平繁無忙の何でも書くブログ

  • パレスチナ国家承認は可能か、そして、するべきか

    最初に、イスラエル軍によるガザ地区でのジェノサイドは許されざる蛮行です。それを踏まえた上での話になります。

    そして、パレスチナを国家承認することで、その蛮行が終息するのであればするべきですが・・・、というのがこのnoteの主旨となります。

    現在のパレスチナを国家として承認することが可能なのかについて、まず、国家が別の国家を承認するには、承認される国家が国家たるべき条件を満たしているかどうかを考えてみます。

    国家とは、主権の確立、国民の存在、領土の確保が出来ていないと、国家として認められない三要素があるとされています。

    現在のパレスチナ(国家とも地域とも限定しません)には、まず国民たる民衆は存在します。領土についても今まさにイスラエルが侵略している地域は、パレスチナ以外の国家が占領していたわけではありません。最後に主権ですが、これについてもどこか特定の国家の影響が公的に認められるわけではありません(当該地域で権力者たるハマスへの影響力を持つ国はありますが)。

    ということで、最低限の条件は満たしているものと考えられます。まあだからこそイギリスやフランスが国家として承認しているわけです。

    逆に考えると、イスラエル政府と軍の行動を見るに、領土を奪い、国民を皆殺しにすれば、パレスチナという未承認国家は国家でなくなります。現ネタニヤフ政権がそれを狙っているかはともかく、イスラエル内の極右勢力の最終的な目的はそれでしょう。

    次に、日本政府・日本国がパレスチナを承認するべきかどうか。

    世界中に存在する「自称」国家の中で、日本政府が承認していない、いわゆる「未承認国家」は複数存在しています。日本人の誰もが知る日本政府未承認の国家は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と中華民国(台湾)です。これにパレスチナを加えた3カ国は、実質的な外交関係を持ちながら未承認という宙ぶらりんな状態となっています。

    それ以外に、アブハジア共和国(ジョージアの一部)、南オセチア共和国(ジョージアの一部)、沿ドニエストル・モルドバ共和国(モルドバの一部)といった、ロシアの軍事的支援により独立状態になっている国や、サハラ・アラブ民主共和国(西サハラ)、北キプロス・トルコ共和国(キプロスの一部)、ソマリランド共和国(ソマリアの一部)のように内戦や他国軍の強い影響下にある国もあります。

    また、タリバン復権後のアフガニスタン政府についても認めていませんし、軍事クーデター後のミャンマーも同様です。

    未承認国家を承認するかどうかについて、日本政府(外務省)として明確な基準が内々であるのかどうかは知りません(ただ、北朝鮮と台湾については現代史的に理由は明白です)。しかし独立や国家承認を求める国や地域を無制限に認めているわけではないですし、今になって急にパレスチナを承認し始めた欧州各国についてはよく分かりません。なぜ以前は認めず、今になって認めるのでしょうね。

    日本政府がパレスチナを国家として承認しないのは非人道的だ、という意見があるのは理解できますが、個人的には非常に難しい問題だと感じます。

    まず、日本政府としてユダヤ教徒イスラム教の宗教戦争に関わるべきではないと思っています。これは今に限らず以前からです。どちらが正しいのかについて、理屈でケリがついたり裁判所が強制的権力をこうしんできるものならともかく、世界的規模の宗教対立について白黒はっきりさせる立場を日本政府が取るべきではないです。アメリカのようにユダヤロビーが強烈な権力を持っていたり、逆にイスラム教国家のように国是としてイスラエル寄りや中立的立場が不可能ならともかく、日本が立つべき位置はまずは中立です。

    今回、石破政権がパレスチナを国家承認することを見送ったことについて、アメリカ追従だと批判があります。しかし、数年前に国際的問題になった、イスラエルの首都をエルサレムにする件について、トランプ政権が積極的支持をしましたが、かつてのクリントン・オバマ両民主党政権も支持していましたけれど、日本は認めませんでした。

    軍事的脅威によりジェノサイドが起きているパレスチナの国家承認と、エルサレム首都の承認は次元が違うと言えばそれまでですが、元も子もないことを言えば、パレスチナを国家として承認したところでイスラエル軍の暴虐が止まるわけではありません。それで止めるくらいならそもそも軍事侵攻なんかしないでしょう。

    日本政府として、未承認国家による主権国家へのテロ行為を見逃して国家承認すべき、ということになると、北朝鮮も認めるのか、という話になりかねませんし、ロシアがウクライナから奪い取ったクリミアと東部4州は認めないのか、ということにもなります(ロシア側は侵略の理由を欧米によるウクライナを奪う企みを防ぐためとずっと主張しています)。侵略された側を無条件に承認するというわけにはいきません。西サハラ地域もモロッコから酷い扱いをされていると主張していますし、沿ドニエストルも同様ですが、日本が国家承認すべきという意見は目にしたことがないですね。

