平繁無忙の何でも書くブログ

  • 来年と再来年のJリーグがこれまでと変わるのに合わせたDAZN年間視聴パスの変更

    先日、来年と再来年のJリーグのレギュレーションが変わることについて書きましたが、

    https://hrsgmb.com/n/na022a3482454

    それに合わせて、配信するDAZNの年間視聴パスの仕組みも変わるようです。

    この年間視聴パスは、Jリーグの各クラブでも販売していて、金額の一部がクラブの強化費用として還元される(意味ある金額なのか知りませんけれど)ということで、熱心なサポーターの中では購入している人も多くいるでしょう。

    ちなみにガンバの2026/27シーズンでの視聴パスはこちら。

    https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/19092/

    秋春制への移行に合わせて行われる、2025年前半の特別大会も含めた、18ヶ月間の視聴パスとなりました。18ヶ月分なのだから、もっと割引してくれよと思いますが、Jリーグ側の都合でスケジュールを変えるのだからDAZNとしては知ったこっちゃないのかも知れませんけれど。

    ガンバ以外のクラブでも、ちらほら見かけた案内では金額・期間は同じでしたので、多分どこも同じなのでしょう。もし異なっていたら(もっと安かったら)、クラブ側が負担していたりするのでしょうか。

    そもそもDAZNも欧州トップリーグや国際大会の放映権獲得レースで競り合いにしばしば敗れていますので、Jに配慮している余裕なんてない可能性もあります。ログインして出てくるのも、NPBだらけですし。

    むしろdocomoが運営するLeminoがJ3の配信をしていますが、いずれはLeminoがDAZNに代わる未来もあり得ます。何度も動画配信サービスを作っては潰してきたdocomoとしては、何度目かの正直として着実に運営したいでしょうし。

    そう言えば、国立競技場の運営事業者が、今年の4月からdocomoとJ
    リーグと三井住友系のゼネコンと金融系企業が共同で運営する特別目的会社になりました。

    https://jns-e.com/news/20250401/

    Jリーグの冠スポンサーをしばらく続けている明治安田生命は三菱・みずほ系ですので、三井住友と仲良しさんなのはちょっと意外ですね。

    https://www.jiji.com/jc/article?k=2025100800642&g=spo

    さらには、三菱UFJ銀行グループが国立競技場のネーミングライツを1年あたり20億円で取得する見込みという報道も出てきました。

    https://jns-e.com/news/20251007/

    ただ、まだ正式発表ではありませんので流動的ではあります。しかしこれが本当ですと、旧財閥系の三菱・みずほ・三井・住友のいずれも一噛みする感じになりますね。まあ、それだけデカイものではありますし。

    話を戻しますが、DAZNの現状と今後は少し気になりますが、ともかく、この年間視聴パスが有効なうちは、突然サービス終了とか勘弁してほしいものです。

  • 来年と再来年のJリーグがこれまでと変わる

    来年と再来年のJリーグがこれまでと大きく変わります。

    Jリーグは長く続けてきた春秋制(2月開幕・12月終了)から、秋春制(8月開幕・5月終了)に、2026/27シーズンで移行することになりました。長年くすぶっていた問題でしたが、欧州クラブによるJリーグ選手のシーズン中引き抜きと、ACLE・ACL2のカレンダー変更によって、また、近年は洒落にならなくなった酷暑も原因ですが、Jリーグもそれらを要因として、秋春開催にカレンダーを合わせることになったわけです。

    降雪地域における試合開催や練習において、その地域に存在するクラブが不公平を被る感は否めません。色々補助や補償の話もありましたが、満足している雪国のクラブはないでしょう。

    それでも、JリーグとJFAは押し切ってやらざるを得ないくらい、世界と欧州のサッカーシーンが目まぐるしく変化し、進化し続けているということですが、大阪に住んでいるサッカーファンがあれこれ言うのもどうかなあと思います。直接的に被害・損害を受ける人たちが上げる声は聞くべきです。

    さて、どう転んでも来年からは始まるわけですが、その前に、2026年1月から6月までの期間において、移行措置として半期の特別大会が行われます。

    詳細はこちらのリンクに任せますが、

    https://www.jleague.jp/special/2026specialseason/j1/

    結構面白そう、という印象があります。今シーズン、昇格・降格がかかっている状況のクラブにとっては来年のこととか言っている場合ではないでしょうが、ガンバサポーターとしては、特別大会での西10チームに入るのはどこだろう、という興味が強くなってきました。関西4クラブと、岡山広島福岡の3クラブは残留が確定・ほぼ確定なので、後はどこが入るかなあといった状況です。J2からの昇格に関しては、長崎・徳島・鳥栖・今治はまだ可能性があります。個人的には専スタでまだ行っていない長崎・今治が入ってくれないかなと思います。

