平繁無忙の何でも書くブログ

  • 米不足にはオートミール!

    なんか知らない間に急に米不足になりました。

    昨年の作付けがよくなかったことと、南海トラフ地震への備えと、新米が出回る直前期という理由が重なったことで、スーパーマーケットなどの多くの販売店で米が枯渇してしまいました。

    政府の備蓄米放出を期待する声もありますが、世の中全てで米がなくなった訳でもないですし、もうすぐ今年の新米が出回る時期でもあるので、多分備蓄米放出はないでしょう。個人的には転売ヤーを爆死させるために放出してほしい気持ちもありますが。

    そうはいってもお店に米が潤沢に出回るまで、なんとか飯を食わねばなりません。そこでご飯の代わりに食べるモノとして、オートミールを選択しました。

    オートミールはだいぶ前にダイエット目的で食べていたこともあり、自分的には苦手意識はありませんが、独特の味・匂い・食感もあって、普段から日本米の美味しさを満喫している日本人にはなかなか馴染めないものかも知れません。

    私も、オートミールをミルクやら砂糖やらで甘く味付けして食べることには抵抗感を覚えますが、ダイエットしていたときの食べ方としては、

    ① 深めの茶碗にオートミールを入れて水で浸す
    ② 電子レンジで温める
    ③ お茶漬けの素を入れてお湯を注ぐ
    ④ ネギや梅干しなどがあれば最高!

    と、単なるお茶漬けとして食べていました。塩、出汁、梅干しなどでちょっと濃いめの味にしてしまえば、オートミール独特の風味は気にならなくなります。ご飯の代わりは無理でもお粥の代わりには十分ですので、お茶漬けには結構適した食材です。

    オートミールはまだ普通にスーパーに売っていますし、保存もそれなりに出来ます。結構、代替品としては優秀だと思いますが、皆さんいかがでしょうか?

  • 社労士試験を終えて5日経って。

    去る8月25日(日)に受験した、第56回社会保険労務士試験の後の最初の週末を迎えました。

    試験当日の夜は頭が疲れていて夕食後、風呂前に2時間くらい寝ていました。択一式試験が厳しく、今年も駄目だったかなと思いつつ過ごしていました。

    月曜朝に選択式・択一式の自己採点をして、マークミスさえなければ合格しているっぽい得点だったことを知り、かえって動揺していました。

    それ以降、毎日のように資格予備校各社の解答例や講評、動画解説などを見て過ごしていました。個人的にはスタディングのライブ配信が良かったですね。

    https://studying.jp/sharoushi/shikenkohyo.html

    講師の方が動画の最後で、ご自身の経験も踏まえて、大人が勉強することについて語っておられたのが、心にグッときました。もし、今年の試験で私がマークミスのために不合格だったら、スタディングに申し込もうと思ったくらいです。

    そして本日の土曜日。かなり久し振りに、休日の朝に目覚ましを掛けずに起きました。つまりは、休日朝に勉強しないことが久し振りでした。台風の最中なので快適とは言えませんが。

    さて、各社あるいは個人ブログなどを見て回った結果、今年の選択式は過去2年同様に標準的な難易度でだったそうです。正直、37点も取れた自分に驚きですが、昨年選択式の足切りで落ちた反動でかなり選択式対策はやってきたつもりですので、その結果が反映されたのだと思っています。

    択一式の方は、試験中にかなり苦しみながら解いていました。多分、ほぼ全ての人がそうだったと思います。特に健康保険法については、ずっと首をひねりながら「なんやこれ?」と悩みながら解答を選んでいました。

    各社の講評でも概ね同じで、やはり今年の択一式試験は難しいと言えるようです。健康保険法は相当に厳しく、久方ぶりに択一式の救済(通常4点未満足切りが3点未満)が入ってもおかしくないレベルでした。

    かつての社労士試験では、選択式で非常に難問奇問が出てきて、1年間真面目に勉強していても足切りにあって憤死する受験生がいて、色々批判されていましたが、ここ数年は選択式がまともな出題になってきました。そもそもの「5点中3点取らないと足切りアウト」というルール自体を変えればいいと思うのですが、そうはいかないのでしょうか。

