平繁無忙の何でも書くブログ

  • 人の上に立つと人の顔が見えなくなる

    人の上に立つ仕事や業務、立場は大変なものです。求められる質も量もアップしますし、プレッシャーだってあります。いわゆる管理職、そのさらに上の立場に行けば行くほど、難しい仕事になります。

    人の上に立ち、大所高所の見地からアレコレ考えるのはもちろん大切です。大切というか、そういう立場の人がいない組織や団体はほぼ存在しないでしょう。3人いれば派閥が出来るといいますが、ずっこけ3人組みでもない限りは、少なくとも役割や立場の違いは出来てきます。

    「人の上に立つ」というのはあくまで慣用的な使い方の言葉であって、物理的に実際に3メートルとか10メートルとか高い場所から見下ろしているわけではありませんが、立場がその人の目線や考え方に及ぼす影響は、物理的なものに近いように思えます。

    高いところから下を見下ろすような立場にいる人にとって目に映るのは、自分に媚びを売る上目遣いをする人か、意気軒昂と胸を反って顔を上げている人だけです。困り果てて、疲れ果てて俯いている人の顔は見えません。かくして、人の上に立つ人は困っている人、弱っている人のことを理解出来なくなります。

    あくまで比喩的な「人の上に立つ」人ですが、実際に社会的地位が高い人にとって、地べたを這いつくばるように必死に生きている人のことを正確に理解するのは難しいでしょう。存在することは知っていても認識は出来ないかも知れません。

    だからこそ、大人が子どもの目線に合わせてしゃがむように、人と同じ地面に立って真っ正面から人の顔を見ることが重要です。ただ、これも低い視線一辺倒ですと、自分の視界に映るのは、自分と同じ目線で見つけられる、全体から見ればごく一部の人だけです。そしてそれが全てと思い込んでしまいます。はるか遠くに全く異なる人たちがいることに気がつけず、大所高所にいる人からすれば近視眼的な奴だとみなされます。かくして、組織の上層部と現場の人間の意見が食い違いが発生します。

    こういった二つの視線の食い違いは、組織論としてはよくあるものでしょう。トヨタ自動車の豊田章男社長は現場大好き・車大好きですし、先日退任を発表したスズキ自動車の鈴木修会長も現場を大事にしていますね。もちろん、一般庶民にはそういう姿が好ましく思えて、称賛されやすいという下駄があるでしょうけれど。

    現場から超越してひたすら役員・取締役としての業務に専念する人だっているでしょうし、それで経営が上手く行くのであればそれも称賛されるべきでしょう。

    ただ、従業員に「経営者意識・目線を持て」と要求する企業や経営者や評論家とかコンサルとかいますけど、従業員側が自主的にその意識を持つのは大賛成ですが、上から押し付けるものでもないでしょう。だったら、経営者も第一線の現場意識を持って、給与も勤務体制も業務内容も最前線のアルバイトと同じようにすれば、他の従業員もすんなり経営者意識を持つようになるんじゃないのと混ぜっ返したくなりますね。

  • 誰でも快適に動画配信を楽しめる時代はまだ遠い

    コロナ禍により観客を詰め込むコンサート・ライブ・イベントなどが出来なくなり、その一方で対策としてそれらのネット配信が昨年から急増しました。有料のものも無料のものも、有観客のものも無観客のものもありますが、そのイベントでは演出上、紙吹雪とか小さな物体が大量に並んだり散りばめたりすると、デジタル動画配信の天敵となります。動画圧縮のアルゴリズムからすると、どうしてもそういう演出の動画を綺麗に映し出すのが苦手であり、ノイズとの戦いとなります。

    もちろんこれは最近始まった戦いでもなく、現在、テレビだろうとインターネットだろうと動画を見るのは全てデジタル技術で成り立っています。ウェブ経由のストリーミング配信がデジタルなのは当然ですが、テレビもデジタル化したことでMPEG2フォーマットにて地上波も衛星放送もデジタルデータで送信されています。

    アナログ放送からデジタル放送に切り替わった通常のテレビ番組でも、見ていると紙吹雪が出てきてノイズまみれになってしまうことがあります。デジタル放送は以前の規格(古いと言うほどではありませんが)で成り立っていて、かつ配信のためのビットレートが決まっています。サブチャンネルはぐっと下がるので画質が悪くなりますが、どのテレビで観てもビットレートは同じです。もちろん見ているテレビのサイズ、圧縮データの復号の技術に関するメーカーごとの差異によって、実際に見た場合に異なって見えることもあるでしょうけれど、SHARPのテレビと東芝のテレビで受信するデータ量(あるいはビットレート)が異なることはありません。

    個人的には、紙吹雪演出はテレビでは止めてほしいと思うのですが、未だに普通に行われています。放送時にどのように映るかということも考えると無くした方が良いと思いますけれど、制作側からするとそういうものでもないのでしょうかね。

    テレビ放送では条件が限られているので、画面を通して感じるイライラもせいぜいその程度ですが、ネット経由のストリーミング配信ですとビットレートが視聴者によって(通信環境・状態によって)異なります。デバイスも異なりますので、見る人の環境によってノイズや配信の快適さが異なります。

    この辺はもっとどうにかならんものか、と思ってきましたがあまり変わりませんね。デジタルテレビ放送で採用されているMPEG2は、DVD-Videoへの採用で一気に普及しましたが30年も前の規格です。ネット経由での配信用に規格が決められたのがMPEG4で、現行のストリーミング技術はここから生まれています。

    MPEG4にしても90年代の産物ですので、もっと抜本的にがっつり新しいテクノロジーが生まれて、少々通信状況が悪くても綺麗に見える規格が出来て欲しいものです。

    あるいは、5Gや6G、また有線でのネット回線のさらなる高速化によって通信速度だけを強引に引っ張り上げて高いビットレートで配信してしまえば、ノイズもほぼ減らせるはずです。そんな超々高速配信規格とそれを苦も無く再生出来るデバイスが出来上がれば、こんな願いも不要になるでしょう。ただの力技ですが。