    ちなみ、J2・J3は以下のレギュレーションで行われます。

    https://www.jleague.jp/special/2026specialseason/j2-j3/

    J2とJ3を混ぜて4ブロックに分けるこちらの大会も面白そうです。近畿圏ではFC大阪・奈良クラブがありますが、そもそも大阪・奈良が東西南北どのブロックに入るのかも分かりません(さすがに北や東はないでしょうが)。スケジュール的にガンバの試合とのはしご観戦が出来るのなら、まだ行ったことのない花園第2やロートフィールド奈良にも行ってみたいものです。

  • 令和7年度の社労士試験結果について昨年合格者としての感想

    私は昨年、令和6年度の社労士試験に合格しましたが、2度めの挑戦でした。

    https://hrsgmb.com/n/n458d04d1c5ad

    1年目は選択式の科目別足切りで落ちての再挑戦でしたので、選択式の対策をかなり頑張ったら37点(不合格時は27点)も取ってしまいましたが、まあ勉強する側にとっては偏らない方が良いに決まっています。

    さて、今年の社労士試験については、8月の試験時はあまり気にしていなかったのですが、この10月1日の合格発表と結果の詳細が出て、結構な驚きが界隈に上がっていたようです。

    https://www.sharosi-siken.or.jp/results/

    選択式・択一式ともに難化していて、特に選択式は総得点22点以上で合格、労災・労一・社一は2点救済が入るという、なかなかに物議を醸しそうな合格基準となりました。択一式は42点以上で合格、雇用保険が3点救済となり、こちらもまあ厳しい試験となったようです。

    40点満点の試験で22点(55%)で合格可能というのは、国家資格としてどうなんだろうという気がします。足切りラインが8科目中3科目で5点中2点(40%)と救済措置が入るのも結構な異常ですね。

    中小企業診断士の一次試験でも確か各科目4割が足切りラインだったと思いますが、あの試験は二次の論文が本番で、一次試験は必要な知識をちゃんと持ってますか、という類のものです。しかし社労士試験はマークシートのみで、この試験に合格して実務経験があれば(もしくは研修を受ければ)、社労士としての登録が認められますので、問題難易度のコントロールがやっぱりおかしいんじゃないかと感じてしまいます。

    この結果を受けて選択式の問題見てみましたけれど、確かに難しい。2択までは絞れそうだけど、ちゃんと記憶しているのは結構大変かも知れません。

    そう言えば、昔の選択式もかなり理不尽な問題はありました。労災年金と他保険との併給時のパーセンテージを選ばせるとか。

    私が合格できた昨年の選択式は素直な問題が多く、ここ数年は選択式は理不尽な問題ないよねー、なんていう感じでしたけれど、今年は極寒の嵐ですね。

    正直なところ、今年自分が受験していたら選択式を切り抜けていたかどうかあまり自信が無いですね。

    今年受けた人は、午前の選択式の試験の難しさで戦意喪失して、午後の択一式に悪影響を及ぼしてしまった人も結構いるんじゃないでしょうか。

    学校の入試にしろ資格試験にしろ、自分が難しいと感じた問題に出くわした時に、
    「うわっ! こんな難しいの解けない! もう駄目だ!」
    と慌てふためいて諦めるのか、
    「おおっ、結構難しいな。これは他の人も解けないだろうから合格ライン下がりそう」
    と落ち着いて状況を判断して挑むのか。この違いは、事前の勉強量に匹敵するくらい重要なメンタルだと思います。

    ともかく、今年の社労士試験を見事突破された皆様はおめでとうございます。

    惜しくも夢破れた方は残念でしたが、再挑戦する人もしない人もまずはお疲れ様でした。再挑戦する人は、来年に備えて再始動しているか、休憩中かだと思います。願わくば、来年は努力が報われますように。

  • ワークライフバランス無視発言を巡って

    先日の自民党総裁選で勝利を収めた高市早苗新総裁が、その時の演説で、ワークライフバランスを捨てるとの発言をしていました。私もそのNHK中継は見ていましたが、あくまで個人的な話として、自分が休みを顧みることなく自民党と日本国のために働きますよ、という文脈として受け取りました。

    はー、大変やねえ、まあ頑張ってやー

    くらいに他人事として私は思っていたのですが、一晩経って各ニュースメディアで取り上げられている様子を見ると、世間的にはそんな他人事として見ていない人もいるようです。

    組織のトップに立つ人、例えば企業の社長(特に創業オーナー)とか、あるいは個人事業主としてバリバリ働いている人が、高市新総裁の発言を聞いて

    よし、自分も昼夜を惜しんで働くぞ!