    後は10月2日の合格発表まで待つだけですけれど、マークミスで落ちていたら昨年以上に落ち込むだろうなあ……。

  • 明日の大阪ダービーが中止になりました

    台風10号の影響により、明日8月31日に予定されていた、セレッソ大阪対ガンバ大阪の試合は中止となりました。

    昨日の時点では今日の12時までに判断するとのリリースをセレッソ大阪が出していて、今日の昼間に見てみると、さらに明日12時までに判断する、と書かれてあったので、これはやるつもりなんだろうな、明日の準備は注意しないと、と覚悟していたのですが、今日の夕方に再びセレッソがリリースを出し、中止と決定したそうです。

    https://www.cerezo.jp/news/2024-0830-1430/

    まあ、台風の進路がジグザグ急転回かつ非常に遅かったため、判断が難しかったと思います。遠方から来る人のことを考えると早めの決断もあるべきかと思いますが、そもそも遠方からの人は交通手段がないでしょうから、結論としては同じでしょう。

    4戦連続ドローと苦しんでいるガンバにとっては、この大阪ダービーでしっかり勝って後半ラストスパートのキッカケとしたいところでしたが、天災地変には人知の及ぶところではありません。選手やスタッフがこれを機にしっかり休養し、その次の試合(代表ウィークのためにかなり開きますが)に向けて準備をしてもらいたいものです。

    明日の大阪ダービーのチケットについては、

    https://www.cerezo.jp/news/2024-0830-1800/

    こちらのページにあるように、シーズンパス以外は払い戻し、もしくは無効ですね。私はJリーグチケットで購入していたので払い戻しとなる予定です。

    代替日がいつになるか分かりませんが、さすがに12月最終節の前までにはやるはずです。ガンバもセレッソも敗退済みのルヴァンカップのある週に実施するのが妥当なところでしょうか。

  • ソロバンによる成功体験によって数学が苦手になってしまったかも知れない?

    自分が数学が苦手な言い訳になってしまいますが、子どもの頃における計算と算数(あるいは数学)は別物だと考えるべきでしょう。

    言い換えると、計算が上手なことと算数・数学が出来ることは別な話だということです。

    私自身、子どもの頃にソロバン塾に通っていて、3年も行っていると、2桁3桁の加減乗除は暗算でそれなりに出来るようになっていました。

    そうなると、小学校レベルの算数の問題は、「より問題の本旨に沿った解き方」ではなく、「ソロバンで培った暗算による力技」で、強引に正解を出すか正解に近付いていきます。

    この「力技」は結構長持ちして、中学校レベルの数学なら計算力によってそれなりに得点出来ます。

    計算が速いため計算そのものにかかる時間が少なくなるので、出題者が意図する方法や、より「数学的思考」に基づいた解き方に気付かなくてもなんとかなってしまいます。

    自分的にはこれが悪かった。ガーッと強引に計算出来ることでもらえるお釣りは、高校数学にはほぼありません。ちゃんと理解出来ないと手も足も出なくなります。

    もちろん、これは自分における問題点であって、世の中のソロバン熟達者の大半は、高校以降の数学にもちゃんと適応して得意科目にしたのだと思います。あくまで個人的な問題です。

    中途半端な成功体験により、計算が速いだけなのに算数・数学が出来ると思ってはいけないということなのですが、そのために数学的思考が身に付かなかったのだとしたら、結構人生を左右するレベルの問題なんじゃないかとも思います。

    とはいえ、今の自分にとってソロバンが不要だったとも思いません。もしかしたらソロバンもやっていなければ計算が遅く、もっと算数・数学が出来なかった可能性もあります。

    また、大雑把な暗算でだいたいの数字をパッと頭に思い浮かべられるのは、日常生活では無意識的に出来ます。スーパーやコンビニの買い物でレジで計算される前にどれくらいの金額になるかはだいたい分かりますし、消費税計算も3%や8%のときでも苦にはなりませんでした。仕事ではExcelか電卓で計算するにしても、暗算でも大まかな数字は掴めるので、Excelの関数や計算式が間違っていたり、電卓で桁がズレたりしても結構気付きます。

    そう考えると、人間万事塞翁が馬でもあるし、禍福はあざなえる縄のごとしでもありますね。

    ちなみに、私は公文式はやっていなかったのですが、公文でも反復練習で計算させるので、この点ではソロバンと似ているかも知れません。どちらにせよ、数学と数学的思考はちゃんと勉強しなければ身に付かないものですね。

  • 化学食品や石油由来を否定する人は、風邪引いたらヨモギを煎じて飲み、歯磨きは塩水で木をほぐした棒で行う?

