過です。

    そのためにもまずは今日の試合を確実に勝つことです。スタメンは前節がターンオーバーだったため、今日はいわゆる本来のレギュラーメンバーとなると思っていたら、一部はイジってきました。久し振りに川﨑がスタメンです。控えGKには加藤が入りました。

    絶対に勝たねばならない試合の入りはいつも以上に重要です。しかし6分過ぎに長いボールをキープされて一気にシュートを決められて失点。最悪の試合の入り方をしてしまいました。

    攻めるしかないガンバですがシュートまではなかなかいけず、18分にようやく宇佐美のクロスに矢島が頭で合わせますがヒットせず。

    20分にも川﨑のクロスに矢島が合わず。もうちょっとなのですが。

    22分には前節やられたビルへのロングボールからシュートまで持っていかれます。チェンライは徹底的にこれですね。ガンバが明確に守りづらそうにしているのですから狙われて当然です。

    23分には相手GKのパントキックをかすめ取ったレアンドロ・ペレイラのゴールは認められず。まあ危険なプレーとよく見なされるやつですね。

    その後もドタバタというかチグハグというか、選手の距離感もプレー精度も明らかにおかしくなっています。こういう時は一発、個人技で決めてくれるFWがいれば良いのですが……。

    30分には猛攻を受けてあわや三浦のハンドでPKとなってもおかしくない場面もあり、明らかに劣勢が続きます。

    もう守備には目をつぶって攻撃するしかないですが、配球もフィニッシュも矢島がやっているのはなぜなんでしょうね。

    41分には逆にチェンライのハンドっぽいプレーが見逃されましたが、お互い様ですね。

    この4試合で最低最悪の45分だった前半は何も出来ずに終わり、0−1という厳しい状態でハーフタイムを迎えました。

    もはや選手交代やフォーメーション変更で2点取れるのかと疑うレベルですが、戦わねば道は開けません。後半開始からレアンドロ・ペレイラと川﨑に代わってパトリックと黒川が入りました。

    47分に早速、小野瀬のクロスにパトリックがヘディングも枠の右。こういうシーンが前半は少なかったので、増やしていけば点は取れるでしょうけれど、2点が必要なのがキツい。

    その直後には自陣でパスを奪われて大ピンチを迎えますが何とかクリア。

    54分にチェンライのバックパスを奪った矢島が入れたクロスが相手に当たってゴールにこぼれ落ちました。

    相手のミスと幸運で1−1に追いつけました。後は勝ち越すだけです。その後にも黒川のクロスに矢島が飛び込みますが合わず。矢島の負担大きすぎないですかね。

    58分に菅沼がビルの大げさなシミュレーションに対して興奮しますが、お咎めは無し。かつての中澤みたいに相手FWを挑発して退場に追い込むほどのスキルがあれば良かったのですが。

    61分に前半から明らかにタスクが多すぎた矢島が足を攣って倒れました。ここで倉田と交代します。ピッチの中での役割の整理が出来ていないように思えますが、残り30分でどうもこうもありません。オウンゴールでもPKでも勝ち越すこと以外は二の次です。

    しかしチグハグな守備と攻撃は続きます。72分にはカウンターでビルに危険なシーンを作られますが何とかブロックしてCKに逃れ、そのタイミングで奥野に代えて山本投入。

    時間は容赦なく過ぎていきます。相手の攻撃の方がバリエーションも質も上ですが、それでも攻めるしかありません。82分には菅沼に代えて一美を前線に追加します。これで変則4バックです。引き分けだとグループ1位は絶望で、2位すらまず厳しくなります。

    88分にゴール目の前で倉田が倒されてフリーキックを得ます。今大会で最も絶好機のFK位置で、蹴るのは宇佐美でしたがシュートはバーの上。今大会の不調を示すキックでした。

    91分のスローインですぐに誰も近寄らずにリスタートが遅れたのが、今のチームの問題点を如実に示している気がしてなりません。

    92分には倉田のヒールから井手口の枠内シュートも相手GKが防ぎます。直後にも上がった三浦のヘディングシュートがドンピシャでしたがこれもGKに阻まれました。

    最後にビッグチャンスが立て続けにありましたが、あまりにも時間が遅すぎました。結局このまま1−1で引き分け。2試合同じ結果でした。

    これで勝ち点は6で全北現代との差は4に広がりました。残り2戦で2勝しても、全北が次節にチェンライに勝てば全北の1位が確定です。ガンバの最高勝ち点は12ですので、他のグループ2位で13以上のチームが3つ出てくれば今年のガンバのACLは終わりです。