    と個人レベルで意気込むのは別に良いのです。結果も健康も本人の責任なのですから。しかし、高市発言を根拠にしてワークライフバランスという概念そのものを否定したり、労働者の残業規制の撤廃などを声高に主張するのはいかがなものかと思います。

    そもそも、ワークライフバランスを犠牲にしてでも働き続けられる人は、体力があるということの他に、自分で自分の仕事そのものの決定権がある人です。他人(会社や上司)に仕事を振られる側の人に関しては、残業規制が必要です。

    日本の残業規制は基本的に労働者の中でも「管理監督者ではない人」を対象にしています。自分で自分の仕事の量や手順やメリハリを決めるのが難しい、いわゆるワーカーとかプレーヤーとかいう立場の人です。決定権が無い人ですね。こういう人の反対側に、管理監督者としていわゆるマネージャーがいるのですが、そのへんになると、業務時間に縛られずに結果・成果を求められます。この点で、残業規制をすべき人と無くてもいい人に別れます。

    昨今では、高度プロフェッショナル制度や裁量労働制なども増えてきました。こういう制度を使った場合は、残業規制がある程度緩和されます。ただ、これもワーカー・プレーヤーへの過度な残業命令の隠れ蓑にもなりかねないですし、そもそも誰もがこの制度を使って働くことができるわけでもありません。

    あくまで過労死や精神疾患を招かないため、また労働者の家族との問題を減らすために、残業規制は必要です。

    一方、一人会社の社長とか個人事業主のような、自分が選んだ好きな仕事、好きな業務であれば、残業どうのこうのとか関係なしに働いても、そうそうくたばりません。もちろん、フリーランスとして強大な権力を持ったクライアントから
    無茶を言われて・・・ということはあるでしょうけれど、それは長時間労働の問題ではなく、フリーランス法や下請法の規制対象でしょう。

    ここでクソ経営者が従業員に対して、

    自分が望んで選んだ仕事なのだからひたすら働け、

    とか、

    やっている仕事を好きになれ

    と命令することもありますが、そもそもそういうことを命令している時点で、自分で選んだわけでもなく、好きなわけでもなくなります。それは結局やり過ぎたら「くたばる」仕事です。

    そもそも、今回の高市発言で反応している人たちって、普段は
    「政治家の言うことなんか信用できない!」
    とか言ってそうな感じなのですが、結局のところ、
    「人は自分が信じたいものを信じる」
    ということなんでしょうね。

  • 2025年10月5日J1リーグ第33節鹿島アントラーズ対ガンバ大阪DAZN観戦の感想

    木曜にタイの地でラーチャブリーFCに勝利し、中2日で同じくアウェイの鹿島戦をガンバ大阪は迎えることになりました。

    その試合からスタメンを7名入れ替えざるを得ない状況ですが、とにかく勝つしかありません。

    スタメンに入ったジェバリには3日前でチャンスを逃し続けた汚名返上を果たしてもらいたいところ。好調の安部はスタメンですが、どちらかと言うと後半に、宇佐美・ヒュメットらを入れて勝負を決めに行くプランでしょう。

    というか、フォーメーションが3-4-3というか、3-4-2-1ですかね。守備時はいつもの4-4-2ではなく、5-4-1になるようで、この大一番にポヤトス監督がこの戦術を持ってきました。

       ジェバリ
      満田  山下
    黒川 倉田 安部 岸本
     福岡 中谷 半田
        一森

    という感じですね。

    8分、スルーパスに抜け出した山下が早川を交わそうとするも、惜しくも引っかかってしまい決定機ならず。

    11分にも全く同じ形で山下が抜け出して相手に倒されますが、その前に受けたところでオフサイドとなりました。今日はこれが狙いなのははっきりしていますし、これを嫌って相手がラインを下げればジェバリが深い位置で受けられます。

    安部が倒されて得た、23分の直接FKは満田が蹴るも枠の外。

    28分、岸本のクロスが相手に当たってずれたところに倉田が飛び込むも決められず。

    しかし40分、鹿島の攻撃が続き最後はチャブリッチのシュートを一森が渾身のブロック。

    前半は結局スコアレスで終了。前半の最初は山下のカウンター、途中からはポゼッションし続けてほぼ鹿島陣内で攻撃、最後の方は鹿島の反撃を許す、という前半でした。内容が良かったのはガンバの方ですが、得点が生まれていない以上は有利なわけではありません。