    ふと思ったのですが、化学調味料(味の素)や添加物などを嫌悪したり、あるいはプラスチックなどの石油由来製品を否定したりしている人たちって、どうやって歯を磨いているのでしょうか?

    そういう人って、化学薬品てんこ盛りの歯磨き粉を、プラスチック製の歯ブラシに付けて歯を磨いていないはずなのですが、だとすると天然成分だけの歯磨き粉を使っているのでしょう。ただ、フッ素が入っていないので虫歯予防的にはかなり不利なはずです。大変ですね。

    また、プラスチック製の歯ブラシを使わないのであれば、天然素材だけの歯ブラシを使っているのでしょう。木の枝の先端をほぐして粗塩をすり込むような江戸時代までさかのぼる歯磨きをしている人もいるかも知れませんが。

    風邪や怪我、あるいはもっと重病・重症になったときも化学合成された薬品は使わないのでしょうか? いまいち、判断基準が分からないのですが、使わないと言っているなら使わないのでしょう。風邪を引いたらネギを喉に巻き、怪我をしたらヨモギの葉を磨り潰して塗っているのかも知れませんし。知らんけど。

    個人の思想信条を否定するつもりはないですし、こちらに影響がない限りは勝手にやってもらって結構ですが、ただ、天然物っていうだけで無条件で安全安心と考えるのはどうかなあと思います。

    小林製薬の紅麹由来のサプリメントの問題がまさにそうですが、化学工場で計算された上で作られるものと比べて、天然素材・天然成分に関しては紛れや予測し得ないものが混ざり込んでしまう可能性は否めません。

    「何が入っているか分からない」

    というのは、化学物質や添加物を否定する際によく使われる言葉ではありますが、むしろ天然物の方が何が入っているか分かりません。

    自然にある物だから人間に優しい、なんてことがあり得ないことは、紅麹問題ではっきり分かるはずです。適切な管理をしていればあんな問題は起きないのは確かですし、化学工場だって危険性があるのも確かですが、天然由来ではこの世の中にある全てのものが混入の危険性がある対象であり、ともすれば毒物・危険物の特定出来ない可能性もあります。何が危険か分からなければ管理も排除も出来ません。

    天然物にもある程度の危険性はあると理解した上で使用するのならいいですが、無条件で安全だと判断してしまうのは、何も考えていないのと同じだと思うのですよね。

  • ペンを1本だけ持つとしたら

    ペンを1本だけ持つとしたら、あなたは何を持ちますか?

    と問いかけられて即答できる人は、文房具がそこそこ好きな人だと思います。

    文具類に全く思い入れの無い人は、ペンなんて何でも良いと思っているか、すぐに何がいいか思い浮かばないかのどちらかでしょう。

    文房具が大好きでかなりのマニアの人にとっては、逆に1本だけ選ぶことが難しいはずです。この1本さえあれば他に要らない!と思っているならそもそも文具マニアにはならないでしょうし。

    そもそも、ペンと言っても
    ・ボールペン
    ・サインペン
    ・シャープペンシル
    ・鉛筆
    ・万年筆
    ・マーカー
    などなど、ジャンル自体がいくつもあります。この中、ジャンルごとにそれぞれ1本を選ぶ、ということならまだしも、全ての「ペン」から1本となると、マニアほど頭を悩ますことでしょう。

    私自身は文具マニアと言うほどでもないので、あえて1本選ぶのなら、三菱のジェットストリームの3色ペンを選びます。

    3色ペンの時点で反則のような気がしますが、これこそ非文具マニアの選択肢です。

    もし2本選ぶなら、これに加えてパイロットのフリクションの3色ペンですね。

    この2本でボールペンとして3色、消せるペンとして3色ありますので、世の中の大抵の書き物には対応出来ます。無理なのは鉛筆・シャーペン必須のマークシートくらいでしょうか。

    3本選ぶなら、上記の2本に加えてシャーペンとしてゼブラのデルガード。

    三菱のクルトガと迷いましたが、今自分が持っているデルガードがガンバ大阪からのプレゼントものなので贔屓します。

    自分なりの1本、2本、3本での「推し」はこんな感じですね。異論は認める。万年筆派の人ならどこかに万年筆が入ってくるでしょうね。

  • 昨日受けた社労士試験の自己採点結果

    昨日夜にnoteを書いた時点では、予備校各校がまだ択一式試験の解答速報を出していなかったので、自己採点もせずに取りあえず寝て、今朝起きてから自己採点してみました。

