平繁無忙の何でも書くブログ

  • 一票の格差の根本原因に誰も触れてない気がする

    衆議院選挙や参議院選挙の後にもはや恒例行事のように、一票の格差に関する訴訟が起きて、そしてだいぶ経ってから裁判所がその選挙は違憲状態(だが結果は無効ではない)という判断を下すことがよくあります。

    同じ国の中に住んでいて、住む場所によって一票の価値が異なるのは問題なのでしょうけれど、じゃあどうやって是正するのか、解決策は何なのか、とまではどこの報道でも言及されていない気がします。

    特に、その選挙で負けたはずの野党勢力であっても、裁判所がその選挙は違憲状態だという判決を出した後でも特に一票の格差の問題を表立って追求したりすることはありません。

    日本における一票の格差の問題は、結局のところ都会に人が集まりすぎて地方に人がいなさすぎるからであり、その過密・過疎のスピードに議席配分の変更が追いつかないことです。

    はっきり言うと、完全に一票の格差を同じにすると、都会の議席を大幅に増やして地方の議席を大幅に減らすことになります。日頃から過疎問題を取り上げたり地方分権を求めたりしている人達に取ってみれば、一票の格差をすぐに是正することはむしろ地方の政治リソースを大幅に削ることになります。

    もちろん、究極的には都会の過密と地方の過疎の問題を解消することが求められるのでしょうけれど、そんなことを解決するには少なくとも数十年はかかる問題ですし、そもそも解決が可能なのか、という問題でもあります。

    裁判所にしても、違憲状態とは見なしつつも結果は無効ではないというギリギリの判断をすることくらいしか出来ないのでしょう。ズバッと結果も無効だと判断してしまえば、地方切り捨てのお墨付きを司法が政府に与えてしまうことになってしまいます。

    地方の議席数を維持したままですと都会の議席数を増やすことになり、税金からの議員歳費などを増やすことになる上に、地方議員の影響力が相対的に減ることには変わりありません。

    マスメディアでも政府なり与党なりを批判する際に、一票の格差の問題を取り上げて先の選挙結果は無効だ!とか主張することはありません。東京キー局でそれを主張するのは笑えないジョークでしょう。

    「一票の格差の是正」イコール「地方切り捨て」という図式が存在する以上、公の立場からはあまり触れたくない問題なのでしょう。

    格差が5倍や10倍あるのは相当な問題だとは思いますが、現状の2倍や3倍というのは格差を認めつつも、行政も司法も立法も、都会も地方も、与党も野党も、マスコミも含めて何とかしょうがないか、と納得せざるを得ないラインなのではないでしょうか。

  • iPhoneはいつまでLightning端子を搭載するのか

    また来月になるとAppleがiPhoneの新製品を発表するはずです。一部の噂ではApplePencilをiPhoneで使用できるようにするとかしないとか、結構刺激的な話がありますが、端子は代わらないんでしょうか?

    iPhoneを始めとするApple製品には、Apple独自のLightning端子が搭載されています。採用されたのは2012年ですのでそれほど古いわけではありませんが、元々たしかUSB2.0ベースのはずで、データ転送などでは速度が遅い規格になってしまっています。

    今のiPhoneなどではそもそもケーブル経由でデータのやり取りをMacやWindowsと行う場面も少なくなっているので別に気にならないといえばそうなのですが、そうすると今のLightning端子は単なる充電用端子ということになってしまいます。

    各社ノートパソコンでは各社独自端子での充電ということは良くありますが、スマートフォンやタブレットで独自端子による充電なんて今ではマイクロソフト社のSurfaceシリーズぐらいでしょう。Lightning端子の無駄遣いといえば無駄遣いとも言えます。

    もちろん、Apple側の言い分としては、低品質のケーブルや充電器による充電によって機器本体やバッテリーの損傷を防ぐという利点はあります。リチウムイオンバッテリーは扱い方を間違えれば爆発しますから大変危険ですので、充電の安全性のため、という見方もあるかも知れませんが、それならそれでiPadProでLightning端子ではなくUSB-Cを採用した理屈と合いません。USB-Cは別にAppleがコントロールできる規格ではありませんので、言うなれば世の中に低品質なUSB-Cケーブルが出回っていてもおかしくありません。ただ、USB-PDという充電に関する規格があることで、USB-Cケーブル・充電器によるトラブルは防げるという判断をしたのかも知れません。