    ネットの速度がどこで遅くなるか把握するのは難しいものです。画期的な配信技術が出来るか、超高速の通信技術とデバイスが一般に普及するかするまでは、配信を楽しみたい人が
    ・自分の使っているデバイス
    ・自宅のLANケーブル・Wi-Fiの速度
    ・自宅のルータの性能
    ・プロバイダのプラン
    ・回線種別
    ・プロバイダ・回線業者の混雑具合
    ・コンテンツ配信サーバと回線業者の間の通信速度
    といった様々な原因によって思うような快適さを得られない配信でイライラしてしまう時代が続くのでしょうね。

  • 異端や悪党による反脆弱性

    中世キリスト教社会における異端は、ローマカトリック教会の意にそぐわぬ思想の持ち主が押し付けられたレッテルでした。ここで重要なのは異端は他宗教ではなく、あくまでキリスト教の内部におけるはみ出しものを意味することです。

    完全に異なる考え方の異教徒とももちろん長年争っていました。具体的にはイスラム教ですが、大航海時代を迎えて南北アメリカ大陸やアフリカ、インド、東南アジアに進出していく中で当然、ヒンズー教や仏教や現地宗教と対立もしました。しかしそれらは異端とは言いません。

    分かりやすいのは魔女裁判でしょうけれど、宗教改革を唱えたマルティンルターやそれ以前のヤンフスらもカトリック教会から見れば異端です。

    カトリックとプロテスタントによる宗教戦争ではヨーロッパのほぼ全域で多くの被害をもたらしました。犠牲も多かったもののキリスト教がその後も存続し続ける原因にもなりました。プロテスタントだからこそ受け入れる人もいましたし、何より、プロテスタント的な考え方、個人の努力で富を増やして成功するという思想によって多くの先進国の繁栄が築かれました。

    カトリックにしても反宗教改革によって内的な反省と改善が生まれ、イエズス会などの欧州域外への布教が盛んになり、現代でも中南米や一部のアフリカ、フィリピンなどカトリックが中心の国があります。もちろん、カトリックから見ての成功であって、その過程で失われた在来民の命や文化はまた別の問題があります。

    ともかく、キリスト教は異端の取り扱いが100%排除出来なかったからこそ長く続いているとも言えます。完全に純粋無垢な一つの思想しか無ければ寿命も短かったでしょう。

    翻って中世日本社会では悪党という集団がいました。中央の統制に従わない人や組織のことを表しますが、「悪い」「悪人」「悪事を働く者」という意味はありません。朝廷や幕府に連なる正統な権力支配に逆らう集団を悪党と呼んでいました。

    その悪党も立場が変われば正統になり、鎌倉幕府に対する悪党が後醍醐天皇に味方して倒幕が実現しました。武力集団だからと言って必ずしも幕府の管轄にいるとは限らず、武力に対する武力としての存在が、鎌倉幕府(北条得宗家)の独裁支配を打ち破ることになったのです。

    どんな時代・社会でも中央・中心・正統という存在が持つ、常識・普通・一般の考え方から外れて嫌われる人はいます。メインステージからそういう人が除けられるのはしょうがないとしても、完全に排除するか社会の周縁部に残して取り込んだ形にするかによって、その社会や組織が長続きするかどうかが変わります。

    異なった考えを持つ「変な奴」をどれだけ、いつまで抱えておけるかが、国や組織の耐衝撃性、反脆弱性になります。言い換えると、一つの考え一辺倒だとそれが機能しなくなったらたちまち終わります。

    以前、こんなnoteを書いたことがあります。

    https://hrsgmb.com/n/n662cf70553f9

    異端・悪党のような反体制がいない一枚岩は、その特徴が故に脆いという理屈ですが、対立によって多少の不安定さが生じても、そのメリットの方が長期的に見れば大きいです。

    だからこそ思想的純粋性を強要する今の中国には未来の長大な発展を期待できません。人口が多いからこそ中進国レベルになるまでは成長するでしょうけれど、何かでつまずいたら立ち直れるでしょうか?

    多様性ポリコレ原理主義のようになっている西側諸国でも似たようなものかも知れません。多様性と異端・悪党は多分異なります。多様性は組織が乱立するものであって、一つの中に対立概念があるわけではありません。

    さて、もちろん日本でも問題はあります。かつての戦時中、鬼畜米英、忠臣愛国を唱えて反対すれば憲兵に連行されていた時代の記憶は遠くなりました。

    平和な時代に平和を唱えても逮捕されたり処刑されたりすることはありませんが、戦火の中で平和を唱えるのは命懸けです。

    今の日本を中心で動かしている人が現実的に戦争を仕掛けるとは思いませんが、もしそうなったときに異端・悪党になる覚悟は持てるでしょうか?

  • 「将を射んと欲すればまず馬を射よ」=「五輪を中止せんと欲すればまずスポンサーを止めよ」?

    ここまで来ても通常開催の方針を変えないのですから、多分、東京オリンピックは普通にやるのでしょうね。それこそアルマゲドンでも起きない限り。

    個人レベルで出来る感染対策などはたかが知れています。いつの間にか感染しているかも知れないのですから。こんなことを言ってはダメでしょうけれど、自分が住んでいるのが大阪で良かったと思わざるを得ません。

    開催するにしてもせめて、無観客にして、報道陣もテレビ・ネット中継関係者に限定して、ぞろぞろ選手に付いてくる関係者も一人当たりや国当たりで人数を制限するとかすれば、まだ理解出来なくはないのですが。

    ワクチン接種を先にする案もありますが、五輪に関わる全選手・全関係者が先に接種しきれるものでしょうか。それとも日本だけではない話です。

    2週間の隔離も免除されたら、五輪関係者は門前払いするような店や施設が出てきたりしないのかなと心配になってしまいます。

    中止にしたら東京都や日本政府が負担しないといけない違約金が超高額、という噂もありますが、もしかしたら中止になったときにIOCが関係各所に支払う違約金の方が、前者のそれよりはるかに多いのかも知れません。昔に比べるとぶっ飛んだ放映権料、スポンサー料ですし。どこかの大富豪が立て替えたりしてくれないですかね。