    パレスチナを国家承認すれば、国際法が適用されて国連による抑止力が働く、という主張も疑わしく、だったらそもそもロシアによるウクライナ、それ以前のジョージアへの侵攻も止められていたはずです。悪意をもって軍事侵攻する強国を止めるすべは、未だに国際社会が持てていない以上、できることは限られます。

    先にも書きましたが、パレスチナを消滅させる方向でネタニヤフ政権が短絡的に強行することは大いにあり得ます。そして、国家が無くなった後、時間が経てばそれが既成事実化して現状変更が不可能になります。

    今できるとすれば、ガザ地区の住民を別の地域に大々的に移送することくらいでしょう。イスラエルが主張する領土内に、パレスチナの領土と主権と国民がいなくなればイスラエルの軍事行動は収まります。ただ、移送を受け入れられる国があるかどうかが問題ですし、それをするにはネタニヤフを一時停止させて懐柔する必要があります。

    正義だけを貫いてもう一方の正義を否定するのは、結局問題を激化させるか相手を消滅させるかという結果にしかなりません。どちらの正義が正しいのかということを、日本政府がはっきりいうべきではありません。そんなことに絶対的かつ中立的な結論などないのです。

    そもそもイスラエル建国時に自国内のユダヤ人を送り込んでユダヤ人の構成比率を減らしてユダヤ人ロビーの影響を受けなくなった国が文句言うのもなんだかなあと思います。もっと言うと、100年前の多重嘘外交でパレスチナ問題を作り出したイギリスがなんで今さら騒いでるのかとも思いますけどね。こんなことを今さら書くと、今さらそんなことを言うな、と言われるのでしょうけれど。

  • AIの文章をそのまま使うと、自分が書く時には使わない言葉になってしまう

    文章を書くのに生成AIによる出力を利用している人は今では珍しくないでしょう。自分が今このnoteで書いている文章は大した内容ではないですし、文字数も多くないですし、好きなときに好きなことだけを書いているのだから生産性向上を考える必要なんてありませんが、仕事で書く文章はまた別で、書くのにも推敲するのにも無限の時間が与えられるわけではありません。

    スラスラと文字を紡いでいけるのであれば何の苦労もありませんが、文豪でもシゴデキリーマンでもない一般人のアラフィフおじさんである以上、キーボードを打つ手が止まって時間を費やすくらいなら、生成AIに頼ったほうが世のため人のためになります。

    とはいえ、生成AIに書いてほしいことを指示するプロンプトを打ち込んで、出てきたものをそのまま仕事で使うと、ちょっと気になります。

    間違っているわけではないものの、自分が一から書いた文章であれば使わないであろう漢字、表現、文体ですと、ひと目で自分が書いたものではないことが丸わかりになります。別にそれでも気にしない人もいるでしょうし、取引先や上司に送るメールであっても問題ない職場であれば、そのままポチッと送信したって良いでしょう。
    しかし、どうにも気になる人や、AI出力そのまま使うな!と言われそうな職場にお勤めの人であれば、いちいち手を加えて修正していかねばなりません。

    私の職場では、会社が法人契約でGoogleのGeminiを使えるようになっていますので、自分が書いた文章をテキストファイルにまとめて、GeminiのGemsで自分の文体の資料としています。

    Gemsでメールの文章のざっくりした大元を書いておいて、その文章を推敲させたり、丁寧な表現にさせたりする場合に使っています。
    これをすれば、自分なら使わない日本語の文章にはなりません。

    私の場合はGeminiのGemsですが、ChatGPTならGPTs、ClaudeならProjectで同じことができるはずです。CopilotやGrokやMetaAIで同じことができるかどうか知らないですが。

    生成AIはもっとちゃんと頑張って使えばもっとちゃんと凄いことができるスグレモノですが、とりあえず使い方に悩んでいる人は、こんな程度の使い方から入っても良いんじゃないでしょうか?

  • 去年よりもややこしくなりすぎている令和7年(2025年)年末調整事務

    昨年、岸田政権の時に定額減税が実施され、年末調整事務が面倒くさいなあ、と嘆くnoteを書きました。

    https://hrsgmb.com/n/n1d403659f477

    https://hrsgmb.com/n/n99f849589902

    面倒でしたが令和6年限りのことであり、翌年は実施しない、と政府当局が断言していて、実際この令和7年には無かったので、それはそれで良かったのですが、今年の年末調整はそれはそれで別個にクッソ面倒な仕組みが増えました。

    https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/nencho2025/01.htm

    一応、国税庁のホームページにある「年末調整のしかた」に、「昨年と比べて変わった点」というのが出ていますが、サラッと読んで一発で理解する人ってどれくらいいるでしょうね?