    その一方で、iPadProでUSB-Cによって拡張性が増したことは事実です。USB-Cで接続する多くの周辺機器がiPadProで使用できるようになりました。Lightning端子のライセンス料も要りませんから、その分はその周辺機器の値段も安くなるはずです。

    しかしそうなってくると、iPadProでは採用されているUSB-Cが、その他の製品で採用されていない理屈が分からなくなってきます。

    iPadの製品ラインナップで言えばiPadProが最高峰ですから差別化を図るため、という商品戦略的な考えは可能ですが、値段ベースで見るとiPadProとiPhoneでは値段差がありません。というよりiPhoneの方が高いです。

    iPhone XSは税抜112,800円からで、iPadProは税抜89,800円からです。

    性能面でもiPadProで使用されているMPUはiPhone用のSoCの拡張版であり大きな差があるわけではありません。

    iPadProで使用できる拡張機器をそれよりも高価なiPhoneで使用できないはおかしいんじゃないですかね。

    ApplePencil同様、商品の違いとして売り出しているのかも知れません。ApplePencilをiPhoneで使うよりはiPadProで使った方がいい、という理屈は分かります。画面サイズが大きければこそ、ということでしょう(SamsungのGalaxyNoteのSペンはさておいて)。

    しかし、端子であればむしろiPhoneだろうとiPadProだろうとUSB-Cでいいという判断にはならないんですかね。Lightning端子のライセンス料というのもあるかも知れませんが、日頃顧客重視とか何とか言っているのであれば、ライセンス料をかなぐり捨ててでもUSB-Cに全振りしてくれても良いと思うんですけれど。

  • AWSの東京リージョンにおける障害を見て思ったこと

    2019年8月23日の午後の数時間にかけて、AWS(AmazonWebService)の東京リージョンに大規模な障害が発生しました。同じAWSでも東京ではなくて別の国のリージョンでは障害が起きていないので、東京リージョンを構成しているサーバ群や回線設備に問題が発生したのだと思いますが、当然ながらクラウドコンピューティングの先駆者であるAWSを利用している企業・サービスはたくさん存在します。特に東京リージョンを使用しているのはこれまた当然ながら日本企業・日本で展開されるウェブサービスですから、障害発生時からずっとTwitterでの阿鼻叫喚が見受けられました。

    そんな中での一部の書き込みに、「AWSの障害のせいにするのは責任転嫁であり、AWSを選んだ企業が悪い」といった感じの批判がありましたが、さすがにAWSを選んだ企業が悪い、という非難は無理筋な気がします。

    例えばテナントビルに入っている企業に対して、そのテナントビルが火災に遭ったときにそんなビルに入っているお前が悪い、というようなものではないですかね。

    あるいは、特定の電車の路線のみで行ける場所に会社を構えていて、その路線が事故でストップしているので会社機能自体が動かなくなった時に、そんな場所に会社を構えている方が悪いというようなものでしょうか。

    絶対に火事が起きないビルは存在しませんし、絶対に事故でストップしない電車路線も存在しません。それと同じように、絶対に障害が起きないサーバ、クラウド設備も同様に存在しません。

    もちろん、可用性を高めるために全く別のところにサーバを立てておいて冗長性を確保する、という解決策もありますが、それは経費にダイレクトに反映しますし、多くの場合は商品やサービスなどの価格に反映されることになります。

    別のテナントビルにも事務所を構えているとか、あるいは全く別の路線上の場所に会社を構えていれば、火事や事故の際にも継続出来るのと同じで、結局はお金と冗長性の釣り合いをコストパフォーマンス的に考えてやるべきかどうか、ということになってきます。

    AWSが落ちたからといってGoogleのGCPやMicrosoftのAzureに乗り換えてもいざという時の問題は変わりません。AWSとGCPとAzureにそれぞれサーバを立ててどこかで障害が起きてもすぐに乗り換えられるような状態にしていれば完璧ですが、そのために値段が上がってしまうとその商品・サービスを選ぶ人がいなくなってしまいますし、そうなると本末転倒でしょう。

    もしかするとAmazonなんかを利用するからだ!といった考えを持っている人もいるかも知れませんが、AWSなどのクラウドにサーバを立てずに自前のサーバをオンプレミスで用意する方がほとんどの場合に障害発生の確率や経費の増加は高まるでしょう。少なくともシステム担当の人件費が増えるのは間違いありません。