    ガンバとしては後半のどこで宇佐美・ヒュメットを投入して勝負を決めにいくかがポイントになります。

    両チームともにハーフタイムでの交代は無しで後半開始です。

    開始直後の鹿島の攻撃で、クロスに飛び込んだ一森と鈴木優磨がぶつかり、ヒヤッとしましたがどちらも立ち上がります。

    51分、黒川、倉田、山下とつないで安部のシュートはジェバリに当たってしまいます。

    54分、満田のクロスに抜け出した倉田が足を伸ばすも惜しくも届かず。

    この後は鹿島がボール保持率を高めていましたが、ガンバが先に動き、60分に宇佐美・ヒュメット・美藤を入れて、ジェバリ・倉田・山下が下がりました。

    65分、宇佐美のミドルは早川がパンチング。

    交代後は宇佐美を中心に攻撃の時間が増えています。最後にシュートなりパスなりでエリア内に仕掛けられるのが良いですね。

    78分にもヒュメットから受けた宇佐美が左足を振り抜くも早川がブロック。

    92分、鹿島の波状攻撃が続く中で、津久井のクロスに満田の手が当たってしまいPKの判定が下されます。しかし、徳田のPKを一森が完璧に読んでビッグセーブ!

    その直後に黒革と満田を佐々木と奥抜にスイッチして、ガンバとしては勝点1を奪いに行きます。

    96分には知念の折返しに濃野が飛び込むも枠を外れゴールキックの判定。

    99分を過ぎたところで主神の笛が鳴り試合終了。死闘のようなスコアレスドローでした。

    ガンバとしてはスタートの3-4-2-1の奇策がハマっていた前半の中盤か、宇佐美ら3人を入れて自分たちの時間帯になったあたりで得点できていれば勝てたと思うのですが、その点は残念でした。

    ただ、タイアウェイの3日後に鹿島スタジアムで、大きくメンバー変更をしてこのクオリティの内容でプレーできたのは素晴らしかったと思います。ポヤトス監督がこの試合に落とし込んだ戦術は、現状のコンディションと選手層を考えれば、完璧と言って良いものだと思います。なんせ、タイ→大阪→鹿島の移動を考えると1日くらいしか無いわけで、その前から用意していたのではないでしょうか。

    今日の試合のマンオブザマッチは一森でしょうけれど、監督含めて考えるのならポヤトス監督の奇策がこの試合のハイライトでした。

    ただ、最後まで連勝し続ければ奇跡の大逆転優勝もあるかも、と密かに企んでいた私の妄想もここで潰えました。残り5試合で鹿島と勝点差15ですから。

    ただ、驚異の大混戦ですので、残り5試合全部勝って勝点65まで持っていけば、2位とは言わず昨年と同じ4位までは行けるのではないかと踏んでいます。

    それよりもACL2のグループリーグ突破が優先ですけれどね。

  • 自民党総裁戦の結果により高市早苗新総裁という初の女性総裁誕生と、麻生の執念

    明日の新聞各紙、及び今日のネットメディア等には、自民党の歴史上で初の女性総裁誕生という言葉が飾られるでしょう。

    それとともに、高市総裁を生んだ麻生太郎の執念についても取り上げられることと思います。

    自民党は、名前も性質も変わりましたが、元をたどれば明治の自由民権運動にまでさかのぼります。それを思うと150年の歴史、正式に自民党が成立してからでも70年の歴史の中で、ついに女性の総裁が生まれたことになります。

    とはいえ、各種リベラル勢力にとっては、女性であることを歓迎するよりもタカ派であることを警戒する動きのほうが強まるはずです。高市新総裁自身がなぞらえている、イギリスのマーガレット・サッチャーに続いて、古い歴史のある国かつ立憲君主国での議院内閣制という共通点のある日本で、初の女性首相となりました。「鉄の女」が進めたサッチャリズムと、この新総裁の政策がどれくらい近似性があるかは実際に時間が進んでいかないと分かりません。安倍晋三第一次政権時にはタカ派的・保守的思想を打ち出しながらも一年で辞任し、第二次政権では安保法制は進めたもののそれ以外の保守的諸政策は大して動きませんでした。

    高市政権が長く続けようと思ったら、選挙に勝たねばなりませんし、そのためには、いきなりゴリゴリの保守は出せないでしょう。むしろ運営に苦しむようになってきたら逆に国家主義的思想に訴えてくる、というのは、他の国でも例としてあることです。

    望むと望まざるとに関わらず、新政権は石破政権に続いて対米・対トランプでの諸政策に取り組まざるを得ません。そうなってくると、トランプ大統領の盟友だった安倍晋三絡みで麻生太郎の存在感が増してきます。去年は反安倍の石破が勝った総裁選で、今年は親安倍の高市、その裏の麻生が勝った理由の一つには、自民党議員・党員が対米外交を意識している部分もあると思います。