    五輪開催の反対をするにしても、ただ反対を口にしたりデモしたりしたって何の効果もありません。開催しようとする人たちのダメージにはならないからです。あるいは、違約金に関わる人たちにしてみればダメージどころか逆効果かも知れません。

    尾身会長や医療関係者が五輪に否定的な見解を示すことを非難する人もいますが、そもそも医療関係者が人命を最優先にするのは職責を考えれば当然のことです。

    同じように五輪関係者や選手が開催を希望するのも立場上、当たり前の話です。

    いっそのこと反対運動は違約金を五輪組織委員会やIOCに求める企業に対して行った方が効果的なのではないでしょうかね。

    そもそもスポーツイベントのスポンサーになる企業は、商品・サービスを売るためではありますが、企業イメージ向上・知名度アップのために契約をしているはずです。

    現代のスポーツイベントはそれを支えるスポンサーが必須です。巨大であればあるほど観客個人のチケット代やグッズ収入よりも、企業などのスポンサー依存の割合は高くなります。
    「将を射んと欲すればまず馬を射よ」と言うように、五輪反対派の戦略としては、オリンピックを支える企業の方をターゲットにすべきだったでしょう。

    五輪が開催されることの方が企業にとってマイナスになる・・・と思わせれば一発逆転あるかも知れませんが、もう時間的に余裕は無いかも知れません。

    あとはどこまでワクチン接種出来るかどうかですが、五輪の一年延期は無理としても、数ヶ月延期も無いんですかね。そうなるとサッカーのプロ選手参加は無理でしょうけれど。

  • メカニカルキーボード Maestro 2S 追加レビュー

    先日、生まれて初めて購入したメカニカルキーボードのレビューを書きました。

    https://hrsgmb.com/n/ndcd1bfd9587b

    それからしばらく使い続けて、追加のレビューとなりますが、使用感は至って良好です。

    CHERRY MXのメカニカルスイッチの中でも、静音赤軸を選んだ甲斐があったのか、打鍵音も静かですし、キーの押し込みも大して力が要りません。もちろん、パンタグラフ式のキーボードに比べれば、キーストロークも押し込むパワーも必要ですが、成人男性ならどっちを使っても誤差の範囲では無いでしょうか。

    そしてもう一つのレビューの追加でもありますが、電動昇降式スタンディングデスクである、EG1を高くしたときにキーボードを使ったときの揺れの問題です。

    https://hrsgmb.com/n/ncbdd96791ba7

    以前、このnoteにも書きましたが、机を高く上げた状態で文章入力をすると、重心が高い関係上どうしても画面が揺れます。

    キーボードを叩いた衝撃が、机からモニターアームに伝わって、最終的にモニターが揺れることになります。

    以前はパンタグラフ式のキーボードであるAppleKeyboardを使っていましたが、ストロークの深いキーボードならどうなるだろう、と思っていました。

    そして実際、リアルフォースなどの静電容量無接点方式ではありませんが、メカニカルキーボードで試してみると・・・、

    やっぱり揺れました。

    実際に打ってみたらなんのことはない、パンタグラフ式のキーボードと変わらないか、むしろ揺れが激しくなったような気がしないでもありません。

    まだ、自分のタイピング時に力を入れすぎているのか、慣れていないからかも知れませんが、揺れの問題は気にしないようにした方がいいみたいです。

    ただ、タイプしたときの指の感触は非常に良いので、このキーボード自体には本当に不満はありません。立っている状態でそんなに大量の文章を書くこともあまりありませんし、まあトータルでのテレワーク環境としては許容範囲かなと思います。

    このMaestro 2Sは幅を狭くするためにちょっと特殊なキー配列になっていますが、テンキーのゼロが通常より右に一つズレているのは、早くも慣れました。十字キーも独立していますし、右手が関わるところは大丈夫です。

    むしろ、このキーボードの特色でもある、Fn+Enterで入れるMacモードの方が使いづらかったです。ファンクションキーでのカナ・英数変換が出来ないし、Deleteキーも使えなくなります。FnもしくはCmdでのショートカットになりますのでちょっと不便。

    結局、Windowsキーモードで使い続けています。漢字・英数の切替が、変換・無変換キーで出来なくなりますが、Win+Spaceで出来ます。

    この辺は、カナ・英数変換と、漢字・英数の切替のどっちを優先するかで選ぶことになりますかね。

    トラックパッド・テンキー付きキーボード・マウスを並べないといけない変な人にとっては、結構いいキーボードだと思います。というかかなり一択に近い状況ですよね。

  • 2021年6月2日J1リーグ第19節湘南ベルマーレ対ガンバ大阪DAZN観戦の感想

    昨日、ガンバ大阪が暫定だった松波監督の正式な就任を発表しました。

    https://www.gamba-osaka.net/news/index/c/0/no/12413/

    大岩氏との交渉決裂もあってのことであり、結局は内部昇格になってしまった上に、2012年に降格した時の監督(原因は他に山ほどありましたが)だったこともあって、賛否両論というかどちらかというと否定的な意見の方が多いでしょう。

    ここ2試合勝ったとはいえ内容はあまり良くありませんし、上位チームだったわけでもありません。J1残留を最優先に考えるのなら、言い方は悪いですが天皇杯・ACLで7試合を調整にも使えるのですから、時間が無いわけでもありません。

    まあ何と言うか、何とも言えないと言うか、様々なチーム事情・クラブ事情があってのことではありますが、「あ、結局そうなるのね」とは思いました。

    松波監督は2012年では攻撃は申し分ないが守備がダメなチームを任され、今年は守備は良いが点が取れないチームを任され、程々の状態で監督になれないのは可哀想だとは思います。

    ともかく、このまま戦うしかありません。先のことやタイトルのことを考えている余裕はありません。

    3連勝をかけた試合の対戦相手は湘南ベルマーレ。14位ですが得点も失点も少ない、今のガンバと似ている成績です。

    対するガンバは代表ウィークの最中ということもあって、昌子・ヨングォンのセンターバック2枚が不在という苦しい編成です。高尾が3バックの右に入るかと思いきや、残る唯一の選択肢であるルーキー佐藤が3バックに入りました。