    ・基礎控除の見直し
    ・給与所得控除の見直し
    ・特定親族特別控除の創設
    ・扶養控除等の所得要件の改正
    ・調書方式による住宅借入金等特別控除の適用

    といったところが変更点となりますが、一年限りだった定額減税の方がマシだった感は否めません。今回は令和8年以降の書類が別になったりしていますし、紙だけで提出書類作成している中小零細企業の担当者はマジヤバイ。語彙力低下するくらいヤバイです。システム使っていても面倒ですし。

    地方ごとの税務署も説明会を開いたり、税理士事務所や給与システムのソフトウェア会社がブログ記事や動画配信などで解説をしていますけれど、理解するのは大変ですね。

    本当にどうにかならんもんかね。財務省・国税庁の問題ではありますけれど、政治家(主に与党ですが野党の一部も)が自分の影響力発揮のために、公平の名のもとに、とてつもなく細分化した条件に基づいた課税の仕組みを作り出しているのも問題でしょう。

    「こういう条件に合致する人は、〜〜の人よりも税負担を減らすべき」
    「〜〜の家族がいて、〜〜の収入の人は、〜〜の人よりも税負担を減らすべき」
    だなんだと言い始めたらキリがありません。まさに今はその状態に突入しています。

    究極的なことを言えば、個人個人、収入も支出も家庭状況も住む場所も何もかも異なるのですから、一人ずつ適用される法律が変わるような仕組みにすれば公平でしょう。無限の煩雑さを無視すれば。

    ぶっちゃけ、給与システムもパソコンも電卓もなく、ソロバン弾いて出した数字を書類にペンで書いている時代なら、こんな複雑な制度には出来ないでしょう。税務署側だって計算してられないでしょうから。

    ITシステムに依存する複雑な課税方式というのは、なんか法理論・税理論的におかしいのではないですかね。知らんけど。

  • iPhoneSE初代にセキュリティアップデートが降ってきた

    以前、ジャンク品のiPhoneSE初代を購入したことをnoteに書いたことがありますが、

    https://hrsgmb.com/n/n824bf7e45083

    使いみちとしては、

    https://hrsgmb.com/n/n6283471a2a8e

    こういったことに利用していました。

    ちなみにその後、Stream Deckではなく、完全フリーのDeck Boardというアプリケーションに移行して、似たような使い方をしていました。Windows11から移行したMXLinuxでも、問題なく使用できています。

    さて、このiPhoneSE第一世代はスマートフォンとしてはかなり古い製品で、すでにApple社が毎年発表する最新iOSのラインから外されて久しいです。最新のiOSのバージョンは26ですが、これは今回から西暦下二桁を意識したネーミングになっているためで、従来のカウント方法でしたらiOS19になるところでした。

    そして、iPhoneSE初代はiOS15までがサポート対象であり、実に4世代前のOSのということになります。

    しかし、それでもこの2025年9月15日に、重要なバグ修正とセキュリティアップデートを含むiOS15.8.5がリリースされました。

    https://support.apple.com/ja-jp/108051

    この辺りの製品まではまだまだ現役で利用している消費者も多いでしょうから、配慮しているのでしょう。見方を変えて言うと、最新のiPhoneに乗り換えないケチなユーザーをうっかり切り捨てると、安価なAndroidスマホに乗り換えられてしまって、Appleのエコシステムから外れて儲けにならなくなる、という判断が働いているのかもしれません。

    見も蓋もない話になりましたが、2015年発売のiPhone6s、2016年発売のiPhoneSE辺りの古いiPhoneを未だにセキュリティサポートしているのは意外です。Appleは結構過去を切り捨ててきたメーカーではあり、逆に、ライバルのMicrosoftは過去の遺産を活かせることがWindowsの最大の利点として、DOS時代やWindows序盤に出ていた16bitアプリをかなり長い間サポートしていました。

    ところが、そのMicrosoftがWindows10のサポートをもうすぐ打ち切ります。お金を払ってESUプログラムに参加すれば延長できますが、古いPC(とはいってもまだまだ現役で動くもの)を大事に利用しているユーザーにしてみれば、忸怩たる思いに駆られていることでしょう。

    「これが最後のWindows(キリッ」と銘打ってWindows10を発表したのも束の間、数年後には方針をひっくり返してWindows11への移行をユーザーに強制(あるいは矯正)している姿勢には、多くの人が反発を覚えています。これは、古いiPhoneユーザーをAppleのエコシステムに留めておこうとするAppleとは逆に、OneDrive、Azure、Microsoft365などのクラウドサービスに乗ってこないユーザーはカネにならないから切り捨てよう、というMicrosoftの戦略の表れです。