    まー、そもそも高市総裁→高市首相となるとはまだ決まっていないのですけれどね。かつての河野洋平総裁時代のように、過半数確保のための連立政権に入れた党に首相のポストを譲る可能性もあります。参政党との連立はウルトラC過ぎますけれど、そうなったら公明党が離脱する気がします。

    日本国初の女性首相! というインパクトをもって世間にアピールしたほうがまだマシなような気がしますが、どうするのか、どうなるのか。この10月の政界は結構流動的になるんじゃないでしょうか。

  • 2025年10月2日ACL2_ラーチャブリー対ガンバ大阪DAZN観戦の感想

    久し振りのアジア参戦となったガンバ大阪は、ACL2の舞台での初戦において、ホームで香港の東方を3-1と振り切って勝利を飾りました。そして迎えた第2戦は、アウェイでのラーチャブリー戦です。

    直近の新潟戦のスタメンからは東口、三浦、鈴木、美藤、奥抜が代わって入りました。ヒュメット・宇佐美のスカッドはちょっと変えられないですね。個人的には美藤に期待です。あと、なぜか控えGKで一森の他に2種登録の野畑が入っています。DFの佐々木は久し振りのメンバー入りです。

    試合開始。2分にいきなりロストからカウンターを仕掛けられてシュートを打たれます。いきなり危ない。8分にもボレーシュートが東口の正面で助かる場面もありました。

    その後もロングボールとカウンターで攻め込まれるシーンが多く、少しイーブンの展開になってもガンバのシュートは少なく、ラーチャブリーの攻撃のほうが思い切りが良いです。23分のミドルシュートは東口のセーブで助かり、直後のCKでも完璧なヘディングシュートを食らうもまたもやヒガシのビッグセーブ。かつての東口頼みの守備サッカーを彷彿とさせます。

    その後は山下が飛び出したり、良い形で受けた宇佐美が中央からシュートを放つも右に外れて決めきれず。

    結局、チャンスよりもピンチのほうが多かったまま前半終了。0-0で終えて得をしたのはガンバの方でしょう。ポゼッションでも上回られる時間帯もありましたし。

    内容が悪かったガンバは当然ながら動き、鈴木から安部にスイッチ。ラーチャブリーも交代選手を入れました。

    後半は少し良くなり、ガンバが保持している時間が長くなってきました。しかしそれでもラーチャブリーの方がチャンスは作れています。

    そしてガンバはジェばりと満田を準備したところで、64分、黒川のクロスに相手のクリアが小さいところを拾った安部が強烈なミドルをぶち込み、ついにガンバが先制に成功します。ボランチながら安部の得点力は明らかにガンバに強烈なメリットをもたらしています。入れ替わりみたいになったネタ・ラヴィのガンバでの総得点数をすでに超えています。

    そしてジェバリ、食野、満田を入れてヒュメット、奥抜、美藤を下げました。今日の出来の宇佐美が残るのが意外です。

    75分くらいから明らかに両チームの運動量が落ちてきて、ラーチャブリーはさらに3人目の怪我人まで生まれてしまい、10人でプレーすることになりました。もうお互いに激しいプレスや速い押し上げができなくなり、足元に出してドリブルかパスを続けるようなサッカーに変わりました。

    ガンバは多くの時間を敵陣でボールを持てますが、決定的なシーンは少なく、0-1のまま時間が経過していきます。

    89分には食野のカットから持ち上がり、ジェバリに出してシュートも相手GKに当たってしまい得点ならず。最近のジェバリのFWとしての序列は下げても良いんじゃないかと思ってしまいます。

    ガンバ最後の交代は山下から岸本です。追加タイムは3分。

    終了が近くなってきたところでエリア内で受けた食野が華麗なターンから左足を振り抜いて久し振りのゴールをゲット! これで0-2で試合を決めました。

    そしてこのプレーが最後で試合終了。難しい相手、難しいピッチ、難しい気候でしたが、終わってみれば無失点かつ複数得点での勝利となりました。

    個人的マン・オブ・ザ・マッチは東口。前半、良くない流れのところでの連続ファインセーブが最終的に後半の勝ち越しと勝利につながりました。

    今日19時から行われていた、東方対ナムディンの試合は0-1でアウェイのナムディンが勝利。ガンバと同じく2勝0敗となり、第3節では連勝同士の決戦を迎えます。

    厳しいコンディションでの試合でしたのでかなり大変ですが、中2日でアウェイ鹿島戦です。公式戦の連勝が続く中で、首位を相手に勝ってくれることを信じています。

  • イスラエル代表が排除されたら、イスラエル代表選手がいるJクラブはどうなる?