    アウトサイドは右に小野瀬、左に塚元。塚元は3連戦ですが大丈夫ですかね。徳島戦と菅沼・佐藤以外は一緒です。血迷って4バックにしてきたらどうしようと不安がありましたが良かったです。

    前半始まって確認してもやはり3バックです。
    佐藤 菅沼 三浦
    の並びですね。

    9分には東口のキックからパトリックが宇佐美にスルーパスを出すも決めきれず。今日最初のチャンスでした。ただ、どちらかというと湘南ペースで進んでいます。

    お互いに激しく当たる守備はするものの、ガンバの左サイドを攻略されてクロス、というシーンが続きます。宇佐美・塚元・佐藤の左サイドと、倉田・小野瀬・三浦の右サイドを比較しての選択なのかどうかは分かりませんが。

    お互いに決め手を欠くまま飲水タイムに。

    前節では飲水タイム後にペースもムードも変わって得点出来た感じでしたが、今日もそうなるでしょうか。宇佐美が佐藤に対して指示かアドバイスを出しているシーンがカメラに映りました。この2試合、攻撃面でも得点につながるパスで貢献していたヨングォンの代わりに入った佐藤には負担もプレッシャーもあるでしょうか。

    28分には湘南のロングスローをクリアしきれずにシュートを打たれ、ポストに当たって助かりました。

    ガンバはこの3戦、去年までの戦い方に大まかには戻しているように見えます。相手にボールを持たれても最後で防ぐのと、攻撃はそれほど細かくパスをつなぐこと・ポゼッションにはこだわらないようなやり方です。

    前半はスコアレスで終了。ガンバはある意味、後半勝負で良いと割り切れているかも知れません。

    ガンバはハーフタイムで塚元から高尾にスイッチ。疲れもあってか置いていかれるシーンが多かったですからね。小野瀬が左サイドに回りました。

    後半もお互いに様子を探る、というか、お互いにシュートまで行かないか、シュートが枠内に飛ばない状況です。

    60分にガンバはパトリックに代えて前節2得点のレアンドロ・ペレイラを入れます。後半はほぼチャンスが無いため、一発のカウンター狙いくらいしか手が無くなってきました。

    飲水タイムまではずっと湘南ペース。それでも失点していないのは救いです。

    74分に宇佐美・倉田から一美・奥野に交代。チャンスの数ではこの3連戦で最も少ないですね。

    交代後は少しガンバが湘南陣営で持てるようになりましたが決定機は生まれず。

    88分にはカウンターからクロスが流れたところをシュートされるも東口がブロック。

    91分に井手口に代えてウェリントン・シウバを投入しました。このまま0−0での引き分けではなく、勝ちを狙っての交代ですね。

    93分には右サイドからのクロスをガッツリ合ったヘディングシュートされましたが東口の正面。

    ラストプレーはウェリントン・シウバの当たり損ないのシュートで終わって試合終了。お互いに決め手を欠いた90分となりました。

    チャンスの数で言えば湘南の方がもったいない引き分けだと思います。ガンバは2試合連続の中2日、かつ昌子・ヨングォンを欠いての試合であることを考えると、勝ち点1は悪くはありません。ただ、赤の他人から見たら凡戦でしょう。

    攻撃面での質の向上を考えると、一部報道にでたヤット復帰もあり得なくはないかも知れませんが、そのために一枚中盤のポジションを使うなら、前線かバックの枚数を減らすことになります。フォーメーションを考えるとヤットの置き所はかなり悩む気がします。

    ともかく、次の天皇杯まで2週間空くので、もうちょっと攻撃面での改善がされるように期待するしかありません。

  • 日頃のお金の使い方と非常時への備えが対立構造だと非常時に破綻する

    以前にこんなnoteを書きました。

    https://hrsgmb.com/n/ncb9a4145b657

    これはあくまで個人レベルの話として書いたのですが、たいていの場合、欲望には限りがありません。

    もちろん法的に問題ない形で儲けるのであればどうしようもありませんし、儲けたお金を使って社会に還元されるのであれば悪いことではありません。

    ただ、儲ける以上に使って借金をするようになると周りに迷惑もかかります。

    そして難しいことに、収入が多い人、売上が多い組織が貯えを十分に行って借金をしない、という方針を持っているとは限りません。一般平均よりもはるかに多額の収入を得ているのに、それ以上に浪費をして破産する人はちょくちょくいます。芸能人とかプロスポーツ選手とか、あるいは大企業の経営者とか多分、実例はいくらでも挙げられるでしょう。

    そしてそれは個人だけではなく企業や団体でも同じで、売上が莫大な企業だからといって利益が莫大になるとは限りません。図体が大きければそれだけ動くお金も大きくなります。そして事業が上手く行かなければ赤字の額も莫大になってしまいます。

    企業会計上の赤字がすぐに資金不足になるとは限りませんが、いざという時の備えが出来ていなければそのうち破綻します。

    プロスポーツ企業は売上・利益の他にスポーツの結果も求められる難しい立場です。売上や利益が増えて黒字になったとしても、肝心のスポーツの結果がダメだったら批判されます。逆に、先に赤字を覚悟してでも投資して、スポーツの結果が良ければ後から賞金・入場料・グッズ販売などで賄えるケースもあります。

    ですので、当然ですが投資を増やしたのに結果が伴わないととんでもない負債を抱える事態が生じます。

    https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202105190000502.html

    スペインの巨額赤字クラブといえば、個人的にはレアルマドリーの方が印象が大きいのですが、バルサも現状は非常に厳しいようです。

    FCバルセロナといえば、入場料(ソシオ)の収入や国内リーグ、UEFAチャンピオンズリーグの賞金と放映権料、グッズ販売などで世界トップクラスの収入があるはずです。スペイン国内のみならず世界中のファンからの収入もあるはずなのですが、それ以上に人件費もかけてしまっています。

    もちろん、このコロナ禍は予想外のことであり、同情すべき面もあるでしょう。内部留保を抱えるくらいならその分もっといい選手を取ってこい、というファンからの圧力も世界中からあるでしょうけれど、バルサと同じような経営をしていたら他のクラブは全部潰れているはずです。

