<概況>
昨日のJ1昇格プレーオフでは、ジェフユナイテッド千葉が17年振りのJ1昇格を決めました。
今日は今年のJリーグクラブが関わる全ての公式戦の中で、最後の試合が行われます。
J3からJ2に上がるためのJ2昇格プレーオフと、J3とJFLの入替戦です。
J2昇格プレーオフでは、準決勝を勝ち上がった3位FC大阪、4位テゲバジャーロ宮崎の対戦です。今年のプレーオフは珍しく、J2とJ3のそれぞれ上位チームが全ての試合で勝利もしくは引き分けで勝ち上がっています。たいてい下剋上があるものなんですけどね。
FC大阪のホーム花園が準決勝と同じく使用できないため、鳥取での開催となりました。本当になんかペナルティ与えたほうが良いと思うんですけどね。そんなわけないやろと思って規程に入れていなかったのでしょうか。
スタジアム問題もあって結構他クラブから嫌われている感のあるFC大阪ですが、さすがに宮崎よりは現地に来たサポーターの数は多そうです。
J3・JFL入替戦はJ3最下位のアスルクラロ沼津と、JFL2位のレイラック滋賀の対戦となり、先週の第1戦ではホームの滋賀が3-2で点の取り合う試合を勝ちました。沼津は勝たねばならない崖っぷち、滋賀は引き分けでもOKな試合です。
<観戦環境>
今日はこの2試合だけですので、DAZNのアカウントだけでも同時視聴可能ですね。デバイスが複数あればマルチビューではなく、独立して2試合とも見られます。
J2昇格プレーオフの方は、J3リーグ戦の配信を行っているLeminoでも見られますが、LeminoだとLive中に少し戻って見るのが簡単に出来ないのですよね。その点はDAZNの方がマシです。Leminoはわざと出来ないようにしているのか、そんな技術力が無いのか・・・。
とりあえず、今日はPCで昇格プレーオフ、タブレットで入替戦の方を再生します。
<試合経過>
・FC大阪対テゲバジャーロ宮崎
序盤は大阪が攻めるも徐々に宮崎が攻勢を強め、五分五分の展開でしたが、29分、宮崎の左からのクロスに大阪のDFがまさかのオウンゴール。これで宮崎は昇格に必要なゴールを得て、大阪は追わねばならない状態になりました。
42分、まさかのゴールが再び大阪を襲います。宮崎の吉澤が少し遠目から山なりのロングシュートを放つと、少し前に出ていた大阪GKが全く届かず追加点が決まり、大阪は昇格に赤信号が灯りました。
その後も宮崎が3点目を窺う展開のまま、0−2で前半終了。
2点取らねばならない大阪はハーフタイムに2人交代してゴールを狙いに行きますが、49分にはやはり宮崎が左からのクロスに松本が頭で合わせるもかろうじて大阪GKがセーブ。
その後も宮崎ペースの中、63分に右サイドでボールを奪い返した宮崎が、松本の鋭いクロスが相手選手に当たり、最後は武が押し込んでついに3点目。いよいよ絶望的な点差になってきましたが、ジェフの起こしたフクアリの奇跡はつい1週間前のことです。
しかしその次のゴールも宮崎、またもや右サイドからのクロスに、後半開始から好プレーを連発していた松本ケンチザンガが完璧なヘディングシュートを決めて0−4。さすがにもうあれですな。
試合はそれ以上スコアは動かず、宮崎の大勝でプレーオフの優勝を飾りました。
・アスルクラロ沼津対レイラック滋賀
序盤は引き分けでもいい滋賀の方が押し込む展開になりました。
その勢いのまま22分、ボールをつないだ滋賀が右サイドで余裕を持って駆け上がってクロス、沼津GKが触れず滋賀の秋山が頭で決めて先制。これで沼津は最低でも2ゴールが必要という崖っぷちになりました。
しかしその直後の24分、沼津が押し込んで最後は白輪地が決めて同点。第1戦含め、ずっと取りつ取られつの展開になっています。この試合のJ公式の見どころには、沼津の残留への執念か、滋賀の参入への野心かと書いてありましたが、まさに執念と野心のぶつかり合い。