    今回のAWSの障害は、安い(あるいは無料)で使いやすいサービスを日頃享受出来ているのは、こういった障害発生時にそれなりに不便になることを我慢することを受け入れることによって成り立っている、ということを消費者としても覚悟しておいた方がいいという良い事例になったのではないでしょうか。

  • 2019年8月23日J1リーグ第24節鹿島アントラーズ対ガンバ大阪DAZN観戦の感想

    たぶん、世間一般のサッカーファン・Jリーグファンにとっては、フェルナンド・トーレス引退試合となったサガン鳥栖対ヴィッセル神戸が注目カードとなっているのでしょうけれど、その試合を横目に鹿島対ガンバの試合もDAZNで見ていました。

    ガンバは4試合連続ドローという状況にありますが、負けていないとポジティブになるよりも、3試合連続で終了間際の失点により勝ち点を6失った状態と言った方が良いでしょう。さらに言うとその間に天皇杯で法政大学には0−2での文句の付けようのない完敗を喫しています。チーム内部がどうなっているかは外からはうかがい知れませんが、外に現れる試合結果としてはかなり厳しい状況です。

    そんな中で、ただでさえ相性の悪いアウェイ鹿島戦ということになりました。前に勝ったのは5年前ということで、アレです。リンスが終了間際に決めて勝った試合ですね。さて、今日はどうなるか。

    メンバーや細かい展開などは省略。

    https://www.jleague.jp/match/j1/2019/082302/live/

    こちらをご覧ください。

    矢島も遠藤もいないということでボールを保持してパスを回す時間が減ってもいい、という覚悟が見られるスタメンだと思いました。そしてアデミウソンの先制点はまさにそんな感じ。東口からのシードを鹿島のブエノが処理し損ない、拾ったアデミウソンがそのまま決めました。

    一方で鹿島の同点ゴールは数的不利になっていたわけではないのにセルジーニョに打たせてしまい、とんでもないコースに決められました。時間帯を考えるとしのいで欲しいところでしたがしょうがありません。前半はこれで終了。

    後半は結構攻められるシーンが続く中、結局シュートを伊藤が上手く合わせて失点。一点リードした状況でレオシルバを入れてくる鹿島にドS性を感じながら見ていましたが、倉田に代えて渡邊千真を投入し、直後にラインを上手く抜け出した福田が倒されてPKを獲得し、パトリックがしっかり決めて同点に追いつきます。

    先制点同様、細かくパスをつなぐのではなくロングボールをDFラインに放り込んで一発、という狙いが決まったシーンでした。

    宇佐美に代えて矢島、そして足をつった福田に代えて加入直後の高木が交代で入りました。

    その後お互いに攻め合い、最後まで緊迫感のあるゲームでしたが2−2で試合終了。

    ガンバとしては5試合連続の引き分けとなりましたが、相手やチーム状況、試合展開を考えればポジティブにとらえてもいい引き分けだったと思います。これがチーム状況が上向くキッカケになってくれれば良いのですが。

  • 高校野球はいつまで夏の昼間の甲子園で出来るのか

    第101回夏の甲子園、高校野球は履正社高校の優勝で終わりました。点の取り合いでありながら緊張感もあり、最後の9回裏も長打が出れば同点というところまで行きましたがダブルプレーでのゲームセットとなり、最後まで分からない試合展開で充実した決勝戦だったと思います。

    一方、気候面でいえば今年は特に酷暑の日が続き、選手もスタッフも観客も大変だったと思いますが、何とか無事終わりました。

    しかし、これからも地球温暖化は進んでいくでしょうし、そうなると日本の真夏の昼間のデーゲームというのはいつの日か、不可能な日が来るはずです。人間が酷暑に対応出来るよう、DNAレベルで進化するスピードよりも地球温暖化のスピードの方が早いはずです。

    高校野球は今年は投手の球数制限や連戦での連投の問題などが地方大会レベルから議論されてきたように、これまで続いてきた大会形式、フォーマットが今の時代には合わないのではないかという議論が行われるようになってきました。