    結局は、日頃のお金の使い方と非常時への備えが対立構造にあるか、包含関係にあるかの考え方の違いなのだと思います。

    いざという時の備えを毎年残すよりも、最大限強化(トップ選手だけでなくアカデミーも含めて)に費やす方がいいと考える人は、備えは無駄なお金だと思っているでしょう。

    逆に、収入・利益の一部を非常事態の備えとして残しておくのは毎年の事業運営として当然のことだと考える人は、非常事態が起きた時にいきなり破綻の目の前にさらされることはありません。ある程度の余裕を持って対応出来るはずです。

    バルサも宵越しの銭を持たないような暮らしをしてきたかは知りませんが、脆弱なバランスの財務体制だったのでしょうね。ライバルのレアルマドリーは問題ないみたいですし。

    https://www.realmadrid.com/ja/news/2020/12/02/real-madrid-c-f-closes-the-2019/20-financial-year-with-a-positive-result-of-313000

    ただひたすら貯えを増やせばいい、お金を使うのは間違いだ、とはいいませんが、使えるお金の限界は決めておかないといけないのは、数百万円の収入の個人でも、数百億円の収入があるバルサでも同じなのでしょう。

  • iPhoneの21:9比率化はいつ頃になるでしょうかね

    SONYがちょっと前に、新たなスマホを発表しましたが、フラッグシップモデルのXperia1 Ⅲはさすがのスペックですね。

    https://xperia.sony.jp/xperia/xperia1m3/

    Apple、Samsung、HUAWEI、Xiaomi、OPPOといった世界的なスマホシェアを持っている各企業の最上位機種と比べても遜色ありません。値段はともかく。

    このXperia1に限らず、最近のスマートフォン、特にスペックが高目の機種では、動画撮影・再生・編集を意識しているためか、従来よりも縦長(長い方がさらに長く)になってきています。

    今、大半の配信動画は16:9になっているため、再生するデバイスもたいていは16:9でした。

    パソコンやテレビのモニターも、スマートフォンも16:9が多かったのですが、スマホには21:9や19.5:9といった、2:1よりも縦長の比率になるものが増えてきました。

    モニターも、ウルトラワイドHDなど、横長のモニターもかなり増えましたが、これは動画再生のためと言うよりも、複数のアプリケーションを同時に使用するためか、FPSやフライトシミュレータなどの3Dをフル活用出来るようなゲームのためで使うケースが多いはずです。

    スマホでももちろん、ゲームや複数アプリ同時利用(iPhoneはまだ無理ですが)の用途がありますが、シネスコサイズの動画にとっては、21:9のアスペクト比のスマホは相性抜群です。

    Androidでは21:9の端末がそこそこ出回っていますが、iPhoneはホームボタンが無いモデルでの19.5:9が最も縦長比率のモデルとなります。

    iPhone陣営・Android陣営がこの10年以上に渡って繰り広げてきた歴史を考えると、iPhoneもいずれはこの比率のモデルを出すと思います。

    スマホの歴史で言えばiPhoneがスペック・使いやすさでは先行していましたが、私個人の感覚でいえばNexus5が出た頃にAndroid端末としても追いつき、コードネーム:キットカットのAndroidOSでほぼ、iOSと大差ない使用感でした。

    その後は切磋琢磨というかパクり合いというか、お互いに良いところを取り込んでいった両陣営ですが、大画面化はAndroidが先行しiPhoneが追いかける流れが続きます。

    カメラ性能もAndroidが先行し、iPhoneが追いかけ、今ではハイエンドなら大差ないというか、多分世間一般の人が使いこなす分にはオーバースペックなレベルにまでどちらも到達しています。

    画面サイズに話を戻すと、アスペクト比もいずれはiPhoneも21:9になるのではないかと個人的には睨んでいます。タイミングとしては、今の上部ノッチを無くすことが出来る、インカメラを画面下に埋め込む技術を採用した時でしょう。

    国内で簡単に手が入るモデルで言うと、RakutenBIGがこのフロントカメラ内蔵ディスプレイを搭載しています。

    https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/smartphone/rakuten-big/

    RakutenBIGのレビューを色々見てみると、この仕組みのフロントカメラにはやはりデメリットもあるようですが、そういう問題をクリア出来れば、iPhoneに限らずどこのメーカーだって採用してくるでしょう。

    ノッチ、水滴、パンチホールはやはり目立つというか全画面表示時に表現に制限が生まれてしまいますし、だからと言って一部のAndroid端末が採用している、機械的なギミックでインカメラが出てくるスマホはそれはそれで面倒だし故障のリスクも増えます。

    ミドルレンジ、ローエンドの端末まで全てではないでしょうけれど、いずれはハイエンドモデルは、ユーザー体験において圧倒的に優れているインカメラ内蔵ディスプレイになるんじゃないでしょうか。

    個人的には軽くて小さなスマホの方が良くて、別に縦長のスマホを望んでいるわけではないので、もっとバリエーション豊かになってほしいものです。

  • 2021年5月30日J1リーグ第17節ガンバ大阪対横浜FC戦DAZN観戦の感想

    木曜の試合で久し振りの勝利を飾ったガンバ大阪は、中2日で横浜FCとの試合です。横浜FCは中3日なのでコンディション的には不利ですが、2試合ともホームゲームなのは救いです。何より精神面がかなり良くなっているはずです。

    宮本監督解任時の理由の一つに挙げられていた、メンバーが固定できないことについては賛否両論あるでしょうけれど、何とかまとまってきたように見えます。それよりも3バック採用の方が大きかったとは思いますが。

    と思っていたら今日のスタメンは前節と大幅に変わりました。やはり中2日のコンディションの問題が大きいと松波監督が判断したのでしょうね。3バックには三浦ではなく菅沼、中盤も前節はサブだった高尾・チュセジョン・奥野が入り、FWもレアンドロ・ペレイラとウェリントン・シウバです。東口・昌子・ヨングォン・矢島・塚元が連続出場です。