    このACLでは初戦のみ4バックでその後ずっと3バックですが、やっぱり4バックの方が良いんじゃないかという気もします。全北戦の最初も同じですが、ロングボールの対応がかなり問題を抱えています。単純に後ろの人数だけで決まるわけではないでしょうけれど、明白な弱点があれば誰だって突いてきます。ACLを見ている他のJリーグチームも絶対ガンバ戦でロングボール戦術やってきますよね。残留争いも厳しくなります。

    3バックなのは高尾や藤春のコンディションのためかも知れませんが、そうなるとそもそものシーズンオフでの選手補強から原因が始まっていることにもなってしまいます。

    ディフェンス陣が急にロングボール・ハイボールの処理が下手くそになるわけないので、ボールの出所へのプレスと受け手に対するマークに問題があるのでしょう。

    攻撃面では宇佐美や井手口といったレギュラーメンバーが不調なのと、藤春や小野など違いを生み出せる選手が怪我したのが原因ですが、試合を重ねるごとにチームが瓦解し始めているように見えてなりません。

    今のような下降線をたどり続けていれば、シーズン中にもう一度の監督交代もあり得ます。それくらい、この2試合には悪いところが出過ぎました。

    これで振り切れて逆に作用して良いサッカーが出来るようになれば良いのですが、次節も2日後で、日本時間の日付的には7月7日(水)23時開始です。

    やりたいことと出来ることの整理が出来るかどうかが後2試合の結果に直結するでしょうね。

  • 半島の純粋な独立のための核武装?

    バイデン大統領になってから、北朝鮮の非核化・米朝国交正常化についてはまだ大して進展はありません。バイデンがダメとかというよりも、多分誰が大統領でも非核化をストップして技術を廃棄させることは不可能でしょう。

    元も子もない話ですが、北朝鮮にしてみたら現体制を継続するための虎の子です。イラン核合意もトランプとオバマ・バイデンでは真逆の対応となりましたが、合意があろうと破棄しようと非核化は出来ません。良くて現状維持です。

    現行の北朝鮮国家体制が継続する場合でも、核技術は金一族にとっては支配体制のために必要です。それだけではなく、もしも統一国家が出来た場合にも核技術は大きな影響力を持っています。

    現実的可能性はともかく、北朝鮮と韓国の統一国家樹立に際しての、北が南に優位に立てるのは核技術くらいです。今では先進国化した韓国とはとてつもない差が開いてしまっていますので、国家同士を比べたときに北朝鮮がアピール出来るのは核開発技術だけのはずです。

    今の韓国の文在寅大統領やその派閥・政党・シンパにとっても統一国家は悲願です。そして当然ながら、韓国の保守派の一部以外にとっても悲願です。

    そして朝鮮半島統一国家が実現したとしても、それを維持しないと意味が無いのはいうまでもありません。

    ここで、北朝鮮の核開発を南の人たちも完全に否定できない理由が出てきます。なぜなら核武装は、周辺各国による干渉を朝鮮半島から歴史上初めてはねのけることが出来る手段だからです。

    古代から朝鮮半島は他地域からの軍事進出が多い地域でした。今の中国付近、日本、それと沿海州あたりからは、2000年以上前から朝鮮半島への影響を及ぼそうとしてきました。

    漢王朝による楽浪郡や帯方郡の設置、当時の日本による任那・加羅への勢力圏化や7世紀の白村江の戦い、あるいは、渤海・契丹・女真族などが満州・沿海州方面からの朝鮮半島進出など、半島内の国は対立・服属・独立を巡り巡ってきた歴史を持っています。

    19世紀後半には元から関係のあった清朝、シベリアから南下してくるロシアと、大陸への足がかりにしたい日本との争いとなりました。日本による支配から脱しても、次は東西冷戦と朝鮮戦争によって南北分断し、今に至ります。

    地政学的に朝鮮半島は、大陸と海洋からの勢力がぶつかる場所です。そのために完全に独立した国家形成は出来ず、とは言っても完全に国家が無くなっていた時代もそれほど長くはありません。その中間のような状態が最も長かったわけです。

    経済力を付けた南の韓国と、核武装に成功した北朝鮮が統一することで、米中日露の周辺国からの圧力を無視できると考えている、民族自主独立派の人は結構いるかも知れません。