    そういう新たな議論が生まれてくる中で、当然出てくるであろう問題の一つに、本大会を全て8月に甲子園だけで実施するというフォーマットの是非です。

    特に甲子園はドームではなく屋根もほぼ無いため、グラウンドのほぼ全てが常に直射日光に晒されます。海が近いので比較的風はありますが、スタジアムのスタンド部分が高いためにグラウンドレベルで風が吹いているわけではありません。

    さらに、内野が土とくに黒土のため、グラウンドレベルでの暑さは天然芝のグラウンドと比べると暑いはずですし、どっちかというと真夏の昼間には向かない球場でもあります。

    対策としては、
    ・日程を延ばして朝1試合夜1試合のみで実施する。
    ・大阪ドームなど他の球場と分散開催にする。
    ・甲子園をドーム化する。
    ・真夏以外の時期に実施する。
    といったくらいでしょうか。

    ただ、どれに関しても反発が大きいでしょう。伝統があり高校球児の憧れでもあるので、そう簡単には今の大会フォーマットは変えられないでしょうけれど、このまま暑さが毎年増していけばいつの日か、無理なタイミングが来るはずです。

    高校野球だけではなく、今の時期は高校生はインターハイもあります。他のスポーツでも同じような問題はあります。夏休みだからといって本当に8月にスポーツの全国大会を集中して開催することが正しいのか。

    スポーツが現代社会で重要な文化として位置づけられるのは、単に見る人のための娯楽としてではなく、スポーツをすることで健康を増進して長生きする、楽しい人生を送るためです。

    そのために国家・政府が各種スポーツに支援を行うのですから、真夏の未成年が行うスポーツに関しては、文部科学省、スポーツ庁だけではなく、子どもの健康を考えるのであれば厚生労働省も巻き込んで全政府的に考えるべき問題だと思います。

  • 陰謀論は甘い毒

    陰謀論はよく語られます。「事件・事故の真相はこうだった!」とする陰謀論、陰謀が真相だったとする説は古今東西存在していましたが、今の時代はインターネットを通じて容易に拡散していきます。

    陰謀論を語る人は、
    「この新説は全てのつじつまが合っていて、既存の解釈を覆すものだ!」と興奮気味に話しますが、そもそも陰謀論というのは既存の解釈を覆すように全てのつじつまを合わせて構築されるものですから、先の言葉を言い換えると、
    「この『全てのつじつまが合っていて、既存の解釈を覆す』新説は全てのつじつまが合っていて、既存の解釈を覆すものだ!」
    という、トートロジーであって何の意味もありません。

    面倒なのは、そうした陰謀論を信じている人はその説がいわゆる「陰謀論」に属するものではなく、唯一の絶対的な真相であり、これを理解出来ない人は大馬鹿者か、この陰謀によって利益を得る人間だと決めつけてかかるところです。

    どんな説にも納得出来るところと出来ないところがあるはずなのですが、陰謀論者は自説に固執し、それ以外は全て間違いとして全く聞く耳を持ちません。意見を交わす議論そのものを陰謀の一環としてさえ見なしますから、議論が成り立たなくなります。

    陰謀論というのはこうあってほしい、こうあるべきだという考えを潜在的に持っている人にとって干天の慈雨のような、甘い毒として浸透します。

    しかも即効性と持続性を兼ね備えた毒です。既存の解釈に納得いかない気持ちを持っている人は、それを一気に解消してくれる陰謀論に飛びつきます。まるで、病気で苦しむ人に対して「絶対治る」というエセ科学に基づく療法のように、その人が欲しいものを提供するのです。

    ここにハマると容易に抜け出せません。抜け出すには自分の間違いを認めることになる上に、陰謀論を信じる前の不安定な状態に戻らないといけません。

    やっかいなことに、陰謀論にハマる人は無知・無学・無教養といった人とは限りません。それなりに専門的な知識を持っている人も引っかかります。この辺の性質上はカルト宗教に近いものがあります。

    陰謀論を100%否定するのはかえって危険かも知れません。詐欺やカルトには引っかからないぞ、完全に無視するぞ、という人もそれらに引っかかります。全てを半信半疑に持っていければいいのでしょうけれど、それもまた難しいかも知れません。

    https://hrsgmb.com/n/n48fbc76f0a99

    以前、こんなことを書きましたが、正しいものと正しくないものを完全に分けることなど神様でもないのだから出来るわけがありません。陰謀論の本当の問題点は、荒唐無稽な話だとか無理矢理つじつまを合わせているとか内面的な問題ではなく、陰謀論を信じている人がその説以外を全く認めようとしない、議論すら許さないという、外部に対する極端な閉鎖性だと思います。