    後方互換性を捨てたWindowsに未来があるのか。

    結構な試練が今後のMicrosoftには待ち受けていると思うのですよね。まあ、後方互換性なんてクソだと思っているAppleが繁栄し続けているのですから、Microsoftも大丈夫なのかもしれませんけれど。

  • noteや個人ブログで公開する文章のキーワードをAIにピックアップしてもらう

    これまで、このnoteでは2019年1月以降、2000個以上もの記事を書いてきました。そしてその全てで、公開時にタグを自分で考えていたのですが、そもそもこういう作業は生身の人間がやるよりも、生成AIがするほうが向いていますよね。

    ということで、これからは生成AIにnoteと個人ブログ

    https://hrsgmb.com/

    の記事公開時に付けるタグを考えてもらうことにします。

    記事の文章そのものをクラウドサービスのAIに渡してしまうと、勝手に学習材料に使われてしまうので、これについてはローカルPCに入れたLLMを使います。新しい情報が必要なわけではないですし、それほどものすごく演算が必要な作業でもないでしょうから。

    Windows11でLLMを使っていた(酷使しすぎてPCを壊してしまった)時は、WSL2上にdockerとPortainerを入れて、OllamaでLLMを動かしていました。今はMXLinuxを使っているので、Windowsの時よりもdockerを使うのは楽になっていますが、このためだけに常時起動させるのも鬱陶しいので、AppImage版のLM-Studioを利用してみます。

    メインPCのGPUがGeforce1050(4GB)なので、大したLLMは使えませんが、Gemma3 4bモデルでもこの程度の処理なら問題ありません。

    もっと早くこういう使い方をすれば良かった・・・。

  • サッカー観戦・配信がほぼ毎日ある幸せな9月・10月・11月

    Jリーグの公式サイトには、日程・結果のページにカレンダーがあり、試合のある日には、カテゴリー・大会ごとにロゴマークが表示されています。

    2025年9月から11月にかけて、日本代表、J1リーグ、J2リーグ、J3リーグ、ルヴァンカップ、天皇杯、ACLE、ACL2の試合があります。

    カレンダーのキャプチャはこちら。

    9月は試合のある日が18日、ない日が12日。
    10月は試合のある日が19日、ない日が12日。
    11月は試合のある日が20日、ない日が10日。

    本来、週1回ペースで行われるサッカーであることを考えると、試合のある日のほうが多い時点でおかしいですが、現在のJリーグはフライデーナイトJリーグと銘打って、金曜日に1試合だけ開催しています。それもあって週末は金土日と連続してJ1、J2、J3のどれかの試合が行われるようになりました。

    また、ルヴァンカップやACLの2大会のようなカップ戦が火水木にも行われますので、途切れる日の方が少なくなります。

    例えば、9月12日(金)から9月17日(水)と、9月30日(火)から10月5日(日)という期間は、JリーグとACLの試合が連続することで6日間連続でJリーグクラブの試合を見ることが出来ます。1日試合がない日も含めると、9月12日(金)〜9月21日(日)の10日間で9日試合があり、9月26日(金)〜10月5日(日)でも同様に10日間で9日試合があります。

    その分、過密日程がクラブ、選手への負担になるのが間違いないので、単純に喜ぶだけの話ではありません。過密日程問題は日本だけではなく、欧州でもずっと前から問題視されていますが、解決できていません。多分、今後も解決しないでしょう。少しでも怪我がないよう、ある程度はローテーションやターンオーバーが常識的な解決策にはなるでしょうね。

    というか、ガンバが10月2日(木)にアウェイでタイのラーチャブリーと対戦して、中2日でアウェイ鹿島戦があるのはキツすぎません?

  • 多くの人が自民党は普通の政党ではないことを忘れている気がする

    石破総理が辞職を発表し、自民党の総裁選に向けて候補者が活発に活動し始め、それを受けて各メディアでも自民党論が再燃してきていますが、概ね全体的に、
    ・自民党は変わらなければならない
    ・自民党は今後衰退していく
    ・自民党は無くなるべき
    といった、否定的な論調ばかりのようです。

    私自身は自民党の党員でも支持者でもないですし、特段恩義や愛着を抱いているわけではないので、自民党が近々に消えてなくなったところで別に悲しくも思いませんけれど、自民党が変わったり衰退したり無くなったりすることは、自民党の本質と存在意義から見るとありえないんじゃないかなと思っています。

    以前にも何度かこのnoteで、自由民主党という政党は、特異な政党であると指摘してきました。

    https://hrsgmb.com/n/nc59feda06018

    https://hrsgmb.com/n/n82a02bead061

    本来の政党に抱くイメージ、すなわち、「確たる政治的信念に基づき、特定の政策を実現させるために活動する政治家の集団」という括りは、自民党には当てはまらないのです。
    自民党は、政権を獲得し、維持し続けることが最大かつ唯一揺るがない政治的信念であり、そのために活動している集団です。