    この夏、ガンバ大阪に2年半所属していたネタ・ラヴィ選手が、町田ゼルビアへの電撃的な完全移籍を行いました。

    こういうと負け惜しみのような感じになりますが、完璧にガンバや周囲の選手とフィットしていたかと言うとそういうわけではなく、ボール奪取や前への持ち運びなど個人的な能力はズバ抜けていましたし、ボランチとしてそれらの能力はJリーグでも傑出した選手だと思いますが、チームの中で活かすのは日本だと難しいタイプなのかも知れません。

    さて、そんなネタ・ラヴィは、言わずと知れたイスラエル代表の選手でして、最近は呼ばれていないっぽいですが、復調すれば代表復帰がまだまだあり得る年齢(29歳)です。

    しかし、当のイスラエル代表の方が問題になりそうでして、

    https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=179940

    国連は現地9月23日、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)に対し、「パレスチナ占領地で続くジェノサイドに対処するために必要な対応として、イスラエルを国際サッカーから追放する要請をした」と発表した。

    とのことです。

    イスラエル代表は激ムズの欧州予選を突破できるほど強くはないものの、組み合わせや調子によってはありえるくらいのポジションにいるチームです。

    FIFA及びUEFAによって追放されてしまえば、どんなに勝とうが出場はできなくなりますし、そもそも代表の活動自体が無くなるも同然です。慎重な判断が求められますが、ロシアと同じ措置をすべき、という理屈は十分な説得力を持っています。

    そこで気になったのが、ネタ・ラヴィと現所属の町田ゼルビアです。町田はACLE(アジアチャンピオンズリーグ・エリート)に出場中であり、この2試合ではメンバー登録されていませんでしたが、今後は試合出場もありうるでしょう。

    ここでややこしくなってきそうなのが、イスラム教国家のチームとのアウェイ戦です。

    仮に、そのチームが町田との対戦を拒否したり、ネタ・ラヴィに対してその国が入国ビザを発行しなかったりすると、かつてであればFIFAやAFCから制裁がくだされたでしょう。

    しかし、FIFAがもしも国連の要請に応えてイスラエル代表を追放していたら、対応が食い違うことになってしまいます。もちろん全く別の国のクラブに所属する選手個人に対する拒否とは話が違うと言えば違いますが、同じと言えば同じでしょう。

    そもそもまだ何も正式決定していないのですが、なんやかんやあれやこれやと騒ぎに巻きまれるのならば、ガンバとしては億単位の違約金をもらってネタ・ラヴィを手放したことが正解だったということになるんでしょう。代わりに入った安部柊斗が最初の連続退場劇の後は素晴らしいパフォーマンスを発揮し続けているので、あながち間違いではないでしょうね。

  • 最近のガンバについての話

    最近のガンバ大阪が好調です。リーグ戦は5連勝、ACL2も含めれば公式戦は6連勝です。

    しかし、しばらく、試合観戦やDAZN観戦の感想を書いていませんでした。

    直近で書いたのは天皇杯3回戦の山形戦でした。勝っても負け、調子良くなっても悪くなる感じで、今年の中盤までのガンバは安定性に欠けていたこともあり、ジンクス的に試合観戦の感想は書かないほうが良いんじゃないかと思っていました。

    そんなこともあり、この連勝はホームは全て現地観戦、湘南戦もDAZNで見ていただけでした。

    個別の感想は書きませんが、全体的な印象では、この3年間のポヤトス監督体制下で最も良いチーム状況になっていると思います。

    変わったな、と感じたのは、連勝初戦の横浜FC戦でした。その前まで岡山、広島、町田相手に不甲斐ない3連敗を喫していましたが、横浜戦では前半に先制されてもすぐに追いつき、後半も追加点を重ねて残留争いに苦しむ相手を振り切りました。

    この試合を現地で見てて、攻撃の形がだいぶ良くなったなあと思ったことを覚えています。また、3-2というスコアもかつての西野ガンバを思い起こさせるものでした。

    次も同じく残留争い中の湘南戦は、前節にもまして攻撃特化のガンバ時代が薫る試合でした。前半の酷い内容から、一人少ない相手でも落ち着いて押し込み続けて大逆転。前節同様に点差が開いてからまた失点するのは駄目ですが、勝てば良いのです。

    その次は浦和戦で、お互いにチャンスを作りながらも0-0の時間が長く続いたものの、慌てずに応対していましたし、新加入の阿部がようやくチームに貢献する決勝点を決めたのも良かったです。