  • 芸術への批判は芸術で行うべきではないのか

    少し前にリベラル批判をしたので今度は保守批判を。

    今回のあいちトリエンナーレにおける従軍慰安婦像の展示に批判を加えていた人達に関してですが、批判はいいとしても展示中止を求めるのは行きすぎだったと思います。芸術作品としての展示である以上、批判的行動としては展示中止要求ではなく、逆の立場・思想・歴史認識からの芸術作品を何らかの形で出すべきだったのではないか。

    芸術には芸術で対抗するべきであって、芸術表現そのものを遮断してしまうことでは対になりません。芸術の一つの存在理由として、芸術作品の表現を通じて主張を行い議論を起こすことがあります。今回の展示を通じて、この展示作品は間違っているという議論を行うべきであって、展示中止によって議論の主題がズレてしまいました。

    なにより、議論そのものを封殺してしまっては、保守的な立場の人達が日頃求めている、憲法改正に関してまずは議論する場を整えようという主張と食い違ってしまいます。芸術を通じた議論ではなく、芸術展示の中止が正しいかどうかの議論になってしまったのは残念でした。

    一方で、政治的にセンシティブな展示作品であることは事前に分かっていたはずですから、こういったものは公的な展覧会で行うと大きな問題が出てくるということも分かっていたはずです。その覚悟でやっていたのであれば何が起ころうとも展示を続けるべきでしたし、そこまでは思っていなかったというのであれば、想像力の欠如といわざるを得ません。

    芸術にはパトロンはつきものですが、全てのパトロンがあらゆる芸術を認めるとは限りません。あくまでパトロンの理解出来る範囲での自由が許されるだけです。パトロンが公的機関で税金を使っての展示であれば当然ながら納税者が批判者になり得るわけです。

    紐付きのお金は使い方が難しいです。誰にも邪魔されずに自分のやりたいことをやるのであれば自己資金でやった方がいいですし、自己資金で賄えないのであれば支援者を頼ることになりますが、その支援者も出来るだけ人数は少ないに超したことはありません。人数が多くなれば思想の数も増えます。芸術への理解の幅が、人数が多い方が狭まるからです。

    今回の問題は芸術とはなにか、芸術を通じて主張するとはなにか、ということを考えるいい機会だったはずですが、双方がもはやどうでもいい、本来の芸術・芸術作品とは関係ない話で盛り上がってしまいました。どちら側に立ったとしても相手側から本質から離れた非難をされかねず、どちらの側も中心的な味方を減らしていく一方で騒ぎたいだけの役に立たない味方だけが増えていっているように思えます。そうなると議論どころか罵り合いしか行われませんから、もう今回の問題は野次馬が飽きて自然消滅するまで待つしかないでしょう。

  • IEモードは一般人は使えないっぽい

    以前、このnoteでマイクロソフト社のブラウザであるEdgeの次世代バージョンがChromiumベースとなり、その代わりにIEモードが内蔵される、という話を書きました。

    https://hrsgmb.com/n/n33951878ccd0

    https://hrsgmb.com/n/neb1989f9eae7

    しかし、以下の記事によると新しいEdgeでは簡単にIEモードは使えないっぽいです。

    “IE モード”のメニューが消失…… ~次期「Microsoft Edge」の最新開発版で(8月1日追記)
    https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/1198900.html
    “IE モード”はあくまでも企業向けの機能で、Webページで“IE モード”をON/OFFできるかどうかは企業の端末管理者だけが制御できるというのがコンセプト。
    (中略)
    エンタープライズ環境の管理者が整備したサイトリストに合致したごく一部のWebサイトでのみ有効となるのが“IE モード”の本来の在り方だとしつつ(ヘッダーやタグによる制御は許可されないでしょう)も、「開発者ツール」への組み込みに関してはよりよい方法を検討するとしています。

    IEでの利用を求めているサイトなんていまでは官公庁・銀行くらいで、それらにしても個人向けサービスはIE以外での利用が出来るようになりつつあります。しかし、法人向けネットバンキングでは未だにInternetExplorerでの

    ゆうちょ銀行 ゆうちょBizダイレクト
    https://www.jp-bank.japanpost.jp/hojin/smart/bizdirect/hj_smt_bd_use.html