    日本人にしてみたら、今さら朝鮮半島への軍事進出はしないとしても、目と鼻の先に射程圏内の核ミサイルが配備される状態は避けなければなりません。統一国家の経済力も日本にとっては重大なライバルになり得ますが、それに加えて核兵器による軍事的圧力が向けられると、今度は日本でも同じように……と考える勢力が出てくることは容易に想像できるはずです。

    実際には核開発も半島統一国家も、周辺国家と対立してでも独立性を高めるのも簡単にできることではないでしょうけれど、もしもの時はどうするか、最悪の場合はどう対応するか、ということは考えておいて損はしないでしょう。

  • もう一つの大阪ダービーである河内ダービーと二川孝広

    昨年の全国地域チャンピオンズリーグで勝ち上がったFCティアモ枚方がJFLに昇格したことにより、今年のJFLでは大阪ダービーが実現しました。

    ティアモが枚方市、FC大阪が東大阪市にホームスタジアムを構えていますので、正確には河内ダービーということになりますが、本日7月3日のダービーマッチは河内ではない吹田市の万博記念公園陸上競技場で行われいます。会場の都合なのか分かりませんが、奇しくも先日誕生日を迎えた二川孝広がティアモのサブに入りました。

    ガンバサポの思い出と涙の詰まったこの万博スタジアムで、躍動して美しいパスを見せてくれた二川にとっても思い入れのあるスタジアムだと勝手に想像しますが、今日は出番があるでしょうか。

    JFLの試合中継は今では全試合ネット配信が当たり前になってきました。実質4部リーグ(単純なピラミッド型ではありませんが)の試合がリアルタイムで容易に楽しめるというのは、サッカーファンにとって本当に良い時代になったものです。

    Jリーグと異なりプロリーグではありませんので、中継そのもので稼ぐのも難しいですし費用もかかるでしょうけれど、今後も続けばありがたいです。クラブによってはYouTubeライブの映像に独自の広告を画面の端に入れていますので、機材費や人件費くらいは賄えているのでしょうかね。

    ちなみにこの河内ダービーの試合中継を流してくれている、REIBOLA(レイボーラ)というサッカーメディアは2019年設立で、編集長に石神直哉って書いてあるんですが、元プロ選手の人ですよね? 調べたら去年ティアモに在籍していたそうで、その縁で使っているのですかね。

    試合は前半序盤からFC大阪がクロスを入れるもティアモが落ち着いて跳ね返し、ティアモはつないでサイドを狙う展開。普段の試合を見ていないので、普段通りのサッカーなのかも分かりませんが、焦りや慌てている様子は見られません。

    決め手がないまま時間が過ぎてこのまま前半終了かという45分に、ロングボールの対応が遅れたティアモがPKを与えてしまい、木匠が決めて0−1。

    ティアもにとってはもったいない前半となりましたが、個人的には「さあこれで攻撃的な選手、万博スタを知り尽くした選手を出さざるを得ませんよね」と言いたくなりますが、まあそんな単純な話じゃないですよね。

    しかし得点を奪えないまま時間が過ぎていった86分についに二川孝広が万博に降臨。もちろん他の選手を軽んじるつもりはありませんが、やっぱりガンバサポにとって二川は特別な存在なんですよね。

    それでも得点が奪えずアディショナルタイムに突入、そして95分に猛攻を仕掛けたティアモの佐藤がついに得点を決めて同点に追いつき、そしてタイムアップ。JFL初の河内ダービーは前半終了間際と後半終了間際に得点が決まってのドローに終わりました。

    今日は有観客での万博開催ですので、ガンバサポで二川目当てに見に行っていた人もいたのではないかと思います。特に先日のACLチェンライ・ユナイテッド戦での後半ラストプレーでの失点による引き分けの傷心を癒やしに行っていたかも知れませんが。

    これでティアモはまだ4位キープですね。勝てば勝ち点で並べたFC大阪は痛恨の失点でした。

    今日はガンバの試合はありませんが、JFLや関西サッカーリーグのデイゲームに続いて、夕方からはJ3、J2、J1のリーグ戦もあります。

    サッカー観戦三昧の1日ですが、記録的豪雨による災害でそれどころではない地域もたくさんあります。もう既にとんでもない土砂崩れも起きています。何とか少ない被害で済めばいいのですが。