    対する横浜FCにはサブに昨年までガンバにいた渡邉千真がいます。

    前半開始。前節は高い位置での守備が効いていましたが、このメンバーでそれが出来るかどうか。序盤は横浜FCは積極的にガンバDFラインの裏を狙ってきます。

    序盤、むしろ低い位置でボールを奪われるのはガンバの方で、守備から攻撃への切替時に取られることも続きます。初めての組合せの選手もいるでしょうし、なかなか距離感が良くないですね。

    それでも時折、前にいるペレイラがボールを持つと決定機寸前にまでは持っていけますので、あと少しにも思えます。前節ほどボールを持たれているわけではないですが、どっちかというと横浜FCペースでしょうか。

    シウバはかなりチェックに行きますね。逆にペレイラがほぼ追わない。指示でそうしているのなら仕方ないですが、どうなんでしょう。

    飲水タイムで整理できたのか、直後からはガンバが攻めるシーンが増えました。

    32分、シウバとペレイラで突破して最後に中央からセジョンがフリーでシュートを打ちましたが左に外れました。ここまでで一番良い形の攻撃だったのでもったいない。

    直後にGK南からのボールをつながれて一気にシュートまで持っていかれるも東口のファインセーブで助かります。毎試合のように助けられているので、もはや東口の良いプレーに麻痺し始めている気がしますが、やはり素晴らしいGKです。

    37分にはセジョンのFKにシウバが頭で合わせますが惜しくも外れました。前半の後ろ半分は内容は悪くありません。

    なかなか決定的なところまでは行かないなと思っていたら、39分に相手DFの緩慢な処理を突いた塚元がファウルを受けてPKゲット! 吉本新喜劇みたいな倒れ方でしたがダイブではなくファウルの判定がVARでも出ました。

    これをレアンドロ・ペレイラが読まれるものの決めてついに今シーズン初得点です。先制点は塚元の努力のたまものでしたが、ガンバ側の飲水タイム後の修正に対して横浜FCの対応が遅れたのが遠因でしょうね。

    前半はこのまま終了。

    流れの中でセジョンの長めのパスがバシッとは合わないですね。FK・CKは味方に合わせてシュートまで持っていけるので、動きながらのコンビネーションがまだまだです。

    シウバはボールを持って1人交わすところまではいつでも出来ます。そこで2人目3人目と囲まれるとさすがに厳しいので、周囲のサポートが連携できるようになればガンバの大きな武器になるはず。

    次いで後半開始。選手交代は無し。前節と今日の前半の流れを見ると、多分後半の飲水タイムまでは横浜FCペースになるでしょう。

    と思っていたら結構後半もボールを持てて、54分にはカウンターから抜け出したペレイラが落ち着いて流し込み2点目。今年初の2点リードの状態となりました。

    57分には東口のクリアミスからつながれてヘディングシュートまで行かれますが大きく外れて事なきを得ます。何とか無失点で終わってほしい。

    60分に横浜FCが小川と渡邉を入れてきてギアを上げてきました。こういうところで逆に隙を突いて得点出来ると本当に楽な試合展開になるのですが。

    61分にはヨングォンの縦パスに抜け出した矢島がチャンスになりましたが決められず。その後に矢島が倉田と交代になりましたので決めたかったでしょうね。

    前半の前半で横浜FCがやっていた攻撃を、むしろガンバの方が継続して出来ています。今シーズンのこれまでで一番良い形の時間帯を迎えているように思えます。

    接触プレーから冷静さが減ったペレイラと、シウバに変わって一美と宇佐美が入りました。今日のペレイラは高い位置でボールを持てたときのキープはさすがでした。シウバは宇佐美やパトリックとのコンビも見てみたい。

    76分には倉田が倒れている状態で攻められ続けて、エリア内でのシュートを浴びましたが何とかブロックしてしのげました。ちょっとこの時間帯は守備が攻撃が続かず、守備も後手に回っています。

    79分にはCKからのこぼれ球をシュートされるも東口が触ってポストに当たって、リフレクションは相手がシュートミス。かなりギリギリの局面になってきました。こういう時に前線でボールをキープして時間を使えると助かるのですが……。

    85分はCKを東口がキャッチしてからのカウンターで、最後は一美がシュート。久し振りにフィニッシュまで行けました。

    93分に前で宇佐美がロングボールを巧みにワンタッチで落として、走ってきた奥野が南との一対一になりますがトラップが流れて失敗。J1初得点の絶好機だったのに。

    そして試合終了。今年初の連勝、そして2点差での勝利。ガンバにとって内容と結果を伴う試合でした。

    個人的マン・オブ・ザ・マッチは迷いましたが今日はレアンドロ・ペレイラで良いですよね。パトリックとは異なるタイプですので、戦術面で使い分けていくことになるでしょうけれど、波に乗ってほしいです。

    奥野は本職のボランチでの先発起用で良いプレーが出来ました。ガンバのアカデミー出身のボランチには、宮本、稲本、橋本、井手口と偉大な代表経験組がいて、さらに移籍組でも遠藤、明神、今野と代表経験者の歴史がつながっています。ガンバのボランチはいつでも激戦区です。攻撃はもちろん、守備も何ランクもアップさせないとそこまでいけません。今日は最後のシーンで決めていればなあ……。

    次はアウェイの湘南戦がまた中2日で水曜日にあります。今日のメンバーのまた半分近くが入れ替わるかも知れませんが、誰が出ても勝てるガンバに戻る端緒についたと信じています。まだまだ課題はたくさんありますが。

  • 歴史考証と揚げ足取り

    NHKの大河ドラマは昔ほどの視聴率を稼げませんが、それでも世間的な影響力は抜群のコンテンツです。同じNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)が明治から昭和にかけて舞台になることが多い一方で、大河ドラマはそれよりも古く、平安時代から明治維新期までがほとんどです。また、朝ドラは誰もが知る歴史上の人物を必ずしも扱いませんが、大河ドラマの方は織田信長とか西郷隆盛とか、誰もが知るような、かつ地方の英雄が主人公になることが多いので、町おこし村おこしなど自治体のネタになりやすいです。