    その視点から見ると、自民党が変わるということはないでしょう。旧安倍派含め派閥でのお金のやり取りというのは、党内党たる派閥の維持には欠かせないものであり、形を変えて残さざるを得ません。半世紀前の三木政権がお金の問題に切り込もうとしたら三木おろしによって倒閣されたように、自民党のアイデンティティに関わる問題ですので、カネの問題を抱える派閥というのは、自民党が存在する限り、存在し続けます。

    自民党が衰退していくか、という点については、政権を何が何でも奪取したい、維持したいという考えの持ち主が減らない限りは、衰退することはないでしょう。先の引用noteにもある通り、自民党は政権維持が目的の政党なのですから、政権を維持するためには何でもやります。それを衰退と捉えるかどうかは人それぞれかもしれませんが、政権を維持し続ける、あるいは失ったとしても、過去2回あったようにすぐに復権するのであれば、衰退とは言えないでしょう。自民党が衰退したかどうかは、政権を維持できなくなったかどうかだけで判断できます。

    最後に、自民党が無くなるべき論については、自民党が変わる云々の話ではなく、有権者及び日本社会のあり方に関わる問題です。明治の第1回帝国議会から続く、利権誘導型政治が1世紀半近く続いてきた日本社会と、それを覆しきれなかった有権者が変わらない限り、自民党は無くなりません。もしかしたら、「自由民主党」という政党名は無くなるかもしれませんが、日本社会と有権者が同じであれば、自民党と同じ性質の政党が現れ、自民党の政治を引き継いで実施し続けることでしょう。

    とりあえず、衆院も参院も過半数を割った自公政権がさほど苦しんでいないのですよね。今のところは野党同士の結集がありえない状況ですので、次の政権は意外とノンプレッシャーで始められるのではないでしょうか。

  • 宅建士証を受け取りました

    大阪府の咲洲庁舎で宅建士登録をしてから1ヶ月ほどで、登録完了の書類が届きました。

    https://www.otc.or.jp/pages/kohfu/index.html

    ここから宅建士証の発行するには、さらに手続きが必要です。

    登録完了の書類や登録実務講習完了の証明書、宅建士証の申込書、返信用封筒などなどをまとめて、一般財団法人大阪府宅地建物取引士センター宛に、現金書留で交付手数料と一緒に郵送します。

    現金書留なんておそらく20年ぶりくらいに出しましたよ。今後の人生でもなさそうなくらい、今では珍しくなりました。というか、電子マネーやQRコード決済とかでないにしても、銀行振込すら無理とかなんででしょうかね?

    そして現金書留で発送した9日後に自宅に宅建士証が到着しました。

    5年後の令和12年までの有効期限となっています。それまでに宅建士証が必要な仕事に転職していることはないと思いますが、登録費用や更新費用を考えなければ、こういう資格はなんぼあってもええですからね。

  • 脱Windowsの選択肢としてのChromeOS Flexは適切か?

    Windows10のサポート終了(やることやれば1年延ばせますが)や、WindowsUpdate絡みの不具合頻発や、Recall・BitLocker・OneDriveといった機能の押し付け、インストール時のMicrosoftアカウント必須など、最近のWindowsを巡る様々な問題に嫌気が差して、Windowsから別のOSに移行しようと考える人は結構いるかと思います。

    他ならぬ私もその一人で、少し前にnoteに書いたように、

    https://hrsgmb.com/n/n12d74c987f21

    Linuxの世界に飛び込んだところです。

    ちょくちょく乗り換えを模索しては諦めていたので、全くLinuxに触れたことがなかったわけではないですし、分からないことがあっても生成AIの力を借りればなんとかなりそうだったので、Windows11を消し去ってMXLinuxに移行しました。

    とはいえ、世の中全ての人がWindowsを捨ててLinuxに乗り換えるべきだとは思いません。Windowsの利点もあることはあります。過去の遺産とも言えるソフトウェア群を使えることくらいしか思い当たりませんが。

    Linux以外の脱Windowsの選択肢としては、macOSとChromeOS(Flex含む)くらいでしょう。macOSはそれなりに堅牢でそれなりに使いやすくてそれなりに楽しいものではありますが、Macシリーズ専用OS(Hackintoshもありましたが)であり、大半のWindowsマシンよりも高くつきますし、自由度は芥子粒のようなものです。

    ということで、ChromeOSが世間一般的には受け入れられやすいかと思います。Windows11よりもハードウェア要件は遥かに低く、大半のメジャーどころのLinuxディストリビューションよりも低スペックでも十分なスピードで動きます。