それでも厳しいのは沼津の方で、深い位置でのファウルでピンチを招く場面が続き、滋賀のFKからのヘディングシュートはバーに当たってゴールならず。
前半は1−1のまま終わり、このままいくと滋賀のJ3参入、沼津のJFL降格ということになります。
スタッツでは沼津はシュート1本で1点という効率的なサッカーですが、最低でもあと1点必要なわけで、未だ有利なのは滋賀です。
61分、ゴールが欲しい沼津は元代表のベテラン川又堅碁を投入。
その後も沼津よりも滋賀のほうが攻撃の時間は長く、沼津は82分に最後の交代枠として齋藤学も入れて総攻撃に向かいます。
83分、沼津のカウンターで川又が駆け上がっている際に、関係ない場所で沼津の柳町が相手との接触によって一発レッド。チャンスを潰した上に数的不利になったため監督の鈴木秀人も激怒していましたが、どういう接触か見えづらかったのですが、残り時間的には一人少ないよりもカウンターチャンスがなくなったほうがキツい。
94分、沼津GKのゲギムがボール処理にもたついたところで滋賀の三宅に追いつかれ、最後は倒してしまってこちらも一発レッド。9人の沼津はFPの宮脇をGKに回します。
最後は滋賀が数的有利を活かした攻撃をしている中でホイッスルが鳴り、試合終了。第1戦3-2、第2戦1−1、トータル4−3で滋賀が勝利し、Jクラブ不毛の地だった滋賀県に初のJリーグクラブが誕生することになりました。
<試合結果を受けて>
・FC大阪
FC大阪はあと1つ、負け試合を引き分けにしていれば八戸を順位で上回っていた僅差の3位でのプレーオフとなりましたが、2試合とも鳥取のスタジアムをホーム扱いにするという、はっきり言ってフロントの失態の中での試合となりました。リーグ中盤に前監督を更迭しておいてこれですからねえ。新監督の元で順位を上げてきたので、チームとしてはまとまっていたのだと思いますが、クラブとしてまとまっていたかどうか。そもそものスタジアム問題もどうなるんでしょうね。
・テゲバジャーロ宮崎
サイド攻撃がハマりまくった大勝でした。初のJ2になるわけですが、昇格した来季にどこまでやれるか。今年の大宮はプレーオフまで行きましたし、苦しむとも限らないですよね。
・アスルクラロ沼津
負けた原因はいくつもあるかも知れません。退場者が出たことも原因と言えなくはないですが、そもそもこの2連戦でずっと滋賀に先手を取られっぱなしで、なんとか追いついて接戦になっていたということのほうが大きかったでしょう。後手後手に回りシュートも少なかったですから。JFLからの復帰がかなり難しいことは、岩手やYSCCを見ていると分かりますが、1年で戻れないとなおさらヤバそうな気がします。
・レイラック滋賀
ついに滋賀県勢初のJリーグクラブ誕生です。
JFLや関西リーグの動向も見ている者としては、かつてのFC MIOびわこ滋賀が記憶に残っていて、いまだに新しい名前に慣れないですが、レイラックとして来年からはJリーグクラブとしての歴史を作っていくことになりました。
ちなみに、運営会社のMi-Oスポーツの社長が昔ガンバにいた内林だったことをさっき知って驚き。
<最後に>
昨日のフクアリの雰囲気、特にハーフタイムでのパーフェクトなコレオを見せたジェフサポーターのことを考えると、ホームスタジアムもクラブには重要なものだということを考えさせられますね。
これで今季のJリーグは全て終了です。明日には来年の特別大会の地区分けが発表され、19日には試合開催日もリリースされ、コアサポが旅行日程を検討し始めるようになり、2026年に意識が飛びます。
秋春制に移行する2026年からのJリーグはどうなるでしょうか?