    選択式試験 37/40
    基安 5
    災徴 4
    雇徴 5
    労一 4
    社一 5
    健保 5
    厚年 5
    国年 4

    択一式試験 48/70
    基安 6
    災徴 7
    雇徴 7
    一般 5
    健保 6
    厚年 8
    国年 9

    正直、自分でも驚くほどの得点を取れていました。ぶっちゃけ今でも心臓がドキドキしています。選択式は過去どの模試よりも点数が良かったです。まあ難易度も低かったですが。

    それよりも択一式です。一晩経ってもまだ予備校の正答が完全に出揃わない問題がいくつもあるレベルだったのに、合格基準点をクリアした上で足切りにも引っ掛からない出来でした。

    いわゆる「割れ問」があるので、もしかしたら後2点ほど下振れする可能性はありますが、それでも46点なら過去10年全ての合格ラインを超えていますし、第一、今年の合格基準点はかなり低いでしょう。

    マークミスがなければ合格していることは間違いありません。昨日の時点では、今年落ちたらさすがに予備校探すか、でも今年の択一式試験に対応出来る内容の予備校ってかなり値が張りそうだなあ、とか色々考えていたのですが。

    実際に合格しているかどうかは、10月2日の合格発表まで待たねばなりません。その時にぬか喜びにならないように祈っておきます。

  • 令和6年度社会保険労務士試験を受けてきました

    昨年度のリベンジとして今年も社労士試験を受けてきました。

    今回の試験会場は大阪経済大学大隅キャンパス。2022年11月に受けて合格した行政書士試験の会場だった大学で、建物もその時と同じD号館ということで、私にとっては縁起の良い場所です。

    今日の大阪は未明から大雨となり、目が覚めた6時前の時点でも豪雨かつ雷もあって、会場まで行くのに濡れることを覚悟しましたが、家を出るときには晴れていて助かりました。

    それでも、阪急京都線が止まっていた影響で、試験開始・終了全てが30分繰り下げとなりました。試験開始時刻が近付いてきても試験官が教室に入ってこないのでちょっとビビっていましたが、そういうことなら早めに全体にアナウンスしてほしかった。

    さて、社労士試験は午前が選択式試験として80分、午後が択一式試験として210分という長丁場の試験です。昨年度は選択式試験で科目別足切りに3科目も引っ掛かったために不合格となりましたが、今年は選択式の演習もかなりやってきました。

    その成果か、選択式試験を受けているときは
    「あれ? 1つ2つ難しいのはあれど、3点の足切りはクリア出来るな」
    という感触でした。

    これは期待できる、と思いつつ昼食休憩を挟んで挑んだ午後の択一式試験。

    いや、めっちゃ難しいやん。なんやこれ。

    選択式に掛かりきりになって択一式試験対策がおろそかになったとかいうレベルではなく、単純にテキスト外の内容かつ判断も難しい問題が並んでいました。

    いやー、いわゆる爆死ですね、択一式は。

    まだこのnoteを書いてアップロードしている段階では、各資格予備校とも択一式の解答を公開していませんので、自分が今年合格レベルに達しているのかどうかは分かりません。去年みたいに自己採点しないまま合格発表日を迎えてもいいのですが、そもそも今回の択一式試験では予備校各校で正答が食い違う、いわゆる「割れ問」が出てくるんじゃないですかね。

    まあ、合格率5%クラスの試験なんて、毎年難しくて当然なのですが。

    今年落ちたらさすがに独学は止めようかなあ。

  • 重厚長大なアレンジレシピは要らない

    即席麺やカップ麺あるいはレトルトカレーなど、いつでも誰でもお馴染みのお手軽な食べ物はそのまま食べてももちろん美味しいのですが、一手間加えて又さらに美味しく食べるアレンジレシピも、今ではお馴染みになりました。

    レシピサイトだけではなくYouTube、SNSでのショート動画などで短時間に説明できるアレンジレシピは、やってみよう!と思わせるに充分な魅力があります。

    ただ、個人的には、このいわゆるアレンジレシピでも、かなりの手間暇がかかるものや、元の食品の値段をはるかに超える食材を加えるものになると、自分も試してみようという気にはなりません。