    世間一般の人のパソコンの使い方で言えば、どうせ多くの時間をGoogleChrome上でなんやかんやしているのですから、ChromeOSでも問題ない人も多いでしょう。MicrosoftOffice関係が直接的には使えませんがブラウザ経由のOfficeオンラインならそこそこ使えます。Word縦書きやExcelマクロは無理ですが。

    スマホ・タブレットでもできなくはないけれどPCがあったほうが便利だよね、というくらいの用途であれば、ChromeOSが最も適しているでしょう。

    しかし、結局それは、Windows(Microsoft)依存からChrome(Google)依存へと移行したに過ぎず、Microsoftよりも、ときに横暴かつ理不尽なサービス変更を一方的に行うGoogle社(正確にはアルファベット社)を、Microsoft社よりも信頼できると考えるのもいかがなものかと思ってしまいます。

    まあ、あまりに最近のMicrosoftのやらかしが酷いのは酷いので、一時的な避難先としてChromeOSを選ぶのはアリだと思いますし、ライトユースのIT利用は、いずれはPCもスマホもごっちゃになって新しいデバイス利用の時代が来るとは思いますけどね。

  • リチウムイオンバッテリーからの出来る限りの離脱

    酷暑、猛暑といった言葉を見かけない、聞かない日がない夏ですが、使用中のスマホの熱さに驚いたり慌てたりすることも、大半の人が経験していることかと思います。

    薄型化されたスマートフォンは無数の部品で構成されていますが、容積比でいうとリチウムイオンバッテリーが最も多くの部分を占めています。そして、このバッテリーは結構発熱します。電子部品なのですから、電気が流れていると余計な熱が発生するのは当然と言えば当然なのですが、バッテリーは時には持ち続けるのが辛いレベルの熱さにまで到達します。

    スマホ内蔵のバッテリーだけではなく、ケーブルや非接触で充電するモバイルバッテリーただ単に熱いだけではなく、これがリコール品や怪しいメーカー品などですと、発火・爆発にまで及んでしまいます。

    もちろん、適切に製造された製品を適切に利用する分には大丈夫なのは言うまでもありません。ちゃんとしている物でもヤバいのならそもそもオーパーツやオーバーテクノロジーみたいなものになってしまいます。

    とはいえ、落としたりして強い衝撃をうっかり与えてしまうと、ちゃんとした製品でも途端に危険物になってしまいます。

    落とした直後はなんともなさそうでも、しばらく使っていたり、充電したり、放電したり、はたまた酷暑の中で利用していたりすると、やはり発火や爆発の可能性が大きくなります。

    こう考えると、リチウムイオンバッテリーを使っている製品を出来るだけ減らした方が、昨今の気候における危険性から逃れられるのではないでしょうか。

    極端な考え方ではありますし、そもそもスマートフォンやワイヤレスイヤホンなんかは、リチウムイオンバッテリーから少なくとも現時点では逃れられません。それらはしょうがないとしても、モバイルバッテリーやマウス・キーボードその他のデバイスなんかは出来るだけリチウムイオンバッテリー以外で動くものを優先的に選ぶことが可能です。

    ちなみに、以前、エレコム製のナトリウムイオンを使ったモバイルバッテリーを購入したというnoteを書いたことがありまして、

    https://hrsgmb.com/n/ne05c4b8edb4a

    一般的なリチウムイオンバッテリーの約10倍の充電回数や、発火・爆発の可能性が非常に低いという利点があり、素晴らしいものなのですが、残念なことに重いのです。進化が進んだリチウムイオンのバッテリーと比べると重量感が半端なく、ほぼ使うことのない通勤時のカバンに入れるにはためらわれるレベルです。旅行などの際だったら覚悟は出来るのですが。

    しかし、モバイルバッテリーは以前、全て処分したので持っていない上、新しく買う気にもなりません。通勤時のカバンに入れておくのは、もしものための非常用のようなものですので、少しだけ充電出来ればいいので、乾電池で充電出来る製品を買ってみました。

    https://www.amazon.co.jp/dp/B09C1PKZH9

    奇しくもナトリウムイオンバッテリーと同じくエレコム製のものです。製品には動作確認用の単3形アルカリ乾電池が入っていましたが、とりあえずパナソニックのエボルタx2本と今は亡きサンヨーのエネループx2本で、モトローラのg54 5gを充電してみました。

    バッテリー残量43%から充電開始して、1時間半くらいで10%くらい増え、その後は充電中に付くランプの光が揺らぎ、スマホ側でも充電と非充電の状態が行ったり来たりする感じで、実際には充電出来なくなりました。

    充電してみると、リチウムイオンのモバイルバッテリーだとバッテリー側もかなり熱を持つところが、乾電池(充電池)のバッテリーですと触っても発熱している感じがしません。そもそも流れている電流も電圧も非常に低いからでしょうけれど。

    充電池を充電するのにごくわずかしか充電出来ませんでしたが、非常用ならまあいいでしょう。電話、メール、SMSなどによる緊急の連絡のためだけであれば、これくらいの充電量でもなんとかなります。猛暑の中でも、もし落として衝撃を与えてしまっても、リチウムイオンバッテリーみたいに気にする必要もなく、(現時点で発売されている)ナトリウムイオンバッテリーのように重くて不便なこともなく、カバンにずっと入れておけるものとしては案外良いんじゃないでしょうか?