    以前、井戸兵庫県知事だったと思いますが、大河ドラマの映像で汚いとか暗すぎるとかケチを付けたことがありました。自治体の長が公共放送のドラマの演出にダメ出しをしたということで物議を醸しました。しかし、歴史考証的には昔の部屋の中が煌々と明るかったり、建物や道が綺麗すぎたりしたら変でしょう。

    ただ、実際にあったと思われる状況を忠実に再現しすぎたらドラマとしてはまず成り立ちません。揚げ足取りで言えば、演者の誰も月代を剃って本物の髷を結うわけがありませんし、台詞回しだって現代と昔では発音だって異なります。

    江戸時代で言えば「藩」という言葉は同時代的には使われておらず、「将軍」ともまず言いませんでした。何々藩ではなく何々家とか何々侯であり、将軍様ではなく公儀や上様でした。

    この辺までこだわり過ぎると視聴者側に違和感ももたれかねません。だからと言ってナレーションやテロップで説明を入れたら興ざめもいいところです。

    そこまでではなくとも、水戸黄門や暴れん坊将軍を歴史的事実ではないと言い出す人もいないでしょう。徳川光圀が諸国を漫遊したり、徳川吉宗が町中で悪人を成敗したりするのは荒唐無稽だと非難しだしたら、むしろ非難している人の方がおかしい人扱いされます。

    ぶっちゃけて言うと、「荒唐無稽」だからこそドラマを見るのですし、フィクションだからこそ想像の翼を広げて作り手も見る側も楽しめるはずです。時代劇を見る人は歴史好きな人が多いでしょうけれど、だからと言って歴史学の勉強のためにドラマを見ているわけでもないでしょう。

    そう考えると井戸知事のイチャモンも分からなくはありません。見て楽しめるものでないと感じた率直な意見だったのかも知れません。言われたNHKや大河ドラマ関係者にしてみたらたまったもんじゃなかったでしょうけれど。

    むしろドラマをそのまま歴史的事実だと受け取ってしまうような視聴者層に問題があるのでしょうか。あるいは、歴史考証的に正しくないと大河ドラマをアレコレ批判する視聴者側の堪え性の無さに問題があるのでしょうか。

    「このドラマはフィクションであり、必ずしも歴史的事実に即した内容ではありません」
    とか、あるいは逆に、
    「このドラマはフィクションですが荒唐無稽な要素は出来るだけ排除しているため、一部の場面では視聴がしづらい場合があります」
    といった説明を、放送の前や途中や最後に何度も差し込んだ方がいいんでしょうか?

    作り話に真実を織り込むことで印象的なメッセージを伝えることが出来るのが演劇だと思いますので、何にせよドラマなんて、あるいはテレビなんて楽しんだもの勝ちだと思うのですが。もちろん、あくまで時代劇・歴史ドラマがフィクションであるという大前提があってこそです。フィクションを真実だと思う人が多ければ、ドラマの演出もやりづらくなって結局、面白く楽しめる時代劇も無くなってしまいかねません。

  • 将来的には全ての電化製品はUSBケーブル(USB PD)になるのでは?〜その2〜

    家電製品がUSB-Cで利用出来る未来がさらに一歩、近付いてきました。

    少し前に、noteに書いたのですが、いずれは低消費電力のIT機器や家電製品は、全てUSB-C接続になっていくのではないかと思っています。

    https://hrsgmb.com/n/n2af4d1cf871b

    そして、今新しい規格の仕様がまとめられました。

    https://gigazine.net/news/20210526-usb-revision-21/

    現行のUSB-PD(PowerDelivery)規格では、最大100ワットまでの電力供給でしたが、これによって240ワットまで拡張されます。

    据付の大型家電、電力を食う家電はまだまだ従来のプラグとコンセントで繋げるでしょうけれど、100Wどころか240WまでUSBケーブルでカバーできるなら、IT機器・AV機器のほとんどはそれで済みます。

    パソコンでもノートパソコン・小型のデスクトップでは十分な電力です。いわゆるゲーミングノートパソコンでも大丈夫です。残るはミドルエンド〜ハイエンドのデスクトップパソコンです。これらはさすがに240Wでは全然足りませんが、今後の技術革新によっては電力消費を抑えて高性能化ということもあり得ます。

    例えば、発売されたばかりのApple Silicon(M1チップ)搭載のiMacで同梱されている電源アダプタは143Wです。

    https://www.apple.com/jp/imac-24/specs/

    24インチの4.5K液晶込みで143Wで済むのですから、液晶表示機構を除いた本体部分は100Wくらいかも知れません。

    一般的なハイエンドのWindowsデスクトップのように、ストレージやグラフィックボードを積んでいればもっと電力消費量は多いでしょうけれど、WindowsでもArmアーキテクチャが一般化すれば、もうほとんどの人はUSBでの240W給電のパソコンで何とかなるでしょう。

    IT関係だけではなく、家電製品でも240Wまで許されれば使えるものがあるはずです。ただし、単純にワット数が必要なものは無理でしょうね。

    千葉県のパンフレットに家電ごとの大まかな消費電力が書かれていますが、やはり電気を熱に変えて利用する家電はワット数も大きいです。

    https://www.pref.chiba.lg.jp/shigen/documents/savingenergy_pamph1-2.pdf

    こういったものはUSBケーブルになるのはもっとずっと先か、あるいは変わらないままでしょう。

    持ち運ぶ、移動させることが想定される家電・IT機器であれば、USBケーブルで給電出来れば利用の幅が広がります。冷蔵庫や洗濯機、クーラーなどは一度設置したら移動させることは考えづらいですが、モバイル機器のみならず、テレビやモニター、レコーダー、扇風機、パソコン、プリンタなどはUSBケーブルと充電器さえあれば、いつでもどこにでも持っていけるように出来るはずです。

    そうなると、家庭のコンセントも数を減らしてUSB-Cが大量に用意されている未来が来るかも知れません。テレビも、パソコンも、プリンターも、扇風機も、全部USB-Cでつなげるようになります。

    もっと言えば、そもそもUSBは電力供給のための規格ではなく、パソコンに接続する様々な周辺機器を一つのケーブルで使えるようにしよう、という規格です。データ通信が大前提のものですので、IT製品もAV機器も白物家電も全てUSB-Cをつなげるとなれば、それらの機器間でのデータ送受信も可能となります。

    とはいえ、USB-Cで使える規格はいくつもあって、データ通信・映像通信・電力供給など規格に合わせたケーブル・コネクタでないと使えないので、この辺をもっと整備していかないととんでもない事故も起こりかねません。

    実際には実現するとしてもはるか先のことでしょうけれど、大容量・高速化したワイヤレス充電、空間充電が実用化されない限りは、電気を使う製品にはケーブルが必要です。全ての電化製品に太陽光充電パネルが付くのも非現実的でしょう。まだまた数十年はケーブル接続で電気を供給する仕組みは変わらないと思います。

    ドラえもんのように内部に超小型核融合発電設備があればケーブルもワイヤレス充電も不要になりますが、それこそ22世紀に出来るでしょうか?