    そこまでやるならそもそインスタント麺を使わずに普通の生麺使うわ、って思いますし、まともな料理なみに調味料を揃えるくらいならレトルトである必要は無いんじゃないの、と思います。もちろん、それが良いという人もいることは理解しますし、がちで料理出来る人からしたら、それくらいのことは手間ということでもないのでしょうけれど。

    自分としては、アレンジとして追加や手を加えるにしても、安い食材で手軽にやらなきゃアレンジレシピを真似する気にはなれんなあ、ってことですね。

    ちなみに、自分が一番好きな袋麺はサッポロ一番塩ラーメンです。あれは至高。異論は一応認める。

  • 労働力と引換にするのはやりがいではなく金銭であるべき

    人材派遣を人身売買のように批判する意見があります。

    まあ労働力の中抜きとしては紛れもなくそうなのですが、一応は法律的に認められている業態です。

    労働基準法6条には
    「何人も、法律に基づいて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。」
    とありますように、本来は駄目だけど社会のため法律で認めますよ、ということです。

    人材派遣業は功罪相半ばするというか、もしかしたら罪の方が大きいのかも知れませんが、派遣会社だけに罪をなすりつけるのも問題であり、根本的には労働者による労働の提供とはなんなのか。

    人材派遣業について、労働者を物のように扱うとか言われますけれど、労働の対価に消費税があるのがその一因ですかね。それはあくまで税制の問題でありますが。

    派遣業を擁護するつもりはないが、派遣業の隆盛によって、そもそも企業は労働をお金を払って労働者から買っているのだ、ということに気付かせた功績はあると思います。

    何をどう言いつくろうと、企業は労働という商品を買って事業を行っているのです。

    派遣社員だけではなく、正社員だろうとパート・アルバイトだろうと、労働の対償として給与・報酬を渡しています。

    「労働市場」という言葉があるように、労働は商品です。市場に存在する商品である以上は、需給関係によって価格が決められるべきであり、質が高ければ単価も高くなります。供給量が多すぎれば価格は下がります。

    その現実から目を背けて、やりがいやアットホームの言葉の下に、長時間労働やサービス残業で単価を安く、あるいはゼロ円で搾取している企業は、労働市場における原理原則を無視していると思うのですが、概してそういう企業って安売りの原資を労働力の安買いに依存しているのですよね。言い換えると、価格を下げて競争力を得るために、働く従業員の給与を安くしているということです。

    労働力を提供する側も、自分の労働に値付けをするなら高くするべきで、やりがいがあるから安くていい、というのは良くないのです。多分に、企業側はそんな思いに感謝しません。

    こういうことは解禁された人材派遣とか関係なくて、日本企業や日本社会の根本的な問題なんでしょうね。安い労働力に依存している企業は、労働市場における供給不足になってくると成り立たなくなるでしょう。

    移民を受け入れれば、と経営陣は思っているかも知れませんけれど、本当に移民が来たい国なのかというと多分違うんじゃないですかね。しばらく前にバイデン大統領が何故か、日本を中国・ロシアと同様に移民を受け入れないゼノフォビア扱いと批判していました。さすがにそれは言い過ぎだろうと思いますが、日本は移民がすぐに馴染めない国であることは確かです。

    逆に移民が上手く入ってこず、労働市場における需給によって人件費が高い方に振れていくのなら、日本の労働者にとってはいい話なのですが、企業経営者はボロクソに批判するでしょうね。時給100円理論を掲げていた某巨大アパレルの社長さんとか。今さら資本家と労働者の対決を煽る気はありませんが、そうなったらいよいよ完全に昭和から続く日本型経営が終焉を迎えることになりますかね。

  • 世界が完全に二分されたら平和になるのでは?