    三菱UFJ銀行 BizSTATION
    https://bizstation.bk.mufg.jp/service/kankyou.html

    三井住友銀行 パソコンバンクWeb21 ValueDoor
    https://www.smbc.co.jp/hojin/valuedoor/help/kankyo.html

    みずほ銀行 みずほe-ビジネスサイト
    https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/ebservice/account/ebusiness/environment.html

    みずほ銀行 みずほビジネスWEB はFirefox最新版でもOKなので少しマシですね。
    https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/ebservice/account/b_web/index.html

    りそな銀行 りそなビジネスダイレクト はGoogleChromeも認められています!
    https://www.resona-gr.co.jp/resonagr/b_direct/system_requirements.html?_ga=2.147004215.1851712257.1565841495-731583045.1565841495

    各社での対応がそれぞれまちまちなのですが、まだまだ対応が遅れていると言えるのは間違いないでしょう。

    ということで、各銀行の法人向けネットバンキングの担当の方は早くIEのみ対応というのを止めてください。

    IEのみ動作可能というのは今となってはセキュリティリスクが高すぎるはずなのですが、いつまで続けるんでしょうね。大丈夫なんでしょうか。

    マイクロソフト社がEdgeをChromiumベースのものに正式移行したら、今のIE11はサポートから外すことも大いにあり得るはずですから、セキュリティリスクどうこうよりも、使ってはいけないブラウザになってしまったらどうするんでしょうか?

  • 夏風邪・免疫力・ヨーグルト

    夏風邪を引いてしまいました。

    クーラーに当たりすぎで体調を崩したわけですが、直接の原因は寝ているときに暑くなって目が覚めたところでエアコンを付け、消す前にまた寝てしまったためです。

    しかし、体調があまり良くないという予兆は確かに思い返せばありました。

    唇の端や目と眉毛の間に飛びひとまではいかないまでも肌荒れのようになり、なかなか治らず、なんかおかしいなあ、とは思っていました。

    と思っていたところで風邪を引いてしまったので、身体の免疫力が低下していたのでしょう。

    しかし免疫力が落ちるようなことしてたかなあ、と風邪による鼻水と喉のつまりに苦しみながら数日経ったところで、ふと気がついたことがありました。

    それまでしばしば飲んでいたヨーグルトを飲まなくなったからです。とくに飲まなくなった理由というのもないのですが、なんとなく飲まなくなり、おそらく数週間経ったくらいのところで風邪を引いた格好です。

    それまで飲んでいたヨーグルトは、R-1とかガゼリ菌とかあるいは少し違いますがカルピスウォーターとかバラバラでした。最近は水やコーヒーばかり飲んでいたような気がします。別に水分補給としてヨーグルトを飲んでいたわけでもないのですが、なんとなく飲まなくなっていました。

    そのことに気がついてからは、今のところ毎日、ヨーグルトを少しでも飲むようにはしています。風邪が治ったのは病院で処方された薬と睡眠と栄養のおかげだとは思いますし、ヨーグルトを飲まなくなったから風邪を引いたとは必ずしも言えません。免疫力という点において健康維持に役立つかどうか自分の身体を通じて再度検証してみないといけないですね。

  • 天然素材だから環境に優しい?

    日頃好んで着る服は、麻や綿の素材のものが多いです。とはいっても、エコロジー的な考えで着ているというよりも機能面での理由の方が大きいです。

    自分の体質として結構静電気を帯びやすいからでして、化繊の服を着ているとドアノブや人に触ったりしたときに静電気が発生しやすいです。冬場は特に大変で、無意識的にドアノブを触る前に別の金属の机などを触って電気を逃がしてから触るようにしています。

    そういうこともあり、綿や麻の服を好んで着ています。

    何でもかんでも天然がいい、というつもりはありません。人によっては天然素材の方が身体に合わない場合もあるでしょう。アクリルやポリエステルにだってそれぞれメリットもあります。個人的に、機能面で自分に合っているから天然素材を利用しているというわけです。

    環境に優しいかどうかという点についても天然素材だから無条件で環境に優しいわけではありません。

    コットンを栽培して収穫するまでには大量の水資源が必要です。これだっていわば一つの環境破壊でもあります。原油から作り出す化繊の方が水資源的には環境に優しいことになります。