  • 2021年5月27日J1リーグ第16節ガンバ大阪対徳島ヴォルティスDAZN観戦の感想

    各種報道でガンバのチーム状況がズタボロになっているとも出ていますが、それでも試合は容赦なく行われます。新監督の就任はおろか噂レベルもむしろ無くなってしまった状況です。大物監督狙いでじっくり交渉中なのか、誰も火中の栗を拾おうとしないのかは分かりませんが、松波暫定監督の下で敗戦が続くと、むしろ宮本監督解任が早すぎたのではないか、という声も挙がるでしょう。

    今日のスタメンにはついにキム・ヨングォンが入りました。後は若い塚元が評価されているようですが、前節では長いドリブルからの惜しいシュートもありましたし、評価は妥当でしょう。控えにはようやく高尾が戻ってきました。後は藤春待ちですね。

    さて前半。ついに3バックを選択したわけですが、去年の夏以来でしょうか? 最近は前半の早い内に失点してしまっていますので、日韓の現役・元代表の3バック+GKの守備陣でまずは無失点で終わらせてほしいところです。

    チームの戦い方からいってボール保持率は徳島が上回ります。先日のFC東京戦とは逆になりました。

    飲水タイムまでは明らかに徳島ペースでしたが、27分、左サイドをヨングォンがドリブル突破して矢島、倉田から小野瀬のクロスをパトリックが丁寧かつ確実に蹴り込んで久し振りの先制点です。非常に良い攻撃でした。というか今シーズンのガンバでは最高の攻撃シーンでした。

    その後も37分に宇佐美のドリブルシュートなど、徳島のパスをカットして素早く前に運んで攻める、という点で集中できるようになってきました。

    39分にも高い位置でボールを奪って、左サイドの塚元からシュート。この辺では中盤での守備が効いています。

    ガンバが1点リードのまま前半終了。3バックで守備が整理された感はありますが、それより何より、ゴールシーンではヨングォンの気迫を感じられました。

    さて後半。最初にいきなり小野瀬がかぶってしまい、垣田にCKをゲットされてしまいます。CKからのヘッドは大きく外れたので助かりましたが、試合への入りは重要です。このまま失点ゼロなら勝つのです。

    後半開始からは前半の前半のように、徳島がボールを持って攻める時間が長くなっています。最後のところでは自由にはさせていませんが、ボールを奪った後がやはり前半の前半と同じように上手く行きません。

    65分に矢島に代えて奥野を投入。どっちかというと守備的な意図を感じる交代です。

    その直後にエリア内に侵入されて三浦が宮代を倒してしまいPKを与え、岩尾に決められて同点にされました。

    まだ同点ではありますが追い詰められてきた感覚になってしまいます。その後に宇佐美にチャンスが来て左足でのシュートを打つもブロックされました。

    飲水タイムを挟んでどうするか、というところですが、メンバーは代えず。右サイドの小野瀬のクロスがクリアされ、ダイレクトで蹴ったボールが高く上がり、パトリックが上福元と競り合ってこぼれ球を宇佐美がダイレクトで綺麗にボレーシュートを決めました。

    決めた宇佐美が驚いていましたし、私もパトリックが完全にオフサイドだろと思いましたが、徳島の左サイドで選手がギリギリ残っていたため、VARを経て結局宇佐美のゴールが認められました。

    ある意味、アクシデントのような偶発的なオンサイドによるラッキーな得点でしたが、なんであろうとゴールはゴールです。これでゼロックス以来の1試合2得点です。

    残り時間をどう終わらすか。78分には小野瀬に代えて高尾、倉田に代えて一美が入ります。

    そのまま時間は過ぎ、お互いにチャンスはあれど決まらず。89分にパトリックからレアンドロ・ペレイラに交代です。

    アディショナルタイムはVARもあったので5分あります。今のガンバにとって本当に長い5分でした。ひたすらパワープレイを仕掛けられ続ける5分でしたが、ひたすらクリアし続けてなんとかしのいで試合終了。連敗ストップ、そして今シーズン2勝目を死に物狂いで掴み取ったゲームでした。

    昌子は一度、軽率なミスからピンチを招きましたが、90分通じて安定した代表らしいプレイを見せました。パトリックも先制点と最前線での守備とハイボールの競り合いと貢献しました。宇佐美も何度も危険なシュートを放ち、ついには勝ち越し点で勝利をもたらしました。

    ただ、今日のマン・オブ・ザ・マッチはキム・ヨングォンでしょう。守備面での戦いは当然のことながら、前半の先制点のシーンは攻め上がったヨングォンが持ち上がって起点となったものでした。今日のヨングォンのプレーはサポーターに勇気をくれるものだったと思います。

    ホーム初勝利により、今年初のガンバクラップも出来ました。修正点は山ほどあるでしょうけれど、また次を見たくなるゲームだったと思います。

    次は5月30日(日)の横浜FC戦です。最下位とはいえ水曜は上位の福岡相手に引き分けました。残留争いの6ポイントマッチとなりますので、絶対に勝たねばならない試合です。

    コンディションの問題が無い限りは、全く同じスタメンで良いんじゃないでしょうか? 3バックをもっと早く試していれば、とも思ってしまいますが、過去は考えず目の前の試合を勝っていくしかありません。