  • 30年使ってきたWindowsからの離脱

    ついに、メインPCをWindows11からMX Linuxに移行しました。

    作業的にはVentoyを書き込んだUSBメモリに入れたMX LinuxのISOイメージからブートして、そのままインストールしただけです。使用しているPC(HA17)はCore i5 12600HにGTX1060のチップが乗っている変態仕様ですが、問題なく動作しています。

    さて、私個人のMicrosoft Windowsとの付き合いとしては、
    Windows95を皮切りに、
    WindowsNT4.0
    Windows98
    Windows98SE
    WindowsXP
    Windows7
    Windows8
    Windows10
    Windows11
    と続いてきました。上記の期間中で、職場で使用するPCでもWindowsVISTAが入っていたことがあるので、Windows2000とWindowsME以外は、どれも数年以上使っていた経験があるものです。

    一時期、Macをメインで使っていたこともありますが、常にParallelsでWindowsを仮想化して常駐させていましたから、この30年もの間、MS Windowsと完全に別れたことはありませんでした。

    しかしながら、ここ1,2年のMicrosoftのWindowsに対する施策については、不満と不安をユーザーにもたらし続けるものだったと思います。

    24H2に代表される大型アップデートだけではなく、月例のWindows Updateですら、再起動後に自分のPCが
    ・起動しないのではないか
    ・勝手にBitLocker暗号化されていないか
    ・デバイスが使えなくなっていないか
    といった心配をしないといけなくなりました。

    そして、最たる不安要素は、Microsoftが導入を予定しているRecall機能です。導入前の現時点でも悪名高き機能となってしまった、このRecall機能は、数秒ごとに画面のスクリーンショットをバックグラウンドで撮影し、保存しておくことで、システム等に不具合が生じたときの復旧をサポートするものだとされています。

    しかし、各種サービスのパスワードや機密情報を表示している画面も勝手にOSが撮影するわけです。Recall機能はデフォルトではオフになっていて、ユーザーが自身で有効化しない限りは起動しないとなっていても、またキャプチャ画像は暗号化されたローカル環境に保存されるとされていても、不安は消えません。セキュリティ上、大きなリスクになるのは目に見えています。

    もし、うっかり何らかの不具合によってRecall機能が勝手に有効になっていたり、保存された画像が簡単に見えるようになっていたりしたら、もうWindowsにセキュリティの概念はないことになります。

    そんなことになれば大問題になり、全世界的な集団訴訟でMicrosoft社が存亡の危機に陥るでしょうから、その辺りは厳重に管理するものだと思いますが、それでも、今後のWindows利用をためらわせるには十分なリスクです。

    ということで、ついに自宅のPCからWindowsを消し去り、Linuxに本格的に移行することにしました。

    かつて何度かLinuxへの移行を試したことはありましたが、メインPCとして使うには、
    (1) 日本語入力システムがATOKと比べて貧弱
    (2) Windowsでしか動かないソフトウェアがある
    (3) 各種デバイスや周辺機器がLinuxで使えない
    (4) 親の年賀状印刷のためにWindowsが必要
    といった問題を解決する必要がありました。

    (1)の日本語入力についてはMozc+fcitxにより、かなりマシにはなりました。それでも最新のATOKに比べると大きな差はありますが、昔のATOK並みにはなっていると思います。

    (2)については、2020年代のIT環境では、クラウドファーストというか、ウェブ経由、ブラウザ経由のサービスやソフトウェアが当たり前になり、とりあえずウェブブラウザが動けば使えるものが多くなったことでほぼ解決しました。代替ソフトウェアがなく、Windows(もしくはMac)のみでしか使えないものはごくわずかです。

    (3)の方がまだ問題としては現実的かもしれませんが、こちらも最新のハードウェアでない限りは使えるでしょう。ネットワーク系はLinux前提というものもありますし。私の環境では、以前のWindowsで使えて、MX Linuxで使えないハードウェアは今のところ見つかっていません。

    (4)についてはWindowsでもMacでも、年賀状印刷ソフトを使ってきたのですが、VirtualBoxに入れたWindowsで年1回だけ起動して印刷できれば問題ありません。