    一方で、フリース素材に関しては最初の洗濯時に大量のマイクロプラスティックが排水と一緒に流れ出し、海を汚染するとも言われています。

    人間が生きていく上では何らかの形で環境に影響を与えるのは間違いありません。どのような形で与えているのか、どうすれば減らせるのか、ということを理解して意識していくことが必要でしょう。

  • ガンバ大阪が、もう一度、強豪クラブに戻るために

    ガンバはクラブとしてどうしたいのか、どういうクラブに持っていきたいのか、それが見えてきません。

    ガンバ大阪というクラブが苦しんでいます。ここからどうやって強いクラブに戻すか、強いクラブに戻した後、どうやってその強さを維持するか。

    先日の天皇杯三回戦、法政大学との試合での無様な敗戦や、昨年の関西学院大学に負けた試合、あるいは昨年の残留争いなどは、短期的には監督交代、選手補強、怪我、戦術選択のミスなどの原因がそれぞれ指摘されると思います。しかし、長期的低迷としては長谷川監督時代の2017年から目に見えていました。

    さらに言うと、長谷川監督時代は2003年から2017年の5年間でしたが、最初の半分がピークで残りの半分は過去の遺産で戦っているようなものでした。今の苦境は元をたどれば2015年・2016年頃からチームに内在する根本的な問題解決を放置し先送りしてきたことから生まれています。

    もっと言えば、成績の低迷に対して監督交代や選手補強などの現場サイドでの対策を立てるだけで、クラブとしてどのような方向性を持ってやっていくか、その方向付けと手法の選択が出来ていないことが、何度も不振に陥る最も大きな要因です。

    思えば、西野時代→降格→復活そして三冠→そしてまた低迷という流れは、一時期のパナソニックの流れにも似ているように思えます。

    西野時代の10年間は振り返れば本当に良い時代でした。パナソニックがまだ松下電器という名前だった頃は、日本製家電が世界を牛耳っていた時代でもありました。

    西野監督から交代した2012年に降格し翌年のJ2時代というのは、パナソニックで言えばバブル崩壊後の20年間くらいあたりでしょうか。苦しみながらももがいていた時代です。

    2000年代後半のテレビ放送のデジタル化と景気回復のための家電エコポイント制度によってテレビメーカーは一気に復活します。ガンバで言うと長谷川体制下での2014年の昇格即三冠、翌年の天皇杯優勝&ACLベスト4あたりに該当するでしょうか。

    家電エコポイント制度の終了と共に日本の大手家電メーカーは揃って崩壊の危機に立たされました。つかの間の好業績だったということです。ガンバも2016年以降はずっと苦しんでいます。

    そして現在、白物家電とBtoBに注力して再度復活したパナソニックのように、ガンバ大阪は復活できるのでしょうか。

    パナソニックが親会社として、ガンバ大阪にたくさんのリソースを注ぎ込んできてくれたのは間違いありません。毎年のスポンサー料に加え、人的支援も行っていますし、何より専用スタジアム建設はパナソニックの支援がなければあり得ませんでした。

    それだけに、今の経営陣とその対応には失望を抱かざるを得ません。

    本当に今のガンバにとって何が必要なのか、必要でないのか、何をすべきなのか。

    ガンバ大阪が、パナソニックが決断できるのか。決断できなければ、全く別の決断を下すサポーター・ファンは増えていくことになります。そうなる未来は来てほしくありません。

  • 2019年2019年8月14日天皇杯三回戦ガンバ大阪対法政大学テレビ観戦の感想

    リーグ戦では勝ちきれない流れが続いていますが、気分を変えてこの試合に臨み、しっかり変えてリーグ戦にもいい影響をもたらして欲しいところです。

    メンバーはある程度入れ替わるだろうとは思っていましたが、海外から復帰の宇佐美や井手口も出られるんですね。登録の関係上無理かと思っていました。パトリックは2回戦に広島で試合に出ているため出られません。

        千真

          遠藤

    福田 井手口 鈴木 小野瀬

         矢島

      キム 菅沼 三浦

         東口

    分かりづらかったですがこんな感じのフォーメーションでしたでしょうか。

    去年は関西学院大学相手に延長の末敗戦という酷い結果で終わった天皇杯ですから、今年は学生相手にも油断なく勝たねばなりません。

    法政は明らかに前からプレスをかけて、ガンバの後ろでのパス回しに圧力をかけてボールを奪って早く攻める、ということを意識していて、その流れで初シュートも法政でした。

    前半最初の15分はなかなかガンバも効果的な攻撃が出来ず、何度か右サイドから小野瀬がクロスを入れる程度でしたが、法政もガンバ陣内でボールを奪えたときくらいしか攻め手がなく、どちらも様子を見ながらといった展開でした。