    20世紀後半を語る上で欠かせない「東西冷戦」については、これがあって良かったという人は非常に少ないと思います。むしろいたら珍しすぎますが、ただ、朝鮮戦争終結後は東西両陣営間の直接の戦争や紛争はありませんでした。内戦かつ代理戦争となったベトナム戦争はありましたが。

    社会主義・共産主義陣営と民主主義・資本主義陣営に世界が分断されたとは言うものの、実際に分かれていたのはヨーロッパ・北米・東アジアだけであって、それ以外の地域は第三勢力扱いとなっていました。世界史の教科書でお馴染みのバンドン会議はアジア・アフリカ会議という名前でもあり、アフリカと極東除くアジアと南米各国は、東西冷戦時に直接的には関わりを持たないという建前がありました。

    東も西も正しいとは言えない、むしろ特定の陣営に属さない非同盟こそがあるべき姿だ、という意見もあるものの、実際には非同盟諸国間でも20世紀後半にはいくつも戦争がありました。バンドン会議を推進したはずの中国とインドが中印国境紛争や、印パ戦争、イラン・イラク戦争もそうです。

    また、その一方で東西陣営の片方と、非同盟国家との戦争もありました。フォークランド紛争、ソ連のアフガン侵攻もそうです。4次にわたる中東戦争も同様です。

    東西陣営内での戦争が、中ソ国境紛争(ダマンスキー島事件)、ハンガリー動乱、チェコ侵攻などありましたが、いずれも大戦というほど規模は大きくありません。

    もしかして、アメリカ一強の冷戦後よりも、冷戦時の東西二分時の方が平和に近かったのではないかとも思ってしまいます。もちろん実際には大小様々な戦争・紛争があったのは事実ですが、冷戦が世界の平和を脅かす、という理屈は、冷戦終結後の35年を見てきた人には納得出来るわけがありません。

    現代は再び世界が欧米諸国と中国ロシアなどに二分されそうだと言われているが、完璧に二分されたらかえって平和になるかもという思いもあります。

    実際、今現在、ウクライナではロシアと欧米各国の代理戦争状態でもあり、かつての朝鮮戦争のように国境を分割しての和平もあり得なくない状態です。スウェーデンが中立を捨ててNATOに加盟したように、ロシア周辺国は防備を固め、ロシアとの緊張状態が始まり、冷戦の準備が進んでいます。積極的にロシアを味方するのは、ベラルーシ、イラン、中国、北朝鮮くらいでしょうけれど、アフリカ諸国も切り崩されていて、次に起こり得る冷戦時は本当に世界が二分されるかも知れませんし、それによってかえって戦争が行いづらくなるでしょう。

    ただし、冷戦に基づく平和は正しい平和だとは言いがたい。冷戦によって様々な制限や不幸も起こり得ますし、あるよりはない方が良いのは確かです。

    古の賢人キケロの言う、最も正しい戦争より最も不正な平和を望むのか。不正に基づく平和を許容出来るのか。

    せめて、最も不正な戦争が続く時代にはならないでほしいのですが。

  • トップを名乗らないトップの歴史

    子どもの頃、当時まだ存在していたソビエト連邦のトップが
    ゴルバチョフ「書記長」
    という肩書きだったのが疑問というか、ややこしいなと思いました。

    その国の政府のトップの役職名としては、日本は首相もしくは総理大臣ですし、アメリカやフランスは大統領です。大統領と首相のどちらに実質的な権力があるかは国によって異なりますが、大統領・首相がいる国はそのどちらかが最高権力者です。

    しかるに、共産主義国家には首相はいても大統領がいませんし、首相も権力的には中間管理職です。共産主義国家において最高権力者は共産党のトップです。

    その共産党のトップにしても、党首といった明らかにトップだなと感覚的に分かる職名ではない「書記長」が最高権力者であるのは、知らない人にとってはややこしい話です。中国の場合は「総書記」になりますが、理屈は同じです。ちなみに書記長がトップになる先駆けはスターリンだそうです。

    トップを名乗らずに権力を掌握するなんて姑息な!と言いたくなるところですが、「書記」のような書き物、署名などに由来する権力者の職名というのは、歴史的に見ると先例も存在します。

    日本の鎌倉時代の最高権力者であった執権も同様で、元は記録所のトップを意味していましたが、後に将軍の首を簡単にすげ替える幕府の実質的最高権力者の職名になりました。

    古代中国でも文書の管理をする尚書(あるいは尚書令)という役職が、実質的な宰相の役割を持っていた時代もあります。

    平和な国なら「書記」がトップになれるでしょうが、そうでない国は軍隊での階級が肩書きになることもあります。カダフィ大佐はその代表例ですね。

    そう言えば、北の将軍様は共産主義国家なのに軍事上の職名なんですよね・・・。まあ、将軍も別に正式な肩書きではないですが。