    こういった変化に加え、生成AIに質問すれば素人でもLinuxを扱いやすくなりました。IT業界の発展・進歩・変化によって、私のようなLinux初心者でも、LinuxをメインPCのOSとして使うことに抵抗はなくなりました。

    職場ではさすがにまだまだWindowsを使い続けることになるでしょうけれど、自宅ではWindowsを見なくなることになります。むしろ、個人的な興味でVirtualBoxにWindows Serverを入れてみたい気持ちもありますが、どちらにせよ、クライアントOSとしてWindowsを日常使用することはなくなります。

    世の中の全ての人がWindowsから離脱してLinuxに移行すべき! といった過激な主張をするつもりはありません。LinuxをメインOSにすることには、それなりの困難とリスクを伴います。しかし、惰性でWindowsを使い続けることにも相応のリスクが発生することを心得ていた方ががいいでしょう。

    (以上の文章は個人ブログの方にも載せましたが、noteにも載せておくことにしました)

  • 大阪府にて宅建士の登録手続きを行いました

    昨年10月に受験した宅地建物取引士の試験は、翌11月に合格が分かりましたが、不動産業界は未経験のため、取引士の登録をするには登録実務講習を受ける必要がありました。
    その講習も今年1月に受けて無事終了。証明書ももらって宅建士登録可能な状態になりました。
    ただ、登録は平日に咲洲にある大阪府庁に行く必要があるため、面倒くさいなあと思って放置していましたが、別の用事で平日に半日の有給休暇を使った日に、ついでに準備することにしました。

    大阪府での登録に必要なものは

    https://www.pref.osaka.lg.jp/o130200/kenshin/shuninnsha/shuninnsha2.html

    こちらのページに書かれています。大半の都道府県で似たようなものでしょう。

    まずは大阪法務局本局にて、「登記されていないことの証明書」を取得。昔の谷町筋にあった古い建物の法務局には、実家が会社経営していたときに会社や不動産の登記簿をよく取りに行っていましたが、先年に移転した新しい法務局には行ったことがなかったので、良い機会でした。綺麗で利用者にはありがたいですが、旧法務局のそばに乱立していた司法書士事務所さんはあの場所にある意味があまり無くなってしまって大変でしょうね。

    次は大阪府庁別館に向かい、1階玄関ホールに入ってすぐ左手にある手数料納付窓口にて、印刷済みの納付用連絡票と37,000円を渡して、連絡票に支払った証明を印字してもらいます。

    そして大阪市役所に向かい、「禁治産者・準禁治産者・破産者でない証明書」を発行してもらいます。淀屋橋駅から向かう場合は、大阪市役所の南側出入り口から入って右に曲がり、ちょっと行ったところに窓口があります。区役所ではもらえない書類なのでわざわざここまで来ましたが、他に必要な住民票抄本はコンビニで取得しておきました。

    ついでに写真も撮っておいて、後は自宅に戻ってから、登録申請書と誓約書をプリンタで印刷して記入、また宅建士試験合格証書のコピーも印刷します。

    これで宅建士登録に必要な書類の準備が整いました。後は大阪府庁咲洲庁舎の窓口に持っていくだけです。

    実際に持っていったのはまた別の日になりました。この日も有給・・・というか、

    https://hrsgmb.com/n/nb35f49e7369d/

    に書いた、マイナ免許証への切り替え手続きを行った日です。この手続きの後に、門真から住之江に向かいました。

    古川橋駅→(京阪)→京橋駅→(地下鉄長堀鶴見緑地線)→森ノ宮駅→(地下鉄中央線)→コスモスクエア駅→(ニュートラム)→トレードセンター前駅

    という長い移動でした。ニュートラムが1駅間だけなのでもったいないですね。前職で何度か訪れたインテックス大阪に行く時はコスモスクエア駅から歩いていたのですが、この暑さでは厳しいので諦めました。

    トレードセンター前駅から咲洲庁舎はすぐ近くで、外を歩くなら早いのですが、駅直結のATCの中を鈴実ながら長く歩いて連絡通路を経由で大阪府庁咲洲庁舎にたどり着きました。

    連絡通路がつながっている2階に目的地はありました。ビルに入って右に曲がってすぐのところに申請窓口があります。

    ここでは書類を出して終わりかと思いきや、職員の方がその場で書類全てをチェックしてくれて結構時間が掛かりました。チェックが終わって最後に今後の宅建士証を発行する場合の話があって終了。

    申請内容に不備がなければ約5週間で登録完了になるとのことです。そしてその登録完了書類が届いたら、大阪の宅建協会にて宅地建物取引士証の発行申請が可能となります。

    https://www.otc.or.jp/pages/kohfu/index.html

    私は試験合格1年以内の取引士証交付に当たるのですが、現金書留ってもう長いこと使ったことがないですね。面倒くさい・・・。