    ACL2の東方戦は、浦和戦からメンバーを半数以上入れ替えたスタメンでしたが、実力差的には勝たないといけない相手。それでも得点まで時間がかかりました。ようやく先制したかと思ったら直後の相手の攻撃で即失点。どう見ても裏への抜け出し(先制もその形)が足りないと思っていたら、後半に宇佐美・ヒュメットらを入れて裏に抜けた半田に出したボールから宇佐美のゴールで勝ち越し。最後はヒュメットがダメ押しFKを決めて勝利と、久し振りのアジアの舞台となったパナスタで勝てました。

    23日は横浜F・マリノス戦。ACL2の関係上、試合間隔がマリノスよりも有利ということもありましたが、前半からガンバの方が重く、やりたいサッカーに近かったのはマリノスで、後半にマリノスが先制に成功。これでようやくスイッチが入ったガンバがそこから3得点での逆転勝利。これまで惜しいシュートが半年以上続いていた満田の初ゴールが生まれて良かったです。

    そして27日は最下位と苦しむ新潟戦。これまた相手に先制を許し、追いつくもまた勝ち越されてしまいましたが、ボールを保持して押し込み続けたことが功を奏し、セットプレーから相手の押し上げが遅くなった瞬間に、ウェルトン、安部の似たようなゴールで逆転に成功し4-2とまたもや西野ガンバ的なスコアで勝利。

    この連勝を概観すると、どう考えても失点が多く、完封した浦和戦と、ACL2の東方戦以外は先制されています。今シーズンは昨年の堅守がまるっきり消え去って苦しんできましたが、この連勝でもその状況は変わっていません。

    変わったのは攻撃の方で、速攻・セットプレーに加えて、遅攻でもゴールを奪えるようになってきました。以前でもなくはなかったですが、今は遅攻の際にボールを途中でめったに失わず、攻撃し続ける状態になっています。

    もちろん、対戦相手のリーグ順位を考えると、ここからがむしろ本番で、残り6試合の中に鹿島、柏、神戸が残っているのが大変です。ただ、今シーズンの悪かった頃のように、無為のまま敗れるということはないでしょう。相当な好ゲームになるはずです。

    宇佐美・ヒュメットのコンビがようやく得点を量産するようになってきたのも大きいです。途中加入とはいえ、入ってきたのは春過ぎくらいだったヒュメットをようやく使えるようになってきました。また、ファン・アラーノが相変わらず八面六臂の活躍で、さらにボランチとして安部柊斗が最初の連続退場を払拭するパフォーマンスを見せ続けています。すでに2点取っていますので、満田・鈴木よりも得点数が上になったくらいです。

    ガンバ復帰の初瀬も連勝序盤を支えました。明らかに違いを見せられる選手ですが、ここ数試合はベンチ入りもしていないので心配です。左右できる初瀬と、右の半田、左の黒川でローテーションできれば、3冠を取った2014年のオ・ジェソク、米倉、藤春のローテーションにも匹敵するはずです。

    今年の夏頃までポヤトス監督否定派でしたが、この連勝には迷います。1年毎にやっているサッカーが変わるのはどうかと思いますが、このサッカーを来年も続けていけるのであれば、何らかのタイトルはそのうち取ることは間違いないです。ただ、少なくとも12月まであるACL2の6試合でちゃんとグループリーグを突破することが、契約更新の最低条件だと思いますが、12月まで更新の判断を保留できないでしょう。悩ましいところですが・・・。

  • 議院内閣制か大統領直接選挙制か?

    自民党の総裁選が慌ただしくなってきました。各陣営ともになんやかんやとやらかしていて、揚げ足取りみたいにも思えますが、陣営同士の足の引っ張り合いとも言えますし、それだけ世間的な興味関心が高いとも言えます。

    この自民党総裁選は、当然ながら自民党内部だけの選出過程であり、憲法や法律で定められた選挙ではありません。同じく当然ながら、関わるのは自民党議員と各都道府県連及び、自民党員・サポーターのみです。いわゆる自民党関係者以外は蚊帳の外ですが、それに対してちょくちょく異議を唱える人も見受けられます。

    曰く、総理大臣を決める重大な総裁選に国民が関われないのはおかしい、云々といった感じの文句ですが、そもそも議院内閣制というものはそういうものであって、国政選挙、特に衆議院において第一党となった政党のトップが首相になるのが普通です。それ以外の、例えば細川内閣時のような第一党の自民党以外の政党が結集して他の候補を首相に選出するほうがイレギュラーであり、戦前からの常識たる「憲政の常道」からは外れているのです。

    第一党の自民党の総裁が総理大臣になること、及びその自民党総裁が自民党内から選ばれることに異議を唱えるのであれば、議院内閣制を否定するようなものであり、もうそれは憲法改正して大統領公選制を導入しろという主張に等しいでしょう。