    前半18分には法政PA内で井手口→小野瀬→井手口と攻めましたがシュートには至らず。

    しかし注意しながら戦っているのは見えているのですが、24分にはそんな中でも右サイドから素早く繋がれてゴール前でフリーで打たれてしまい、先制を許します。

    確かに2回戦でヴェルディを破ったのはフロックではないことを証明するような見事なシュートでした。

    一方ガンバは慎重になりすぎている嫌いもありますが、やはり前線・中盤の組合せが普段と代わっているからか、なかなか攻め筋を見つけられません。縦に入れるボールを上手く納められたらある程度は進めますが、最後のシュートまで持っていくことが出来ません。試合展開を考えると前半の内に同点に追いついてくれると助かるのですが、この流れだと後半頭から2人くらい代えないと勝つのは無理そうです。

    かつての西野時代のガンバですと学生相手でも平気で先制されて、それでも終わってみれば5-2くらいで勝っていていつも通りか、といった感じだったのですが、今のガンバではそこまでの攻撃力をなかなか期待できないのが寂しいところです。

    千真や鈴木はリーグ戦でのプレーに向けて監督へのアピールの機会だったはずですが、自分がリーグ戦で第一選択肢にならない理由を図らずも証明してしまう前半となってしまいました。

    慎重になりすぎてリスクをかけずに攻めようとして結果的に何も出来なかったような前半でした。前半終了時のブーイングも当然でしょう。中央の三人、井手口・鈴木・矢島のセットが上手く機能せず、独立した三人がプレーしているような感じでした。

    そして宮本監督が打ってきた手が井手口→倉田への交代です。この夏場に倉田に負担がかかってしまいますが、しょうがないところでしょう。個人的には千真・遠藤・鈴木の内、二人を宇佐美・アデミウソンに代えるべきと思ったのですが。

    後半開始直後にPA内まで攻め込みましたがやはりシュートまでは行けず、逆に51分には法政のシュートを東口が片手で弾いたり連続攻撃を受けたりしています。どうも全体的に良くありません。

    そんな中、遠藤→宇佐美のスイッチとなりました。上述の、ガンバが学生相手でも失点するもはるかに上回って点を取って勝っていた時代を知っている二人の交代です。

    宇佐美がインサイドハーフに入り、鈴木がFWの位置に上がりました。これにより、宇佐美が低い位置からでも長めの高精度パスを出すことで攻めるシーンが増えました。しかし千真や鈴木のシュートがなかなか枠に行かず、相手の脅威とまではなりません。

    攻めあぐねている中、相手の速攻からCKに逃れたところで、福田がプレーできなくなりアデミウソンを準備しているところで、CKでものの見事に失点し、0-2となりました。

    行くべきところ、リスクをかけるべきところで慎重になりすぎ、戦力の逐次投入のような攻め方になってしまっています。やはり後半頭から宇佐美を入れるべきだったと思います。

    その後も薄くなったDFラインをカウンターで何度も襲われますが何とかしのぎつつ、反撃を試みますが実ることはなく、三浦を最前線にあげるパワープレーも2点差では絶望的です。

    5分あるアディショナルタイムにもさほどの決定機がないまま時間が経過してタイムアップ。清々しいほどの完敗です。弁明も言いつくろいも何も出来ようが無いほどです。敗因や戦犯を挙げればキリはないですが、今のガンバはもはやガンバではありません。昨日上げたnoteにも書きましたが、

    https://hrsgmb.com/n/n5eade9e8544a

    ガンバ大阪というクラブの基本的な方針が今の時代に合致していません。あらゆる面で通用しなくなってきています。ところどころいいところが出て勝つことはあるでしょう。J1にも残留し続けることも出来るかも知れません。しかしただそれだけのクラブになってしまっています。このままなら行く先は降格、スポンサー離れ、低迷といったお決まりのパターンでしょう。ガンバ大阪の内部は、現状に危機感を抱いているのかどうか疑問が残る試合でした。