    でも、自民党総裁選に文句を言うような人たちって、たいてい憲法改正には反対のような気がするのですが、どうなんでしょうね。

  • noteの毎日投稿を(ほぼ)復活させよう

    そう言えばnoteに書き忘れていました。

    今年の元日に、昨年まで続けていた毎日投稿を止めて毎週投稿位の頻度にする、と書いたのですが、

    https://hrsgmb.com/n/n4428fedc5b43

    このnoteとしては、以前に書いたように、ようやく365日連続投稿も達成できましたので、今後は毎日投稿にはこだわらないことにします。さすがに毎週投稿程度は出来ると思いますが。

    なんか最近、私のたまに書くnoteのビュー数が以前より増えているんですよね。名だたる執筆者の皆さんに比べると全然ですが、昨年一昨年よりは多くなっているようです。

    投稿数が減ったのにビュー数が増えているのが不可解ですけれど、ちょっと調子に載って、またしばらくは(ほぼ)毎日投稿をしてみようと思います。すでに先日から毎日投稿していますけれど。

    ちなみに今年書いたnoteで一番ビュー数が多いのは、

    https://hrsgmb.com/n/ne05c4b8edb4a

    こちらです。

    不良品・リコール品による発火事故が相次いで報道されたり、あまりの暑さによる不安などから、ご覧になる方が多かったのかも知れません。

    8月からは生成AIの学習に使われた分量に応じて報酬が支払われることになりました(私はまだその恩恵に預かっていません)し、noteで書き続ける習慣をまた取り戻そうと思います。

    一応、サーバ・Linuxに関することは個人ブログ

    https://hrsgmb.com/

    に載せますが、それ以外はこちらに書きますので、もしよろしければご一読のお時間をいただければ幸いです。

  • ブラジル人選手の獲得自体がリスクになる問題

    ヴァンフォーレ甲府がFIFAの補強禁止リストに載っていたことでちょっとした騒ぎになり、クラブも正式に声明を出しましたが、どのように揉めているかの詳細までは分からない状況です。もちろん当事者は分かっているでしょうけれど。

    今回の甲府の件が、誰のミスか、誰の悪巧みか、誰が不当に利益を得ているのか、あるいは全てが誤解に基づくものなのか、部外者の素人には分からない話ですけれど、今回の甲府以外にも、数年前にはジュビロ磐田で似たような問題で似たような制裁が課されたことがありますし、外国籍選手の移籍の複雑さはクラブ担当者の悩みの種でしょう。

    特に厄介なのは、ブラジル出身の選手のパス、いわゆる「保有権」であり、選手本人が100%持っているとは限らず、若いうちに親族や代理人やその一部を保有していたり、所属先のクラブや以前の所属クラブがずっと一部を保有していたりと、複雑怪奇なケースもあります。

    選手本人が移籍を望み、現所属クラブも同意したのに、全然別の人間や組織に移籍のための違約金(いわゆる移籍金)を支払わないといけないこともあります。

    20世紀後半から、ブラジル人選手は主に欧州のクラブに母国から引き抜かれて活躍してきましたし、20世紀終盤には日本のJリーグに限らず世界中のリーグやクラブにブラジル人サッカー選手が所属してきた歴史があります。選手個人が非常に優れたサッカー選手であることに加えて、ブラジル本国でプレーするよりも高額な報酬が得られることもあり、獲得するクラブも選手本人も望んでのことですし、また送り出すクラブも違約金によって懐が温まり、その一部を選手育成や獲得に費やすことで、好循環が生まれていました。

    ただ、このように何度も移籍トラブルが出てきてしまうようですと、ブラジル人選手の獲得へのリスクが大きくなり、よっぽど優れた法務担当者がいるクラブでないと、ブラジル人選手の獲得に乗り出すことが無くなりかねません。

    そうなったら誰も得をしないことになります。ただ、ブラジル人選手に頼りがちなJリーグのファンだからそう思えるだけで、欧州のトップリーグのように本当に世界中から有力選手を集めるところは、意外とそこまで困らないかもしれません。ブラジル以外の優れた選手もかつては日本に来ることもありましたが、今ではだいぶ減りました。ガンバのジェバリのように、ブラジル以外の国で、W杯でプレーしていて獲得当時に現役代表だった選手の方は珍しくなりました。

    選手獲得のノウハウやトラブル回避もクラブの実力のうちであり、クラブの成績を大きく左右するものですが、せめてFIFAからの制裁されるレベルのトラブルは減らせるようなサポートとかはJリーグやJFAでもしてほしいものです。私が知らないだけでサポートしているのかも知れませんけれど。